私的良スレ書庫
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元スレ相模「それでは文化祭の定例ミーティングを始めます」
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乙
いつも俺ガイルは八幡で検索して探してるから、今日ようやく気付いたわww
葉山と失踪のところでクソワロタww外出中だったのにww
いつも俺ガイルは八幡で検索して探してるから、今日ようやく気付いたわww
葉山と失踪のところでクソワロタww外出中だったのにww
主人公の強くてニューゲームのssは多々あるけどこういった構成はなかなか斬新だな
内容的にもコメディタッチでおもしろい
内容的にもコメディタッチでおもしろい
シリアスだと思ったらギャグでやっぱりシリアスだと思ったらギャグだったと思ったらシリアスって所か
一度経験した出来事はそつなくこなすのに
それ以外だとポンコツ化するさがみんカワイイ
それ以外だとポンコツ化するさがみんカワイイ
やっはろー!1です
総武線許さない……ということで今から投下していきます!
総武線許さない……ということで今から投下していきます!
翌日 朝のHR
平塚「今日、相模が熱を出して休んでいる」
結衣「(大丈夫かな?)」アイコンタクト
八幡「…………」
結衣「(何か聞いてる?)」アイコンタクト
八幡(なんであいつ、さっきから俺のこと睨みつけてるの……)
平塚「あと、このあと比企谷は私のところに来るように。HRはここまでだ」
ガヤガヤ
八幡「なんすか」
平塚「悪いんだが、今日相模の家に見舞いに行ってもらっていいか?」
八幡「文実の会議が……」
平塚「それは休んで構わない。私から言っておく」
八幡「あの、なんで俺なんですか?いつもあいつの周りにいるあの……アレとか、もう一人のアレとかでいいじゃないですか」
平塚「両方名前を覚えていないんだな……いやな、さっき二人に聞いてみたんだが、放課後は予定があるらしいんだ」
八幡(……あんな見てるだけで鳥肌が立ちそうな薄い友情ごっこなんて、実際はこんなもんか)
八幡(いや、ごっこでもせめて見舞いくらい行ってやれよ)
八幡「それにしたって、俺なんて選択肢はないでしょう。雪ノ下あたりに言ったら、即通報されるんじゃないですか」
平塚「その雪ノ下の推薦だよ」
八幡「は?」
平塚「最近、彼女と仲がいいらしいじゃないか。少し驚いているよ」
八幡「別に……」
平塚「ま、そういうわけだ。頼んだぞ。あと相模の家に行ったときに決裁印を取ってきてくれ」
八幡「それが見舞いに行かせる本当の理由ですか……」
平塚「今日、相模が熱を出して休んでいる」
結衣「(大丈夫かな?)」アイコンタクト
八幡「…………」
結衣「(何か聞いてる?)」アイコンタクト
八幡(なんであいつ、さっきから俺のこと睨みつけてるの……)
平塚「あと、このあと比企谷は私のところに来るように。HRはここまでだ」
ガヤガヤ
八幡「なんすか」
平塚「悪いんだが、今日相模の家に見舞いに行ってもらっていいか?」
八幡「文実の会議が……」
平塚「それは休んで構わない。私から言っておく」
八幡「あの、なんで俺なんですか?いつもあいつの周りにいるあの……アレとか、もう一人のアレとかでいいじゃないですか」
平塚「両方名前を覚えていないんだな……いやな、さっき二人に聞いてみたんだが、放課後は予定があるらしいんだ」
八幡(……あんな見てるだけで鳥肌が立ちそうな薄い友情ごっこなんて、実際はこんなもんか)
八幡(いや、ごっこでもせめて見舞いくらい行ってやれよ)
八幡「それにしたって、俺なんて選択肢はないでしょう。雪ノ下あたりに言ったら、即通報されるんじゃないですか」
平塚「その雪ノ下の推薦だよ」
八幡「は?」
平塚「最近、彼女と仲がいいらしいじゃないか。少し驚いているよ」
八幡「別に……」
平塚「ま、そういうわけだ。頼んだぞ。あと相模の家に行ったときに決裁印を取ってきてくれ」
