元スレ咲「全校入れ替え?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 :
見てるで支援
千里山が圧倒的すぎると思うがw
52 = 14 :
泉「どうかもなにも、だっれも麻雀以外してくれへんやん。部長のやる事って多いんやで。モモも手伝ってくれればえんやけどなー」
桃子「ムリっす。やらないっす」
泉「これや」
淡「なによーぶーぶー。せっかく部長やらせてあげてるのに」
泉「あん? 言うたな? せやったら部長譲ったるから、代わりに先生に他校との練習試合する渡りつけて貰うお願いして、後援会に頭下げて、全校集会の原稿作って……」
淡「やっぱり部長はいずみんで決まりだね!」
穏乃「さすが泉は頼りになる!」
優希「面倒を請け負ってくれるいずみんは最高だじぇ!」
桃子「わー部長さすがっす」
泉「お前ら、いつかどついたるからな……! あと優希、少しは本音を隠せ!」
優希「さ、少しネタを挟んだ所で部活を始めるじぇ」
泉「私はむっちゃ本気やったけどな」
優希「ポチっとな」カラコロ
泉「話を聞け!」
53 = 14 :
桃子「まーまーそう言わず座るっすよ」ポスン
淡「あー! モモ入りなさいよ! 今日こそ見失わないんだから!」
桃子「いやっすよ。ダブリーさんしつこいんすもん」
淡「むむむ! まあいいよ、他のメンツに格の違いを教えてから、改めて叩き潰すから」
泉「言うたな? 吐いたつばは飲めへんで」カチン
優希「お、東場最強の私に向けた言葉だとは思えないじぇ」カチン
穏乃「ぬ! 今日だってまた止めてやるんだからねー!」カチン
桃子(血の気の多い人たちばかりで助かったっす)
淡「ふふん、なんて言おうとも、トップ率は私が最高だし!」
泉「アホ言うなや。敗率の一番低いのは私やぞ」
優希「それを言ったら爆発力の優希ちゃんを忘れて貰っては困るじぇ!」
穏乃「油断してたらすぐにまくってあげるよ!」
…………
泉「しゃ! ザンクきざんできっちり逆転や!」1位
穏乃「うわぁー! ぬーかーれーたー!」2位
54 = 14 :
優希「なんとかリードを守りきったじぇ……」3位
淡「うぐぐ……この淡ちゃんがまさかのラスなんてぇ」4位
桃子「ジャージさんは相変わらず逃げ切るのが下手っすねえ」
泉「追い上げさせるとむっちゃ強いんやけどな。これで逃げるんも上手かったら、穏乃を大将にしとったわ」
淡「なにおー! 私じゃ不満だと申すか!」
泉「ちゃうちゃう。適正の問題や。他にも優希が南場にもうちょい強かったら、先鋒以外でもよかった、とか」
優希「へへ」
桃子「別にほめてないと思うっすよ」
穏乃「うう……目標があると「よっしゃー!」ってなるけど、後ろから迫られるとどうしても慌てちゃうんだよなあ……」
淡「もー! シズノがいると思うようにいかなーい!」
優希「それも含めての麻雀だじぇ」
淡「なにおー! たまたま私より上だったからって偉そうに!」
優希「ふふん」
55 = 14 :
淡「ムキー!」
泉「はいはいそこまでにしとき。じゃあ次、モモが入ってな」
淡「やった! 今度こそ勝から!」
泉「アホ。抜けるんはお前や」
淡「あ、やっぱり?」ショボーン
桃子「慣れてるメンツだと消えづらいんすけどね」
穏乃「だから練習になるんだよ! よし、まだまだ打ちまくるぞー!」
淡「もー! いい気になってられるのは今のうちなんだからね! 次こそ高校100年生の実力、見せてあげるんだから!」
優希「だったら今度も東場瞬間最大風速をお見舞いしてやるじぇ!」
泉「ん? ふ……そんなんで高1最強の相手になる思っとるんか?」
穏乃「この流れは……! 深山幽谷の支配者の私に、その程度で勝てるとでも?」ドヤァ
桃子「……」
淡「……」ワクワク
優希「……」ドキドキ
桃子「…………」
56 :
淡は平和怒りマン
57 = 14 :
泉「……。なんや自分、ノリ悪いなぁ」
桃子「いや、こんなの乗れって言われてもっすね」
