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    元スレ健夜「『白熱! のよりんぴっく』…?」 はやり「負けないぞ☆」

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    151 = 90 :

     ・ ・ ・ ・ ・

    恒子「チンイツっ」

    野依「つ…つ……つばめ返し!」

    みさき「し……シバ棒、ってアリですか?」

    戒能「アリでいいんじゃないでしょうか。では五門斉で」

    恒子「うーめ……え、なんですかそれ」

    野依「うーめんちー! 中国麻将の役!」

    恒子「へぇー……」

    藤田「それじゃ、次は「ち」かな」

    トシ「おや、「い」じゃないのかい?」

    藤田「こういうときは普通前の文字を取りません?」

    トシ「イヤ、でもねぇ……」


       バシャーンッ


    健夜「はぁっ、はぁっ……と、取ったよー!!」

    152 = 90 :

    恒子「あ、終わったみたいですねー。 えーっと……勝ったのは小鍛治選手でーす」


       シラーッ


    健夜「……あれ?」


       バシャーンッ


    はやり「うー…あと一歩のところだったよー…!」

    健夜「……」

    はやり「……あれれ?」


     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

    健夜「見てなかったの!? あの熱戦を!?」

    恒子「だって水真っ黒になっちゃって何も見えなかったし……」

    はやり「私が健夜ちゃんの攻撃を鮮やかな知略で見事に躱したところも!?」

    みさき「何も映りませんでした」

    153 = 101 :

    映らなかったからしょうがないね

    154 = 117 :

    すごくお金かかってそうなのにカットってディレクターキレるだろ

    155 = 114 :

    二戦目もお母さんいなければ勝ててたし何気にすこやん強いな

    156 = 90 :

    健夜「何故か迷路の中に紛れ込んでいたピラニアとの死闘も!?」

    恒子「だから見えなかったってば」

    はやり「酸素ボンベが故障して窒息間際になった健夜ちゃんに私が酸素を分けてあげたところも!?」

    みさき「撮っていません」

    健夜「信じられない! それでもテレビの人なのっ!」

    恒子「……」

    はやり「あんな名シーン集を撮り逃すなんてテレビ関係者失格だよ!」

    みさき「……」



    恒子「そ も そ も 墨 汁 垂 れ 流 し た り し た 二 人 が 悪 い ん だ か ら ね ?」

    健夜「 」グサッ

    みさき「後 で デ ィ レ ク タ ー か ら キ ッ ツ い お 説 教 が あ る そ う で す の で」

    はやり「 」ハヤ゙ッ

    野依「自業自得!」

    157 = 90 :

    みさき「えー……三戦目は一応、小鍛治選手の勝ちということで……」

    健夜「…わ、わーい……」

    はやり「はやや……」シューン

    恒子「それより切り替えて第四種目に行くぞォーッ!」

    野依「やんややんや!」

    恒子「第四種目の抽選、野依プロよろしくっ!」

    野依「んんんーっ……」ガサゴソ


    野依「…これ!」バンッ

    恒子「第四種目は>>161で決定だァーッ!!」

    161 = 126 :

    ポッキーゲーム

    162 = 114 :

    これって先に口を離した方が負けなの?

    163 = 90 :

    恒子「第四種目はポッキーゲームで決定だァーッ!!」


    健夜「……あの、こーこちゃん?」

    恒子「ん? なぁに?」

    健夜「今までのは何だかんだで運動要素があったから文句は言わなかったけどさ……」

    恒子「うん?」


    健夜「これ明らかに運動会要素ゼロだよね!?」

    恒子「フフフ……そう言うだろうと思ってたよ…! だけど!」

    恒子「このポッキーゲーム! むしろ今までの競技で一番運動会らしい種目といっても過言ではないのだ!」バァーン

    はやり「それは一体どういうことかな?」

    恒子「あちらをご覧くださいッ!!」

    健夜「あれは……」

    はやり「はやっ! すごいっ!」



    恒子「全長200メートル! 特注ポッキーだーッ!!」ドドォーン

    165 :

    運動した分のカロリー摂取はバッチリってか

    166 :

    1本20センチとしても100本分かー
    食べ飽きるな

    167 = 90 :