八幡「それが見舞いに行かせる本当の理由ですか……」
平塚「はっはっは、ふてくされるな。見舞いに行ってもらう代わりに、今日は委員会に出なくていいんだから」
八幡「雪ノ下になんて言われるか……」
平塚「随分と雪ノ下のことを気にするじゃないか」
八幡「……っ、別に」
平塚「悩みがあるなら一人で抱え込むんじゃない。誰かに相談するだけで楽になるぞ。誰にも相談できないような悩みならラーメンでも食べながら私が聞こう」
八幡「大丈夫です」
平塚「……そうか。無理強いはしないが、抱え込みすぎて相模みたいに倒れるなよ?……そうだ、周りの人間に相談できないなら、少し距離のある相模あたりに相談してみたらどうだ?最近しっかりしてきたように見えるし、案外面白い答えを返してくれるかもしれないぞ」
八幡「相模に?」
平塚「ただの思いつきだ。特に気にしなくてもいいさ。それでは私は行くよ」
八幡「は、はあ」
八幡(相模……確かに言われてみれば、相模なら俺と雪ノ下がどういう紆余曲折を経たのか知ってるんだもんな)
結衣「ヒッキー、なんの話してたの?」
八幡「なんか、相模の家に見舞いに行けってさ」
結衣「ひ、ヒッキーが!?え、ええ……」
八幡「なんでそんな不満顔なんだよ」
結衣「だって……あたしも行く!」
八幡「来るな」
結衣「なんでよ!」
八幡「お前仕事あるだろ」
結衣「う」
八幡「行ってなにかするんじゃなくて、決裁印取ってこいってだけだ。お前の想像してるようなことは起こらねえよ。つうか起こってたまるか」
結衣「な、なんだ……って!あたし何も想像してないし!」
八幡「はいはい」
結衣「うー!」
八幡「雪ノ下になんて言われるか……」
平塚「随分と雪ノ下のことを気にするじゃないか」
八幡「……っ、別に」
平塚「悩みがあるなら一人で抱え込むんじゃない。誰かに相談するだけで楽になるぞ。誰にも相談できないような悩みならラーメンでも食べながら私が聞こう」
八幡「大丈夫です」
平塚「……そうか。無理強いはしないが、抱え込みすぎて相模みたいに倒れるなよ?……そうだ、周りの人間に相談できないなら、少し距離のある相模あたりに相談してみたらどうだ?最近しっかりしてきたように見えるし、案外面白い答えを返してくれるかもしれないぞ」
八幡「相模に?」
平塚「ただの思いつきだ。特に気にしなくてもいいさ。それでは私は行くよ」
八幡「は、はあ」
八幡(相模……確かに言われてみれば、相模なら俺と雪ノ下がどういう紆余曲折を経たのか知ってるんだもんな)
結衣「ヒッキー、なんの話してたの?」
八幡「なんか、相模の家に見舞いに行けってさ」
結衣「ひ、ヒッキーが!?え、ええ……」
八幡「なんでそんな不満顔なんだよ」
結衣「だって……あたしも行く!」
八幡「来るな」
結衣「なんでよ!」
八幡「お前仕事あるだろ」
結衣「う」
八幡「行ってなにかするんじゃなくて、決裁印取ってこいってだけだ。お前の想像してるようなことは起こらねえよ。つうか起こってたまるか」
結衣「な、なんだ……って!あたし何も想像してないし!」
八幡「はいはい」
結衣「うー!」
相模家前
八幡「はあ……」
八幡(家の場所聞くために結局会議室行かなきゃならなかった……)
八幡(雪ノ下はなんなんだ。自分で推しときながらなんで不満そうな……ああ、俺が仕事しなくてもよくなったからか)
八幡(……こんな感じのことを考え続けてすでに20分)
八幡(奇跡的に通報されてないが、さすがにそろそろ覚悟を決めるべきか)
八幡「すうーはあー……よし」
ガチャ
八幡「え」
八幡(人がインターホン押そうとした瞬間に扉開くとか、さっきの俺の深呼吸返して欲しいんだが)
相模母「あら?もしかしてあなたが、比企谷君かしら?」
八幡「へっ、えっ、あ、はい」
八幡(どもり過ぎだろ俺、自分で言うのもなんだが完璧不審者じゃねえか)
相模母「そっかー、君が比企谷君かー」
八幡「相模さんのお見舞いに来ました」
相模母「ありがとうね、ささ、上がって上がって」
八幡「ども……あの、なんで俺の名前知ってたんですか?」
