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    元スレにこ「恋人は凛って言いたい」

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    51 = 1 :

    かすれた声でそう言う凛は本当に苦しそうだった。私のことを考えてこんなに苦しんでいるんだ。だから少しでもその苦しさを取り除いてあげたかった。

    「凛からそう聞けてよかったわ。だったらさ。いいじゃない分からないままで」

     凛の指をそっと取って彼女の目元に当てた。

    「だから凛がこうやってべーってしても笑って返してあげる。だって凛が私のことを好きだって分かってるんだから」
    「けど!」

     少し戸惑った表情の凛が私の目を見つめる。

    52 = 1 :

    「凛もまだこの気持ち分からなくて! いっぱいいっぱいべーってするかもだよ。あきれない?」
    「いいじゃない。そしたらこっちもべーっで返してあげるわよ。嫌われててそうやられるんだったらいやだけど、嫌いじゃないんでしょ?」

     激しくうんうんと首を縦にふる凛。それが可愛くてやっぱり私は微笑んでしまうのだった。

    「だったら二人でベーってするの楽しいかもしれないじゃない」

     そして私がベーっと目元に指を当てると、ちょっと嬉しそうに泣き顔の凛もべーっとするのだった。

    53 = 1 :

    今日も今日とて授業の時間は私の野外観察の時間だ。今日もご苦労なことに寒い中、一年生がサッカーをしているのだった。
    慌てふためく花陽とそれを慌ててサポートしている真姫ちゃんを見ているだけで授業より何倍も楽しかった。
    凛はというとやっぱり上手で、何人もドリブルで抜きながら綺麗なシュートを決めていた。感心して見ていると凛と目があった。
    手を振ってやると凛も小さく振り返してくれた。
    そこに花陽と真姫ちゃんがやってきて、花陽は私を見つけて嬉しそうに手を振って、真姫ちゃんはペンを持って動かす動作をして勉強を促しているようだった。
    私がぽいっとペンを机にほおると真姫ちゃんがますます怒るので面白くて笑ってしまった。

    54 = 1 :

    その横で私たちのやり取りを見てた凛がいつもの通りべーってやっている。けど前みたいに切羽詰まった表情じゃなくて、すこし楽しそうにしてるのだった。
    だから私も凛に向かって渾身のべーっをしてやった。そしたら花陽と真姫ちゃんが驚いた顔をして、べーってしていた凛はその二人の表情を見て笑うのだった。
    それが楽しくてさらにべーって舌もおまけつきでもっと出してやった。

    55 = 1 :

    「矢澤さん。授業が嫌いなのは分かりますがべーっはないんじゃないですか! べーっは!」

     悲壮のこもった古典の先生の声が教卓の方から響く。私は冷や汗をかきながら舌と指をもとの位置にもどし机に突っ伏すのだった。天丼は笑いの基本やねって希の声が聞こえたような気がした。

    56 = 1 :

    おわり

    57 :

    ここでラブライブSSとは珍しいな

    58 = 41 :

    面白かった
    けど天丼てなに?

    59 :

    つまんなすぎて笑えた

    60 :

    ラブライブssとか懐かしいわ

    61 :

    たくましいな


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