    はやり「すごい、すごい! こんな大きなポッキー、はやり初めて見たよ!」キャーキャー

    健夜「よくこんなの作ってもらえたね……」

    恒子「普通のポッキーのおよそ150本分の長さ! お腹に溜まりすぎないように少し細めに作ってあります!」

    みさき「というわけで、このポッキーを使ってポッキーゲームをしてもらいます」

    野依「……ねぇ、みさき」

    みさき「ルールは簡単。宙に吊るされたこの特注ポッキーを両端からお互いに食べ進めてもらいます」

    野依「みさき……」

    みさき「すべてのポッキーが無くなった時点で、より多くのポッキーを食べ進めた選手の勝ちです」

    野依「みーさーき!」

    みさき「……なんですか、野依プロ」

    野依「……あの」



    野依「なんで特注ポッキー2本……?」カタカタ

    みさき「……」ニッコリ

    野依「……」

    168 = 101 :

    鬼畜!

    169 = 92 :

    のよりんを愛でるスレ

    170 = 90 :

     ・ ・ ・ ・ ・

    恒子「エキシビジョンマッチの時間だァー!」

    野依「ぅぅうう……!」

    健夜「がんばれー、理沙ちゃーん!」ヘラヘラ

    野依(他人事だと思って…!)プンスコ

    はやり「だけど今回のはポッキー食べるだけでしょ? 今までのに比べたらラクだよね☆」

    野依「!」

    健夜「食べ飽きちゃってももう一方の人に食べきってもらえばいいんだもんね」

    野依「!!」

    野依(その手があった! 楽勝!)パァーッ


    恒子「ちなみに今回のエキシビジョンマッチの相手は隠れ甘党として知られるこの人、大沼プロです!」

    大沼「あー……よろしく」

    野依(前言撤回!)プンスコ

    171 = 90 :

    恒子「それでは行きますよー!」

    野依(…ちゅーの前にぎりぎり逃げる! それしかない!)

    大沼「……」

    恒子「よーい……どんっ!」

    野依「っ!」ハムハム


    野依(……おいしい!)

    野依(もうちょっと…もうちょっとだけ食べる!)モグモグプンスコ

    野依(……♪)モクモクプンスコ

    野依(……)モシャモシャプンスコ

    野依(……?)プンス......


       ......グモグ
       ...モグモグモグモグモグ


    大沼「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ」ズンッ ズンッ ズンッ

    野依「?!?!」ビクッ

    172 = 101 :

    しえん

    173 = 90 :

    野依「こわい!! 真顔こわい!!」


       ダダダッ


    みさき「……あー。野依プロ、威圧感に負けて逃げちゃいましたね」

    恒子「まぁ真顔でずんずん近寄って来られたら逃げたくなる気持ちも分かりますけどねー」ケラケラ

    大沼「……ん。美味かった……な……」ペロリ

     ・ ・ ・ ・ ・

    恒子「それじゃ本戦だァーッ!! 二人とも準備は大丈夫だね!」

    健夜「準備も何もあったもんじゃないけどね……」

    はやり「はやりも大丈夫だよ!」

    恒子「じゃあ行くよー! よーい……どんっ!!」


       ムシャムシャムシャムシャ!!
       モグモグモグモグモグ!!


    恒子「さぁ、両者一斉にスタートしました!」

    174 = 138 :

    お腹減ってきた

    175 = 101 :

    しえん

    176 = 90 :

    みさき「今のところは両者同じくらいのペースでしょうか。大沼プロ、ここからどういう展開が予想されるでしょうか?」

    大沼「あー……」

    大沼(これは「どちらがより多く喰らうか」が肝の勝負……そのためにはポッキーに飽きずにずっと食べ続ける工夫が必要になる……例えば)

    大沼「……水…だな……」

    みさき「…み、水がキーになるそうです!」


    健夜(……そ、そろそろ飽きてきちゃったかも……)ムシャムシャ

    健夜「み、水……!」

    恒子「おーっと、ここで小鍛治選手から給水のサインーっ! 一旦ポッキーを食べるのをやめ、給水タイムに入ります!」


    はやり(健夜ちゃんはどうやら給水してるようだね…☆)モグモグモグ

    はやり(だけどはやりはそんな生っちょろいことはしないよ! どんな相手(スイーツ)だろうと正面突破!)モグモグモグ

    はやり(水になんて頼らないのだッ☆)モグモグモグモグ

    177 = 90 :

    恒子「さぁーいよいよ長いポッキーも半分を突破! 残り半分をどう攻めるのか!」


    健夜(…うん! 水のおかげでポッキーを美味しく食べられてる!)ムシャムシャムシャムシャ

    健夜(これなら給水のロスタイム分も取り返せる!)ムシャムシャムシャムシャ


    はやり(……ちょっと、キツくなってきたかも……)モグモグ

    はやり(うぅ……チョコが胸に溜まるよぉ……)モグ

    はやり(健夜ちゃんは……ウソっ!? もうあんなとこまで食べてるの!?)


