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    元スレ女「シュレーディンガーの猫って知ってる?」男「なにそれ」

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    101 = 6 :

    まだ続いてるwwww

    102 :

    なにこれ・・・

    103 = 1 :

    「おおっと、そこまでにしてもらおうか!」

    「!」

    「貴様は──『ドッグ・カンパニー』会長!? なぜこんなところに!?」

    都民「アホな!?」

    都民「『ドッグ・カンパニー』ゆうたら」

    都民「世界経済の五分の二を牛耳る大企業やないけ!」

    「この店は『ドッグ・カンパニー』系列の店でね」

    「半年前、この女はワシが買ったのだよ」

    「つまりワシのものだ。永久にこのメイド喫茶で働いてもらう」

    「な、なんだって!?」

    104 = 13 :

    残り五分の一で一般庶民は生活しているのか

    105 = 82 :

    もうね、本当に>>1はここにはいないと思う

    106 :

    ぬこ派の俺はキャット・コンポレーションに就職するのが夢です

    107 = 1 :

    「ごめんなさい……」

    「実はあなたにシュレーディンガーの猫を説明するために」

    「箱と青酸ガスを購入しようとしたんだけど、それが高くて──」

    「当時金貸しをやっていたあの犬から、借金してしまったの……」

    「そしてそれが返せなくて、ならワシの女になれっていわれてあなたと別れたの……」

    「そうだったのか……」

    「借金を負わせ、それを材料に愛する男女を引き裂くとは、まさに鬼畜の所業!」

    「資本主義の弊害!」

    「犬、貴様は吾輩が成敗してくれる!」

    「よかろう! ワシもおぬしとは決着をつけたかったからな!」

    108 :

    都民さんは男の中の男やでぇ~
    生粋のあずまおとこや!

    110 :

    「ゆくぞ!」

    「ワシの体温を急上昇させ、放つ奥義!」ゴゴゴ…

    「『ホットドッグ』!!!」

    ボワァァァッ!

    「ぐわぁぁぁっ!」ドサッ

    都民「なんて奴や! 犬のくせして、口から火を吐きよったで!」

    「あっちぃっ! 吾輩は猫舌である!」ピクピク…

    「大丈夫か、猫!」

    「しっかりして!」

    111 :

    続けてた

    113 :

    女と犬ってやったのかな

    114 = 110 :

    「あつ……い……」ヒリヒリ…

    「舌を……火傷してる……」

    「ひどい……!」

    都民「大丈夫や!」サッ

    都民「ワイは大阪大学医学部卒や。猫とはいえ、この程度なら治せるで!」

    「すげーなオイ」

    「とにかくありがとう。猫の治療はアンタにお願いするよ!」

    都民「任せとき!」ビシッ

    「さあ、いよいよ最終決戦だ!」

    「ええ!」

    「愚かな人間どもよ……かかってくるがいい!」

    115 = 111 :

    もう都民じゃねえwwwwww

    118 :

    続けて

    119 = 110 :

    「無明奈落咆哮波!」ドゥンッ

    ズドォォンッ!

    「烈火雷撃双竜陣!」バリバリッ

    ズババババッ!

    「天地陰陽災禍弾!」ボッ

    ドゴォンッ!

    「効かぬ、効かぬ、効かぬゥ!」

    「この程度ではトリミングにもならぬわァ!」

    「そろそろワシからも攻撃させてもらうぞ」

    120 :

    なんで寝ようと思った時にこんなスレをひらいてしまったんだorz

    121 = 110 :

    「『ホットドッグ』と対をなす──」

    「ワシの体温を急低下させて、放つ奥義!」シュウウ…

    「『アイスドッグ』!!!」

    ビュオォォォ……!

    「なっ……!」ピシピシ…

    都民「今度は吹雪を吐き出しおった!」

    「さっきの技は、食べ物のホットドッグと犬(ドッグ)がかかってたけど──」

    「アイスドッグなんてただ、ホットをアイスにしただけじゃないか!」

    「アイスドッグなんて食べ物はないぞ!」

    「あるわよ」

    「え、マジ!?」

    123 :

    あぁそうか
    この作品を書く際に影響を受けたものとしては、川越市ではよくあること、か。

    124 :

    もう寝るとこだったのに...
    はよ投下しろやカス

    125 = 110 :

    「くぅぅっ……!」ピシピシ…

    「体が……みるみる凍りついていく……!」ピシピシ…

    「フフフ、もはや動けまい」

    「トドメは──おぬしらけがらわしい人間に相応しい技で葬ってやろう!」

    「人間の業(カルマ)に潜む悪のエネルギーを具現化させ、叩き込む技──」

    「『人間ドッグ』でなッ!」ブゥゥゥン…

    「ま、待てっ! 話せば分かる! 人間ドッグじゃなく“人間ドック”だぞ!」

    「問答無用ッ!」

    「待ちなさいっ!」

    126 :

    これは>>1の教養が所々に垣間見えますね(適当)

    127 = 110 :

    「今度は私が相手よ!」

    「ほう……? 邪魔立てするのならば、ワシの女とて容赦せぬぞ!」

    「に、逃げるんだ……!」ピシピシ…

    「この犬は危険すぎる……!」ピシピシ…

    「大丈夫! メイドカフェには、これがあるわ!」サッ

    都民(あれは、メイドさんを呼ぶためのベルやないか……!?)

    都民(いったいあんなもん、何に使うつもりや!?)

    「そのベルを投げてワシを攻撃するつもりか!?」

    「大和撫子らしい、か弱い抵抗よのう!」

    「ちがうわ! ……ただ鳴らすだけよ」

    チリンチリン……

    129 = 110 :

    チリンチリン……

    (本当にただ鳴らしてるだけだ……)

    都民(いったいこれに、なんの意味があるっちゅうんや!?)

