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    元スレ男「妖精の彼女ができたから安価で愛でる」

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    101 = 1 :

    「俺は愛の妖精ハンターさっ☆」

    魔精姫「妖精ハンター?」ギロッ

    「冗談です僕はただの人間です」

    魔精姫「そうですか」

    魔精姫「申し遅れました私の名は魔精姫、この妖精界を統括する者です」

    魔精姫「見張りの者が妖精界に巨大で邪な生き物が入り込んだと聞いて来たのですが」

    魔精姫「害はないようで安心しました」

    「いやあ実は知り合いの妖精がここに入っていくのを見てね」

    魔精姫「それは難儀ですね」

    魔精姫「ここは妖精が息づく妖精界、ここから一人の妖精を見つけ出すのは至難を極めるでしょう」

    「まあそのうち見つかるから大丈夫さ」

    「それより、失礼だけど随分殺風景だよねここ」

    魔精姫「……実は>>103

    102 = 77 :

    かそくした

    103 = 12 :

    私のせいなのですよ…ヒヒヒッ

    104 :

    105 = 1 :

    魔精姫「私のせいなのですよ……ヒヒヒッ」

    魔精姫「魔族の力を得たこの私がここを支配し、不毛の地へと変貌させたのですよ……グヘヘッ」

    魔精姫「さて、真実を知ってしまった貴方をここから帰すわけにはいきません……」

    「いやアンタが勝手に喋っただけじゃ」

    魔精姫「おとなしく灰燼と帰しなさい!」ゴオッ

    「うわあつい」

    カランッ――バシュ!

    魔精姫「くっ、閃光弾……おのれ小癪な……!」

    妖精「何してるの男! 早くこっちに!」グイ

    「うわまぶしい」

    106 = 1 :

    ~とある巣穴の中~

    妖精「もう! なんでこんなところにいるのよ!」

    「いやー、妖精を見かけてついふらっと……」

    妖精「ついふらっとで入る場所じゃないわよ!」

    「まあまあ、それよりそこの武装した妖精さんがたは一体?」

    妖精「あの魔精姫から妖精界を取り戻すために立ち上がったレジスタンスたちよ」

    「ってことは……」

    妖精「そう、私もその一員よ」

    107 = 63 :

    何か始まったな

    108 = 1 :

    妖精「私は人間界に潜入し人間の造る化学兵器を妖精界に運搬する役目を担ってたの」

    妖精「……黙っててごめんなさい」

    「そんな……」

    妖精「確かに貴方という隠れ蓑は任務の遂行には最適だった」

    妖精「でも信じて、私の男に対する想いは本物よ!」

    「…………」

    武装妖精「リーダー、”アレ”の準備が整いました」

    妖精「わかった……こんなことに巻き込んで、本当にごめんね、男」

    カラカラカラ

    「それは――迫撃砲か」

    妖精「そう、魔精姫の根城を破壊するために私が一年を掛けて入手した武器」

    妖精「――M2 60mm 迫撃砲」

    妖精「これで今日、決着をつけてみせるわ」

    109 = 1 :

    眠い

    111 = 1 :

    ドオン!

    妖精「! な、なにが起きたの!?」グラグラ

    武装妖精「大変です! 魔精姫が襲撃してきました!」

    妖精「なんですって!?」

    魔精姫「フフフッ、そんな大きな人間を隠しきれると思ったの?」

    魔精姫「恋だの愛だのに絆された貴方の負けよ!」ビビビ

    武装妖精「ぐわー!」パタリ

    妖精「くっ、何としても迫撃砲は守るのよ!」

    妖精「総員、>>113で迎撃!」

    112 = 8 :

    ハエ叩き

    114 = 1 :

    魔精姫「あれはフードプロセッサーの刃の部分で敵を切り裂くタイプの何か……!」

    魔精姫「しかしそんなものは私には通用しないわ、ホホホッ」トゴーン

    武装妖精「きゃあ!」

    魔精姫「ヒョホホヘッ!」スバボーン

    妖精「ううう……」

    妖精「こうなったら直接迫撃砲で――」

    魔精姫「そうはイカのなんとやら」ポポイ

    妖精「!」

    115 = 1 :

    <ウワアータスケテー

    妖精「迫撃砲の中に妖精が!」

    魔精姫「フフフ、榴弾を入れたら間違いなく彼女たちは潰れるでしょうねえ」

    魔精姫「それでも貴方に撃てるかしら? ホーホッホ!」

    妖精「なんて……卑怯な……!」ジワッ

    妖精「うう、こんなときどうすれば……男……」チラッ

    妖精「って既に逃走してるー!?」

    116 = 1 :

    魔精姫「そんなものですよ、人間なんて」

    魔精姫「私だって――信じていたのに」

    妖精「……どういうこと?」

    魔精姫「まだ気づかないの?」ファサッ

    妖精「あ、あなたは――!」

    魔精姫「そう、私は貴方……別時空、つまりパラレルワールドの貴方よ」

    妖精「そんな……!」

    魔精姫「私はかつて男に裏切られた妖精」

    魔精姫「でも今は恨んでなんかいないわ、そのおかげでこれほどまでの魔力を手に入れたのだから」

    117 = 1 :

    魔精姫「愛する者に裏切られるのは辛いでしょう? わかるわ、私は貴方だもの」

    魔精姫「だから……今すぐ楽にしてあげるわ!」

    妖精「……っ!」

    魔精姫「ビーーーーム!」ビビビビ

    妖精(そんな……男……嘘でしょ……男……!)グッ

    ドーン

    118 = 1 :

