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    元スレ阿笠「ついに透明人間になれる薬が完成したぞ!」コナン「本当か!」

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    151 = 1 :

    コナン(目暮声)「ここで問題なのは……」

    コナン(目暮声)「このメモを……他の誰かが見た可能性は無いのか、という点だ」

    高木(刑事)「他の誰かが見た……?」

    コナン(目暮声)「そう……これは日記形式で書かれたメモ……」

    コナン(目暮声)「おそらく以前日記帳か手帳に書いたものを破って一枚の紙のメモにしたんだろう」

    高木(声優)「はい……そうです」

    コナン(目暮声)「ならば以前書いたこの内容を……今日になるまでに誰かがこっそり見たとしたら」

    コナン(目暮声)「高木(声優)さんの殺意を知り……彼に罪を着せようと動くこともできる」

    高木(刑事)「で、でも一体誰が見たっていうんですか? 日記や手帳なんて簡単に他人には見せませんよ?」

    コナン(目暮声)「そうだな……だが」



    コナン(目暮声)「高木(声優)さんと肉体関係のある相手ならば、家に招き入れられ」

    コナン(目暮声)「彼が寝ている間にでも日記や手帳を調べることができる……」

    コナン(目暮声)「そう思わんかね? 佐藤刑事」

    佐藤「!!!!」

    152 = 97 :

    マジかよ…

    153 :

    なんか凄いぞこいつ

    154 = 1 :

    佐藤「わ、私が殺したと言うんですか!?」

    コナン(目暮声)「今のところ、彼のメモを盗み見ることができるのは」

    コナン(目暮声)「彼と関係を持っていた君だけだろう」

    佐藤「そんな……普通に高木(声優)さんが殺した可能性もあるじゃないですか!」

    コナン(目暮声)「それはどうだろうかな」

    コナン(目暮声)「もし彼が元太君を殺し、高木(刑事)君に成りすますのだとしたら」

    コナン(目暮声)「警視庁で鰻重に調理する、などではなく、もっと殺しやすい方法を選んだはずだ」

    コナン(目暮声)「では何故元太君は警視庁で鰻重にされたのか……?」

    コナン(目暮声)「これは……犯行に計画が無かったことを意味する」

    コナン(目暮声)「そう……君はメモで高木(声優)さんの殺意を知ってはいたが」

    コナン(目暮声)「計画を立てる前に……警視庁に勤務中に元太君を殺さなければならない事情ができてしまった」

    コナン(目暮声)「だから元太君は警視庁内で殺されたんじゃ」

    155 = 78 :

    マジかよ佐藤ビッチだな

    156 = 121 :

    どうなる

    157 = 1 :

    佐藤「……警視庁に勤務中に元太君を殺さなければならない事情……?」

    佐藤「一体それは何だって言うんですか?」

    コナン(目暮声)「うむ……元太君を警視庁の外で殺さなかったということは……」

    コナン(目暮声)「元太君が警視庁に自分から入って来たことを意味する」

    コナン(目暮声)「灰原君と一緒にな」

    高木(刑事)「あの二人が警視庁に……一体何故……?」

    コナン(目暮声)「おそらく元太君は単純に鰻重を食いに来たんだろう」

    コナン(目暮声)「元太君はこの警視庁の食堂の全メニューを全種類食べたことがあったが」

    コナン(目暮声)「鰻重は最近できた新メニューだった……」

    コナン(目暮声)「そこで元太君は警視庁の食堂のメニューをしっかりコンプリートしようと思い警視庁に来たかった」

    コナン(目暮声)「しかし元太君はバカだから警視庁に来るまでに道に迷ってしまうと思い、誰かと一緒に来ようと思った」

    コナン(目暮声)「ところが光彦君と歩美ちゃんには連絡が付かなかったため、灰原君を選び一緒に警視庁に来たんだ」

    高木(刑事)「光彦君と歩美ちゃんに連絡が付かなかったという根拠は?」

    コナン(目暮声)「え? ああうん特に根拠は無いけど多分あの二人は別の事件に巻き込まれているだろう」

    コナン(目暮声)「根拠は無いけど、うん多分間違いなく別の事件に巻き込まれてる」

    158 :

    これは期待せざるを得ない

    159 = 85 :

    別の事件

    160 = 1 :

    コナン(目暮声)「しかし、食堂に来たはいいものの、早く来すぎてしまったため食堂はまだ準備中だった……」

    コナン(目暮声)「腹が減っていた元太君は思わず厨房に入り込み、何か食えるものは無いかと探しただろう」

    コナン(目暮声)「当然、それを止めようと灰原君も厨房へ」

    コナン(目暮声)「そこで……佐藤刑事に会ってしまった」

    高木(刑事)「? どうして佐藤さんが、まだ準備中の食堂の厨房に?」

    コナン(目暮声)「おそらくだが……」

    コナン(目暮声)「鰻重などという高級メニューが突然警視庁の食堂のメニューに追加された理由と繋がる……」

    佐藤「……」




    コナン(目暮声)「麻薬だろう」

    162 = 78 :

    全然繋がってなくてワロタ

    163 = 121 :

    中国かよ

    164 = 148 :

    超展開

    165 = 1 :