八幡(クラスメイトにすら知られてないのに)
相模母「さっき、平塚っていう先生から連絡があったのよ」
八幡「なるほど……」
八幡(どおりですんなり上げてくれたわけだ)
相模母「あとは娘が最近あなたの話をよくしてくるから」
八幡「え?」
相模母「じゃあこの階段昇ってすぐのところに南の部屋あるから。私はちょっと買い物に行かなきゃならないから南のことよろしくねー」
八幡「は?ちょ、待っ」
ガチャン
八幡(気づいたら扉がしまっていた……動き速すぎだろ)
八幡「……つーかこれからどうすりゃいいんだよ」
八幡「はあ……」
八幡(家の場所聞くために結局会議室行かなきゃならなかった……)
八幡(雪ノ下はなんなんだ。自分で推しときながらなんで不満そうな……ああ、俺が仕事しなくてもよくなったからか)
八幡(……こんな感じのことを考え続けてすでに20分)
八幡(奇跡的に通報されてないが、さすがにそろそろ覚悟を決めるべきか)
八幡「すうーはあー……よし」
ガチャ
八幡「え」
八幡(人がインターホン押そうとした瞬間に扉開くとか、さっきの俺の深呼吸返して欲しいんだが)
相模母「あら?もしかしてあなたが、比企谷君かしら?」
八幡「へっ、えっ、あ、はい」
八幡(どもり過ぎだろ俺、自分で言うのもなんだが完璧不審者じゃねえか)
相模母「そっかー、君が比企谷君かー」
八幡「相模さんのお見舞いに来ました」
相模母「ありがとうね、ささ、上がって上がって」
八幡「ども……あの、なんで俺の名前知ってたんですか?」
八幡(クラスメイトにすら知られてないのに)
相模母「さっき、平塚っていう先生から連絡があったのよ」
八幡「なるほど……」
八幡(どおりですんなり上げてくれたわけだ)
相模母「あとは娘が最近あなたの話をよくしてくるから」
八幡「え?」
相模母「じゃあこの階段昇ってすぐのところに南の部屋あるから。私はちょっと買い物に行かなきゃならないから南のことよろしくねー」
八幡「は?ちょ、待っ」
ガチャン
八幡(気づいたら扉がしまっていた……動き速すぎだろ)
八幡「……つーかこれからどうすりゃいいんだよ」
今日はここまでです!
明日は総武線が止まらなければもうちょっと投下できると思います
それではおやすみなさい!
明日は総武線が止まらなければもうちょっと投下できると思います
それではおやすみなさい!
やっはろー!1です
今日は普通に帰れたので今から投下していきます!
今日は普通に帰れたので今から投下していきます!
相模ルーム
コンコン
シーン
八幡「……?」
八幡(寝てるのか?ならもう勝手に入って印だけ取って帰っちまうか)
八幡「入るぞー」
ガチャ
八幡「お見舞いに持ってきたポカリは……机の上に置いておくか。さてと……」
八幡(……そういやこいつ決裁印どこにしまってるんだ?)
八幡(勝手に探し回るか?いや無理無理無理。そんな度胸俺にはない)
八幡(ってことは結局こいつが起きるの待つしかないのか……)
八幡「……はあ」
相模「ん……」
八幡(お、起きたか?)
相模「……………………比企谷?」
八幡「よう、実は平塚先生に頼まれて──」
相模「比企谷!」ダキッ
八幡「!?」
コンコン
シーン
八幡「……?」
八幡(寝てるのか?ならもう勝手に入って印だけ取って帰っちまうか)
八幡「入るぞー」
ガチャ
八幡「お見舞いに持ってきたポカリは……机の上に置いておくか。さてと……」
八幡(……そういやこいつ決裁印どこにしまってるんだ?)
八幡(勝手に探し回るか?いや無理無理無理。そんな度胸俺にはない)
八幡(ってことは結局こいつが起きるの待つしかないのか……)
八幡「……はあ」
相模「ん……」
八幡(お、起きたか?)
相模「……………………比企谷?」
八幡「よう、実は平塚先生に頼まれて──」
相模「比企谷!」ダキッ
八幡「!?」
相模「比企谷ー比企谷だーえへへへ」
八幡(なにごと!?なんで俺相模に抱きつかれてるの!?こいつどんだけ抱きつくの好きなんだよ!ムニムニしてすごい柔らかいです!ってそうじゃねえ!)
