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    元スレ男「フードコートで水ばかり飲んでるクソ女」

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    101 = 98 :

    受験生「なぁんだ。でしたらこのボクが解決法をお教えしましょう!」

    「おっ、さすが秀才。いいアイディアがあるのか?」

    受験生「すばり、結婚式まで禁酒すればいいんですよ! そうすればアルコールも抜けるでしょ」

    「あ、そっかぁ!」

    「それいい! さすが受験生君!」

    「あったまいいー!」

    受験生「フッ……」

    中年「いや、ちょっと待ってくれ! 酒がねえとオレは……」

    受験生「いつかの言葉を返しましょう。こういうのも“勉強”ですよ」

    中年「あぐぐぐぐ……」

    「ハハハ、そういうこと! 観念しな、おっさん!」

    102 = 98 :

    「というわけで、おっさんの禁酒作戦開始だ!」

    「なんだかワクワクしてきました!」

    受験生「勉強の合間のいい気分転換になりそうですね」

    「おじさんに一滴の酒も飲ませるもんか!」

    「私も微力ながら手伝わせて頂きます」

    「このフードコートでは、絶対おっさんに酒を飲ませるな! 作戦開始!」

    オーッ!!!



    中年「どいつもこいつもオレをオモチャにしやがって……」

    中年「お手柔らかに頼むぜぇ……」

    104 = 98 :

    中年「ストロングゼロをちょっとだけ……」

    「おっとぉ、結婚式まで酒はゼロだぜ、おっさん!」バッ

    中年「ああっ!」





    中年「喉渇いたし、一杯ぐらい……」

    「お水をどうぞ! いくらでも汲んできますよ!」ササッ





    受験生「こちら、図書館で借りてきた本に載っている、肝硬変になった肝臓の写真です」

    中年「お、おい……んなもん見せないでくれよ。メシがまずくなる……」

    105 = 98 :

    「お酒飲んだらダメだったら!」ドカッ

    中年「うげっ!」





    「コラーッ! お酒飲んだらダメでしょ!」

    中年「ひっ、そんな娘を叱るように叱らないで……。叱り方も娘に似てるし……」





    中年「こっそり飲もうと思ったら、缶を没収されちまった……!」

    清掃「あたしもあんたの禁酒に協力してるからさ!」



    中年(こりゃ地獄だ……だけど、オレのためを思ってやってくれてるんだからなぁ)

    中年(オレも久しぶりに根性出すか!)

    …………

    ……

    107 = 98 :

    そして――

    中年「どうだ?」ビシッ


    「おおっ、正装! かっこいい!」

    「すっごくステキです!」

    受験生「見違えましたよ! まるで一流大学の教授みたいだ!」

    「馬子にも衣装ってやつだね」

    「コラッ、なにいってるの! ……とてもよくお似合いですよ」

    清掃「いいじゃないか。もっとあたしが若けりゃ立候補してたよ」


    中年「こうして久しぶりにシャキッとできたのも、お前らのおかげだ……」

    中年「んじゃ、結婚式当日はこの格好で娘と会ってくるぜ!」

    108 = 98 :

    ……

    「結婚式はどうでした?」

    中年「とてもよかったよ……」

    中年「娘はキレイになってたし、旦那もいい奴っぽかったし……いうことなしさ」

    「それはよかったですね!」

    「んでさ、元奥さんとはどうだったの?」

    「コ、コラッ!」

    中年「……ま、それなりに楽しく会話したぜ」

    「より戻しちゃえばいいのに」

    中年「さすがにそれは無理だが……時々は会おうってことにはなったよ」

    (うーん、今日のおっさんはやたらかっこよく見える……)

    (こういう年の取り方したいなって思えてしまう……)

    中年「つうわけで――」

    109 = 98 :

