元スレ主人公「親友になれば良いだろ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 :
1 :
注意
地の文が有ります
書き溜めはしてないのでながいです
中二全開のはなしです。書きたかった物の、今書きたい所から始まります
下手です
VIP+でキモい言われながら来ました
2 = 1 :
戦場の炎は高く、空気が重くのし掛かり、時間は進むたびに加速していく。
―――俺は何のために此処にいるんだっけ―
男は自分に聞いた。それは答えの出ない問。男は不毛な自問だと理解し、それでもなお、信念を貫こうとする。
でも、アイツなら答えをくれるだろうか。赤く燃える瞳は俺に答えをくれるだろうか。
男の目に写るのはボロボロになりながらも、それでもその瞳の炎をもやし続ける男が居た。
「お前は…どうしてそこまで…」
反する思いの男に、問を投げるのは愚かだ。だがそれでも男は口にするしかなかった
「……そんなの―――」
辺りで燃え盛る炎は二人の思いの分だけ燃えているようにおもえた。たった三人の戦場で二人の男は互いの炎をぶつけ合う。
今から少し前、自分の信念を貫き続けてきた男に会う前。
孤独を救い。同じ志を持ち。そして師を越え。
男は自分と仲間を信じ、戦いへと赴いた。
そしてどのくらいの問答を交わしただろうか、どれ程拳を、刃を交わらせているのだろうか。これ程までに意志の強い敵は初めてかも知れなかった、何処と無く自分ににた男は、今、自分の前にたち咎の炎を燃やしている。
自分の望みと前に立つ男の望みとは相反し。交われないもだが、男はそんな相手を救いたいと。安っぽい正義を掲げ、赤い髪を炎で燃え上がらせる。
「そんなの…お前を食い潰すために決まってんだろ!!!!」
男を救いたいと思えば思うほどに、守りたい物の多さに気付かされ、男に刃を向けなくてはならない。だが、男の思いはもう決まっていた。
目の前の分からず屋は力ずくで捩じ伏せる。
「くっ…快刀ーー!!!!!」
たった一つの世界を救うため、全てに呪われ、全てを呪わずにはいられなくなった男の翼は黒く、鋼の様に固く痛々しい音と共に開かれる。
今さらどこで止まれると言うのか。一つの木を生かすため、周りの全てを切り殺し。すでに男の止まれる木はたった一つしか無くなってしまっていた。
ーー立ち止まるには遅すぎたんだー
「アレーーーーーン!!!!!!!!」
怒号を響かせ赤い髪の快刀は、鋼を背負うアレンにその手に持つ、刀の刃を振るう。
5 :
せっかく書いたなら一レスで終わらせるなよ
お前の中二を見せてみろ
6 :
>>5
ありがとう、終わらせるきはないよ、書いてた。
あとまだあったのがびっくり
7 = 6 :
相対する二人の思いは斬激に乗せられ、ぶつかり合う。
アレンの善が快刀の悪で。快刀の善がアレンの悪。
男たちは互いの善が悪だと理解しても止まることは無く、全力でぶつかり合う。
繰り返される魔法と剣技と拳の闘いは二人を疲労させながらもさらに燃え上がらせる。幾つもの問答を繰り返し、そして今なおそれはしばし交わされる、が二人はもう言葉に意味など無いのを感じていた。
――そこまで苦しんで、それでもお前は…。この馬鹿がっ!!!!――
堪えきれない怒りはたが、アレンにはただの攻撃にしか感じれない。実際にその斬激や極光の光の砲撃はただの攻撃だが、そこに何が乗っているのかをアレンは知らない。
そして。結界の外、快刀の仲間とアレンの仲間が見守る場所で、少年が同じように、アレンに届かない思いを口にする。
「もう良いよ…帰って、また――」
8 = 6 :
少年の願いはアレンに受け入れられ、程なくそれはアレンの原動力となった。たが今は似て非なるものに変わり、だが少年はそれでも愛する男の勝利を願う。
それがアレンを苦しめると分かっても。
アレンは彼の守るその全ての思いに応えようと闘い、その願いたちは全てがアレンに力を与える。
いかに歪でも、純粋なものでも、その全てが力にかわる。
アレンが守る世界のその全て、今この場にいる仲間全員がアレンの勝利を願い、アレンはその望を叶えるために。幾百、幾千もの闘いをしのぎ、今の闘いはこれまでと変わりないものだと思った。
だが今自分の目の前に立つ男は、自分とにた願いを、信念を貫き通し、そして自分の目の前に立ちはだかる。
この男を倒せば、男が守る世界を奪えばあるいは今までの苦労が報われるだろうが、快刀はさせなかった。
「はあぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
――魔術路、フルオープン サーキットクリア――
「シルフィー!!!!!!いくぞ!!!!」
9 :
欠いてた文が消えたへこんだ。
ついでにトリップ付けました付いてるかな
10 :
メモちょうお勧め
書き込み欄に直書きだと時々乙る
11 = 9 :
なるほど!!