八幡「お、おい相模」
相模「比企谷ー、おはようのちゅー」
八幡「待て待て待て!起きるか寝るかはっきりしろ!」
相模「比企谷と寝るー」
八幡「何言ってんだよ!ほら起きろ!」
相模「ん……ふぁ?……え?」
八幡「……目が覚めたなら離せ」
相模「え?え?なんでウチの部屋に比企谷が?」
八幡「この体勢で先にそっち聞くか」
相模「?……!!」
八幡「ほら、離れろ」
相模「あ、あう……///」カアア
八幡(ようやく離れたか……あれ以上抱きつかれてたらちょっとやばかった。何がとは言わないが)
八幡「あれだ、さっきのことは忘れろ。ちなみに俺がここにいるのは決裁印取りに来たのと見舞いだ」
相模「う、うん……」
八幡「だからさっきのことは忘れろって」
相模「む、無理……比企谷の体温がまだ残ってる……」
八幡(そういう言い方やめてくれません?なんか顔が熱くなるんですけど)
相模「えと、け、け、決裁印なら確か……」
八幡「病人は寝てろ、場所言ってくれれば自分で取るから」
相模「あ、ありがと……その棚の二段目に入ってる。中身はあんまり見ないでね」
八幡「はいよ」
八幡(よし、あったあった)
八幡「お前体調大丈夫なのか?泣くほど辛いってどんな熱だよ」
相模「へ?……あ、これは熱じゃなくて……い、いやなんでもない!」
八幡「お、おう……」
相模「……比企谷、いつまでここにいるの?」
八幡「え、あ、悪い」
八幡(遠回しにとっとと帰れや!って言われたわ……さすがにつらい)
八幡(なにごと!?なんで俺相模に抱きつかれてるの!?こいつどんだけ抱きつくの好きなんだよ!ムニムニしてすごい柔らかいです!ってそうじゃねえ!)
八幡「お、おい相模」
相模「比企谷ー、おはようのちゅー」
八幡「待て待て待て!起きるか寝るかはっきりしろ!」
相模「比企谷と寝るー」
八幡「何言ってんだよ!ほら起きろ!」
相模「ん……ふぁ?……え?」
八幡「……目が覚めたなら離せ」
相模「え?え?なんでウチの部屋に比企谷が?」
八幡「この体勢で先にそっち聞くか」
相模「?……!!」
八幡「ほら、離れろ」
相模「あ、あう……///」カアア
八幡(ようやく離れたか……あれ以上抱きつかれてたらちょっとやばかった。何がとは言わないが)
八幡「あれだ、さっきのことは忘れろ。ちなみに俺がここにいるのは決裁印取りに来たのと見舞いだ」
相模「う、うん……」
八幡「だからさっきのことは忘れろって」
相模「む、無理……比企谷の体温がまだ残ってる……」
八幡(そういう言い方やめてくれません?なんか顔が熱くなるんですけど)
相模「えと、け、け、決裁印なら確か……」
八幡「病人は寝てろ、場所言ってくれれば自分で取るから」
相模「あ、ありがと……その棚の二段目に入ってる。中身はあんまり見ないでね」
八幡「はいよ」
八幡(よし、あったあった)
八幡「お前体調大丈夫なのか?泣くほど辛いってどんな熱だよ」
相模「へ?……あ、これは熱じゃなくて……い、いやなんでもない!」
八幡「お、おう……」
相模「……比企谷、いつまでここにいるの?」
八幡「え、あ、悪い」
八幡(遠回しにとっとと帰れや!って言われたわ……さすがにつらい)
相模「い、今のは悪い意味じゃなくて!その、この部屋にあんまりいたら比企谷に移っちゃうから……」
八幡「俺のこと心配してくれてんのか?」
相模「そりゃするよ……雪ノ下さんが倒れずに済んだのに、比企谷が倒れたら意味ないし……」
八幡「俺が休んだところで影響はない気もするけどな」
相模「あるよ!比企谷がいないと……」
八幡「俺がいないと?」
相模「その……寂しい」
八幡「…………」
八幡(え、なにこの相模。布団で顔隠しながらそんなこと言うとかめちゃくちゃ可愛いんだけど)
八幡(いや待て俺。きっと今の言葉にも裏があるはずだ。それを見抜くんだ!)
相模「学校がある日くらい比企谷には会いたいもん……」
八幡(惑わされるな俺ええええ!!!裏を!裏の意味を探すんだ!)