    中年「飲むかぁ~!」グビグビ

    中年「娘の幸せにかんぱーい!」

    「やっぱり飲むのかよ!」

    「あああ……お洋服にこぼしちゃって……」

    受験生「まぁ……よく持った方ですよ」

    「おじさん、久しぶりにフードコートで飲むお酒の味はどぉう?」

    中年「うん、うめえ! もう一杯!」







    おわり

    110 = 98 :

    最終話『フードコートに入り浸ってばかりいるクソ男』



    ― フードコート ―

    「合格おめでとう!」

    受験生「ありがとうございます!」

    中年「志望校にみごと受かっちまうとはな、大したもんだ!」

    「ホントですよ! △□大といったら、超名門ですから!」

    「口だけじゃなかったんだ! やるぅ!」

    「もしかして、裏口入学なんじゃないのか~?」ニヤッ

    受験生「実はそうなんです……入学試験の日はあえて、裏口から入りましたからね」ニヤッ

    「お前……ホント変わったなぁ。そんな返しをするようになったとは」

    受験生「ボクが進歩してるのは、偏差値だけではないということですよ」

    「じゃ、ここらで俺からお祝いの言葉を」

    受験生「お、これはどうも」

    112 = 98 :

    「このボクがBィィィィィ! 判定ィィィィィィッ!」

    受験生「ちょ、ちょっと!」

    ギャハハハハハ… アハハハハハ…

    「もうっ! せっかく合格したのに、失礼ですよ! アハハッ!」

    「といいつつ、めっちゃ笑ってるけどね」

    「アハハハハハハハハハッ!!!」

    「お母さん、笑いすぎ!」

    「…………」

    (フードコートの常連と仲良くなってからは、フードコートに来るのがますます楽しくなったなぁ)

    「今日は何食べる?」

    「きつねうどんにします!」

    「じゃ、俺はチャーシューメンにしよっかな」

    113 = 98 :

    ― 会社 ―

    「ふんふ~ん」カタカタ…



    課長「…………」

    先輩「…………」

    課長「あいつ……近頃、妙に上機嫌だな」

    先輩「調子こいてますよね……」

    課長「ああ、どうも気に食わん」

    課長「そろそろ、自分の立場というものを分からせてやった方がいいかもしれんな」

    先輩「ですよね……」

    114 = 98 :

    プルルルル…

    「お電話ありがとうございます! ……あっ、これはどうも!」

    「あっ、はい! 例の品は、期日通り納入するよう手配しておりますので!」

    「はいー! よろしくお願いしまーす!」



    先輩「ちっ……あんなにはりきりやがって。たかが納品ぐらいで……」

    先輩「……ん、納品……?」

    先輩「…………」ニヤッ

    115 = 98 :

    そんなある日――

    ― 会社 ―

    プルルルル…

    「あ、どーも! いつもお世話になってます!」

    「…………」

    「――え!?」

    「全く違う品が納品された!? おかげで現場の作業が滞ってる!? そ、そんなバカな!」

    「私はちゃんと手配を……!」カタカタ

    (――あれ!? 俺が違う品を納入するよう指示したことになってる!)

    (なんでこんなことに……!?)

    「大至急、正しい品を納品させますので……え、もういい!? し、しかし――」

    116 :

    まさか…

    117 = 98 :

    課長「どうするんだね!?」

    課長「小口の取引先とはいえ、こんな致命的なミスをして!」

    「も、申し訳ありませんっ!」

    課長「この件については私も知らん! 君が全責任を負って処理したまえ!」

    先輩「ったく、いつかやらかすと思ってたんだ! これだからお前は使えねえってんだよ!」

    ガミガミガミガミ…

    「…………」



    (あああ……)

    (ああああああああああ……!)

