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    元スレ理樹「来ヶ谷の寝顔が見たい?」恭介「ああ」

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    101 :

    佳奈多かわいいよ佳奈多

    102 = 76 :

    わふー

    103 :

    久々にマイフェイバリット西園さんの頬すりすりしたい

    104 = 76 :

    わふー

    105 = 68 :

    佳奈多(ごめんなさい葉留佳)

    佳奈多(いいえ、元はと言えば最近一緒に寝てくれないあなたが悪いの)

    佳奈多(だから今日は―――ゆっくり眠りなさい)

    佳奈多(音楽教師)「では今日は皆さんに音楽鑑賞をしてもらいます」

    葉留佳「お!音楽鑑賞?ノリノリな奴?はるちんタンバリンで参戦していい?」

    理樹「いやこの計画の趣旨で音楽鑑賞ってことは……」

    佳奈多(音楽教師)「楽器の演奏は認めませんよ、はる――三枝さん。それに根神皆さんに鑑賞してもらうのは」

    佳奈多(音楽教師)「クラッシクです」ニッコリ


    葉留佳「」

    小毬「う、絶対寝ちゃうよ~」

    来ヶ谷「ふむ……」

    106 = 76 :

    わふー

    107 = 68 :

    ♪♪~~~


    佳奈多「それでは終わります!」

    バタンッ

    謙吾「二木の奴、物凄いスピードで去っていったな」

    来ヶ谷「愛しの妹のところに行ったんだろう」クスッ

    美魚「三枝さんが寝てしまった時も、チェックと称して穴があくほど見つめていましたしね」

    「こまりちゃんも寝ちゃったか……」

    理樹「あとはこの5人だね……」

    108 = 76 :

    わふー

    109 = 68 :

    ガラッ

    恭介「お、まだ5人も残ってるのか」

    理樹「あれ?恭介は教師じゃないんだ」

    恭介「ああ、俺はお前らに読み聞かせをするだけだからな」

    謙吾「なるほど。だが数学やクラッシクに打ち勝った俺たちが絵本ごと気で寝ると思っているのか?」

    恭介「ん?誰が絵本なんて言った?」

    恭介「じゃあ読み聞かせ始めるぞー」

    恭介「養老孟司・著『バカの壁』」

    謙吾「」

    美魚「これを読み聞かせ、ですか……」

    理樹「はは……」

    110 :

    俺も脱落かな

    111 = 76 :

    わふー

    113 = 76 :

    わふー

    114 = 76 :

    わふー

    115 :

    クラッシク

    116 = 68 :

    恭介「……っとそろそろ時間か」

    美魚「…」

    来ヶ谷「これは中々強烈だな。一回読んだことがある本だから内容も知っているし、恭介氏の良い声が余計に眠気を引きたてたよ」

    美魚「…」

    恭介「……」ジーッ

    美魚「……zzz」スースー

    恭介「はい、西園アウト―」

    西園「zzz…」

    恭介「ん?起きないな」

    来ヶ谷「私が部屋に連れて行こう。どのみち私の優勝だろう」

    恭介「まぁな。まさか鈴、理樹、謙吾が揃って寝るとはな」

    来ヶ谷「存外彼らにとって脅威であったのは本の内容より君の声かもな。慣れ親しんだ君の声で落ち着くというか安心するというか」

    恭介「まさか。それじゃあ西園を頼むぞ」

    来ヶ谷「ああ、任された」クスッ

    117 = 76 :

    わふー

    119 = 76 :

    わふー

    120 = 68 :

    理樹・真人の部屋


    真人・謙吾・理樹「…」ボーッ

    恭介「っと現状来ヶ谷はまだまだ寝そうにない……ん?どうしたお前ら」

    「普通に眠い」

    謙吾「真人に同じく」

    理樹「僕も……」

    恭介「おいおいマジかよ……いいか、思い出せ!」

    恭介「俺たちは来ヶ谷の寝顔を見るんだろ!」

    恭介「さっき神北や能美や三枝が見せた顔来ヶ谷verが見たくないのか!!」

    謙吾「くっ……見たい!」

    「え?俺、神北や能美や三枝のも見てないんだけど」

    理樹「まぁ真人は一番最初に寝たからね……」ハハ・・・

    恭介「そういうわけだ理樹。いっちょ頼むぜ!」つ 眠○打破

    理樹「……わかったよ、行ってくる!」

    121 = 76 :