八幡「ま、まあ俺の話は置いておこう。それよりほらあれだ、明日来れそうか?」
相模「ううんどうだろ……ママにまどマギ借りてきてもらったから悪化することはないと思うけど……」
八幡「なんでアニメ見たら風邪が良くなると思ってんだよ。むしろ悪化しちまうから。アニメ見てないで寝てろ」
相模「円環の理がちゃんとウチのこと導いてくれるし」
八幡「それ死んでるじゃねえか」
相模「……ふふ」
八幡「なんだよ、急に笑うなよ」
相模「比企谷とこうやって普通に話せるのがなんか……夢みたいで」
八幡「はあ?そこまでのことかよ」
相模「そこまでのことだよ。ウチはもう二度と比企谷と会えないって思ってたんだもん……」
八幡「……別に会わなくていいだろ」
相模「会いたいよ。会って今みたいな変な会話してそれで……」
八幡「…………」
相模「……それでそのままお別れなんてせずにずっと一緒にいたい」
八幡「……もう寝ろ、熱で頭がおかしくなってる」
相模「……そうだね、もう寝るよ。今日はありがと。できるだけ早く治す」
八幡「礼なら平塚先生に言っとけ」
八幡「俺のこと心配してくれてんのか?」
相模「そりゃするよ……雪ノ下さんが倒れずに済んだのに、比企谷が倒れたら意味ないし……」
八幡「俺が休んだところで影響はない気もするけどな」
相模「あるよ!比企谷がいないと……」
八幡「俺がいないと?」
相模「その……寂しい」
八幡「…………」
八幡(え、なにこの相模。布団で顔隠しながらそんなこと言うとかめちゃくちゃ可愛いんだけど)
八幡(いや待て俺。きっと今の言葉にも裏があるはずだ。それを見抜くんだ!)
相模「学校がある日くらい比企谷には会いたいもん……」
八幡(惑わされるな俺ええええ!!!裏を!裏の意味を探すんだ!)
八幡「ま、まあ俺の話は置いておこう。それよりほらあれだ、明日来れそうか?」
相模「ううんどうだろ……ママにまどマギ借りてきてもらったから悪化することはないと思うけど……」
八幡「なんでアニメ見たら風邪が良くなると思ってんだよ。むしろ悪化しちまうから。アニメ見てないで寝てろ」
相模「円環の理がちゃんとウチのこと導いてくれるし」
八幡「それ死んでるじゃねえか」
相模「……ふふ」
八幡「なんだよ、急に笑うなよ」
相模「比企谷とこうやって普通に話せるのがなんか……夢みたいで」
八幡「はあ?そこまでのことかよ」
相模「そこまでのことだよ。ウチはもう二度と比企谷と会えないって思ってたんだもん……」
八幡「……別に会わなくていいだろ」
相模「会いたいよ。会って今みたいな変な会話してそれで……」
八幡「…………」
相模「……それでそのままお別れなんてせずにずっと一緒にいたい」
八幡「……もう寝ろ、熱で頭がおかしくなってる」
相模「……そうだね、もう寝るよ。今日はありがと。できるだけ早く治す」
八幡「礼なら平塚先生に言っとけ」
相模「うん」
八幡「じゃあな」
ガチャ、バタン
相模「…………」
相模「……ぐすっ」
相模「比企谷ぁ……うぅ……」
ガチャ
相模「え」
八幡「安心しろ、なにも聞いてない」
相模「そ、それ、聞いたって言ってるようなものだけど……」グスッ
八幡「……まあ気にすんな」
相模「……あの、なんで戻ってきたの?」
八幡「俺が聞きてえよ……お前の母ちゃんなんなんだよ……」
相模「ママ?」
八幡「ほれ」
相模「なにこのメモ……」
『比企谷君へ 私が帰ってくるまで娘をよろしく』
八幡「それが机の上に置いてあった」
