元スレ嫁「寝てるからテレビ消しちゃおっと!」ピッ 男「見てたよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
101 = 1 :
……
客「いかがでしょう?」
男「うーん、あなたは……今、進路で悩んでらっしゃる」
客「なんでそのことが……!?」
男「見てましたから」
客(いや、待てよ。俺ぐらいの年齢の人間なら、進路で悩んでるってことくらいは推理できるはず)
客「じゃあ、どう進路で悩んでるか当ててもらえますか?」
男「お菓子職人になるか、ラーメン屋になるか」
客「当たってるぅぅぅぅぅぅ!」
102 = 14 :
まだ続いてたのか
103 = 1 :
客「なぜ? なぜ分かったんです」
男「見てましたから」
客「どういうこと? まぁいいや、俺はどうすればいいですか?」
男「あなたは……甘い物が嫌いですね」
客「どうしてそれが!?」
男「見てたので」
男「だからお菓子職人になれば、甘い物が苦手な人にも食べられるお菓子が作れるようになります」
客「分かりました! 俺、お菓子職人を目指します!」
105 :
>>94
終わりのないのが終わりや
106 = 76 :
見てたよ
見てた
107 = 1 :
……
嫁「あなたに占ってもらった人、みんな人生がいい方に回るようになったってさ!」
男「それはよかった」
嫁「評判が評判を呼んで、ついにテレビに出ることになったし!」
男「うーん、それはあまり気が進まないなぁ」
嫁「ま、いいじゃない。減るもんじゃなし」
嫁「めいっぱいおめかししていかなきゃ!」
男「君はおめかしする必要ないと思うけど」
108 :
なにが見えてるのか
109 = 47 :
ちゃんと完結して欲しいな
110 :
男ってとこがオチに絡んでるんだろうな
111 = 1 :
テレビ局――
司会者「それでは今話題の占い師さんの登場です」
男「こ、こんにちは」
嫁「あなたー! 頑張ってー! L・O・V・E・あ・な・た!」
司会「ハハハ、観客席で奥さんが応援してますよ」
男「……どうも」
司会者「話を戻しましょう。なんでも的中率100パーセントだとか」
男「そうみたいですね」
司会者「しかし、あなたは“見えた”ではなく“見てた”とおっしゃいますよね」
司会者「どういうことでしょう?」
男「うーん、うまくいえませんね」
男「“見えた”と表現すべきなんでしょうが、どうしても私としては“見てた”という感覚になるんです」
司会者「なるほどー! まあ深く追求するのはやめましょう!」
司会者「ところでさっそく、今なにか見えますか?」
男「……はい」
112 = 29 :
ゴクリ…
113 :
みてる
114 :
自分の死が見えてるってオチやろな
115 :
モブサイコでこんなシーンあったな
116 = 89 :
青酸カリで死なない奴が死ぬとは思えん
117 = 1 :
男「まもなく地球に隕石が落ちてきます。落ちるのはこのあたりです」
司会者「……は?」
司会者「あ、あの……冗談ですよね?」
男「かなり大きな隕石にもかかわらず、その隕石に含まれる特殊な鉱石から発せられる電波のせいで」
男「今まで発見できなかったみたいですね」
男「人類は滅びます」
司会者「なんですって!?」
司会者「大至急、確認を! 急いでっ!」
118 = 21 :
俺たちのこと見てたとか言い出すんじゃないだろうな
119 :
ギャグ漫画日和思い出した
120 = 115 :
やべーよ
121 = 1 :
司会者「各省庁に確認したところ、本当に巨大な小惑星が迫っているようです!」
司会者「なぜ分かったんですか!?」
男「見てましたから」
司会者「とにかく見てしまったそうです! しかし、どうか皆さんパニックにならないで下さい!」
司会者「ってなるに決まってるよな。地球はもうオシマイだぁ!!!」
司会者「最後だから好きなことしてやる!」ヌギヌギ
司会者「一度でいいから、テレビの前で全裸になってみたかった!」スッポンポーン
キャーキャー デカーイ
122 :
見てるよ
123 :
ギャグマンガ日和すぎてワロタ
124 = 115 :
司会者(高田純次)
125 = 1 :
嫁「あなた……今のホントなの?」
男「ああ、本当だ。見てたよ」
嫁「つまり、私もあなたも死んじゃうのね……」
男「ああ」
嫁「睡眠薬や毒を盛ったりしたこともあったけど、私、あなたを愛してた」
男「俺もだよ」
嫁「だけど、あなたと死ねるなら幸せ……」
男「……」
嫁「……ううん、私本当は死にたくない! あなたともっと幸せに暮らしたい!」
嫁「うっ、うっ、うっ……」グスッ…
126 = 76 :
見てる
127 = 1 :
男「泣くな」
嫁「えっ?」
男「可愛い顔が台無しだ」
男「俺は……お前の涙は見たくない」
嫁「……!」
男「ちょっと隕石止めてくる」タタタッ
128 = 21 :
見てたよ
見てるよ
129 :
かっこよすぎだろ…
130 = 115 :
<●><●>見てるよ
131 = 123 :
あどんわなくろおずまいあーいず!!!!
132 = 1 :
……
ギュオオオオオオオッ!!!
男「ついに大気圏内に入ったか……」
男「だが……お前の弱点は見ていた」
男「ずばり、中心部にある、ここだッ!」バッ
ズガァッ!!!
133 :
終わってるもんだと思ってたら追いついた
134 = 115 :
隕石小さすぎない?
135 = 14 :
書いてて自分でも訳分からなくなってそう
136 = 123 :
男が隕石になんかしてる場面を脳内描写できないんだが
137 = 1 :
ズガァァァァァァンッ!!!
司会者「な、なんということでしょう!」
司会者「占い師さんの一撃で隕石が粉々に砕け散りました!」
司会者「今まさに世界は救われたのです!」
司会者「ちなみにこの瞬間、私も社会的に砕け散りましたが、それは些細なことといえるでしょう!」
138 :
逆じゃなくて両方だろ
139 = 5 :
すまんなんか泣いた
140 :
>>133
俺も終わってるわ
141 = 1 :
嫁「すごい……!」
男「見ていてくれたか」
嫁「うん、見てたよ……かっこよかった!」
男「俺もこんなに力が出せるとは思わなかった」
嫁「さっすがどんなに眠ってるように見えてもテレビを見てるだけのことはあるわ」
男「だが、これからはなるべくこの力は使わないようにしようと思う」
男「他人のプライバシーや未来を覗くのは気が引けるし、そしてなにより」
男「俺はなるべくお前だけを見ていたいからな……」
嫁「もう、あなたったら……」
142 :
肉体派占い師か
143 = 115 :
無傷でわろた
144 = 76 :
強すぎ
145 :
司会者以外の人の人生を救えたな
146 = 29 :
そういえば思い出したけどこれテレビが消す消さないのはなしだったじゃん…
147 = 63 :
>>139
許さんぞ?
148 = 1 :
……
テレビ『これが隕石が砕け散る瞬間の映像です!』
テレビ『占い師さんが隕石のコアにパンチを当ててる様子がよく分かります!』
嫁「ほらほら!」
男「……」
嫁「テレビにあなたが映ってるわよ! 凛々しい姿が! ほら!」
男「……恥ずかしいから見ない」
おわり
149 = 115 :
>>148
おつ
パンチかよw
150 = 133 :
おつ
みんなの評価 : ○
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