    わふー

    122 = 115 :

    1人NGしたらわふー全部消えて笑った
    10分位は保守しなくて大丈夫だぞ

    123 = 76 :

    眠いから寝る
    わふー

    124 = 68 :

    来ヶ谷の部屋の前


    理樹(はぁ普通にここまで来れちゃったよ……)

    理樹(本当なら3人が足止めするはずだったけど風紀委員長がどっかいっちゃたしね……)

    ガチャ

    来ヶ谷「ん?理樹くん?何をしているんだ、こんな時間に」

    理樹「あ、えーと……ちょっと来ヶ谷さんに話があって……。ところで何で今ドア開けたの?なんか音、聞こえた?」

    来ヶ谷「いや?音はしなかったがドアの外から気配がしたから開けただけだよ。入りたまえ」クスッ

    理樹「あ、失礼します……(やっぱ来ヶ谷さんの就寝時に来なくて良かった……)」


    来ヶ谷「数学を教えてほしい?」

    理樹「うん。さっきの夜更かし王の時に寮長が言っていたところとか教えて欲しくてさ。ほら恭介に3年の教科書も借りてきたし」

    来ヶ谷「まぁ教えるのは構わないが別に今日じゃなくても良いんじゃないか?ほら、明日の数学をサボって二人でお茶でも飲みながら」

    理樹「きょ、今日が良いんだ!!ううん、今日じゃなきゃダメなんだ!!明日恭介と小テスト対決するから」

    来ヶ谷「1学年下と自分の学年の内容で勝負とか……そこまで落ちたか棗兄よ……」

    126 = 68 :

    来ヶ谷「まぁそういうことなら付き合おう」クスッ

    理樹「あ、ありがとう来ヶ谷さんっ!」パァァ

    来ヶ谷「…っ// 礼には及ばないよ。それ範囲は?」

    理樹「え~とね……から……かな」

    来ヶ谷「ふむ。まぁ頑張れば一晩でどうにかなるな」


    ~~~

    来ヶ谷「まずはこの公式を頭にたたき込め。いいな?」

    理樹「なるほど……」カキカキ

    ~~~

    来ヶ谷「そこはそうじゃなくて、こっちの式を使うんだ。落ち着いてもう一度解き直してみたまえ」

    理樹「う、うん」カキカキ

    ~~~

    来ヶ谷「……っし。OKだよ」マルッ

    理樹「良かった…」ホッ

    127 :

    わふー!クドは貰いますね!

    129 = 68 :

    来ヶ谷「最後が少し違うな。いいか?」

    理樹(来ヶ谷さん、教えるの上手いな)

    来ヶ谷「―――――――!――――?」

    理樹(それに僕の嘘の為にこんなに必死になってくれてる)

    来ヶ谷「―――?」

    理樹(ああ、悪いことしちゃった、な……zzz)

    理樹「zzz……」スースー

    130 = 68 :

    理樹「!」バッ

    来ヶ谷「おや、お目覚めかい?理樹くん」クスッ

    理樹「僕、寝てたのか……えと今何時?」キョロキョロ

    来ヶ谷「君が寝たのが4時頃で今が6時半過ぎだ。早く男子寮に帰った方が良いぞ?」

    理樹「(2時間半も……!)その間来ヶ谷さんも寝ていたの?」

    来ヶ谷「ふふっ、プレゼントだ」スッ

    理樹「これはプリント……?」

    理樹(!!今日、恭介とテストするって言った部分のポイントや覚えるべき公式が凄い丁寧にまとめられてる)

    来ヶ谷「いつテストするか聞いていなかったが今日のどこでそれに目を通しておきたまえ」

    理樹「あ、ありがとう!!それじゃあ!!」

    理樹(ごめん!来ヶ谷さん)

    バタンッ

    来ヶ谷「さて着替えて朝食に行く準備をするか」

    131 = 68 :