    コナン(目暮声)「鰻重用冷凍蒲焼の箱と一緒に麻薬を警視庁内に運び入れ……」

    コナン(目暮声)「それを個人で楽しんだり仲間で楽しんだりヤクザに流して一儲けしたりしていたんだろう」

    コナン(目暮声)「そして厨房で冷凍蒲焼の入った箱から白い粉を取り出していたのを」

    コナン(目暮声)「元太君に見られてしまった」

    コナン(目暮声)「だから口封じに元太君を殺そうとした」

    コナン(目暮声)「しかしそこでトラブルが発生した」

    高木(声優)「トラブル……?」

    コナン(目暮声)「身の危険を感じた灰原君は」

    コナン(目暮声)「持っていたチオビタを元太君にぶっかけたんだ」

    高木(刑事)「どうしてそんなことを!?」

    コナン(目暮声)「おそらく……灰原君は元太君にあらかじめ特殊な薬を投与し、人体改造を行っていたんだ」



    コナン(目暮声)「チオビタをぶっかけられると触手生物になるという薬を」

    166 = 1 :

    コナン(目暮声)「そして触手生物となった元太君は佐藤刑事を襲いはしたが」

    コナン(目暮声)「灰原君も同時に襲われ、灰原君は服をもぎ取られ触手責めで気を失ってしまった」

    コナン(目暮声)「逆に佐藤刑事は拳銃で元太君を撃ち殺した……」

    コナン(目暮声)「そこで佐藤刑事はもう一つのトラブルに直面した」

    コナン(目暮声)「死体の処理だ」

    高木(刑事)「……ま、まさか……」

    コナン(目暮声)「そう……死体の処理に困った佐藤は」

    コナン(目暮声)「麻薬を取り出した鰻重の箱を見て思ったんだ」

    コナン(目暮声)「『鰻重に偽装してしまおう』と……!」

    168 :

    これは色々とすごい

    169 = 1 :

    コナン(目暮声)「本来そんなぶっ飛んだ発想になるわけはないが」

    コナン(目暮声)「麻薬を取り出すために鰻重用冷凍蒲焼の箱が目の前にあったことと」

    コナン(目暮声)「日々麻薬を使用し精神状態が普通じゃなかったという条件が」

    コナン(目暮声)「元太君を鰻重にするという発想を生んだんだ」

    コナン(目暮声)「さらに、触手生物になった元太君に骨は消滅し、体毛もほとんどなくなっていた」

    コナン(目暮声)「だから肉をぶつ切りにすればほとんどの部分は処理できたというわけだ」

    コナン(目暮声)「そして蒲焼に偽装された元太君からは……当然だが元太君と同じDNAとチオビタが検出された……」

    170 = 85 :

    超展開

    171 = 44 :

    なんて緻密な推理だ

    172 = 1 :

    高木(刑事)「しかし……そもそもどうして佐藤さんは高木(声優)さんに罪を着せて元太君を殺そうと思ったんですか?」

    コナン(目暮声)「当然……高木(声優)さんとの関係に嫌気が刺したからだ」

    高木(声優)「!?」

    コナン(目暮声)「彼との関係を嫌に思ったが、麻薬に取りつかれた女の体では男に力では勝てない」

    コナン(目暮声)「しかし銃で殺すのも問題だ……弾丸から撃った銃が特定されるのは厄介だし」

    コナン(目暮声)「銃で殺人となれば警察にも疑いが来るかもしれない……つまり自分にも疑いが来るかもしれない」

    コナン(目暮声)「そこで、彼に罪を着せて子供を殺すことで」

    コナン(目暮声)「彼を死刑台に送る……もしくは終身刑に処し」

    コナン(目暮声)「法的に自分と突き放そうと思った……」

    コナン(目暮声)「……さあ、どこかに間違いがあるのなら言ってみろ、佐藤」

    佐藤「……」

    佐藤「……間違い?」

    佐藤「どこにもないわ、そんなの」

    高木(刑事)「佐藤さん!?」

    173 = 1 :

    佐藤「ホントはあの灰原さんも殺して口封じしようと思ったんだけど……」

    佐藤「元太君を蒲焼に偽装してたら時間が無くなっちゃって……」

    佐藤「それに、麻薬を出している刑事に対抗するべく触手生物を出したら」

    佐藤「自分が作った触手生物に襲われて気を失った……なんて恥ずかしいこと、言えるわけないと思ったしね」

    コナン(目暮声)「佐藤……君にはこの殺人事件だけでなく」

    コナン(目暮声)「警視庁内の麻薬流通についても聞くことが多いだろう」

    佐藤「ええ……もう吹っ切れたわ。全部話すわよ」



     こうして佐藤刑事は逮捕され、事件は幕を下ろした。

     警視庁内で広まっていた麻薬の流れも断ち切られ、関係者もすべて逮捕。

     歩美ちゃんと女児はレイプされた精神的ショックで植物人間になり

     光彦の死は謎の死として迷宮入りになった。


     おわり

    174 = 62 :

    光彦ェ・・・

    175 :

    めでたしめでたし

    176 :

    今北
    めでたしだな!!

    177 :

    よくここまでになったな

    179 :

    毎回すごいな

    180 = 146 :

    ひでぇ着地だが良く頑張った

    181 = 148 :

    おつかれ


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