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    元スレ小鞠「逆転びより」

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    101 = 38 :

    「さあ、早く駄菓子屋さんを証言台へ召喚してください」

    「今度こそ5分で決着を付けて差し上げましょう」

    小鞠「…」

    裁判長「…」

    「…」


    ………


    「な、何でこんなに静かなんですか!」

    小鞠(夏海!まだなの!?)

    裁判長「ふむ。お昼を食べたばかりで眠くなってきましたな…」

    「…まさか駄菓子屋さんがまだ裁判所に来ていないのでは?」

    102 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    小鞠「そ、そそそおそそそそそんなわけないもんねっ!」

    「では、召喚を」

    小鞠(うっ、ど、どうしよう。もう限界かも!)


    \バーン/


    夏海「姉ちゃん到着した!到着したよ!」

    「」ハァハァ

    (駄菓子屋)「お、おい、やめろって」


    小鞠「夏海!!!!」

    103 = 38 :

     
    ………


    裁判長「で、その証人は?」

    「いつでも召喚できるようです」


    小鞠「夏海!ありがとう!」

    夏海「もう夏海ちゃんも焦っちゃったよ」

    れんげ「でもどうして駄菓子屋は間に合ったん?」

    夏海「レンタル用の高級スポーツカーで来てもらって…」

    「」フフン

    夏海「兄ちゃんが動物たちを使って、他の車を全部、車線上からどかしてしまったんだ」

    小鞠「へ、へぇ~」

    小鞠(絶対にスピード&信号無視してるだろうけど、知らなかったことにしておこう)


    裁判長「では、証人を証言台へ」

    小鞠「は、はい!」

    104 = 38 :

     
    ………


    「…」

    「証人。名前と職業を」

    「加賀山楓。職業は駄菓子屋だ」

    「証人に聞きたい事があるのですが…」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    小鞠(ここは蛍のペースにしちゃダメだ!)

    小鞠「弁護側は、眼鏡を買った人物を証言してもらう事を主張します!」

    裁判長「わかりました。証人は最近眼鏡を買った人物を証言するように」

    「わかりました」

    105 :

    は!このなっつんは嘘を付いている!犯人はなっつんだ!

    107 = 38 :

    ~~~~~尋問開始~~~~~

    ~眼鏡を買った人物に関して~

    「そうだな。最近では二つ売れてるな…」


     ∧
    <待>
    <っ>
    <た>
    <!>
     ∨

    「全部話してもらっても時間がありませんので、一番近いのでお願いします」



    「えーと、ほら、そこの卓だ」

    裁判長「すぐる?」

    「そいつが曇らない眼鏡を買って行ったぞ」

    108 = 38 :

     ∧
    <待>
    <っ>
    <た>
    <!>
     ∨


    小鞠「そ、それは本当に…被告なんですか?」

    「ひこく?なんだそれは?」

    「それは本当にお義兄さんなんですか?」

    「ああ、間違いないな。小さいころから知っている顔見知りだしな」

    小鞠「なっ!?」

    109 = 38 :

    裁判長「どうやらこれは決まったようですな」

    裁判長「眼鏡が曇るから犯行は不可能だった」

    裁判長「しかし、被告人は曇らない眼鏡を用意していた…」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    小鞠「異議…あり…です」

    裁判長「何ですかな?」

    小鞠「ぐっぐぐぐぐぐぐぐ」

    裁判長「異議を却下します」

    110 :

    寝る前の支援

    111 = 38 :

    夏海「って、兄ちゃん曇らない眼鏡を何に使ったの?」ボソボソ

    「」

    夏海「は?猫耳の等身大のお人形の女の子に?」

    夏海「………最低」ボソッ

    「」シュン

    小鞠(ぐっ、こんな会話、証拠にすらならない!)


    カン!

    裁判長「長い裁判でしたが、どうやら我々は結論にたどりついたようです」

    小鞠(ど、どうすれば、も、もう終わっちゃう!?)

    夏海「ね、姉ちゃん!」

    小鞠「うっうううううう」

    113 :

    さるかな?

    114 = 38 :

    裁判長「それではお兄さんに対する判決を言い渡します。有…」


     ∧
    <待>
    <っ>
    <た>
    <!>
     ∨


    「!?」

    「!?」

    夏海「!?」

    れんげ「!?」

    小鞠「!?」

    「!?」

    裁判長「ど、どなたですかな?今の声は初めて聞く気がしますが?」

    115 = 38 :

    一穂「裁判長少しお待ちください」

    小鞠「か、かず姉!?」

    一穂「弁護側はまだ提示していない決定的な証拠品があります」

    一穂「さあ、こまちゃんあれを…」

    小鞠「え?あ、あれ!?」

    小鞠(あれって何だろう?)