それならコピーと勘違いで張り付けなんてのは無いのか!!盲点だ。
ありがとう!
それはそうと、とにかくまた書かなくてはιι
12 = 10 :
面白いからぜひ完結させてほしい。
13 :
「はいっ!!!最大まで強化補正完了、魔力路一つを放出口にします!遠慮なく!!」
快刀は少女、シルフィー・ウィン・マグライアに要求をする。シルフィーはそれを受け入れ要求に応える。
快刀が唱え発動させた魔法を寸前で固定し、それをシルフィーを介して威力を底上げして発動させる。
それは容易に誰でもとはいかない所業だ、途中の段階で威力を上げさせるならまだ容易いが、快刀が彼女に要請したのはストックした魔法を発動させ、瞬時にそれを補強、更には一緒に闘う男の気遣いまでこなした。
それほどの事が出来るのはシルフィーのその性質にもよる、そして、快刀からもまた少なからずの支援を受けているが、それでもシルフィーに掛かる負荷は小さくない。それでも彼女が快刀のために絶唱を捧げるのは、快刀を
愛しているから。
シルフィーは快刀を思い快刀はシルフィーを思う。
この闘いでその身が失われる事もあった。
その時の快刀の思いはシルフィーを繋ぎ止め、それを経てシルフィーもまた快刀を思い、彼女は絶唱を誓う。
仮に、その覚悟がシルフィーを焼こうとも、それでまた快刀が悲しもうとも、止めるわけにはいかない。なによりももう快刀を悲しませないために。快刀もまたそれを受け入れ、それと同時に二人は果てしない絶望を乗り切る勇気を互いに分け与えた。
シルフィーは自身を囲む結界の中から快刀と繋がり、仲間全員と快刀を繋ぎ、快刀とその中にいる肉親と妻とをより良く繋げる。
強力な結界の中で詠う少女の声は快刀に響き、力を与える。少女を覆う結界の境は内からでも触れれば死に値するが、その覚悟は誰にもとめられず、そんな死地で彼女は歌い、見た目のような少女の様にも歌った。
――例え最後には別とうとも、私は貴方を信じます。貴方が私を思い、信じてくれたから!!!。私は貴方のために歌う!!!――
全力の歌はシルフィーにも響き、彼女の体は少女から女へと変わる、滞り無い魔力の循環がそうさせたのだろう、その姿は幾度か彼女も見ている姿だった。
――これならいける!快刀さん!!!!!―
「いっけええええええ!!!!」
「喰らえ!!広大な世界の炎!!!!」
グランド クロス
――解放!!偉大なる大炎――
(アクエリオンぱないっすわ、ミコノちゃん可愛い。今回の文はなんだか迷走してしまった)
14 :
結局、アレンは男に目覚め、いつしか戦いは身体にローションを塗りたくり褌姿で戦う戦闘方法へ変化した。
15 :
アレンに向けて快刀は拳を振りかぶる。そして快刀の言う偉大なる大炎は拳から放たれるかと、アレンやアレンの仲間が思った。だがそれは早計かつ迂闊。アレンはその身を守ろうと身構える。一瞬の判断ミスがアレンの魂をも焦がそうとした。
「貰ったぞ!!!アレン!!」
放出されると思われた炎は快刀の腕へ装填され、快刀の魔術路を通し再び快刀の拳の付近で灼熱の球体として呼び出される。
その小さな太陽を作り出すと同時に、シルフィーとの繋がりを示す快刀の青い左目が光り、防御に固まったアレンの身体を青白い鎖が縛り上げる。
だがアレンの、男の信念、男の自由は奪われなかった。
そして快刀は思いの丈を小さくも煌々と輝き燃え盛る太陽を拳と共にアレンの身を焼き払う。
「はあ"ぁぁぁぁぁぁ!!!!! 破山瑰 業火!!!!!!!!!!!!!」
アレンに打ち込まれた太陽は接触と同時に爆発し、結界ないは爆流に満ち。結界の外、アレン達が用意した異世界にもその衝撃は漏れ世界中にその波動は伝わった。
16 = 9 :
こんなペースじゃ終われる気がしねぇ…
イメージできてんのに文にすることの大変さときたらもう
17 :
イメージできてないときの内容の薄さよりは遅筆の方がましだぜ
あと、安心しろ
遅筆はこの板では責められる事はねぇw
まあ、イメージ消えたり勢い消えるよりは早め早めの方がええかもよ
頑張ってくだせえ
しかし、地味に設定や地の文凝ってるなw
こういうの好きだぜ
18 :
>>17
おっそうなのかそれは安心ですww
取り敢えず頑張って書いていきますよー!