    118 = 98 :

    課長「……ふふっ、よくやってくれた。青ざめた彼の顔は一見の価値アリだったよ」

    先輩「違うもんが納品されるよう、ちょいとあいつのパソコンからいじっただけですよ」

    課長「彼、どうすると思う?」

    先輩「辞めるか、病気になるか、下手すりゃ自殺しちまうんじゃないっすか?」

    課長「あの取引先は取引額が小さいから、縁が切れても課にダメージはないし」

    課長「弱い者いじめをすると、健康診断の数値がよくなるんだよねぇ~」

    先輩「俺もっすよ! 今年も色んな数値がよくなってて……」

    課長「職場のストレスは、ハラスメントで晴らすに限る! なーんてね!」

    先輩「アッハッハ、座布団一枚!」

    119 = 98 :

    ― フードコート ―

    「今私、新作のイラストを手掛けてるんですよ! テーマはなんと≪食事≫!」

    「……へえ」

    「今日はなにを食べますか?」

    「…………」

    「あのー?」

    「ごめん……。今日は……水だけにしとく」

    「え、でも……」

    「ちょっと食欲がなくってね……なぁに、大丈夫さ……」

    「は、はい……」

    (まるで、昔の私のように落ち込んでるわ……)

    120 = 106 :

    コイツら

    121 = 116 :

    最初と立場が逆転してる…

    122 = 98 :

    ― 会社 ―

    先輩「おい」

    「は、はいっ!」ビクッ

    先輩「お前……終わりだな」

    「え」

    先輩「この件に関しちゃ、部長もカンカンだ」

    先輩「納品する品をミスって手配するなんてお前……新入社員でもやらねえミスだぞ!」

    先輩「クズがっ! 会社の恥さらしがっ!」

    「す、すみまっ……!」

    先輩「薬局行って、睡眠薬でも買ってきたらどうだ? 永久に眠るためによ!」

    「…………!」

    (取引先には謝りに行ったけど、門前払いされちゃったし……)

    (本当に、俺は……終わりだ……)

    123 :

    ゲス共が…!

    124 = 98 :

    ― フードコート ―

    「…………」ゲッソリ…

    「どうしました? 今日は水も飲んでないじゃないですか」

    「ほっといてくれ……」

    「放っておけませんよ」

    「いいから、放っておいてくれよ! 俺なんて餓死でもすりゃいいんだよ!」

    「放っておけませんよ!!!」バンッ

    「!!!」

    125 = 98 :

    「前におっしゃってましたね? おいしそうにご飯を食べる人を見るのが好きだって」

    「そんなこといったっけ……」

    「いいました」

    「私だってそうです!」

    「私だって、好きな人がおいしそうにご飯を食べるのを見るのが好きなんです!」

    「落ち込んでたら、助けてあげたくなるんです!」

    「さあ、何があったか話して下さい! ……絶対に助けますから!」

    「……う」



    中年「おおっ、あの子もいうねえ!」

    受験生「大人しい人だと思っていましたが、侮ってましたね」

    「今さらっととんでもないこといってなかった?」

    126 :

    面白い

    127 = 98 :

    ゾロゾロ…

    中年「話してみろって」

    受験生「ボクが力になれるかは分かりませんが……」

    「話せば楽になることもあるって!」

    「この子ったら生意気を……」

    「…………」

    「お願いします……!」

    「分かったよ……。完全に俺の事情なんだけど……」

    128 :

    早く話してみろよ

    129 :

    ええやん

    130 = 98 :

    中年「なるほどねえ……納入する品をミスって、取引先に大迷惑をかけちまったと」

    中年「で、取引が打ち切りになりそうってわけか」

    受験生「受験でいうと、受験で使わない教科の勉強をしてしまったようなものですか」

    「取引先からの信頼も、社内での信頼も、なにもかも失ってしまった……」

    「俺はもう……」

    「…………」

    「なにいってるんですか! まだまだ挽回できますよ!」

    131 = 98 :

    中年「そうだぜ。今はとにかく、どうやって埋め合わせするか、動く時だ」

    受験生「ボクだって、B判定から合格できたんです! あなたなら絶対大丈夫!」

    「ダメだったら、フードコートでヤケ豪遊すりゃいいんだしさ!」

    中年「そうそう、オレがビールでも焼酎でもおごってやるよ!」

    「…………」

    「諦めないで……!」

    「…………!」ドキッ

    (みんな、俺なんかを励ましてくれて……)

    (そうだ……まだ終わったわけじゃない。落ち込むのは、やれることを全部やってからだ!)