    小鞠「え?心当たりがないんですけど…」

    一穂「実を言うとウチもないんよ」ボソボソ

    小鞠「え!?」

    一穂「こういうときはハッタリだよ」

    一穂「それにほら、楓は今日の裁判を何も聞いてないんだから」

    一穂「何か見せたら、面白い証言をするかもよ?」

    小鞠(面白い…証言?)

    117 = 38 :

    裁判長「それで小鞠弁護士。何か決定的な証拠が?」

    小鞠「そ、そうですね…弁護側には決定的な証拠があります」

    「そ、そんなバカな!」

    小鞠「それは…」


        私のパンツ
        夏海が目撃した時の状況を記したメモ
       →スタンガン


     ∧
    <く>
    <ら>
    <え>
    <!>
     ∨



    「なっ!?それは!」

    裁判長「何ですか?これは?」

    118 = 38 :

    小鞠「実は、目撃者…越谷夏海は犯人に一度襲われています」

    裁判長「そうですね。法廷記録に書いてありました」

    小鞠「その時に夏海を気絶させたのがこのスタンガンなんです!」

    裁判長「…ほう」

    「…」

    裁判長「…で、それが何か?」

    小鞠(うぅ…やっぱりこうなる…)

    119 :

    夏海が犯人やな

    120 = 38 :

    小鞠「証人!これに見覚えはありませんか?」

    「え?見覚えも何もそれはうちの商品だぞ?」

    小鞠「そうですかありませんか………………………は?」

    「…」

    小鞠「え?もう一度いいですか?」

    「だからさ、それうちの商品だって。この前売れたんだ」

    小鞠「だ、誰にですか!?」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨

    「それは今回の事件とは関係ありません!そもそもスタンガンが事件に使われた証拠なんて!」

    121 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    小鞠「目撃者が気絶させられています。さらに現場にスタンガンが落ちていたんです!」

    小鞠「この状況でスタンガンが事件と無関係なんて考えられません!」

    「し、しかし」

    カン!

    裁判長「検察側の主張を却下します。それでは従業員さん。続きを」

    「ん?誰が買ったって話だったっけ?大人の女性だったぞ?」

    122 :

    ずいぶん頑張ってるな
    支援

    123 = 38 :

    夏海「…」

    れんげ「…」

    一穂「…」

    裁判長「…」


    「え?何だこの空気は?私は変な事を言ったか?」

    小鞠(か、勝った勝った勝った勝った勝った!大人の女性!お兄ちゃんは男!お兄ちゃんのわけがない!)

    小鞠(ということはお兄ちゃんは犯人じゃない!証明できる!)

    125 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨

    「…」

    小鞠「え?」

    「そもそもそのスタンガンが駄菓子屋さんで購入された証拠がありません」

    「もしかしたら、町の方の他のお店で買った可能性も…」

    「は?でも、それは明らかにうちの」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    「では、このスタンガンはいつごろ売れましたか?」

    「は?…1ヶ月前くらいかな?」

    126 = 38 :

    「では、1ヶ月前の夕ご飯を覚えてますか?」

    「覚えてるわけないだろ!」

    「ええ、普通はそうです。その通りなんです」

    「なのに、何で駄菓子屋さんは、ハッキリこれが駄菓子屋さんで売れたスタンガンだとわかるんですか!?」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    小鞠「そ、そんなのは、確か…えーと…そうだ!スタンガンを買った時の届け出を見れば!」

    127 = 113 :

    しえん

    128 = 41 :

    しえん

    129 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    「スタンガンには届け出の必要はありません。あくまでも護身の為ですので」

    小鞠「そ、そんな…」

    小鞠(か、勝ったと思ってたのに…)

    小鞠(え?これからどうすれば…?)

    「いや、だからそれはうちの商品だって」

    「だから、そんな証拠はどこにも」

    132 = 38 :

    「そんなはずないって、ほら一番底を見てみてくれよ」

    裁判長「わかりました。えーと…………………なっ!?」

    裁判長「Made in 駄菓子屋!?」

    小鞠「へっ?」


    「自分で作った方がコストがかからないから、試しに一つ作ってみたんだよ」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨

    「そ、そんな…ひ、非常識すぎます!」

    「いや、だって自分で作った方が安く済むだろ?」

    「だ、だからと言って」

    「いや安く作れるんだって。意外と」

    「うっうううううう」


    小鞠(こ、これはチャンス!この流れに乗らないと!)