にしても照れるwww
ありがとうございます、誰かが見てくれているのは凄く嬉しいwww
ただ一つ気がかりが。VIPでの落ちる前のレスを検索したら、どうやら突発的にこうゆうのを立てるのは嫌われるそうでιιι
不安や…
19 :
ここVIPと違ってスレ簡単には落ちないからねぇ。
立て逃げとか数十レス程度で終わるようなスレはあまり歓迎されんのよ
21 :
結果、アレンは褌姿で皇居前を徘徊し、警備員に敢えなく御用となった。
その後、アレンの姿を見た者はいない。
完
22 = 9 :
>>20
なるほどありがとう。
取り敢えず短くは無いからスレ立てちゃったし
頑張って終わらせます!!
23 = 9 :
「はあ"ーーーーーー!!!!!ラスト!!破ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
快刀の弩号は世界にいる全てに響き渡り、生けるものの鼓動を速める。
創世の様な爆発は異世界をてらし、しかしそれは爆流が収まっても規模を小さくして続けられた。
快刀の拳の太陽は爆発を繰り返し、衝撃をお越し続け。ついには快刀の体に浮かんだ魔術路《サーキット》に似た物が衝撃と共に世界に広がり。その一撃は終わる。
耳障りな爆音が世界を包み、灼熱が自分を焼こうと躍起になる、しかしアレンの魂はおろかその身が焼かれることはまず無かった。奪われなかった男の自由は彼を守りその両翼は灼熱の太陽を凌いだのだ。
加えてアレンの持つ二つの剣の一つはアレンを支え続けた咎の具象。その剣は他の炎で持ち主を焦がすことを赦さなかった。
「アッ…ぐ……ハァ、かい…と!!!」
アレンの体は炎を凌いだが衝撃は体に伝わっていたせいか重心が覚束無い、あれほどの爆発と衝撃の後に早々動けるほどの耐久力は持ち合わせていなかった。すぐに直ったもののアレンの翼は泥のように溶け、剣も紅蓮に染まる程だった。
嘗ては主神とまで言われた男は、これ程の難敵は初めてだと改めて感じずにはいられなかった。
目の前に立つ男もまた、神だった。
「よう、アレン…まだ立ってられるんだなッ!!!!」
快刀は休む間を自身にも相手にも与えぬまま光速でアレンの正面に突進し、二刀の内、一本を控え、一本を体に密着させぶつかる。
単純な攻撃はそれでも、力と速さが高まればは必殺にも等しくなる。アレンは喘ぎ身体は中空に舞うが体勢を立て直して剣を抜いて自らも刃を振るう。
「甘く見られたものだな、お前の一撃、確かに受けた。だが!!!!俺はそれに負けない!!!何が何でも!!!!!」
「だけどお前は一人で背負うんだろ!!!!!先の幸福を考えないんだろう!?絶望しか見ないお前に救われた命はどう思うか!!!仲間との明日を……見る気はないのかよ!!!」
問答は無意味だと知っていた。だが男たちはそれでも自分の意思を言葉にしたがる。言葉以上の斬撃を交え、声以上の音を放つ魔法を放とうとも、二人の声はお互いの鼓膜を揺らす。
「見たいさ!!!!皆で夢を!!生きたいさ!!!堂々と生きる明日を!!!!!…ッ…だけど…俺には無理なんだ!!!!」
アレンの咎を顕す剣をアレンは強く握り絞める。アレンはこの剣を抜いた時から止まれないことをしってい知っていた、何よりも止まる気は更々ないのだ。
男の目にはいつの間にか微かな涙が浮かんでいた。
「うだうだいってんじゃねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ディバイン ブレイカ-
――守護の爲の破壊――
快刀の腕から巨体な極光が放たれるそれは、幾つかある快刀の能力の一つ、その能力のまた一つ。それは快刀を表す技とも言えよう、生きざまとも言えよう。その力は快刀そのものだった。
24 :
もう20で終わったから、続き書きたいなら、落書きは広告の裏にでも書いてろ。
25 :
あっ因みにシルフィーが歌う歌は、基本自分で聞くのを当て嵌めてます。
音楽聞いてるときに、流れがうかぶので。
アニソンしかイメージ出来ないないですがねwww
26 :
>>25
荒らしがいるようだが気にするない
27 = 9 :
>>26
ありがとうb+
頑張ります!