    133 = 98 :

    「みんな……ありがとう!」

    「今日はたっぷり食って、なんとか挽回できるよう頑張るよ!」

    「よかった……」



    中年「あの兄ちゃんが元気ねえとやっぱり締まらねえからな」

    受験生「ホントですよ。このフードコートの守り神みたいな人ですから」

    「まーったくイチャイチャしちゃって、あの二人」

    「若いっていいわねえ……」

    清掃「しばらく、あの二人が座ってる机には近づかないでおいてやるかねえ」

    134 :

    頑張れ

    135 = 98 :

    ― 取引先 ―

    「こんにちは」

    取引先「……また来たのか。君もしつこいな」

    「このたびは……本当に、本当に申し訳ありませんでしたっ!」

    「謝って済まされることではありませんが……」

    「この埋め合わせは必ずします! どうか、今度とも弊社と……私とお付き合いを……!」

    取引先「…………」

    136 = 98 :

    取引先「……君」

    「は、はいっ!」

    取引先「まさか、ウチみたいな小さな会社のために」

    取引先「あんたらみたいな大きな会社の社員がこんなに動いてくれるとは思わなかった」

    取引先「……よくやってくれたよ」

    「えっ!」

    取引先「今回のミスは……とりあえず、何とかなったから。もう、気にしないでいいから」

    取引先「今後とも、よろしく頼む」

    「は、はいっ!」

    取引先「埋め合わせは……うまい店でも紹介してもらおうかな」ニッ

    「それなら、いいフードコートがあるんですよ!」

    取引先(フードコートときたか……!)

    137 = 98 :

    ― 会社 ―

    部長「今回、君が独断でことを進めて、とんでもない事態を引き起こしたそうだが……」

    部長「どうやら挽回できたようだな」

    「は、はいっ!」

    部長「よくやった」

    部長「人間、ミスをしないのが一番だが、ミスをしてしまうことは絶対ある」

    部長「ミスをどう挽回するか、これもとても大切なことなんだ」

    部長「これからも頑張ってくれたまえ」

    「ありがとうございます、部長!」



    課長「…………」

    先輩「…………」

    138 = 98 :

    先輩「あいつ、まさかあそこから挽回するなんて……!」

    課長「ヤケ起こすとか、ノイローゼになるとか、もっと面白いものが見られると思ったんだがねえ」

    課長「いったいどうやって立ち直ったのか……」

    先輩「そういやあいつ、いつも夜は外食してるみたいなんですよ」

    先輩「そこで元気をもらってる、とかいってたことがあります」

    課長「ふうむ……」

    課長「だったら、そのささやかな生きがいを奪ってしまえば」

    課長「もっといじめがいができる、ということか」

    先輩「そういうことです」ニヤッ

    139 = 98 :

    ― フードコート ―

    「解決したんですか! よかったですね!」

    「おかげさまで! ……本当にみっともないところを見せちゃったね」

    「そんなことないですって……トラブルになったら落ち込むのは当然です」

    「じゃあ、今日はお祝いにめいっぱい豪遊しましょう!」

    「そうさせてもら――」


    「まさか、フードコートとはな……」

    「こんなシケた場所で、いつもメシ食ってやがるのか」


    「!?」

    140 :

    やめろ

    141 = 98 :