穏乃「適当でいいんだよこういうのは! はっきり言って「深山幽谷の支配者」とか、自分で言ってて意味分からないし」
淡「あ、やっぱ分かんなかったんだ」
優希「聞いてて「?」ってなったじぇ」
桃子「ノーっす。そういうのに混ざる気はないっすから」
穏乃「えー。一緒にはじけようよ」
桃子「……。まあ、部活楽しいっすし、私を見つけて貰ったのには感謝してるっすけど……」
泉「! おい聞いたか!? モモのやつがデレたで!」
桃子「そ! べ、別にそういうんじゃないっすバカァ!」
58 = 28 :
泉がちゃんと仕切ってるなw
59 = 14 :
恒子『今大会ダークホースの一校、宮守女子高校! 初出場の全国大会で、強豪にどこまで食らいつけるのかー!』
健夜『県予選とインターハイ本戦は全然雰囲気が違いますから、それにどれだけ惑わされず、実力を発揮できるかでまず一つ試されると思います』
健夜『逆に言えばそこをくぐり抜けれられれば、大化けする可能性も高いでしょう』
恒子『予選を一足飛びに駆け抜けた宮守女子、その勢いのままインターハイも走れるのか!』
宮守女子高校
オーダー
大将:(1年)大星 淡
副将:(1年)高鴨 穏乃
中堅:(1年)東横 桃子
次鋒:(1年)二条 泉(部長)
先鋒:(1年)片岡 優希
61 = 14 :
越谷女子高校
もこ「…………」スワリ
智紀「…………」カチカチ
春「…………」ポリポリ
尭深「…………」ズズズ
白望「…………」グデー
恒子『越谷女子高校はー……あー、えっと、すこやん何かある?』
健夜『ここに来ていきなりそれ!? さっきまですごい調子よかったのに! 何か語ろうよ、色々あるでしょ!?』
恒子『だってさー。越谷女子高校の子たち、全然インタビューくれないんだもん。かと言って牌譜見てもこれって特徴があるように見えないし』
恒子『せいぜい渋谷尭深選手の役満が多いなーってくらい?』
恒子『二条泉選手みたいにガツンと決めてくれたり、チャンプみたいにきっちり抑えるところ抑えててくれればまだしも』
恒子『必要最低限のみのコメントっていうのは、こう、すっごくやりにくい……』
健夜『…………』ポカーン
恒子『ちょっとなんで黙ってるのすこやん』
62 = 14 :
健夜『いや、こーこちゃんにも苦手なものがあるんだなーって』
恒子『小鍛治プロ、これは全国ネットなのですが』
健夜『こんな時だけずるいよ! ……おほん。チーム全体の傾向としては、小さく刻んで守りがちな、地味なタイプのプレイです。同時に、尻上がり調子だと思います』
健夜『ただ、この調子の上げ方がすごく分かりにくいんですよね。この、調子が上がったとき、というのに気がつかないと、大きなのを振り込んでしまいます』
健夜『それをこつこつ重ねて守っていくのが、越谷女子高校の必勝パターンですね』
健夜『伝統のある学校だけあって、一本筋の通ったいいチームだと思います』
もこ「……そろそろ、練習」
白望「ダルい、だれか起こして」
春「」ゲシ
白望「いてっ」
尭深「……自分で起きる」
白望「んー……あー……」
春「……。ふぅ、仕方ない」
63 = 14 :
白望「春なら手を貸してくれるって信じてた」
尭深「もう少し最上級生の自覚を持って、皆の見本になるように……」
白望「ああ、分かった……気がするからこの辺で」
もこ「シロに言っても無駄」
春「同意」
尭深「まったく……」タメイキ
智紀「練習の前に。インハイ予選の牌譜の解析が終わったけど、見る?」
春「当然」
尭深「智紀ちゃん、いつもありがとう」
智紀「あ、そんな、たまたま得意なだけだから」
白望「できるのがすごいよ。こっちはただ寝てるだけだし」
もこ「シロは……そもそも何でもダルがりすぎ」
春「ちゃんとやる」
64 = 14 :
白望「ヤブヘビだった……ダルい」
尭深「ふふ……」
智紀「どうかした?」
尭深「ううん、1年生コンビは、なんだかんだ言っても白望ちゃんのお世話をしてくれるなって」
智紀「それだけ好きなんだよ」
春「そんなこと無い」バシバシ
もこ「……勘違い」ベシベシ