八幡(買い物に出かけたのにどうして机にメモ残せるの?あの人なに、瞬間移動でもしたの?つうかよく『比企谷』って漢字で書けたな、八幡的にポイント高いぞ)
相模「ママ……」
八幡「無視して帰ろうとしたら背筋に寒気を感じてな。仕方ないから帰ってきた」
相模「……別に無視してもいいのに……。っていうかここにいたら本当に移っちゃうよ」
八幡「それも含めて気にすんな。比企谷菌は普通の病原菌なんかに負けないから。お前は大人しく寝てろ」
相模「う、うん……ありがと」
八幡「ん」
八幡(……さすがにあんなの聞いたあとじゃ帰れねえよ)
相模「比企谷」
八幡「なんだ」
相模「……おやすみなさい」
八幡「ああ、おやすみ」
相模「……えへへ」
八幡(ったく。そんな幸せそうな顔すんなよ……)
八幡「じゃあな」
ガチャ、バタン
相模「…………」
相模「……ぐすっ」
相模「比企谷ぁ……うぅ……」
ガチャ
相模「え」
八幡「安心しろ、なにも聞いてない」
相模「そ、それ、聞いたって言ってるようなものだけど……」グスッ
八幡「……まあ気にすんな」
相模「……あの、なんで戻ってきたの?」
八幡「俺が聞きてえよ……お前の母ちゃんなんなんだよ……」
相模「ママ?」
八幡「ほれ」
相模「なにこのメモ……」
『比企谷君へ 私が帰ってくるまで娘をよろしく』
八幡「それが机の上に置いてあった」
八幡(買い物に出かけたのにどうして机にメモ残せるの?あの人なに、瞬間移動でもしたの?つうかよく『比企谷』って漢字で書けたな、八幡的にポイント高いぞ)
相模「ママ……」
八幡「無視して帰ろうとしたら背筋に寒気を感じてな。仕方ないから帰ってきた」
相模「……別に無視してもいいのに……。っていうかここにいたら本当に移っちゃうよ」
八幡「それも含めて気にすんな。比企谷菌は普通の病原菌なんかに負けないから。お前は大人しく寝てろ」
相模「う、うん……ありがと」
八幡「ん」
八幡(……さすがにあんなの聞いたあとじゃ帰れねえよ)
相模「比企谷」
八幡「なんだ」
相模「……おやすみなさい」
八幡「ああ、おやすみ」
相模「……えへへ」
八幡(ったく。そんな幸せそうな顔すんなよ……)
校門
雪乃「あ」
八幡「げ」
八幡(朝っぱらから雪ノ下に会っちまった……まあどうせ無視されるしいいか)
雪乃「おはよう比企谷君。ちゃんと決済印は取ってこれたかしら」
八幡(話しかけられた……だと……!?)
八幡「俺は初めてのおつかいに出たガキか。ほれ、決済印だ」
雪乃「そう……相模さんは大丈夫だったのかしら」
八幡「今日復帰は多分無理そうだったな。印を取りに行って正解だ」
雪乃「そうなの……」
八幡「なんだよ」
雪乃「いえ、あなたが女子と二人きりというシチュエーションにそこはかとない寒気を感じただけよ。まあ親御さんもいるでしょうから変なことはできないでしょうけど」
八幡「え、あ、そ、そうだな」
雪乃「……あなた、まさか」
八幡「あ、俺今日日直だったわ。じゃあな!」
雪乃「ま、待ちなさい!」
八幡「またあとで!」
八幡(思わず逃げてしまった……いやホントに変なことはしてないから)
八幡(ただちょっと寝ぼけてまた抱きついてきたあいつを抱きしめたり頭をなでたりしただけだから)
八幡(うわ、改めて見直すと俺なにしてんだよ……)
雪乃「あ」
八幡「げ」
八幡(朝っぱらから雪ノ下に会っちまった……まあどうせ無視されるしいいか)
雪乃「おはよう比企谷君。ちゃんと決済印は取ってこれたかしら」
八幡(話しかけられた……だと……!?)