    「ふん、心地よい音色ではないか──」

    「!?」ダラ…

    「な、なんだ!?」ダラダラ…

    「どういうことだ、これは!?」ダラダラ…

    「ヨダレが、唾液の分泌が……止まらんッ!?」ダラダラ…

    130 :

    そっちかよ

    131 :

    ちょいちょい挟んでくるなこの>>1

    132 :

    パブロフだと…

    133 = 110 :

    「やはりね……」

    「猫が『シュレーディンガーの猫』だとするなら、ライバルであるあなたは──」

    「『パブロフの犬』だったのよ!」ビシッ

    「ううっ……!」ダラダラ…

    都民(『パブロフの犬』──聞いたことあるで!)

    都民(ベルを鳴らされてから、餌をもらうっちゅうのを繰り返した犬は)

    都民(いつしかベルを鳴らされるだけでヨダレを出すようになるっちゅう実験や!)

    「いくら止めようとしても、と、止まらんッ……!」ダラダラ…

    「さあ、脱水症状になる前に降参なさい!」チリンチリン…

    「う、うぐぐ……おのれぇ……」ダラダラ…

    「ならば、ベルを鳴らすおぬしを噛み殺してやるまでよ!」グワッ

    「きゃああっ!?」

    134 :

    「私がスカートをめくるまでパンツをはいてるかどうか確定しないの」

    みたいなスレかと思ったら予想の斜め上だった

    135 = 110 :

    ガキィンッ!

    「爪で、ワシの牙を受け止めた……だと……!?」

    「二人ともご苦労。二人が戦っている間にすっかり回復できた」

    「しまった……! ならば──」

    「接近戦ならば、身軽な吾輩に分がある!」

    「最終奥義──キャットヘッドッ!」ブンッ

    ガツンッ!

    「ぐわぁぁぁ……っ!」ドサァッ

    都民(なんて頭突きや! こんな頭突き見たんは、ジダンのヘッド以来やで!)

    137 = 110 :

    「く、くそっ……このワシが、たかが人間や猫ごときに……!」

    「貴様は吾輩とちがって、元々人間とは仲がよかったはず」

    「……なぜ、貴様は金を集め『ドッグ・カンパニー』を作ったのだ?」

    「吾輩のように、ドッグフードを独占するためか?」

    「そんな大層な理由ではない……」

    「ワシら犬──いや全ての哺乳類にとって、恐ろしい病」

    「“狂犬病”を撲滅するためだ……」

    「ワシはこれまでに稼いだ金は全て、狂犬病対策につぎ込んでいる……」

    「猫よりずっと立派だなぁ」

    「やかましい」

    139 = 110 :

    「だったら私を借金漬けにして、私物化したのはどうしてなの?」

    「……ワシは元捨て犬でな」

    「おぬしがかつて飼い主だった女性に似ておったので」

    「愛憎入り混じる感情を抱いてしまい、あんなことをしてしまった」

    「どうか許して欲しい……」

    「…………」

    「分かったわ、許してあげる! メイドカフェもそれなりに楽しかったしね!」

    「やっぱり君は優しいな」

    都民「ホンマ人を泣かすのがうまい奴らやで……」グスッ…

    「これは尿だ」ジョロロ…

    141 = 110 :

    「あの……」

    「ん? なぁに?」

    「この半年間、君と離れ離れになって分かった」

    「?」

    「俺はもう残りの人生のうち、一秒たりとも君と離れていたくない!」

    「君は俺のものだ、そして俺は君のものだ!」

    「だから──」

    「結婚しよう!」

    「……はい!」

    142 = 110 :

    「──そうだ!」

    「猫と犬、二匹とも俺たちの家で暮らさないか?」

    「そうね!」

    「よいのか? 吾輩のような猫をそばにおいても……」

    「もちろんさ!」

    「…………」

    「ワ、ワシに人に飼われる資格など──」プイッ

    「意地を張らないの! さ、行きましょ!」ガシッ

    「都民さん、アンタはどうする?」

    都民「フッ……ワイはしがない東京都民やで」

    都民「生まれも育ちも東京や。東京を出るつもりはあらへん」

    都民「これからも、東京都知事としてお前らを応援したるわ」

    「ホントすげーよアンタ」

    143 :

    何だ猪瀬かしね

    144 = 110 :

    一年後──

    合併を果たした『ドッグ・キャット・コーポレーション』は、

    もはや企業や国という枠を超え、純粋に人々や動物の生活をよりよくしようという

    地球のリーダーともいえる組織に成長していた。



    「ついに狂犬病ウイルスは根絶した」

    「しかし、ワシらの戦いはまだまだ終わらぬ!」

    「うむ」

    「吾輩たちが手を取り合って」

    「人と動物と自然が快適に共存できる地球を作ろうではないか!」

    「二匹とも、ご飯よ~!」

    「すぐ行くニャ!」タタタッ

    「了解ワン!」タタタッ

    145 = 110 :

    「今夜はごちそうよ」

    「おいしいワン!」ガツガツ…

    「うまいニャ~!」ムシャムシャ

    赤子「バブ~バブ~」ヨチヨチ…

    「どうでもいいけど、なんでお前らって」

    「メシ食ったり遊ぶ時だけ、語尾に鳴き声つけるわけ?」

    「猫が飼い猫やる時は、語尾に『ニャ』をつけるのが相場って決まってるニャ」

    「飼い犬も同じだワン」

    「そういうもんなんだ……」



    地球の平和はこれからも守られていくだろう……。

    『シュレーディンガーの猫』と『パブロフの犬』がいる限り!

                                         <完>

    146 :

    まさかこんなスレになるとは

    148 :

    面白かった

    149 :

    おつ

    150 :

    おつ


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