白望「地味に痛い……ダルい……。だから、早く牌譜を解析したやつちょうだい」
もこ「あ、その前に……半荘打ちたい」
尭深「どうです?」
智紀「私はいつでも」
尭深「じゃあ、ミーティングは後にしましょう」
もこ「……ねえ。麻雀楽しいね」
智紀「? そうだね」
もこ「みんなでやるのは楽しい。だから、まだ終わらせない。次も、次の次も勝って……」
65 = 14 :
春「……ん。最後まで勝てば、優勝」ポリ
白望「別に、インターハイが終わっても、部活に顔を出すつもりだけどね」
もこ「シロはいい」
春「どうでもいい」
白望「ヒドい……」
尭深「普段いい加減だから、言われちゃうんですよ」
白望「でも、ちゃんとしてたらそれはもう別人でしょ?」
智紀「胸をはる事じゃない……」
もこ「普通に麻雀しても楽しい……でも、勝って麻雀したらもっと楽しい……」
春「ん」コクリ
尭深「ふふ……そうですね、じゃあ、勝たないとね」
白望「まあ、元々優勝するつもりだし。楽しくない麻雀するつもりもないしね」
智紀「うん……がんばろう」
66 = 14 :
恒子『埼玉の雄、越谷女子高校! 近頃は成績が低迷していたのを、チームが一丸となって盛り返します!』
健夜『安定感のあるチームですが、課題は火力をどう作るかになるでしょう。渋谷尭深がインターハイ上位の火力を持つと言っても、一人ではやはり限界があります』
健夜『さざ波状態でもっとも力を発揮する珍しいチームではありますが、他もインターハイ出場校。易々とペースは作らせないでしょう』
健夜『点取り合戦になった場合、その苦しさが一気に吹き出てしまう恐れがあります。これを克服できるかによって、優勝まで距離が決まると言っても過言ではありません』
恒子『優勝を狙うなら、苦手も克服しなければならない! インターハイはかくも厳しい! 越谷女子高校は厳しさに飲まれてしまうのか、それとも乗り越えるのか!』
越谷女子高校
オーダー
大将:(1年)対木 もこ
副将:(2年)沢村 智紀
中堅:(1年)滝見 春
次鋒:(3年)渋谷 尭深(部長)
先鋒:(3年)小瀬川 白望
67 = 13 :
たかみーって2年じゃなかったけ
68 :
携帯から失礼、さるさん食らったのでこれでおわり
>>67
そうだっためんご
69 = 13 :
おつ
70 = 51 :
おつ
また続き書いてください
71 = 34 :
続き期待
72 = 34 :
読みほ
73 = 14 :
新道寺女子高校
華菜「レギュラー集っ合ー!」
純「なんだようるせーなー」
友香「うぅぅ、耳がキンキンする……」キーン
佳織「あわわわ、は、はい!」
漫「なんなんもー。無駄にテンション上げてからに」
華菜「大阪出身がそんなテンション低くてどうするし!」
漫「どこ出身とか関係ないやん。今むっちゃのんびりムードでしたもん」
純「お前だけだぞテンション高いの」
華菜「だー! お前達もっとしゃっきりする! インターハイは目前なんだぞ!」
佳織「そうですよね、がんばらないと!」
友香「佳織センパイも無理して付き合わなくていいんすよっ」
74 = 14 :
恒子『そしてそしてそしてぇ! つ・い・に! 新道寺女子高校の登場だぁ! ひゃっはー、あんたたち愛してるよー!』
健夜『アナウンサーが露骨な贔屓!?』
恒子『だって彼女たちの麻雀ってさ、すっごい見てて楽しいんだよね。ハラハラもするけど。なんて言うか、麻雀満喫してるぞー、って感じで』
健夜『ああ、それは分かるかも……。チームコンセプトがまさに「運」だからね』
恒子『なにそれ? すこやん知ってるの?』
健夜『資料にちゃんと目を通そうよこーこちゃん……。新道寺はレギュラー決めの方法がちょっと特殊だったんだよね』
健夜『なんでも、プロと対局してどれだけ仕事ができたか、って方法で。中でもプロに勝てた5人が、今年のレギュラーなんだよ』
恒子『えー……』
健夜『な、なんでそんな不満げなの?』
恒子『だってプロが負けちゃったんでしょ? それっていいのかなって』