    みさき「なるほど……確かに、水が運命の分かれ道となりましたね」

    大沼「どんなに美味い物でも喰い続ければ飽きる……ということ、だな……」

    大沼(これは明暗決したか…… …ん?)



    はやり(はやや……このまま負けちゃうのかな……)

    はやり(……チョコの食べ過ぎで……意識が遠のいて……)


       ......リ     ......ヤリ      ......ハヤリ

    178 :

    チョコの食い過ぎて意識不明って嫌だな

    179 = 114 :

    つーか二人ともスタイル気にしてるのにマズいだろこれwwww

    180 = 90 :

    はやり(…誰……?)


    ――はやり。


    はやり(……おと……おさん……)


     ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


    ――はやり。アイドルになりたいのかい?

    ―――うんっ。はやり、大きくなったらすてきなアイドルになるんだー!

    ――ハハ、そうか。それなら……折角だし、他の子たちとは全く違うアイドルになりなさい。

    ―――他の子と違うアイドル?

    ――あぁ。他の誰でもない……はやり。お前にしかなれないアイドルに。

    ―――はやりにしかなれないアイドル……

    ――そうすればきっと、誰にも負けない世界一の、素敵なアイドルになっているはずだよ。


     ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

    はやり(…そうだった……☆)

    181 = 101 :

    しえん

    182 = 90 :

    はやり(はやりは……はやりは、アイドルになったんだ…!)

    はやり(はやりにしかなれないアイドルに…! 世界一のアイドルに…! …そして!!)


    はやり(誰にも負けないアイドルに!!)モグモグモグモグモグモグモグモグモグ!!



    大沼「…変わったな……風向きが……」

    恒子「瑞原選手、突如急加速!! リードしていた小鍛治選手を一気に追い上げます!!」

    みさき「これは一気に勝負が分からなくなってきました! ポッキーの残りはあとわずか!」



    はやり(……これが…! これが……!)モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ!!

    はやり(これがアイドル、瑞原はやりだっっっ☆)モグゥッ!!




    恒子「……き」

    恒子「決ィーまったァーッッッ!! 今ポッキーがすべて無くなりました!」

    恒子「そして二人が食べた量は! 瑞原選手が上回っているッッ!!」

    183 = 114 :

    はやや

    184 = 98 :

    慕ちゃんじゃなくて良かった

    185 = 90 :

    恒子「第四種目・ポッキーゲームを制したのは瑞原選手だァーッ!!」


    はやり「はぁっ……はぁっ……!」

    健夜「……はやりちゃん」

    はやり「…健夜ちゃん」

    はやり(なんだろう……あんなにもいがみ合って対立してたのに、今ではその気持ちもすっかり消えちゃってる……)

    はやり(……今なら。健夜ちゃんとも仲直りできるかもしれない…!)

    はやり「あ、あのね……健夜ちゃん……。その……」


    健夜「10キロカロリー」

    はやり「……はや?」

    健夜「知らないの? 10キロカロリー」

    はやり「…えっと、健夜ちゃん? 何言って―――」




    健夜「ポッキー1本のカロリーだよ」

    はやり「   」

    186 = 90 :

    健夜「はやりちゃん、ずいぶんたくさん食べたよねー? 13メートルくらい? ポッキーおよそ100本分だよ」

    はやり「   」グサッ

    健夜「10キロカロリーが100本だからー?」

    はやり「   」グササッ

    健夜「 1 0 0 0 キ ロ カ ロ リ ー だ ね !」

    はやり「   」チーン



    恒子「ちぇ。すこやんは途中で気づいちゃったのかー」

    みさき「それでも十分な量は食べてますけどね」

    健夜「  」ザクゥッ


    大沼「……あー」

    大沼「食べ過ぎはよくない……な」

    187 = 90 :