    133 = 38 :

    小鞠「証人!その時の大人のお姉さんはスタンガンを買いましたよね」

    「だから何度言えばいいんだよ。買ったってば」

    小鞠「一緒に眼鏡を買いませんでしたか!?例えばフレームだけとか!」

    「うーん…」


    「あっ、そういえば買ったな。レンズはないんですけどいいんですか?って何度か聞き直したから覚えてる」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    「い、今のは誘導尋問の可能性が…」

    裁判長「ないですね。異議を却下します」

    「うぅ…」

    134 = 38 :

    小鞠「裁判長!今回の事件はスタンガンが絶対に関与しています!」

    小鞠「しかし、このスタンガンを買った人間は被告人ではありません!」

    小鞠「弁護側にはスタンガンの持ち主…真犯人に心あたりがあります!」

    「なっ!?」


    裁判長「犯人は誰だというんですか!?」


    小鞠(ここが正念所だ!)

    135 :

    駄菓子屋電子工作まで嗜むのか
    付き合って下さい

    136 = 38 :

    小鞠「真犯人…それは…」


       →一条 蛍
        大人の女性
        越谷 雪子(母)



    小鞠「そこの検事さん!一条 蛍です!」

    「なっななななななななっ!?」


    ザワザワザワザワザワザワ
    ザワザワザワザワザワザワ

    カン!カン!

    裁判長「せ、静粛に静粛に」

    裁判長「な、なんと…これは驚きました。まさか真犯人が蛍検事とは」

    137 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    「まだ私と決まっていません!」

    「証拠は!証拠はあるんですか!?センパイ!」


    小鞠「まず事件当日、私の家には『私』『夏海』『お兄ちゃん』『お母さん』…そして、『蛍』がいました」

    小鞠「ここで、よく考えてください」

    小鞠「スタンガンを買った大人の『女性』が真犯人だと弁護側は考えます」

    裁判長「そうなりますね」

    小鞠「まず目撃者の夏海と被告のお兄ちゃんは当てはまりません」

    139 = 38 :

     ∧
    <待>
    <っ>
    <た>
    <!>
     ∨


    「な、夏海センパイが変装をすればあるいは…」


     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    小鞠「夏海と駄菓子屋は小さいころからの知り合いです。声や仕草で確実にわかります」

    「まぁ、そうだな」

    「うっ」


    小鞠「そして、残ってるのは『お母さん』と『蛍』です」

    小鞠「先程の夏海と同じ条件で『お母さん』は駄菓子屋と古い付き合いの為、確実にわかります」

    「そうだな」

    140 = 105 :

    >>137で大人の女性で自分が当てはまらないと言わないのはなぜなのか!

    って思ったらよく考えたら被害者だった

    141 = 38 :

    小鞠「残ったのは…」

    裁判長「な、なんと!?」


    小鞠「そう!一条蛍!この事件の真犯人はあなたです!」

    小鞠「あなたは変装して大人にみせかけた!そうですね!?」


    ザワザワザワザワザワザワ
    ザワザワザワザワザワザワ

    カン!カン!カン!

    裁判長「せ、静粛に静粛に」

    142 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    「センパイ…さっきから言っていますが証拠がありません」

    「それに私も数ヶ月前からですが、駄菓子屋さんには良く行きます…変装していてもきっとわかってくれるはずです」

    「いや、お前あまり来ないだろ。町にばっかり行ってさ」

    「ぐっ!?」


    裁判長「小鞠弁護士。確かに消去法だと犯人は蛍検事になるのですが」

    裁判長「これだけでは真犯人と言うには少し足りない物があります」

    裁判長「何か証拠はないんですか?」

    小鞠「弁護側は…証拠を持っています」

    「なっ!?」

    143 = 38 :

    小鞠「それは…」


        私のパンツ
       →夏海が目撃した時の状況を記したメモ
        スタンガン


     ∧
    <く>
    <ら>
    <え>
    <!>
     ∨



    小鞠「よく思い出して下さい。夏海は一度気絶させられて、その後何故か夏海の部屋まで連れていかれているんです」

    小鞠「そんな怪力の持ち主は一人しかいません!」

    144 = 135 :

    ほたるん作中パワー最強だもんな

    145 = 38 :

     ∧∧
    <あ異>
    <り議>
    <! >
     ∨∨


    「わ、私はか弱い小学生です!怪力なんて…そんな酷いです!」

    裁判長「そうですね。とても蛍検事が力持ちには見えませんね」

    小鞠「なっ!?」

    小鞠(…)

    小鞠(ど、どうしよう)


    カン!

    裁判長「他に証拠はないんですか?」

    小鞠(な、ない…蛍が犯人だとわかりきっているのに…証拠が何一つ……ない)

    148 = 119 :

    こまちゃん無能

    149 = 57 :

    夏見がれんげ両手で抱えてるのにほたるんはこまちゃん片手余裕だしな

    150 = 130 :

    ほよ


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