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    元スレ悪女「ハァ~? あたしに聖女の代わりなんて出来るわけねーだろ!」

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    101 :

    司祭「はぁ、はぁ、はぁ……」

    「司祭ッ!」

    司祭「なんです? 私はまだまだやれますよ」

    「領主も……大司教とグルだ!」

    司祭「なんですって!? ――そんなバカな!」

    「聖女が名を高めるのがうっとうしいのは領主も同じことだったんだろう。
       どうにか聖女の活動をやめさせたかったにちげえねえ」

    「だが、聖女は脅迫に屈せず、こないだの襲撃も失敗した」

    「だから……二人で共謀して、大勢の前で聖女を殺害する計画を立てたんだ。
       大勢の前で聖女が悲劇的に死んで、『彼女の遺志は我らが受け継ぐ』だとか涙の一つも流せば、
       高まった聖女のネームバリューをそのまま自分らのもんに出来るからな」

    司祭「……なんてことだ!」

    武装兵A「オラァッ!」ブオンッ

    司祭「くそっ!」ガキンッ

    102 :

    毎回どんでん返しあるんで好き

    103 = 101 :

    ワァァァァ… ワァァァァ…

    大司教「ご協力感謝しますよ、領主殿」

    領主「お互い様だよ、大司教殿。これであの目障りな小娘はここで消える」

    領主「あれ以上のさばらせたら、私にとっても脅威になるおそれがあったからな」

    領主「だが……“聖女”は今日滅ぶ」

    大司教「そして……その価値だけは我々が頂戴する」

    領主「その通り。聖女の遺志を受け継ぐ領主・教会として、我らはさらに繁栄することになろう」

    大司教「教会と領主は持ちつ持たれつ、ですからな」

    領主「さてと、聖女の死に様をじっくりと見物するとしよう」

    104 :

    福田和子

    105 :

    しえん

    106 :

    毎回どんでん返しあるんで好き

    107 = 101 :

    司祭「でやぁぁぁぁぁっ!」バキッ

    「乱暴はやめて下さいっ!」ヒラリッ

    応戦する司祭、聖女のフリをしつつ攻撃をかわす悪女。

    司祭「もうダメだ! 逃げてくれ!」

    「バカ野郎……聖女だったらこの局面でお前を見捨てないだろ」

    司祭「あなたは聖女じゃない! もういいんだ! よくやってくれた!」

    「いや……大丈夫だ」

    司祭「え?」

    「いったろ? ちゃんと“手は打っておいた”って」



    ウオォォォォォ……!



    司祭(別方向から違う集団が……!?)

    司祭「あ、あれは!?」

    108 :

    ニシンのパイが嫌いな子

    109 :

    1です
    ビール飲んでエロシスターでシコったら眠くなってきたので寝ます

    110 = 101 :

    金髪「野郎ども、行くぞぉぉぉぉぉっ!」

    「うおおおおおおおっ!」

    眼帯「久々の戦争だ! 暴れてやれっ!」

    ドドドドドド…



    司祭「彼らは……スラムの住民! 一体どうして……!?」

    「なにか起こるかもしれないって予感はあったから、念のため連絡しておいたんだよ。
       今日この町のどこかに待機して、騒ぎが起きたら駆けつけてくれってな」

    司祭「そうだったんですか……」

    112 = 101 :

    スラム住民も、聖女姿の悪女を見るのは初めてである。

    金髪「姐さんですよね!? 見違えましたよ!」

    「つーか誰だよ!」

    眼帯「ぷぷっ……似合ってますぜ」

    「う、うるさい! さっさと戦え!」

    ワアァァァァ……!

    新入り「姐さん!」

    「おお、お前も来たか! 指はよくなったか?」

    新入り「モチっす! 今日は暴れていいですよね!?」

    「許す! 思い切り暴れてやりなァ!」



    群衆も困惑する。

    町民「なんでスラムの奴らが……!? もうわけ分からん……」

    商人「スラム頑張れーっ! ファイトーッ!」

    町民「あんたもわけ分からん!」

    113 :

    ノリが魔法陣グルグ

    114 = 101 :

    ワァァァァ… ワァァァァ…

    領主「おのれ……!」

    大司教「どうするのです! このままでは……!」

    領主「安心しろ。私の兵があんなゴロツキどもにやられるはずはない!」

    「お二人とも、仲良くおしゃべりですか」ザッ…

    大司教「聖女!」

    領主「…………ッ!」

    115 = 101 :

    「あー……もう演技はいらねえな」

    「お偉いさんが二人がかりで女の子一人殺そうなんざ……ずいぶんと汚い真似しやがる。
       ヘド吐きたい気分だ」

    大司教「!? お、お前聖女じゃないな! 何者だ!?」

    「ワルモノだよッ!」

    バキィッ!