     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

    はやり「1000キロカロリー……1000キロカロリー……1000キロカロリー……」ブツブツ

    健夜「食べ過ぎた……食べ過ぎた……食べ過ぎた……」ブツブツ


    野依「…何があったの……」

    みさき「なんでもありませんよ。ただ暴食を後悔してるだけです」

    戒能「私としては少々ファッティなはやりさんも好みなんですが……」

    恒子「ほら、気を取り直して! 食べた分は運動して消費すればいいんだよ!」

    はやり「……まぁ、確かにそうだけれど……」

    恒子「それに、次のが最後の種目だよ! これでどっちの方がおにくが付いてるか……もとい、運動オンチかを決めるんでしょ!」

    健夜「……それもそうだね。せめて、はやりちゃんよりはスレンダーってことを証明しなきゃ…!」

    はやり「スレンダー? 健夜ちゃんが? ……ぷふーっ☆」

    健夜「笑った? 今笑ったよねはやりちゃん!?」

    はやり「だって、健夜ちゃんの口からスレンダーだなんて……ふふっ、あははっ!」


       ギャーギャー    ワーワー

    188 = 101 :

    しえん

    189 = 138 :

    明日まとめて見ます支援!

    190 = 90 :

       ギャーギャー     ワーワー

      ニギニギ     ワイワイ


    みさき「……やっぱりあの二人、ほんとは仲良いですよね」

    野依「ケンカするほど!」フンスッ

    戒能「これ、もう勝負とかしなくてもいいんじゃないでしょうか……」

    恒子「まぁほら、そこは番組だから。やっぱり最後までばっちり締めておかないと!」

    みさき「そうですね。 ……それでは、最終種目に移ります!」

    健夜「なんでもこい、だよ!」

    はやり「カロリーを燃やすぞ☆」

    恒子「それではいってみましょう! 最終種目は……」

    野依「……! これ!」バンッ

    恒子「……>>194だァーッ!!」

    193 = 91 :

    ベッドで相撲

    194 = 92 :

    縄跳び

    195 = 114 :

    おもちある方が不利だな

    196 = 90 :

    恒子「縄跳びだァーッ!!」

    健夜「…はァ~っ……」ヨロヨロ

    はやり「ほ、ほっとしたよぉ~っ……」ペタン

    恒子「へ? なに、物足りなかった? なんならすぐそばに『ベッドで相撲』とかあるけど」

    野依「えろい!」プンスコ

    健夜「それは要らないよ! …いや、ほら。今まで到底運動会には似つかわしくないような競技ばかりだったから……」

    はやり「最後の最後でやっと普通の競技が来て安心したよ…☆」


    みさき「今回の縄跳びですが、大縄跳びではなく個人用の縄跳びを使っていただきます」

    みさき「2人同時にスタートしてもらい、引っかかるまでに跳べた回数で競ってもらいます」

    恒子「ちなみに野依プロに事前にお願いしたときは……」


    ――野依『縄跳び? する!』フンスッ

    ――野依『……っ!』ピョンッ

       ペチッ

    ――野依『……!』プンスコプンスコ

    197 = 90 :

    恒子「――と、まさかの記録0回でした」

    野依「むずかしかった…!」

    みさき「……どうやら、二人の準備が整ったようですね」


    恒子「いよいよ最終決戦だーッ! 準備はいいかーッ!?」

    健夜「いつでも大丈夫だよ!」

    はやり「靴ひもも大丈夫……おっけーだぞ☆」

    戒能「充電OK。録画の準備も大丈夫です」


    恒子「それではー……よーい、どんっ!!」


    健夜「っ!」ピョンッ

    はやり「えいっ☆」ピョンッ


       ピョンッ ピョンッ ピョンッ ピョンッ......

    199 = 101 :

    プルンプルンプルンと揺れるおもちが見えますのだ

    200 = 90 :

    みさき「お互い、安定したスタートを見せましたね」

    恒子「ですがどちらももういい歳ですからねー。すぐに息が上がってくると思いますよ」

    みさき「もって何分だと思いますか?」

    恒子「2分くらいじゃないですかねー! それくらいしたら息も絶え絶え、ぜーぜー言ってると思いますよ!」

    健夜(好き放題言って…! こうなったら2分どころか20分は跳び続けて目に物見せてやるんだから!)ピョンッ ピョンッ

    はやり(私だってそう簡単に白旗は上げないぞ…☆ 少なくとも10分くらいは続けなきゃね☆)ピョンッ バルンッ ピョンッ バルンッ

    野依「……」

    健夜「…っ! …っ!」ピョンッ ピョンッ

    はやり「えいっ☆ えいっ☆」ピョン バルンッ ピョン バルンッ

    野依「……格差社会!!」


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