    理樹・真人の部屋


    理樹「というわけなんだ……僕、罪悪感で潰れそうなんだけど」

    恭介「このプリントすげぇぞ。普通に売れるレベルだ」

    謙吾「理樹の罪悪感もわからなくはないが、ここまで来たら退けないだろう?」

    「それもそうだな。なんだかんだ計画は上手くいって、来ヶ谷は24時間以上寝てないしな」

    恭介「そして俺は既に学校中のコーヒーを買い占めた」

    恭介「これより計画は最終フェイズに入るぞ」

    理樹「……うぅ。あ、恭介一つ頼まれてくれないかな?」

    恭介「ん?」

    理樹「あのね―――」

    132 :

    佳奈多かわいいよ佳奈多

    133 = 68 :

    その日の数学の授業


    理樹(来ヶ谷さん、珍しく授業受けてる)

    理樹(そういえばさっき小毬さんにコーヒーが売り切れでお茶出来ないって愚痴ってたし……)

    理樹(やっぱり恭介のコーヒー買い占め作戦も効いてるなぁ……)

    理樹(それにしても)チラッ

    来ヶ谷「……」カキカキカキカキ

    理樹(全然眠そうにみえないや。それに引き換え……)チラッ

    「zzz……き、きんにくさん、、いかっがすかぁぁ…zzz」

    理樹(どんな寝言だよ、真人!)

    135 = 68 :

    放課後・野球練習


    恭介「よし今日も張り切っていくぜ!」

    恭介「まずはランニングからだ。声出してけー!」

    バスターズメンバー「おー!」


    恭介「いくぞ、ショート!」カキーン

    来ヶ谷「ふっ!」パス ビュッ

    謙吾「ナイスボール!」バシッ

    恭介(あれ…?)

    謙吾(動きが全く落ちていない、だと)


    「おいおい、昨日と動きが全く変わってないぞ」ヒソヒソ

    理樹「う、うん。まるで寝てないとは思えないね」ヒソヒソ

    136 = 68 :

    練習後


    恭介「さて諸君。ついにこの時がやってきたわけだ」

    謙吾「一日半ぐらいか。長かったな」

    恭介「今あの部室の中には来ヶ谷一人」

    恭介「おそらく爆睡中だろう」

    「え?さっきの練習見てたらなくね?」

    理樹「言わないであげて真人。恭介は自分の計画が破綻していることを認めたくないんだよ」

    「あー…なるほど」

    恭介「うるせぇ!!このドアの向こうで来ヶ谷がn」

    ガシャン

    恭介「ひでぶっ」

    来ヶ谷「うるさい……と思って思いっきりドアを開けてしまったが何かにぶつかったかな?」

    「あーただの馬鹿だから放っておいてやってくれ」

    138 = 68 :

    その日の夜
    理樹・真人の部屋


    恭介「ったく結局来ヶ谷は寝なかったな」

    謙吾「おしいところまではいった気がすがな」

    「アイツ寝なくても平気なんじゃね?」

    理樹「それは無いと思うけど。ところで恭介、例の件良いかな?」

    恭介「俺は構わないが……マジでやるのか?」

    「? ん? お前らなんかするのか。俺も混ぜろよ!」

    理樹「いいの?数学の小テスト対決だけど」

    「……いや、いいです」ショボン

    139 = 68 :

    食堂


    恭介「まさかバスターズメンバー立ち合いのもとでテストをするとはな」

    来ヶ谷「なに、みんな君と同じで面白いことが好きなのさ」クスッ

    「お前、3年のくせに2年の理樹と対決なんて……アホだったのか!」

    恭介「」ガーン

    理樹「……鈴、別に恭介がアホってわけじゃないから」ハハハ・・・

    来ヶ谷「問題は5問10点満点の小テスト。公平を期すために学校側から拝借した。無論棗兄が受けていないものを、だ」

    来ヶ谷「では……はじめ!」


    恭介(確かにあのプリントは凄かったが、それでも学年の差は埋まらないぜ?理樹)カキカキ

    理樹(せめて……自分勝手だけど……ここで恭介に勝つことで来ヶ谷さんに恩返しと償いを!)カキカキ

    140 = 68 :

    来ヶ谷「そこまで!」

    来ヶ谷「採点は私がしよう。勿論公平に行うよ」

    来ヶ谷「ふむ……ほう」ニヤッ

    来ヶ谷「結果を発表する」

    理樹「」ゴクッ

    恭介「ゴクッ

    バスターズメンバー「」ゴク

    141 = 68 :