八幡「俺は初めてのおつかいに出たガキか。ほれ、決済印だ」
雪乃「そう……相模さんは大丈夫だったのかしら」
八幡「今日復帰は多分無理そうだったな。印を取りに行って正解だ」
雪乃「そうなの……」
八幡「なんだよ」
雪乃「いえ、あなたが女子と二人きりというシチュエーションにそこはかとない寒気を感じただけよ。まあ親御さんもいるでしょうから変なことはできないでしょうけど」
八幡「え、あ、そ、そうだな」
雪乃「……あなた、まさか」
八幡「あ、俺今日日直だったわ。じゃあな!」
雪乃「ま、待ちなさい!」
八幡「またあとで!」
八幡(思わず逃げてしまった……いやホントに変なことはしてないから)
八幡(ただちょっと寝ぼけてまた抱きついてきたあいつを抱きしめたり頭をなでたりしただけだから)
八幡(うわ、改めて見直すと俺なにしてんだよ……)
教室
結衣「……ヒッキーおはよ」
八幡「おう……なんかテンション低いな」
結衣「別に。それよりヒッキー、昨日さがみんの家に行ったんでしょ?」
八幡「ああ、決済印を取りにな。……決済印を取りにな」
八幡(大事なことなので二回言いました)
結衣「…………」
八幡「な、なんだよ」
結衣「さがみんに手出したの?」
八幡「は!?」
結衣「だってさっき!ゆきのんと話してる途中で逃げたじゃん!」
八幡「見てたのか……。だから日直なんだよ。
結衣「今日の日直あたしだし!」
八幡「へえー、お前も今日日直なんだ。奇遇だな」
結衣「日直は一人じゃん!」
八幡「そんなことねえよ。ほら、黒板にも由比ヶ浜の横に比企谷って書いてあるだろ」
結衣「あたしの目の前で書き足したのに嘘が通ると思ってるの!?」
八幡「じゃああれだ、今日だけサービスで相合い傘のマークも付け足しといてやるから」
結衣「……ハート」
八幡「ん?」
結衣「相合い傘の横にハートマークも書いてくれたら問いただすのやめてあげる」
八幡「くっ……!」
八幡(ハートマークだと……!そんなの書いたらクラスの連中から白い目で見られるだろ!)
八幡(ハートマークなんてつけたら絶対……)
『うっわ、比企谷ってやつ由比ヶ浜と自分に相合い傘のマークつけてるぜwwwハートもつけてるwww』
『ほんとだ、比企谷って誰だよwww』
『……マジで比企谷って誰だ?』
八幡(みたいな会話がクラスで交わされるに決まってる!)
八幡(……あ、俺ほとんどノーダメージじゃん)
八幡「…………」カキカキ
結衣「♪」
八幡「これでいいか?」
結衣「うん、ありがと!約束通りもうなにも聞かないであげる!」
八幡「おう」
結衣「それじゃあまたあとでねー!」
八幡「ああ、また明日な」
八幡(できれば今日はもう話したくない……疲れた)
結衣「……ヒッキーおはよ」
八幡「おう……なんかテンション低いな」
結衣「別に。それよりヒッキー、昨日さがみんの家に行ったんでしょ?」
八幡「ああ、決済印を取りにな。……決済印を取りにな」
八幡(大事なことなので二回言いました)
結衣「…………」
八幡「な、なんだよ」
結衣「さがみんに手出したの?」
八幡「は!?」
結衣「だってさっき!ゆきのんと話してる途中で逃げたじゃん!」
八幡「見てたのか……。だから日直なんだよ。
結衣「今日の日直あたしだし!」
八幡「へえー、お前も今日日直なんだ。奇遇だな」
結衣「日直は一人じゃん!」
八幡「そんなことねえよ。ほら、黒板にも由比ヶ浜の横に比企谷って書いてあるだろ」
結衣「あたしの目の前で書き足したのに嘘が通ると思ってるの!?」
八幡「じゃああれだ、今日だけサービスで相合い傘のマークも付け足しといてやるから」
結衣「……ハート」
八幡「ん?」
結衣「相合い傘の横にハートマークも書いてくれたら問いただすのやめてあげる」
八幡「くっ……!」
八幡(ハートマークだと……!そんなの書いたらクラスの連中から白い目で見られるだろ!)
八幡(ハートマークなんてつけたら絶対……)
『うっわ、比企谷ってやつ由比ヶ浜と自分に相合い傘のマークつけてるぜwwwハートもつけてるwww』
『ほんとだ、比企谷って誰だよwww』
『……マジで比企谷って誰だ?』
八幡(みたいな会話がクラスで交わされるに決まってる!)
八幡(……あ、俺ほとんどノーダメージじゃん)
八幡「…………」カキカキ
結衣「♪」
八幡「これでいいか?」
結衣「うん、ありがと!約束通りもうなにも聞かないであげる!」
八幡「おう」
結衣「それじゃあまたあとでねー!」
八幡「ああ、また明日な」
八幡(できれば今日はもう話したくない……疲れた)
今日はここまでです!
みなさんこのスレ褒めてくださりホントありがとうございます。
みんなのコメントが僕のやる気になってます!
それじゃ、おやすみなさい!