健夜『うーん、よくはないんだろうけど。でも麻雀は運の要素が大きなゲームだから。実力差じゃどうにもならない部分があるんだ』
健夜『でも、プロっていうのは、そのどうにもならない部分を抜けてきた人なんだ』
健夜『だから、プロに勝てた運を持つ人が強いって言うのは、ある意味とても正しい強さの指針だね。あくまで、要素の一つとして、だろうけど』
恒子『ここですこやんの「プロなめんなよ?」いただきましたー』
健夜『べ、別にそういうつもりで言ったんじゃないよぉ!』
75 = 14 :
華菜「マジでちゃんとやるし! 私たちは部長たちを押しのけてレギュラーになってるの忘れたか!」バシバシン
友香「むぅー、それをいわれるとなー」
漫「しゃーない、つきあったるか」
華菜「付き合うも何も恒例のことだしっ!」バシバシバシ
純「いや、これが毎週の恒例ってのもかなりどうかと思うんだが……」
佳織「でもいいことだと思います! ……たぶん!」
華菜「多分はいらん! それじゃ私から、一昨日の帰り道、500円を拾った!」
純「せこっ!」
華菜「せこい言うな! ……自覚はあるんだから。そういう純はどうなんだよっ」
純「俺か? おれはなんと、ふふん、宝くじで1万当たったぜ」
友香「うおぉ、すごいでー!」
純「そうだろそうだろ? どっかの猫もどきとは大違いだろ?」
華菜「うぎぎぎぎぎぎ……」
佳織「華菜ちゃん落ち着いて」
76 :
学校ごとのコンセプトとメンバー構成が良く考えられてて面白い
77 = 14 :
華菜「そ、そうなだ……じゃあ次、漫」
漫「本命はトリにくるもんやけどな。しゃーない」
純「お? 自信ありげじゃないか」
漫「当然や! なんせ親戚のおっちゃんが松阪牛を送ってくれたからな! 今晩のうちは、最高級肉でスキヤキや、ふふふ……」
華菜「ぐわあああぁぁぁぁ!」
純「やめろ、飯テロはやめろおおおぉぉぉ!」
友香「ああああぁぁぁーーー……すごいおなか減ってきたっ」
佳織「漫先輩すごーい、いいなー」
漫「せやろせやろ? くく、うらやましさにもだえるがええわ」
華菜「くぅっ、これ以上胃に攻撃されたくない、次に行くぞ!」
友香「あ、じゃあ私でー。なんと、好きなアイドルのチケットが取れました! しかもS席、ど真ん中!」
漫「おお、よかったやん」
友香「今からすっごい楽しみっ!」
華菜「んじゃ最後に佳織だな」
佳織「うぅ、そんな事言われても、何も思いつかないですよぅ……。あ! そう言えば、この前みんなで応募した懸賞、当たりの通知が来ました!」
78 = 14 :
友香「え!? この前乗って自動雀卓のあれ?」
佳織「そうです。当たったら部室においてみんなで使おうって言ってたあれですよ、えへへ」ホワワ
純「マジか、あれって当たるもんだったのか」
華菜「てっきり抽選すると言ってるだけの架空のものだと思ってたし」
漫「あ、アカン。うちの松阪牛が霞んで見える……」
華菜「まあ、あれだ。これで私たちの運が絶好調なのは分かったはずだ」
純「よく言うよ500円」
華菜「500円言うなっ! おほん、とにかく、この運を試合で発揮できれば、王者千里山にだって届くし!」
漫「うちらは逆に、運がないと悲惨なんやけどな。アハハ」
佳織「笑い話じゃないですよぉ、漫先輩」
友香「あやうく地区大会初戦敗退する所だった……あれはヤバかったね」
純「あんときゃ全員、運から見放されてたからな。華菜が小さいの刻んで点差を詰めて、俺がギリギリでまくったからなんとかなったけど」
友香「でもその後は予選決勝も含めて快勝だったよっ!」
純「まあな。誰か一人にツキが回ってくれば、予選レベルなら普通に勝てる」
79 :
さるよけ
80 = 14 :
佳織「今更なんですけど、それって大丈夫なんでしょうか……」
華菜「当然、大丈夫じゃない。でも今までの方針じゃもっと大丈夫じゃないと判断したから、監督がこの編成にしたんだ」
漫「全員、と行かずとも4人バカヅキすればうちが優勝。麻雀は結局運やし。賭に出なきゃ勝ちもない、ゆう事やな」