    大司教「ぐわぁっ!」

    「てめえもだ!」

    ドゴォッ!

    領主「ぐぶっ……!」

    116 :

    私怨

    117 = 101 :

    「さあ、止めろ! 兵どもを止めやがれ!」

    大司教「ひいい……!」

    領主「この状況を見ろ……。どう止めろというんだ……!」

    「!」

    ワァァァァ… ウォォォォォ…

    武装兵とスラム住民の戦いは、凄まじい乱戦になっていた。

    (やべえな、このままじゃどっちも死にまくるぞ……。町の人間にも危害が……)

    領主「こうなったらとことんやるまでだ! お前もスラムの連中も始末してやる! ゴミ掃除だ!」

    「てめえ……!」

    (クソがッ! ここでこいつらブッ殺したところで、収まりそうもねえ!
       どうする……どうする……!)

    118 = 101 :

    「皆さん、おやめ下さいッ!!!」



    シーン……

    「!?」

    司祭「あっ、この声は……!」



    「…………」



    司祭「聖女様!?」

    司祭(まさか駆けつけてこられるとは……まだ毒は抜け切ってないはずなのに……)

    119 = 100 :

    しえん

    120 = 101 :

    混乱する町民たち。

    「聖女様が二人?」 「どうなってるの!?」 「どっちが本物なんだ!?」

    「うるせえ、静かにしろ!!!」

    「は、はいっ!」

    一瞬でどっちが偽者か判明する。

    「皆様、このたびの大混乱、全て私の責任です」

    司祭「聖女様、そんなっ!」

    「司祭様、あなたにも御迷惑をかけてしまいました」

    司祭「いえ……私はあなたに……」

    「あなたが私にして下さったことは分かっているつもりです。
       全ては私のため……気にする必要はありません」

    司祭「聖女様……!」

    「これから私がすることはあなたを裏切ることになるかもしれませんが、どうか見届けて下さい」

    121 = 101 :

    「領主様」

    領主「な、なんだ……」

    「この状況を見て、私も大まかなことは把握しております。私に天罰をお与え下さい」

    領主「天罰……?」

    刃物を手渡す。

    領主「え……」

    「私の行動が領主様の権威を損ね、領内の秩序に不安定をもたらすかもしれないという懸念、
       十分理解できます」

    「あなたには私を裁く権利があります。さあ、どうぞ」

    領主「なんだと……」

    122 = 101 :

    領主「見上げた自己犠牲精神といいたいところだが、そうはいかん。魂胆は見え透いてる」

    領主「私に貴様を刺す度胸無しと見て、命がけのハッタリで私を懐柔しようというのだろうが……」

    「…………」

    領主「…………ッ!」

    領主(違う! この娘、本気だ! 本気で刃を受け入れるつもりだ!
       心の底から自分に非があると思い、裁きを受けたがっている!)

    領主(これが……“聖女”なのか……ッ!)

    「どうぞ」

    領主「あ、いや……私は……」

    「そうですか」

    領主「うう……ッ!」ガクッ

    123 :

    どうしてこのレスに『sayaka』も『スーパーナブラ』も含まれてないんだよ

    124 :

    予想外

    126 :

    いいね

    127 = 101 :

    「では大司教様」

    大司教「!?」ビクッ

    「教会の秩序を乱した私にどうか……」

    大司教「わ、私かね!?」

    「はい」

    大司教(私の方が……この小娘より立場は上……のはずなのに、動けない……ッ!)

    呼吸が荒くなる。

    大司教「え……ええと……。私も……け、結構、だ……」

    「……分かりました」

    大司教「はぁ、はぁ、はぁ……」ヨロヨロ…

    129 :

    すまん限界ねる
    誰か…朝まで保守を
    た…の…zzz

    130 = 100 :

    紫煙

    131 :

    湯婆婆って悪人だっけ?

    132 = 105 :

    ここで聖女刺したら民衆からの信用は地に落ちるしな

    133 :

    カオナシって、Vtuberとかいう障害者用のキャバクラ見てて楽しいの?

    134 = 101 :

    聖女は刃を自分に向ける。

    「ならば自分で――」

    「やめろバカ!」ガシッ!

    刃を掴んで止める。

    「悪女さん……!」

    「大したもんだ。あたしでも鎮められそうになかった混乱を鎮めちまうんだからな。
       やっぱ本物は違うよ」

    「だがな――」

    135 = 100 :

    2人が瓜二つなのも理由があるのかな?