28 :
「我が儘通して裏切って!!!なんでお前はそんなことを気にするんだッ!!!!」
「そんなのッ……決まってる……ッ……裏切ったから殺したから…俺は…償わないといけないんだ!」
アレンは自分を襲う極光を片手で受け止める、魔術を極めたアレンは状況を自身のシュルレアリスムに当て嵌めて対抗していた。
加えてアレンは手にかけた快刀の師の能力を利用し極光を打ち払った。
それがアレンの…男の持つ力、殺さなければ力を獲られない、呪い。神を捨てそれでも神に等しい望みを得た、罰だった。
――ちっ!…兄貴達のか――
「じゃあ何でお前は罪を重ねるんだ!!分かってて、苦しんで、何で…!!」
アレンが立ち止まれないのを理解していた、理解だけはしている。
だが理解出来なかった、我が儘を通して絶望を目指し苦しむ理由を。
我が儘を通すなら望む未来をつかんでも良いだろうと。
解るのに分からなかった。
「お前は罪を背負って生きるんだろ、なら越えた命の数だけ明日を生きるのは当然じゃないのかよ!!!!」
口にした瞬間快刀は思った。あぁそうか、自分とアレンとでは生き方は似ていても考えが根本から違うのだと。
いや、アレンはもしかしたら快刀と同じ気持ちを持っていた、だがそれは長い月日と呪詛の泥によって溶かされ、剥がされ形を無くしてしまった。
あれだけの闘いを繰り返して、当たり前の事を今更知る事は残酷で腹立たしくて。快刀はそれ以上口にしなかった。
アレンもまた、快刀の問に答える事が出来ないでいる。その問いはいつの日か自分に言い聞かせたものと全く一緒だったからだ。高い理想を持とうとして、そこでアレンは思った、罪人には理想など無用だと罪人の理想に周りを巻き込むのは愚かだと。
だがアレンはそれを快刀に対して口にしなかった。
何よりも共に戦ってきた者に知られたくなかったから。
自らの欲を満たすため自らを殺した神は知らぬ世界と女を愛した結界、あまりにも人に人に近づいてしまった。
なーんか今回が一番駄文やなんたる体たらく。
つら
29 :
いやいや、良いさね。
30 :
アレンは窓を開け、叫んだ。『ベジータ!!』
31 :
>>29
ありがてぇ…ありがてぇよぉ
でも今回は頭が回らなかったι
あと今日初めてシャナ三期をみた原作未読で、一期二期しかみてないけど。
なんだあれ、スケールでかすぎワロタ原作どうかかれてんねん。
凹んだよwwwwww
32 = 29 :
シャナか。
アニメ化するからには、原作すごいんだろうなぁ。俺は読んだ事ないが。
境界線上のホライゾンアニメ化された後原作読んだが、面白かったぜ。
軽くお勧めしとく。
33 = 30 :
>>28
魔術を極めたアレンは状況を自身のシュルレアリスムに当て嵌めて対抗していた。
自身のシュルレアリスムって意味分からない。どう言う意味?
34 = 9 :
>>32
あぁ!!!
ホライゾン見てた!ちょいちょい描写気になってたからなぁ、見てみよう!
しかし、シャナもホライゾンも多角的場面が多いからね…気になる。
キャラが多いから、そうゆうのが上手く書けるのは羨ましいです
>>33
すみません、わからないですよねιι
あと分かる方には凄く勉強不足に感じるかもι
あれはですね
たしか、シュールレアリズム?だったかなと言う芸術の創作方法の名前をアレンジしたものなんです
創作方法と言うよりは運動かな。
超現実主義って言ってマジックレアリスムとも言われているそれを、自分なりに解釈して作品に取り入れています。
自分だけの現実、夢みたいな世界を写し出す様な芸術作品があれば多分そう。
得た知識はあまり深く知らないほうが作品に取り入れやすいので、勉強不足ですみません
35 :
やべぇ…面白いw
作者さん頑張ってください!
36 :
>>35
ありがとうございます。
凄く嬉しいです!!頑張ります!
