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    元スレモバP「ヤンデレシュミレーター?」

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    みんなの評価 : ★★
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    201 = 1 :

    『拝啓 P様
    忙しい毎日を送っていらっしゃるとは思いますが、いかかがお過ごしでしょうか?
    ここ最近、みんな仕事が多くなって会える日が少なくなりました。少々寂しいなと感じながらも
    日々お仕事をこなしていく毎日でしたが、少々心細くになりまして思い切ってこの手紙を送りました。
    メールではなく、手紙でやり取りすることで二人だけの秘密を持てるのは素敵だなと思います。
    出来れば、お返事を頂きたいです。お忙しい中我儘を言ってしまって申し訳ありません。 古澤頼子 敬具』

    P「むむむ、そういえばそうだな。最近、みんなに平等にとか言っておいてそうじゃなかったかもしれんし……」

    P「まあ、返しておかないとヤバいことは確実だし返すか……」

    『頼子へ
    俺とお前の仲なんだから、変に形式ばった手紙じゃないくていいぞ。こういうことができて俺も嬉しいしな。
    長い手紙を書くのは苦手だから、短めの返事ですまないが許してくれ。』

    P「と、これでいいかな……」

    P(まあ、手紙で直接会わないなら危害はないだろう)

    202 :

    あっ・・・

    203 :

    P「あ、頼子!」

    頼子「Pさん、おはようございます」

    P「手紙のことなんだが……」

    頼子「はい」

    P「なんで、俺の住所知ってたんだ?」

    頼子「ちひろさんから、その……」

    P「まあ、困るものでもないが……、くれぐれも気をつけるんだぞ。そこらじゅうに記者はいるんだからな」

    頼子「分かりました」

    P「気をつけてくれればいいからな」

    頼子「あ、それと手紙のことは……」

    P「わかってるさ」

    205 = 1 :

    ちひろ「はぁ……、住所ですか……」

    P「お願いしますよ。個人情報なんですから」

    ちひろ「でも……」

    P「どうされたんですか?」

    ちひろ「私も知らないんですよ。というより、そういう管理はまた別の部署の管轄で……」

    P「えっ、でも、頼子は……」

    ちひろ「心当たりといえば、個人情報が大量に載った簿冊を紛失したという案件が入ったくらいで……」

    P「まずいじゃないですか!!」

    ちひろ「その後、すぐに見つかったんですよ。ほら、何ヶ月か前に。会社でもPさんが気をつけるようにって言ってたあれですよ」

    P「あははは、そうですよね。あれしか考えられませんよね」

    P(ど、どうしよう……)

    206 :

    まずいですよ!

    207 :

    頼子さんはトイズ持ってそう

    209 :

    物理的はぁとキャッチか

    210 :

    というか、まゆとかは既に合鍵含めてゲットしてそうなイメージ
    150モバコインぐらいで

    211 :

    よくその手のを見るけど、まずちひろさんがどうやって合鍵手に入れてるんだという話になるからな
    この世界だと「対象以外」は極めて普通に暮らしてるから
    ちひろさんも別に金で畜生はしねえだろww

    212 :

    普通のちひろさんは金で畜生しないの?

    213 :

    逆に考えろよ、金で畜生じゃないちひろさんは本当にちひろさんか?

    214 :

    なんだ、ただの天使か

    215 :

    346プロの千川さんはモバマスのちひろさんとはよく似た別人だから
    金で畜生したりしないから覚えておくように

    217 :

    金で畜生しないちっひは他に例えるなら
    Pの事でもちゃんと良識的な行動するまゆって事か
    まずいな、かわいいなんてもんじゃねぇわ

    218 :

    クンカクンカスーハースーハーしない凛と考えると更に分かりやすい

    219 :

    普通じゃない島村さんか

    220 :

    家庭内レベルのヘレンか

    221 :

    揉まない師匠か

    222 :

    『Pさんへ
    手紙のお返事嬉しかったです。急な手紙だったので迷惑ではありませんでしたか。
    これからもこういう風に文通を交わしてお話したいです。込み入った話からたわいのない話までいろいろ
    お話しましょう 頼子より』