    136 :

    女恐怖症が再発してしまった
    全員女はこうなんだ...

    137 = 101 :

    「自分の命を粗末にすんなッ!」

    「…………!」

    「今日ここにいる連中はお前を見るために集まってんだぞ。
       司祭も、やり方はともかく、ずっとお前を守ろうとしてた。あたしだってそうだ。
       そいつらの期待や信頼を、全部裏切る気かよ!」

    「聖女なら、天罰なんざ与えられようとせず、きっちり生きてみんなに希望を与えやがれ!」

    「す、すみません……」

    「なぁに、分かればいいさ」ニコッ

    「なんだか今私……お姉さんに叱られた気分になりました」

    「な、なにいってんだ。誰がお姉さんだ」

    「うふふっ……」

    138 :

    よかったよかった

    139 = 101 :

    結局このまま乱戦は収まり、騒動は一段落した。

    司祭(まさか、あれだけメチャクチャになってた場を収めてしまうとは……)

    司祭(聖女様が死ななくて本当によかった……ありがとう、悪女さん)



    領主「くっ……!」

    大司教「うぐぐ……っ!」



    司祭(あの二人も……ショックを受けているな。当然だろう。
       大衆の面前で、これほどまでに器の違いを思い知らされたのだから……)

    140 :

    なんでそんな嫌うのか意味がわからん

    141 = 101 :

    この事件の後――

    大司教は聖女に畏怖したのか、引退を表明。
    教会の大司教の座はしばらくは空位にするという形で落ちついた。

    また、領主も乱戦を招いた責任ということで隠居し、領主の座を息子に譲った。
    息子は聖女の活動に理解がある人間で、これで聖女もようやく安泰の座を得たという格好になった。

    …………

    ……



    ― 教会 ―

    司祭「では聖女様、おやすみなさい」

    「おやすみなさい」

    司祭「…………」スタスタ

    老執事「司祭様」

    司祭「老執事さん、どうされました?」

    老執事「あなたにだけ、どうしても話したいことが……」

    142 = 101 :

    老執事「まずはお詫びを。会見当日は聖女様を止められませんで……」

    司祭「いえ、構いませんよ。それで……話とは?」

    老執事「聖女様の父親である先代大司教様に関することです」

    司祭「はぁ……。なんでしょう?」

    老執事「実は……先代様の子は“双子”だったのです。女の子の……双子でした」

    司祭「なんですって!?」

    老執事「しかし、もう片方の子は……生後まもなく悪漢にさらわれてしまったのです」

    司祭「知らなかった……。なぜそれほどのことが表沙汰になってないんでしょう」

    老執事「教会の人間を使って捜索することもできたのでしょうが、
        先代様はそれをしませんでした」

    老執事「出産と同時に奥様を亡くされたショックや、教会の人間に負担をかけたくなかったとか、
        あるいは犯人を憐れんだとか……色々事情はあったんだと思います」

    老執事「なにぶんお優しい方でしたから……」

    143 :

    くぅ~疲れましたw これにて完結です!
    実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
    本当は話のネタなかったのですが←
    ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
    以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

    まどか「みんな、見てくれてありがとう
    ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

    さやか「いやーありがと!
    私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

    マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

    京子「見てくれありがとな!
    正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

    ほむら「・・・ありがと」ファサ

    では、

    まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



    まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
    改めまして、ありがとうございました!」

    本当の本当に終わり

    144 :

    ホロライブって名指ししてくれよ
    VTuberひとくくりにされてもな

    146 = 101 :

    司祭「それで……もしかすると、悪女さんはそのさらわれた子かもしれないと?」

    老執事「はい……今となっては確かめる術はありませんが」

    老執事「もはや、この教会でその事実を知るのは先代様のお世話を務めた私ぐらいのもので、老い先も短い。
        信頼できるあなたにだけ……どうしても話したくなってしまったのです」

    司祭「ありがとうございます。今までよくその重荷に耐えてこられました」

    司祭(聖女様……悪女さん……)



    …………

    ……

    147 :

    元の家庭環境からしてスレる余地ありありな所に戦争という異常な環境下に置かれればおかしくもなる
    なんだかんだクロノクルというとまり木は見つけたけどどうにもザンスカールで強化された臭いしクロノクルを殺ったウッソに対して殺しにかかるのも不思議ではない
    信念を貫き通す子供など気持ちが悪いってカテ公の言い分もわからなくもないしな

    150 :

    そうか 結構熱くてギャグも若干入ってておもしろい漫画だと思うけどなあ


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