37 = 9 :
その昔、無双を轟かす神がいた。
神は世界を見渡し、座してなお探求した、貧欲なまでにあらゆる物を求め、知識を深め、神はあらゆる世界を冷ややかに見渡すようになった。
長い間さまざまな世界を見た、時には見知らぬ世界のたった一人の人生を観劇し感激した。そうするうちに、また見知らぬ世界を、見た観た診た。
そこにはあまりにも知らない世界が広がっていた。神は愕然とする。垣間見た世界は全ての人が何らかに喘ぎ、それはまるで世界が病に掛かっている様だった。誰かを幸せにしている代わりに犠牲に生っている様に見えた。
だがそんな暗い場所にも色が有り、人々はやはり幸せは持っていた、赦されていた。
喘ぎながら綺麗な物を持っていた。
あまりにも自分とは違う世界、いや自分とは違う生き方をしている人々を神は魅力的に感じた。
それから暫く神は世界を見続け。
そこで観た一人の女性に神は恋をした、人のような恋をした。
神は…落ちたのだ、恋に、そしてその座からも。
それからの男の人生は壮絶だった。
裏切った 殺した 呪った 呪われた 怨んだ 愛され愛した 祝福された 感謝された 崇拝された 誓った。
そして男は咎の炎を燃やした。
38 :
>>34
誤解あったようで失礼。
surrealismeの意味を聞いているのではありません。surrealismeの使い方がおかしいと思うので質問しました。
言い換えれば、『魔術を極めたアレンは状況を自身のルネッサンスに当て嵌めて対抗していた』は分かりますか?意味通じない。
39 = 9 :
>>38
なるほど!!!
それはですねιιいやはや勉強不足で申し訳ないんです。
作品に出したそれはまんま芸術のことではないんです。
ただその、自信だけの現実を自在に操る力を表す言葉が見つからず
考えても考えても、パーソナルリアリティーしか出てこなくて。
頑張って捻ったつもりですι
美術関連に詳しくないのにすみません…
40 :
くそぅ 下手なのは分かっとるが
実感はやはりヘコム。今回が一番迷走だよ!!!
ただ一個前は一番満足だよ!!!なんなのよ!!!!
ちなみに次を上げてもまだまだ続けますよー!!!!
41 = 9 :
「そんなの…わかってる…!!!」
力一杯に、たがたったそれだけしか言えない自分にアレンは呆れた。
大きな我が儘を通した変わりに、小さな我が儘を通せない事に嘆きもした。無言の時間は続いたが、快刀には十分だった。
我慢の限界なんて来ていない、背負った咎を下ろす気もない、しかしアレンの心はとうの昔にはすでにボロボロだった。
知らぬ世界を救うため、周りを裏切り、それからも裏切り続け、他の命を犠牲にし、愛した女に先立たれた男はそれでも誓いを守り続けた。
どんなにそれが汚れていて真っ黒で絶望的な手段でも。アレンは誓いを守り続けた。
そして。
アレンは泣いた。
声を上げず、泣き続けることもなく、ただ一滴。溢れでたそれは綺麗な物だった。かつてアレンが愛した人々の幸せの様に綺麗な涙は血だけが滲んだ大地に落ちる。
そんな事は分かっている、だから俺は生きて、足掻かなければならない。例えどんなに汚れていても。だが何故だろう悲しみがアレンの胸に押し寄せる今までの罪は重く、それが少し押し寄せてしまった。
――今更こんな事で揺らぐなんて、結局…俺は何の為に…ここまで来たのだろう…俺は何の為に……………――
アレンは神だった。今はそれ以下で人以上、神は人間をあまり知らないでいる、それは今もそうだ。
変わりに仲間はアレンを知っていた、どれ程自分達を思ってくれているのかも、愛した女に先立たれたその悲しみの深さを。理解を恐れた神だった者とは違い、人は神を理解しようとし、信頼を置いた。
様々な者が様々な思いをアレンに乗せ、期待している、だがそれと同時にアレンに咎を背負わせていることも皆が、世界中が知っていた。それを知りアレンを気遣うものもいた、その度にアレンはその心中を否定し続けた。
だが神が人間に人間のような嘘をついても有象無象嘘でしかなかった。
隠しきれていない神がついた人の嘘。
アレンは否定し続け、誰にも頼ることなく秘匿し続けた、そんな姿を見て人々はもう何も言えないでいた。
「アレン…今からでも遅く――」
「黙れ…」
快刀が何を言おうとしたのかは分かっていた。
快刀もまた予想はしていた、言葉を返され返す言葉がなかった。
42 = 9 :
「お前の理想と俺の理想は違う。あくまで俺の理想は一つを救う、ただそれ一つだ!!!!!」
