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    元スレにこ「え……、これって招待券じゃなくて優待券なんですか……?」

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    51 :

    幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

     娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

     ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

     野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。

     チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わなければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外のベンチで弁当を食べて帰った。

     電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

    俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。

     新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せてやることもできた。

    そんな母が去年の暮れに亡くなった。

    死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。

    52 :

    >>1「まぁまぁ、せっかく来たんだし入れてあげなよ」
    受付「お、オーナー!?」

    みたいな流れでも文句言わんからバットエンドだけは・・・

    53 = 1 :

    ここあ「あ! これかわいい!」

    こころ「きれー!」

    ここあ「お姉ちゃん! ここあ、これ欲しい!」

    にこ「え……」

    こころ「……」

    こころ「ここあ、ダメだよ」

    ここあ「ええー、ここあこれ欲しい……」

    こころ「今日は野球を見るんだから我慢しなくちゃダメ」

    ここあ「……」

    ここあ「……うん、わかった」

    にこ「ごめんね、ここあ」

    ここあ「ううん! 今日は野球見るから!」

    ここあ「ここあ全然平気だよ!」

    54 = 4 :

    >>51
    さすが末尾P

    55 = 8 :

    辛いけど見届けないと

    56 = 2 :

    てかピンポイントで援交求めて来る奴なんていないだろ(震声)

    57 :

    「野球行けなくてごめんね」
    マダー?

    58 :

    野球くらいテレビで見ろよ

    59 :

    苺なんていくらでも買ってあげたくなる何十個でもいいから買ってあげたい

    60 :

    この子達は野球好きな設定なの?

    61 = 1 :

    にこ「そろそろ時間ね」

    にこ「さ、行きましょ」

    こころ「うん!」

    ここあ「いこー!」

    にこ「ふふ、いまからそんなにはしゃいでたら」

    にこ「試合が終わるまでに疲れちゃうニコよ?」

    62 :

    養ってあげたい本当に

    63 = 26 :

    来たか…

    64 :

    ライトニングさん「え、優待券って入場料かかるんですか・・・?」

    65 :

    このままいけばにこさんはお亡くなりになりますね(ニッコリ

    66 :

    ああああ

    67 = 17 :

    野球に対する期待値をどんどんあげていく>>1

    68 :

    やめろ


    やめろ

    69 = 1 :

    ここあ「人、いっぱいだね」

    にこ「そうね」

    こころ「早くこころたちの順番来ないかなー」ピョンピョン

    にこ「ほら、おとなしくしてなきゃダメにこ」

    にこ「順番ニコよ」ナデナデ

    ここあ「楽しみー!」

    70 = 11 :

    やめてくれ
    何の恨みがあるって言うんだよ

    71 = 19 :

    西木野財閥経営だから大丈夫

    72 :

    おい







    やめろ

    73 = 1 :

    係員「あ……、すみません、お客さま」

    にこ「……?」

    係員「こちら、優待券となっておりまして……」

    にこ「……え?」

    係員「あちらの窓口でこちらに記載されている入場料を支払って頂いて……」

    係員「それからのご入場になりますね」

    ここあ「……?」

    こころ「……?」

    にこ「わ、わかりました……」

    75 :

    真姫ちゃーん!

    76 = 59 :

    >>73
    俺はお前を許せない

    78 :

    そんなシステムがあるの?野球クソだな!

    79 = 8 :

    野球がなければ悲劇は起こらなかった

    80 = 15 :

    ふざけるな

    何でこんなスレ立てた...

    81 :

    野球を撲滅しよう

    82 = 45 :

    やっぱり野球ってクソだわ

    83 = 1 :

    にこ「……」スタスタ

    ここあ「……?」

    こころ「お姉ちゃん、中に入らないの?」

    にこ「……」スタスタ

    こころ「……?」

    ここあ「……」

    84 = 2 :

    にこ「ごめんね、お姉ちゃん間違えちゃった。
    でもこの近くに大きい公園あるから
    そっち行こうか!」
    とかで収まってくらひゃい

    85 = 11 :

    これ誰が悪いん?田母神?

    86 = 72 :

    でゅるわぁあああああぶるわっひゃあひゃ ひゃひゃひゃどぅるわっはあああああああ ああぎゃあああああうわああああああああ

    87 :

    優待券なんてわかりにくいものを作る経営者サイドに問題がある

    88 = 10 :

    にこってアイドルのDVDとかグッズとか持ってるのになんで貧乏なんだ?

    89 = 23 :

    はぁ…はぁ…

    90 :

    実際に優待券でやらかしたわ

    91 = 1 :

    にこ「ちょ、ちょっと待ってて」

    こころ「うん……」

    ここあ「……」

    にこ「……」バリバリ

    にこ(えっと……)

    にこ(一人当たり――)

    にこ(だから三人で――)

    92 = 17 :

    にこ混乱中

    93 = 72 :

    にこ「ち~ん(笑)」

    94 :

    やめて

    95 = 17 :

    バリバリ財布がかわいい

    96 = 58 :

    バリバリする財布なのか

    97 :

    ぼく「スッ」

    98 :

    バリバリワロタwwwwww

    99 :

    にこだけ諦めるパターンか

    100 = 2 :

    >>97
    ぼくたち「スッスッ」


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