自由の女神のどこに見入ったのか

どこにヌける要素があるというのか

弁護士「──しかし！」

弁護士「これで被告人のアリバイ……すなわち無罪は証明できたはずです！」

裁判長「うむ、たしかにッ！」

検事「まだだ！」

弁護士「悪あがきはやめた方がいい。アンタのキャリアに傷がつくぞ」

検事「被告人が……ワープを使った可能性がある……！」

ザワッ……

「なるほど……」　「ルーラかもしれない」　「いや、テレポかも」

「キメラのつばさ……」　「どこでもドア……」　「瞬間移動……」

ザワザワ……

実況『たしかに！　ワープが使えれば、アメリカにいても犯行は可能ですッ！』

弁護士（ぐっ……さすが敏腕検事！　たった一言で場の流れを変えた！）

>>102
脇じゃない？

底しれない発想力

最初からアリバイ聞くなや

ワープｗｗｗｗ

この一言で何でもありになったな
時間遡行の可能性もある

>>108
もしもボックスの可能性も…

そもそもアリバイ出来てない件

物理と物理のデスマッチかと思いきやワープしやがった

弁護士「しかし、被告人がワープを使える証拠などない！」

検事「しかし、被告人がワープを使えないという証拠もない……」

弁護士「ぐっ……！」

証人「ちょっと待って！」

検事「なんだ？」

証人「ワープが使えないなら、使えない証拠を出せ、なんて」

証人「まるで悪魔がいないのならその証拠を出せ、みたいな話じゃないか！」

証人「そんなに被告人がワープできると主張するのなら」

証人「君がその証拠を出すのが筋ってもんだろう！」

実況『おおっと、ここで弁護士の新妻である証人から、助け舟だァ！』

実況『プロレスにおけるカットを思わせる、ナイスフォローッ！　内助の功ッッッ！』

弁護士「証人……いや、ハニー！　ありがとう！」

証人「なぁに、気にしないでよ。夫を助けるのが妻の役目だもの」

検事「…………」

こいつさっき殺すところ見たって言ってただろ

てかここに出すってことは前例があったってことかよ…
すごいね、人類

④

この…なに…なんだろう

検事「悪魔なら……いるぞ」

証人「え！？」

弁護士「どこにいるんだ！」

検事「ここにいる」

悪魔「ちわっす！」

ワアァァァァァ……！

証人「ウソォ！？」

弁護士「なんてことだ……！」

検事「いないはずの悪魔がいるということは……」

検事「すなわち、被告人はワープできるということだ」

弁護士「た、たしかに……！　理にかなっている……ッ！」

実況『弁護士、完全に口が止まってしまったッ！　万事休すかッッッ！？』

被告人「あ、あの……」

裁判長「どうしたのかね、被告人ッ！」

眠れなくなった

確かに理にかなってるな

いや、そのりくつは　おかしい

つまりどういうことだってばよ・・・・

すげえおもしれえｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

悪魔は　いた　から証明できたんだな

被告人「ボク……ワープ使えます」

被告人「ちょっと念じるだけで宇宙の果てまで飛べます」

証人「ウソォ！？」

弁護士「なん……だと……！？」

実況『ここで衝撃の事実、発覚ゥ！』

実況『被告人はワープが使えることが分かりましたァッ！』

悪魔「すげぇ、まるで悪魔っす！」

ワアァァァァァ……！

検事「私が立証するまでもなく、本人が自白してくれたな……」

検事「どうやら……勝負は決まったようだな」

弁護士（くそォ……ここまでかッ！？）

できんのかよ!?

悪魔が一番常識人なんじゃね？

もうこうなったら被告人の証言を破壊するしかねえ・・・

どうやってワープ人を捕まえたんだ

アリバイ証明すんの無理じゃねｗｗｗ

逃げろよ

④

裁判長「弁護士ッ！」

弁護士「は、はい！」

裁判長「最期になにか言い残すことはあるか？」

裁判長「なければ、このままおぬしと被告人は死刑、ということになるが……」

証人「あ、ついでに私も死刑にして！」

証人「地獄でも、夫婦で一緒にいたいから！」

弁護士「ありがとう……！」

裁判長「ふむ……ならば三人一緒にあの世に旅立つがよいッッッ！」



「待ったァ！」

裁判長「──むッ！？」

おお>>1よ、どこで頭をぶつけてしまったんだいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>134
最初からだろ

ナチュラルに弁護士も死ぬことになってる

せっかくの肉体がなかなか生かされんな

裁判長「なにか用かね、悪魔ッ！」

悪魔「あんなマジメそうな被告人や、愛し合ってる弁護士と証人を死刑にするなんて」

悪魔「アンタ、悪魔っすか！？」

裁判長「たしかに……少しやりすぎたかもしれん」

検事「だが、罪は罪だ……。罪は裁かれねばならん……」

悪魔「だったら……あっしが被告人の無罪を証明するっす！」

検事「ほう……面白い」

実況『ここで悪魔がしゃしゃり出てきたァ！　裁判はどうなってしまうのか！？』



「いいぞー！」　「おもしれェッ！」　「悪魔がんばれ～ッ！」

ワアァァァァァ……！

悪魔かよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

悪魔△

息もつかせない展開の連続

④

検事「では……被告人の無罪をどうやって証明するのだ？」

悪魔「簡単っすよ！」

悪魔「被害者を生き返らせて、話を聞けばいいんす！」

オオォ～……！

検事「なるほど……」

裁判長「うむ、それは名案だッ！　やってみせいッッッ！」

被告人「それなら真実が分かりますね！」

弁護士「どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだ……！」

証人「仕方ないさ、岡目八目っていうしね」

悪魔「では──」

悪魔「“レエカキイ”！！！」

検事側の証人が次々と寝返るな

いったい・・・

ﾄﾞｷﾄﾞｷ…

俺の知ってる裁判と違う

なんて安直な呪文だ

もう悪魔だけでいいんじゃないかな

あの世から戻ってきた被害者が最強裁判所に現れた。

被害者「おや……ここは……？　オレは殴られて死んだハズじゃ……？」

悪魔「成功っす！」

検事「病み上がり、どころか死に上がりのところ悪いが、答えてもらおう」

検事「被害者……あなたを殺したのはいったいだれなのか、を」

弁護士「だれなんだ！？」

証人「だれなんだい！？」

悪魔「だれっすか！？」

裁判長「だれなのだッッッ！？」

実況『今、全ての真実が明らかになるッ！』

被害者「分かった……ではこの指で示させてもらう」

被害者「犯人は──お前だッ！」ﾋﾞｼｯ