揺らいだ心は、たった一つの信念を思いだし立ち直る。なんの為になんて決まっている、守りたいからだ。たった一つそれだけでアレンは立ち直り。
両の拳を打ち付け、気持ちを新たにアレンは真っ直ぐに快刀を見つめる。
そんな姿を見て二人を見守る者、皆が闘志を燃え上がらせる。
だがたった一人、アレンを思う少年はその声を大にして叫んだ。
「何で!!!!!!何でなの!!!!!!!!!!!!アレン!!!!!!もう良いよ…帰ろう、もう帰ろうよ!!!!!!見たくないよ!アレンが苦しむ姿はもう見たくないんだ!!!!帰ろう…帰ろ――ング!!」
悲痛なまでの訴えは今までアレンを頼ってからの後には残酷なものでしかない、それでも少年は叫ばずにはいられなかった。
だが少年の声が誰かによって閉ざされた、少年は大柄な男に口を覆われ言葉が出なくなっていた、誰もがアレンに言いたかった言葉を少年は必死に伝えたが、そんな少年の意志とは違う者によって阻まれる。
男はアレンと共に闘い抜いてきた古い戦士。アレンと共に、最も多く闘い抜きアレンと駆け抜けてきた男はアレンの気持ちを知ってか知らずか、ハッキリ告げた。
「いいかアレン!!!!!俺はお前がどうなろうと知ったことかと思ってきた!!!!それは今もだ!!だから闘え…誰のためでもなく自分のために!!!お前の気のすむ様に!!!!」
二人の声はアレンに確かに響いた、二人ともそれが本心で、偽りはなく、2つの意志は全く違うものだったが、その声は快刀が聞くシルフィーの歌声の様にアレンに心地よく届く。
「あぁ、そんなの言われるまでもない、死んでもお前達を守るさ。だが俺はお前達を信じない」
――それは余計なことだから――
「だけどお前達は信じれば良い、必ず守るから」
――どうか信じてくれ、力になるから――
43 = 9 :
「俺はまたいつもの様に帰ってくる、どんなに黒く染まっても、必ずまたもどってくる。そしたら…ロラン…また家で食事をしよう、な?」
その時のアレンの顔をその場の人間は皆忘れない。
その表情はこの闘いのなかで一番優しく暖かだった。
少年は、ロランはそんな暖かなアレンの心に触れ涙を溢すしかなかった。アレンの気持ちを知ってなを甘えるしか無かったが、剣を握りしめ、信じるとそう誓った。
「必ず…帰ってきてね、アレン」
「あぁ!約束だッ!!!!!!!!!」
思いは力に変わり、絶対の誓いは魔法になる。
男は誓い誓われ、沸騰しそうな程の熱い魔力が身体をめぐり、今。仲間全員と繋がった。
だが快刀もそれはかわらずその意志はアレンと全く変わらない者がそこにはある。ただ違うのは快刀はアレンを救いたいと今でも思っていた。
自分に似た男をどうしても救いたかった。
アレンもまた、自分に似た男を越えたいと思い、何度目だろうか、剣を握りしめた。
二人はあまりにも似ていて、それは自らも、そして仲間達もそう感じずにはいられなかった。
幾多の嘆きのなか繰り広げられた二人の男の闘いはその炎を新たに燃え上がらせる。
「アァァァァァァァァレェェェェェェン!!!!!!!!!!!………………これで最後だ!!!!!!!!、お前が勝ったら好きにすればいい!!!!だが俺が死んでも仲間が阻む!!」
男は誰にも聞こえる様に声高らかに宣言する、それは紛れもなく代表者の声であり、王として神として、何よりも仲間を思い信じるカイトとしての宣言。
「そして…俺が勝ったら!」
アレンは快刀の宣言に口を出す事を、今回に限ってしなかった。
最後の闘いに挑む男の宣言を阻む理由は無かった。
「お前のその、重荷を一緒に背負ってやる!!!」
「ん?…はぁ!?何を言っているんだ!!」
豪快にしかし淡々と話す快刀の声は止まらず、アレンの声を押し潰す。
「俺達二人でいや、皆で!!!!!!全部の世界を平和にしよう!!!全ての不幸幸福を量る奴がいるなら一緒にぶっ潰そう!!!!!…難しい事は考えるな、だから先ずは…」
快刀はいろんな者に言ってきた、そのどれもが魂を込めたものであり、軽はずみなものなど何一つ無かった。
快刀は一つ、深呼吸をしアレンを見つめる。
「俺達が…親友になれば良いだろう!!」
44 :
三日文を一日で書いたから今日は休みます
文じゃない書き込みしたいけど、こんな時間じゃ誰もいませんよね
45 :
「なっ……ふざけるなよ!!快刀!!!!!俺にそんなつもりは無い!!」
多くの者が快刀と似たような事をアレンに申し出てくれた、しかしアレンはその度に騙し裏切ってきたのだ。今更快刀とだけ歩むなど出来なかった。