純「第一そうじゃなかったら、佳織はレギュラーになれてないだろ。1年とちょいで基礎は納めさせたけど、やっぱり足りないもんは多いしな」
佳織「あうぅ……だから私なんかがレギュラーで、本当に大丈夫なのかな」
友香「大丈夫ですよ、佳織センパイ! 予選だって大きな失点はなかったじゃないですか!」
華菜「それに、今更言っても遅い。じたばたしないで腹くくるし。あんまり不安にならなくても、私と純が控えてるんだから、なんとかしてやるし!」
純「まあ、そのために私たちが副将大将になってるんだからな」
漫「ラス率低くてトップ率高い二人やからなあ」
友香「鳴きとか勘とかで流れを寄せるっての、私には分からないでー……」
純「それこそ勢いでやってるだけだからな。俺にだってよく分かってない」
佳織「うぅ……」
漫「ほら、いい加減元気出し。そんなへこまれると、わりと裏目る私の立場もないやん」
友香「漫センパイ、今回一番失点多かったしねっ」
漫「ほー、1年坊が生意気言うやん。そんな口聞く口はこれか、んー」
82 = 14 :
友香「ひひゃひゃひゃ!」グニー
華菜「もうぐっだぐだだよ。とにかく! 私たちは「めげない投げないツキまくる」で行くんだ、それを忘れるな!」
純「小学生の標語かよ」
華菜「だからうるさいっ! とにかく、みんながんばるぞ!」
純「ま、運は十分だしな」
友香「当然でー!」
佳織「うん、がんばるよ!」
漫「本戦まできたんやから、目指すは優勝や!」
83 = 76 :
ここまで40人か...咲のキャラってすごく多いな
84 = 14 :
恒子『天運に勝負を任せる! なけりゃ無理矢理引き寄せる! 新道寺女子高校の原始的麻雀はどこまで届くのか!』
健夜『実際、はたから見ても運が良い事の多い選手が多いチームです。麻雀に一番重要な要素を持っていると言ってもいいでしょう』
健夜『もし彼女たちが全員運を爆発させたら、チャンピオンチーム並の得点を発揮してくれるのではないか。そんな期待をしたくなるチームですね』
恒子『見据えるは優勝のみ! 千里山を射貫く準備は整っているぞ! 豪運新道寺女子高校、いざ吶喊!』
新道寺女子高校
オーダー
大将:(2年)井上 純
副将:(2年)池田 華菜
中堅:(2年)妹尾 佳織
次鋒:(1年)森垣 友香
先鋒:(2年)上重 漫
清澄高校
豊音「宥ちゃーん、言われてたのもってきたよー」
宥「わあ、ありがとう。いつもごめんね」
豊音「そんなことないよー。宥ちゃんは部長さんで大変だから、これくらい手伝うのは当たり前だよ」
小蒔「そうですよっ! それに、みんなでやった方が早く終わります。その分麻雀できるんですから」
怜「せやで、あんまり一人で抱え込んだらいかんよ。あ、こっちの書類も終わりや」
85 :
咲さんはまだか
86 = 14 :
宥「怜ちゃんも、体が弱いからあんまり無理しないでね?」
怜「あはは、大丈夫や。座ってできることしかしてへんし。むしろ他のことは任せっきりですまないって思ってるわ」
小蒔「そんな事ないですよ!」
豊音「そうだよー。怜さんは頭が良くてすごく助かってるよー」
怜「あはは、ありがと。じゃあ、ちょい膝かりてええ?」
宥「それくらいならいくらでも」ホワワ
恒子『宮守女子高校と並ぶ期待の超新星清澄高校! 千里山に匹敵する火力チームで登場だー!』
恒子『注目点はなんと言っても中盤の火力ライン! ここでごっそり稼いで他を寄せ付けないのが、清澄高校の必勝パターンだ!』
健夜『確かにあの火力はすごいよね。それに神代小蒔選手の火力は、宮永照選手や天江衣選手に匹敵すると思うよ』
健夜『でも、私としては、むしろ注目するのは先鋒と大将だと思ってます』
恒子『え、ホントに? なんて言うか、すっごく地味と言うか、こう、平坦な試合に見えたんだけど』
健夜『うん。だからこそすごいんだ。麻雀で絶対に勝たなきゃいけないポジションっていうのは、この二カ所だから』
健夜『先鋒で勝てば、負けたチームは逆転手を作らなきゃいけない。つまり、先んじたチームには余裕ができる。大将は言わずもがなだね』