    「ゲ、課長、先輩!?」

    先輩「ゲ、とはなんだよ。上司と先輩に向かって」

    「あ、いや……(なんでここに……)」

    先輩「なるほどな。フードコートに入り浸って、お前と同じようなチンケな奴らとメシ食って」

    先輩「傷のなめ合いしてたわけだ」

    課長「情けない……私は上司として恥ずかしいよ」

    「す、すみません」

    先輩「ったく、こんなだからあんな間抜けなミスするんだよ!」

    課長「そうだな。これからはこのフードコートに来ることも禁止しなければならんなぁ」

    先輩「ですよねえ……。また同じミスするかもしれませんし」

    「そ、そんな……」

    「ちょっと待って下さい!」

    142 = 98 :

    先輩「なんだ、あんた」

    「何の権限があってそんなこと……いくらなんでも横暴すぎます!」

    先輩「横暴ゥ~?」

    先輩「出来の悪い後輩叱って、なにが悪いんだ!?」

    課長「その通りだ。あの納品ミスは決して許されないものだよ」

    課長「部長には改めて君の不手際を報告して、なんらかの処分を下してもらうことにするよ」

    「ううっ……」


    中年「その通りだ! なんらかの処分が必要だわな!」


    先輩「お? 底辺っぽいおっさん、よく分かってんじゃねえか」

    143 :

    この中年おっさんが社長とか……ゴクリ

    144 :

    面白くなってきたぞぉ

    145 = 98 :

    中年「ただし、お前ら二人にだがな」

    課長「? どういうことだ」

    中年「納品ミスを仕組んだのは……お前らだろ?」

    課長「な!?」

    先輩「なんでそれを! ……あっ!」

    課長「バ、バカ!」

    中年「やっぱりな……。オレも無駄に長生きしてねえし、こういうことは分かるんだよ」

    中年「こいつがそんなしょうもないミスするとは考えにくいし、絶対裏があると思ってたぜ」

    「先輩、課長……あなたたちが……!」

    先輩「ふ、ふざけんな! やってねえ! ――なんの証拠もないだろうが!」

    146 = 98 :

    受験生「証拠ならありますよ」

    先輩「は!? どこにだよ!?」

    受験生「今までの発言、全てボクのスマホに録音させてもらいました」

    受験生「こんな明らかなパワハラの“証拠”……どこに持っていってもいい材料になりますよ」

    先輩「知った風なこというな、クソガキが!」

    先輩「どうせ、ろくな大学に入れもしねえくせに――」

    受験生「ボクは四月から△□大学に入学します。これ、証拠の合格通知です」ピラッ

    先輩「…………!」

    先輩(日本トップクラスの大学……! なんでこんな奴がフードコートに……)

    受験生「分かりましたか? ボクとあなたじゃ、偏差値が違うんです」

    先輩「あぐぐぐ……」

    (あの生意気さが、今はやたら頼もしい……!)

    147 :

    おっさんかっけぇ

    148 = 144 :

    弱体化してないやん!

    149 = 98 :

    「…………」

    中年「さて、オレらの出番はここまでだ。あとはお前がやるしかねえ!」

    「おっさん……」

    受験生「クビになってもご安心を」

    受験生「もしボクが将来起業したら、無条件であなたを雇ってあげますよ」

    「お前……そんなこというと、本当にあてにしちゃうぞ……」

    「ここで決めなきゃ男じゃないよ!」

    「私に笑顔をくれた時のように!」

    「二人とも……」

    「会社に居づらくなったら辞めればいいんです! あなた一人ぐらい養ってみせますから!」

    「いいたいことを、いっちゃって下さい!」

    「ああ……いわせてもらうよ!」

    150 = 98 :

    「課長、先輩……」

    課長「な、なんだ……」ビクッ

    「あなたたちが俺でストレス解消してたのは、なんとなく分かってた……」

    先輩「くっ……」

    「俺はもう、あなた方にいびられても、我慢しないし、泣き寝入りはしない!」

    「逆らって、あがいて、訴えて、戦ってやる!」

    「理不尽にはとことん立ち向かってやる!」


    「あんたたちには負けないッ!!!」


    先輩「ぐぐっ……!」

    課長「な、生意気な……」


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