だが快刀にとってそんな事は関係無かった。アレンがその咎の剣を抜くことにより必殺を誓うのであれば、快刀もまたその宣言は必勝を誓うには充分だった。
二本の刀を握りしめ、快刀はアレンまで一瞬で詰め寄り、刀でもって連撃を繰り出すがアレンはそれを二本の剣で凌ぐ。
快刀の攻撃は止む事無く続き。強力な一撃でそれは一度止みアレンは剣撃を交わした場から数メートル弾かれてしまった。
体勢を立て直し、快刀を見上げたアレンは思わず怯んでしまう。
眼前に広がるのは無数の光、紅蓮が瞬く光は炎。空中に展開された炎の矢はアレンの視界を埋めつくし、更には先ほど見た極光も控えていた。
「何もかもは勝者が決める!!!!…………それは世の理だろ!!!!…例えどんな手を使っても!!!だから俺は負けない!!!もう負けられないんだよ!!!!」
放たれた矢は中空を裂き、極光が大地を抉り。妖精の歌声が全てを加速させる。
――貴方はそれでいいんですね……快刀さん――
消えてしまいそうなその声は爆音の中快刀に届く。
――あぁ…ごめんな…馬鹿で…でも俺にはこうするしか――
――分かってます!!!!!!……分かってますから…謝れないで――
泣きそうな声で訴えるシルフィーの声は怯えていた。果てしない絶望を越える勇気を訳あってもシルフィーはたった一人に恋をする女の子なのだから。
少女の震えた声は快刀をひたすら求め、歌い続ける、音を響かせ続ける。
――分かってますから…だから…勝って…貴方が決めたことなら私は何処まででも付いていくから…それが私の存在意義だから…でも……………――
シルフィーの声はそこで止まる、だがシルフィーはその思いを口にする。快刀に我が儘を言う。言い様のない恐怖を伝える。
――怖いよ…快刀さん……嫌だ…貴方とまだ一緒にいたいよ………なんで…なんで私だけなの…快刀さん…助けて皆とまだ一緒にいたいのに…快刀さんが好――
――俺もだよ…――
爆音の中交わされた言葉は互いの心に響きあい、快刀の言葉はシルフィーを優しく包み込んでゆく。
46 :
いいね。
ただ純粋に良い。
47 :
そんな快刀の声はシルフィーだけを包み込む、シルフィーだけに愛を伝える。自らの内で共に闘う妻が居ようと、その言葉は止まらない。
シルフィーの消えそうな希望は快刀の声に包まれ、微かに立ち直り。快刀の必勝の炎はシルフィーの歌で燃えあがる。
――俺も好きだよ…シルフィー…だから泣くなよ…どんな事をしても必ずお前を助ける…俺が約束破ったりするか?――
理不尽を尽くした言葉はそれでもシルフィーを癒す。ただただ暴力的な暴言、一人の信念を打ち砕こうとし一人の恐怖を無視する。
身勝手で我が儘かもしれない、だが快刀はそれしか言えなかった、だがそれでもシルフィーには充分だった。
――貴方は嘘ばっかりじゃないですか……でも…信じます…――
何気ない快刀の嘘に苦笑いが浮かぶ。
思えば快刀と言う男は幾度も大嘘をつき、その度に多くを泣かせてきた。
だがその度に快刀は奇跡を呼び嘘を、ただの嘘にしなかった。
きっと今回もそうだ。シルフィーは快刀を強く信じた。
爆音が響く戦場でその言葉は暖か過ぎて、涙がシルフィーからこぼれ落ちる。
――私は貴方を……私を信じる貴方を!!!!だから…――
「勝って!!!!!!快刀!!!!!」
「あぁ!!任せろ!!!!」
闘う二人と同じ様に、シルフィーもその気持ちを新たにする。
快刀が生んだ結界の中で輝く星たちはそれに呼応するかのように瞬きを強めた。
真っ直ぐに見つめるのは愛した男の姿。そっと強く呼吸をしその手の弦を強く引く。
響く音と歌声は先ほどまでと変わり無く響く。その音は、快刀に確かな力を与える。
「何を…勝手な事を…言っているんだ!!!!!!!!!!!!!!」
自らを守る翼をアレンは大きく広げ、降り注ぐ閃撃を吹き飛ばし、切りつけ打ち砕く。
二人のやり取りを聞いていた訳ではなかったが、快刀の姿がどこか余裕に見えたのが妙に腹立たしかった。
「勝手だろうがなんだろうが、そんなの俺の知った事かよ!!!!!」
青空の光と星の瞬き、炎の煌めきと翼の輝きそれらと共に男はあった。
「天に輝く星は希望!!!進むその道阻もうものなら、なにがなんでも押し通す!!!筋道ないなら無理やり作って望んだ明日を掴んで離さず!!!!!笑える明日を俺は作る!!!!!!!!!!」
48 = 9 :
あっ書けた!書き込めた!!!!!!