    こうしてレジスタンスは壊滅、妖精界は崩壊した

    更に食指を人間界にも伸ばした魔精姫によって人間界も混乱に陥れられることとなる

    すべて、すべて失ってしまった

    あのときの俺の、過ちのせいで――

    BAD END3

    119 :

    女の子のスペックが亀頭だな

    120 = 1 :

    「なーんてな」

    シュウウウウ

    妖精「……あ、あれ? 生きてる? 私生きてる!」

    ???「危ないとこでしたぜ~」

    魔精姫「貴様……何者だ」

    ???「あっし? あっしですかい? あっしは――」

    魔王「しがない魔王でさァ……」

    魔精姫「魔王ですって……!」

    「いやあ、俺って魔界に友達多いじゃん?」

    妖精「」ポカン

    魔王「あいつで間違いないですかい旦那ぁ!」

    「ああそうだ」

    魔王「大当たりでさぁ……あいつには間違いなく悪魔が憑いてやがりますぜ」

    121 = 1 :

    「悪魔? 魔王って悪魔の親玉みたいなもんじゃないの?」

    魔王「いやいやそいつは風評被害ですぜ旦那!」

    魔王「あっしは魔族を統べる王、悪魔はそんな魔族の掟を破る、いわばアウトローってヤツでさぁ」

    「まあいいやそいつはお前に任せるよ」

    魔王「合点承知の助!」

    「さて、俺はあっちをやるかね」

    妖精「おとこ……?」

    「今朝の夢は啓示かねえ……安心しろよ、もう過ちは繰り返さないから」ナデナデ

    妖精「うう、男ぉ……」グスグス

    122 = 104 :

    男ぉ

    123 = 1 :

    魔精姫「邪魔立てを――するなァ!」ゴォッ

    ドガガガガ

    魔王「荒いな」ポウッ

    ビシュン

    魔精姫「!? 魔力球が一瞬で」

    魔王「魔力の練りが甘い、初速が遅い、魔力の絶対量がそもそも足りない」

    魔王「おいおい、これじゃあ及第点にも及ばねえぞ」

    魔精姫「!?」ゾクッ

    魔王「特別にレクチャーしてやるよ」

    魔王「魔力球ってのは――こうやって撃つんだよォ!」ヒュッ

    魔精姫(躱せな――)

    ズドォン!

    124 = 1 :

    魔精姫「くっ」ザッ

    魔精姫(ここは一旦退いて――)

    魔王「この程度で終わりなんて言うんじゃねーだろうな?」ヒュン

    魔精姫「なんて速さ――ゴフッ!」

    魔王「こちとら暫くマジメに”王サマ”やってたんだぜぇ!?」ゴッ

    魔精姫「ぐっ!?」

    魔王「久々の戦闘だ、楽しませてみせろってのォ!!」ゴァッ

    魔精姫「きゃあああああ!」ボコォ

    125 = 1 :

    「それ貸してみな、どうせロクに使い方もわからなかったんだろ?」

    武装妖精「はぁはぁ、お願いします……」

    「懐かしいねえ、傭兵時代を思い出すよ」カチャ

    「っと、その前に中の妖精たちを出さないと」ポポイ

    <アレー

    「角度よし、照準よし!」

    「目標は魔精姫の根城――3,2,1!」ドォン

    ヒュルルルル……ドゴン!

    126 = 1 :

    ガラガラガラ

    魔精姫「ああ、私の生命力とかそこらへんのエネルギーを無限吸収するオカルティックな塔が……」

    魔王「おおっと、よそ見するたぁズイブン余裕だなァ!」ドコッ

    魔精姫「くっ!」

    魔王「さぁて、そろそろトドメといこうかクソ悪魔」ギュイイイン

    魔精姫「!」

    魔精姫「う……あ……いや……!」

    魔精姫「助けて……!」

    魔王「詫び言は地獄で言うんだな」カッ

    127 = 1 :

    「待て」スッ

    魔王「旦那ぁ……」

    「どうやら悪魔の本体はあの塔だったらしい、もうそいつに害はない。それに……」

    「別世界のだとしても、そいつも妖精だ」

    魔精姫「お、男……」

    魔王「……わかりやした、旦那がそこまで言うなら」シュウン

    「済まなかった、妖精」

    「お前を苦しませたのは、この俺だ」

    「許してくれなんて言えた柄じゃないが……もう、誰かを恨むのはやめてくれないか」

    魔精姫「……ばか」

    魔精姫「じゃあさ、>>129、して?」

    魔精姫「そうしたら許してあげる」

    128 = 12 :

    自害

    129 = 8 :

    融合

    131 :

    追いついた
    カオスだな

    132 = 1 :

    魔精姫「もう私は自分の存在を保てない……そういう契約だったの」

    魔精姫「だったら……せめて……大好きな男と……一つに……」

    「ああ、わかったよ」ギュ

    魔精姫「うふふ……よかっ……た……」スゥ

    「…………」

    妖精「男……あの子は本当に……?」

    「……帰ろう、妖精」

    妖精「えっ?」

    「今日は記念日だろ? 帰ってささやかなお祝いをしよう」

    妖精「――そうだね」

    こうして戦いは幕を閉じた

    別世界のこととはいえ、俺のしてしまったことの罪は消えない

    それでも俺は、今ある笑顔をこれからも守っていきたい

    そう、心から想った――

    TRUE EAD

    133 = 1 :

    やっと寝れる
    おやすみ

    134 = 131 :

    追いついたら終わった

    135 :

    来たら終わってた


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