    『頼子へ
    お前とこんな風に話すとは思ってもいなかったが、字を書く事は案外いいことだなとつくづく感じた。
    拙い手紙で申し訳ないが、これからもどんどん手紙をやり取りしていこう Pより』

    『Pさんへ
    お手紙ありがとうございます。やりとりするってこんなにも嬉しいことだとは知りませんでした。
    メールでは感じることのできない感覚が私の中を支配しているような感じです。真心がこもっているというか私だけに話してくれていると思うと少々、胸にこみ上げるものがあります。
    お仕事の邪魔になるとは思いますが、このままやりとりは続けて欲しいです。わがままを言って申し訳ありませんがこれからもお付き合いよろしくお願いします。 頼子より』

    『頼子へ
    俺からの手紙をそんな風に受け取ってもらえるとは嬉しい。ちょっと夜更かしして書いてしまったが、その甲斐があった。
    とりあえず、手紙を一通書く時間くらいはあるから気にしないでくれ。じゃあ、今日はこのくらいで。 Pより』

    『Pさんへ
    お手紙が来る度、私の胸は高鳴ります。郵便屋さんのバイクの音がたまらなく恋しいです。
    会わない時間ほど人を狂わせるものはないと分かっておりましたが、一日千秋という言葉は今の私の中の時間を見事に表しています。事務所ではお忙しくてお話できないことが多くてもここではたくさんお話が出来て嬉しいです。話したいことは多いのですが書ききれなくなるため、今日はここまでにしておきます。 頼子より』

    『Pさんへ
    つい、物を書くということは時間を忘れさせます。お手紙が届くまでの手持ち無沙汰な時間をこの手紙を書く時間に費やしてしまいした。二つの便箋にお返事をいただくことは考えておりません。無理のないやり取りをしていきましょう。そういえば……(中略)ということがありました。少々、長くなってしまいましたが、お返事おまちしております 古澤頼子』

    223 :

    >>222
    他愛の無い話じゃない?

    224 :

    なんだ!ほのぼのじゃん!

    225 :

    確かどっちでもあってるよ

    226 :

    P「お、頼子」

    頼子「Pさん、偶然ですね」

    P「そうだな」

    頼子「あ、そういえば……」

    P「ああ、すまん。ここ最近忙しくてな……」

    頼子「そうですか……」

    P「待っててくれよな、な」

    頼子「はい……」

    P「まあ、手紙を書くのも辛いんだよ」

    頼子「そ、そうですよね……、すいません……」

    P「頼子?」

    頼子「待てますから」

    P「あ、ああ、本当にすまん」

    頼子「ずっとずっと待ってますから」

    P「おお……」

    頼子「もし、待てなかったらそのときは……」

    P「そのときは……」

    頼子「取りに行きます」

    P「取りに……」

    頼子「取りに行きます」

    P(すごく嫌な予感がする)

    227 = 1 :

    『頼子へ
    すまなかった。ここ最近、晶葉の発明品のお披露目会兼単独ライブの仕事に手間どっていてな。まあ、この忙しさはすぐに終わるから気にしないでくれ Pより』

    『Pさんへ
    お仕事が忙しい中にこのようなお願いをして申し訳ありませんでした。しかし、私にとってはこの手紙があなたを独占できる大切なものです。あなたへの想いを書き綴り、あなたの時間を私のものにできる数少ない機会のひとつなのです。自分勝手なお願いとは思います。しかし、この恋焦がれる気持ちが暴走を抑えるためにこの手紙が必要なのです。普段の私では言えないことを全てここにぶつけているのです。だから、お願いします。見捨てないでください 頼子』