やったー!!!!♪
49 :
やばい、書き込めない間に展開だけ進めすぎて、続きの展開があやふやだwwww orz
ちくしょう!!!!!!!!!!!!!兎に角、頑張ってまた思い返さないと。メモしとけば良かった…
50 :
快刀の姿がアレンにはとても眩しくうつった。雄々しく鮮烈に、声高らかに謳い上げる。その姿は王として一つも澱みが無い姿。快刀は誇りをもって告げる。
破り捨てる誓いであっても。
「だったら俺はただそれを、お前の信念を打ち砕く!!!!!!!」
その様はアレンの心をよりいっそうに奮い起たせる、魂を揺さぶる。
そう感じるからこそ、その眼孔は快刀を飲み込み、その手は誓いの剣を握らずにはいられなかった。そして、咎の焔は燃え盛る。
互いの距離は遠くとも違える意志は隣り合わせに並び、浮き彫りになった意志は結界を隔てた先の仲間たちにも伝わる。
一人は無事な帰還を願い。一人は男の勝利を願う、育った世界の平和を願う。
恐ろしい程に重い願いは、だが二人にとって枷ではなく、その重さは力になり、その拳を更に加速させる。
「遅いことなんて無いんだよ!!!!」
翼を広げた 瞬間、閃光がアレンに向かいそこには快刀がいた。快刀は言葉の数だけの斬撃を放つ、信じる意志の分だけその刀で斬りつける。
流星の如く煌めく斬撃はそれだけで光を広げ、そしてそれは嵐の如くアレンを襲い来る。
――重いッ!!!!…だがこれ程なら――
まだ応じようがある。
アレンは剣を盾としながら、もう一本で斬撃を打ち払い、続く光の奔流を翼で弾き除ける。だがカウンターへと繋ぐ隙が見付からない、僅かで良いその一瞬を好機と出来るなら。
だが快刀の一連の動きにそのような隙は一つたりともありはしなかった。斬撃に続き魔法での攻撃により、快刀はその隙を埋め。それでも貪欲にアレンの付近の空間からは、黒白、二双の刃がその体を穿とうと迫り、快刀の攻撃に隙らしいものはなかった。
加えて快刀の動きは自由その物と思うのが殆んどだが、時折それは型にはめられた駒送りの人形にも見える時があり、常軌を逸した物だった。
打ち払われた斬撃の奔流が続いて放たれたアレンの連撃で吹き飛ばされ、アレンを悉く襲った攻撃は同じように防がた。
そこからも剣撃は快刀から撃ち込まれる、アレンに向けて斬り込まれる刀での袈裟懸け、アレンは一撃を剣で流し、もう一方で快刀の胸を抉りに向かう。だがその時も快刀は常軌を逸した動きを見せる。
一本の刀を両の手で握り袈裟懸けに斬りつけ、そして快刀は向けられた剣の切っ先を掠めること無く。その身は中空を横に向きながら回転し新たにアレンの真上に斬撃が落とされる。
――またか!!―――
もう何度か目にした予想だにしない動きは、幾度目だろう。だが何度見てもアレンは惑わされる。
だかそれでもアレンは落とされる刃をつき出した剣で滑らせ、快刀の懐近くに行くと同時に構え、出した脚で突き飛ばす。
見苦しい文だと思います、すみません。
流れとか忘れてしまっている。頭のなかは今の展開でいっぱいですよιιιι
でも頑張って、今の展開までもってきます!!!!!
人が見てるか分かりませんが!!!!!!
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