    来ヶ谷「理樹君くん点!恭介氏8点!!よって理樹くんの勝ち!!」

    恭介「」

    「こいつあほだ!」

    小毬「そ、そんなこと言っちゃダメだよ~」アセアセ

    来ヶ谷「よくやったな、理樹くん」クスッ

    理樹「ありがとう、来ヶ谷さん」

    来ヶ谷「だが、1点の落としたのはいただけないな。あとでその復習をやるから私の部屋に来い」ヒソヒソ

    来ヶ谷「あと勝利のご褒美もやろう」ヒソヒソ

    理樹「え?」

    143 = 68 :

    来ヶ谷の部屋の前


    理樹(で言われたままに来たけど)

    理樹(そういえば今日も佳奈多さんいなかったな……)

    理樹(昨日見たいに待ってたら出て来てくれるかな)

    理樹(……)

    理樹(……出てこない)

    コンコン

    理樹「来ヶ谷さん?入るよ?」

    ガチャッ

    来ヶ谷「zzz……」スースー

    理樹「!?」

    144 = 68 :

    理樹(ね、寝てる!?来ヶ谷さんが普通に寝てる!?)

    来ヶ谷「んにゃ……zzz」スースー

    理樹(今、「にゃ」って言った!?来ヶ谷さんが「にゃ」って言った?!)

    理樹(てゆうかこれが来ヶ谷さんの寝顔か……やば、可愛いすぎ……///)

    理樹(なんか思い外幼いって言うか普段とのギャップがすごい)

    タカクトベータクソラヘー♪

    理樹「!?」ビクッ

    理樹「携帯の目覚まし?」

    来ヶ谷「あぁ、そうだよ。おはよう、理樹くん」ゴシゴシ

    理樹(来ヶ谷さんが寝起きで目をこすってる!これも貴重なシーンのような)

    来ヶ谷「で、どうだった?棗兄に買ったご褒美は?」

    理樹「え?」

    来ヶ谷「見たかったのだろう?私の寝顔」クスッ

    146 :

    佳奈多かわいいよ佳奈多

    147 = 134 :

    姉御が寝てたら頭なでなでしたい

    148 :

    アニメのOVAでやってほしいなこれ

    149 = 68 :

    理樹「き、気付いてたの?」

    来ヶ谷「最初の違和感は昨日の練習」

    来ヶ谷「私狙いのノックはまだしも私にピッチャーをやらせた時点で何か引っかかってな」

    来ヶ谷「自分で言うのもなんだが、運動神経抜群の私を順当に二番手ピッチャーにするなどあの棗恭介が考えるとは思えない」

    来ヶ谷「そして昨日の夜のイベント」

    来ヶ谷「あれは逆に直球すぎてわかりにくかった……が」

    来ヶ谷「佳奈多くんの葉留佳くんの寝顔への執着を見てな、もしかしたらと」

    来ヶ谷「そして君の真夜中の数学特訓に、今日のコーヒー買い占め。これはもう気付かない方がおかしいよ」クスッ

    理樹「な、なるほど……それで怒ってる?」

    来ヶ谷「当然だ……と言いたいところだが、野球練習も数学の勉強も皆や君の力になったし」

    来ヶ谷「昨日の夜のイベントは滅多に見られない美魚くんの寝顔も見れたからな。そんなに怒ってはいないよ」

    来ヶ谷「あぁ、コーヒーを買い占めたあげく2年生に小テストで負けた馬鹿は許さんが」

    理樹「はは、ありがと……(ドンマイ、恭介…)」

    150 = 68 :

    来ヶ谷「まぁ棗兄は後日刑に処すとして……」

    来ヶ谷「君も一つ罰を受けてもらおう」

    理樹「な、なんなりと……」

    来ヶ谷「これから私は寝る」

    来ヶ谷「正直なところかなり眠いからな。君たちのせいで」

    理樹「う……だからゴメンって……」

    来ヶ谷「だから一晩中側にいろ」

    理樹「え?」

    理樹「でもそれじゃあ寝顔見れちゃうから、さっきのご褒美と同じじゃ」

    来ヶ谷「ええい黙れ、このファッキン特殊性癖小僧!」

    理樹「えぇ!?酷いよ!」

    来ヶ谷「とにかく!一晩中誰もこの部屋に近づけるな」

    理樹「う、うん」


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