    『Pさんへ
    ライブが終わりましたよ』

    『Pさんへ
    どうして返事をくれないのですか?』

    『Pさんへ
    メールじゃダメです』

    『Pさんへ
    なぜ避けるんですか?』

    『Pさんへ
    郵便受けにたくさん便箋がたまっていますよ』

    『Pさんへ
    手紙の私が違うわけではありません』

    『Pさんへ
    見ましたよね』

    『Pさんへ
    あなたの手紙で分かってるんですよ。いつ通勤するのか。どこを通るのかも。そして、いつ事務所に着くのかも』

    『Pさんへ
    言いましたよね』

    『頼子へ
    もうやめてくれ。とても忙しいんだ。ライブの後始末があってとても書けるような状態じゃないんだ。頼む。 Pより』

    228 :

    こわい

    229 = 1 :

    『予告状
    貴殿に盗まれたものにふさわしいものを盗みに行きます。
    約束の期日は、貴殿とわたしの繋がりの日から○ヶ月後を告げる鐘が鳴るとき
    盗まれたものが金なら金を、宝石なら宝石を、そして、恋心なら恋心を
    約束の期日が来たときに闇に隠れて本当の私を見せましょう
    紙の束はいつか花束になり、待った時間は鳥となり飛び立つことを祈って
    二度目の鐘は約束と祝福の鐘になるでしょう
                                      あなたの虜のアルセーヌより愛をこめて』

    230 = 1 :

    P「ふぃ~、今日も疲れたな。まったく、今は23時58分か……」

    P(予告状ね。怪盗にでもなったつもりか?)

    P

    231 = 1 :

    P「ふぃ~、今日も疲れたな。まったく、今は23時58分か……」

    P(予告状ね。怪盗にでもなったつもりか?)

    P 「ま、どんと来い!住所もバレてんだ!もう、何も怖くない……」

    P「そうさ、頼子が怖いわけじゃない」

    P「そうだよな」

    ゴーン、ゴーン、ゴーン

    P「なんだ、この音。こんな音がなる時計、うちに……」

    バツッ

    P「あっ、停電!」

    P(嘘だろ……)

    P「おーい、頼子?頼子なんだろ」

    P(そうであってくれよ……)

    「闇はお嫌いかしら?」

    P「!」

    P「おい、今なら……」

    「許してやってもいいぞ、かしら」

    P「なぁ、冗談は……」

    「残念ね、言ってあげたのに……」

    P「より……こ……」

    「ふふ……、今、この闇の中では誰でもないわ……」

    「だから……」

    「本当の私を見ていただけますか?」

    「もちろん、断る。なんて、無粋な言葉はなしよ」

    「あなたには……、知っていて欲しいんです……」

    「見てもらえたら、この闇も怪盗も消えてしまっているわ」

    「だから本当の弱い私を……、見てくださいますか?」

    P「……、ああ……」

    「ありがとう……、さようなら」

    「Pさん……、お返事を頂きにきました」

    「古澤頼子です」

    232 = 1 :

    「Pさんのことが大好きで大好きで」

    「どうしても、そのことを言い出せなくて」

    「手紙でストーカーまがいのことまでして」

    「挙句の果てには怪盗まで演じて」

    「そこまでして、あなたが欲しかった古澤頼子です」

    「手紙で時間や日常を盗んでいるとか」

    「特別な存在であるとか」

    「そんなことを思ってしまうんです」

    「たくさん本を読んだのに」

    「いろいろ勉強したははずなのに」

    「わかんないんです」

    「好きって伝え方が」

    「私の好きな人に近づかないで、って言えないんです」

    「怖いんです」

    「ここで拒否されてしまったら」

    「私は……」

    「本当に」

    「何をするか」

    「わかんないんです」

    「自分のことなのに」

    「わからないんです」

    「本はたくさん読みました」

    「哲学の本もありました」

    「理解していたつもりでした」

    「でも、自分が理解できていませんでした」

    「怖いです」

    「見捨てないで」

    「私を拒否しないで」

    「大好きなんです」

    「誰よりも」

    「小説の言葉なんかじゃなくて」

    「こんな稚拙なことしか言えませんが」

    「死ぬほど好きです」

    「愛してます」

    「好きです」

    「大好きです」

    「何か、答えていただけますか?」

    233 :

    あれ、これなら答え次第でハッピーエンドいけそう……?