88 :
あと一人がモブなら勝てそう
90 = 14 :
健夜『清澄のこの2ポジションには、とにかく他のチームに何もさせない勝負をし続けてきたの』
健夜『特に先鋒。エースを完璧に抑えて、全く仕事をさせない。大きな手は速攻で流し、いい流れを消す。その上で、自分はきっちり仕事をこなす』
健夜『同卓した人は、とても窮屈に感じただろうね。気がついた時には、自分は1万点のへこみでも、トップとは4万点差ができてる』
健夜『こんな事を全試合やってのけてるんだ』
恒子『えー……それってつまり、相手を邪魔し続けてるって事だよね。そういうのっていいの?』
健夜『当然いいに決まってるよ。スポーツとかには、エースの邪魔をする専用のポジションだってあるくらいなんだから。こんなのただの戦略だよ』
健夜『ただスポーツと違うのは、完遂できるかは別にして、やってみるという行為自体が恐ろしく難易度が高い事かな』
健夜『直接干渉できず、全員抑えるとなれば必然的に3対1の勝負。その上運の要素まで絡むんだ』
健夜『卓上で牌を動かす技術はもちろん、相手の心理を巧みに動かす打牌、なにより点数調整のセンスが桁違いに必要になるの。すごくやっかいなプレイヤーだよ』
健夜『記録によれば、相手にプラス収支を一度も許さなかったのは、この子とチャンプだけだね』
健夜『当然、他の選手も強くはあるんだけど。彼女はなんて言うか、異彩を放っていて、気にせずにはいられないんだよね』
恒子『はー……めずらしくすこやんがべた褒めだ。これはもしかするともしかするのかあ!』
91 = 76 :
>>89対局中に他家の態度に注意入れる優等生だから
92 = 56 :
>>91
なるほ
まぁ少なくとも悪そうでもないしな
93 = 68 :
またさるさん食らった…
あとちょいなのに
94 :
咲さんとかいうラスボスはまだか
95 = 14 :
健夜『う、別にいつも辛口なつもりなんてないのにぃ』
恒子『つまり、キツいのが平常運転と』
健夜『違うよ!? とにかく、彼女のエースキラーっぷりは本物だと思います』
恒子『それいいね、いただきっ! 清澄高校のエースキラー宮永咲、すこやん絶賛の技術でチャンプも貫くのか!? そう言えば彼女も宮永だね』
健夜『うん、もしかしたらチャンプと何か関係があるのかも』
咲「みなさーん、お茶いれてきましたよー」
怜「お、悪いなあ」
豊音「わ、咲ちゃんのお茶だ」
小蒔「最近また一段と入れ方が上手くなって、おいしくなったんですよね♪」
宥「うん、体の芯までほかほかするの♪」
咲「えへへ、そうかな」
96 :
本編と阿知賀編の両方の主役がいるとかえげつないチームだな
97 = 76 :
もうちょい?対局シーンは描かないのかな~チラッ
98 = 37 :
清澄つえーなさるよけ
99 = 14 :
怜「あかんなーもーこの1年かわえーわ」グリグリ
豊音「うん、ちっちゃくてかわいーよー」ガバリ
咲「わわっ」
小蒔「うふふ、咲ちゃん困ってますよ」
宥「みんな仲良しであったかーい♪」
怜「ずずず……ふぅ」マッタリ
宥「……うん。みんな、ありがとうね」
小蒔「え? 何がですか?」
宥「私が玄ちゃんと麻雀で会いたいなんて無理言って、それについてきてくれて。それに、こんなにあったかくみんなで麻雀するのも、憧れてて……」
咲「む、無理なんかじゃないですっ!」ガバッ
咲「私も、お姉ちゃんがインターハイに出てて……もうずっと話す事もできなくて……でも、麻雀でならまた話せるかもって勇気をくれたのは宥さんなんです!」
咲「だから、無理なんかじゃありません! 誘ってもらえて、とてもうれしかったんです……!」ウルウル
小蒔「ああ、泣いちゃダメですよ」ポフポフ
怜「私だってインハイに出場してる昔なじみに、こんだけ麻雀できるようになったんや、って言いたいんや」
小蒔「私も、お友達がたくさん出場しています!」
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