みなさんこのスレ褒めてくださりホントありがとうございます。
みんなのコメントが僕のやる気になってます!
それじゃ、おやすみなさい!
これは八幡の計算外でみなみん登校のパターンですね、わかりますん
さがみんのSSってサキサキと同じ位、
未完率高いから、是非とも完結して欲しい
さがみんはクズ可愛いから
クズじゃなければ、
普通にヒロインできるレベル
未完率高いから、是非とも完結して欲しい
さがみんはクズ可愛いから
クズじゃなければ、
普通にヒロインできるレベル
別のスレでは材木座に自転車で轢き逃げされたサガミンが、こんなに立派になって……(感涙)
やっはろー!1です
戸塚ハッピーバースデー!!!
ふぅぅぅううううう!!!!
戸塚ハッピーバースデー!!!
ふぅぅぅううううう!!!!
このSS書くとき何か大切なこと忘れてると思ったら戸塚出すの忘れてた……。
ということで投下していきます……。
ということで投下していきます……。
放課後 会議室
八幡(もうすぐそこまで文化祭が迫っているというのに、会議室はそこまで慌ただしいわけではない)
八幡(それはひとえに雪ノ下と相模の手腕によるものだろう)
八幡(細かな問題は雪ノ下がそのスペックを活かしすぐさま解決し)
八幡(大きな問題は問題になる前に相模が解決する)
八幡(まあそりゃ何が起こるかを大体とはいえ把握してるんだからな)
八幡(二周目とかチーターや!と言いたい気持ちもあるが、きっとこのネタを言ったところで相模にしか伝わらないだろう。今日はいないが)
八幡(まあそんなことはさておき)
八幡(今日話し合う予定だったスローガンの話なんかも、ダウンする前に相模がすでに解決してしまったらしく、俺たち下っ端は小さなことを適当にこなすだけだった)
八幡(そのはずなのにな……)
陽乃「もう、比企谷君たら目がこわーい。そんなんじゃ女の子にモテないぞ?」
八幡(なんで俺この人の相手する係になってるの?)
八幡(ねえこれお前の姉さんだろ?なんとかしろよ。なんとかしてくださいお願いします)
陽乃「へえ?、私の話を無視しちゃうくらい雪乃ちゃんのことが気になるんだ」
雪乃「…………」ピクッ
八幡「そういうわけじゃないですよ。ただ単にあなたと話すのが疲れるだけです」
陽乃「そんなこと言われたらお姉ちゃんもっと意地悪したくなっちゃうな?」
八幡「今仕事忙しいんであまり俺に構わないでください」
陽乃「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!
陽乃「はい、これで比企谷君の仕事全部終わったよ」
八幡「え!?は!?」
八幡(もうすぐそこまで文化祭が迫っているというのに、会議室はそこまで慌ただしいわけではない)
八幡(それはひとえに雪ノ下と相模の手腕によるものだろう)
八幡(細かな問題は雪ノ下がそのスペックを活かしすぐさま解決し)
八幡(大きな問題は問題になる前に相模が解決する)
八幡(まあそりゃ何が起こるかを大体とはいえ把握してるんだからな)
八幡(二周目とかチーターや!と言いたい気持ちもあるが、きっとこのネタを言ったところで相模にしか伝わらないだろう。今日はいないが)
八幡(まあそんなことはさておき)
八幡(今日話し合う予定だったスローガンの話なんかも、ダウンする前に相模がすでに解決してしまったらしく、俺たち下っ端は小さなことを適当にこなすだけだった)
八幡(そのはずなのにな……)
陽乃「もう、比企谷君たら目がこわーい。そんなんじゃ女の子にモテないぞ?」
八幡(なんで俺この人の相手する係になってるの?)
八幡(ねえこれお前の姉さんだろ?なんとかしろよ。なんとかしてくださいお願いします)
陽乃「へえ?、私の話を無視しちゃうくらい雪乃ちゃんのことが気になるんだ」
雪乃「…………」ピクッ
八幡「そういうわけじゃないですよ。ただ単にあなたと話すのが疲れるだけです」
陽乃「そんなこと言われたらお姉ちゃんもっと意地悪したくなっちゃうな?」
八幡「今仕事忙しいんであまり俺に構わないでください」
陽乃「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!
陽乃「はい、これで比企谷君の仕事全部終わったよ」
八幡「え!?は!?」
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