    234 :

    (答えられる状態であるとは言ってない)

    235 :

    リクエストしたやつが始まる前に見つけられた!
    おかえり!!

    236 :

    これさようならの時点で刺されてるな(名推理)

    237 :

    >>233
    ハッピーエンド行けないヤンデレなんてそんなにいないよ?

    難易度がVERY HARDだったりHELLだったりするだけで

    238 :

    P「なあ、頼子。ひとつだけ教えてくれ」

    「なんですか?」

    P「俺は、俺を慕っている女の子にごめんって言わなきゃいけないんだ」

    「……」

    P「アイドルとして違うんだ」

    P「俺の求める理想像とは」

    P「だから、なんというか……」

    P「古澤頼子じゃなくて、物憂げで静かで、本を読んでて博識で、余裕ありげなそんな女の子に魅力を感じたんだと思う」

    P「古澤頼子だったら俺はスカウトしていなかったのかもしれない」

    P「才能に惹かれたんだ」

    P「君自身じゃなくてさ、君の持つものに」

    P「だから、俺はごめんって言わなければならない」

    P「俺は古澤頼子とは付き合えない」

    P「俺のサクセスにおいて、君の才能がなくなってしまうのが怖い」

    「……」

    P「だから、全てが終わったら古澤頼子として会いに来てくれ」

    P「いや、俺が迎えに行く」

    P「そのときは2回目の鐘を鳴らそう」

    P「だから、今は……」

    P「より……こ……」

    P「いないのか?」

    P「ブレーカーをあげないと!」

    239 = 1 :

    P「……」

    P(本当に頼子はいたのだろうか?もしかして、幻聴だったのかも……)

    P「ん?」

    『待ってますから 古澤頼子』

    P「……」

    P「ああ」

    P「本当にいたんだな」

    P「……」

    P「ごめんな」

    P「ダメなやつなんだ、俺は」

    P「今でも、本当の頼子のことを受け入れられないんだ……」

    240 :

    こわい

    241 = 1 :

    P「もっと余裕があると思っていたんだ」

    P「だから、頼りにしてしまったんだ。だから……」

    P「強くならなきゃ……」

    P「俺が頼子を追い詰めないように」

    P「だから、待っててくれ」

    P「今度こそ本当の頼子をプロデュースしてみせるからな」

    242 = 1 :

    頼子「ふぅ~、予定通りですかね」

    頼子「まあ、ここまで上手くいくとは思っていませんでしたが」

    頼子「手紙を出して、弱い子アピールしたり、怪盗のふりして迫ったり、最後にはあんな告白まで」

    頼子「本当に……、本当に……」

    頼子「最高のラブロマンスですよ、Pさん」

    頼子「こんなロマンス芸術的じゃないですか!!」

    頼子「迎えに来てくれるんですよね」

    頼子「ああ、長い長いプロローグが終わって、ようやく本編ですよ」

    頼子「男の人って案外か弱い女の子に弱いんですね」

    頼子「知らないわけないじゃないですか」

    頼子「事実は小説よりも奇なりですよ」

    頼子「あなたはまだ知らないでしょうけどね」

    頼子「このまま、私の書いた物語の上で踊り続けてください」

    頼子「素直な男の人ほどこの物語の主人公に向いている人はいませんからね」

    頼子「ヒロインと幸せな結末へたどり着きましょう」

    頼子「なるべく早い方が好ましいですよ、ヒーローさん。ふふ……」

    243 = 1 :

    頼子編終了です。長い遅いということを反省しながら、次の肇編に向けて頑張ります
    あれ、なんでだろう。歌鈴ちゃんがみえ(ry

    244 :

    策士頼子

    245 :

    怖いわーオンナって怖いわー

    246 :



    P的にはそう悪くないんじゃねこれ

    247 :

    知らぬが仏ェ

    249 :

    Pも幸せ、頼子も幸せ。大成功だな!

    250 :

    よく分からん
    スカウトされる時から演技入ってましたってことなのかこれは


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