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    元スレ照「パンダコパンダコパンダ」

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    152 = 150 :

    スタスタ

    智葉「おっ、ほらあそこだ」

    「うん」ドキドキ


    ―パンダの場所―


    智葉「さて、うわ。やっぱり人が多いな……」

    「人気者だ」

    智葉「上野動物園の看板だしな」

    「み、見えない」ピョンピョン

    智葉「ある程度人の流れあるみたいだな。それに沿うしかねーか」

    「うん」

    スタスタ

    智葉「……あ、見えた」

    「えっ、どこどこ」

    智葉「ほら、あそこだ」

    153 = 150 :

    「パンダっ!」


    パンダ「ふぁふ」メシャメシャ


    智葉「笹食ってるな」

    「ほぉぉ……」

    智葉「どうだ、パンダだぞ」

    「うん……」

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……白黒だな」

    「うん……」

    智葉「やっぱ愛嬌あるな」

    「うん……最高」

    パンダ「オファア」メシャメシャ

    「ふああ」

    154 = 150 :

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……意外と黄ばんでるな」

    「お風呂入ってないのかな」

    智葉「まあ、ぐうたらしてそうだしな」

    「うん……」

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……めっちゃ笹食ってんな」

    「うん……本当に笹好きなんだね」

    智葉「ああ……」

    「……」

    智葉「……なんだ」

    智葉「あれだ…………可愛いな」

    「うん……うんっ」

    155 = 150 :

    パンダ「オフ」モシャモシャ


    智葉「……」

    「……」

    智葉「……あれだな、この角度」

    「うん」

    智葉「足で死角になってたけど……座りながら垂れ流してんな」

    「うん……ち」

    智葉「言うなよ……」

    「ごめん……」

    智葉「……アレも緑色なんだな」

    「伊達に笹ばかり食べてるわけじゃないんだね」

    智葉「ああ……」

    「……」

    智葉「……しかしだらしないな」

    「黄ばむのも頷ける」

    157 = 150 :

    「……」

    智葉「……」


    パンダ「フエエ」


    「あ、寝た」

    智葉「寝たな」

    「……」

    智葉「……」


    パンダ「……」


    「……」

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……」

    「…………ちょうかわいい……」

    158 :

    てるーが超かわいい

    159 = 150 :

    智葉「……」

    「……」


    パンダ「……」


    智葉「……」

    「……」


    パンダ「……」


    智葉「……」

    「……」


    パンダ「……ファァ」


    智葉「……」

    「……」

    「…………とてもよろしい」

    161 :

    「赤ちゃんパンダはどこだ?」

    162 = 150 :

    智葉「……そういや宮永」

    「なに?ガイト」

    智葉「写真とかとらなくていいのか」

    「えっ」

    智葉「?どうした」

    「撮影って駄目なんじゃ」

    智葉「いや、ここは撮影は大丈夫だったと思うぞ」

    「ええっ」

    <ちょーかわいいよー パシャパシャ

    智葉「ほら、皆撮ってるぞ」

    「えええっ……」

    智葉「まさか、お前」

    「……撮影禁止かと思ってカメラ持ってきてなかった」

    智葉「そうか……」

    「だって、アイドルとか撮影だめだし、動物たちは皆アイドルだから……」

    165 = 150 :

    智葉「……」

    「私は、なんて思い違いを」

    智葉「携帯は?」

    「!」

    智葉「携帯で写真とれるだろ」

    「そっ、その手があった」ゴソゴソ

    「じゃーん」

    智葉「テンション高いな……」

    「ありがとう、ガイト。ありがとう」

    智葉「いいから撮れって。パンダが檻に帰っちまったら撮れねーぞ」

    「うん。パンダ、こっち向いて」パシャパシャ

    パンダ「……」

    「きゃああ、可愛い」パシャパシャ

    智葉「……ははは」

    167 = 150 :

    長野

    ―roof-top―

    ジャラッ!

    優希「ロンだじぇ!」

    「やっぱり東場は強いなあ、優希ちゃん」

    まこ「ほらお前ら。カツ丼、おごりじゃ」

    「えっ、いいんですか?」

    「ありがとうございます!」

    優希「太っ腹だじぇー」

    まこ「まあ気にしなさんな、新部長としてこれくらいは」

    prrrr

    まこ「お?電話か?」

    優希「咲ちゃんの方から聞こえたぞー」

    「咲さんですか?」

    「え?えっと……あ、メールだ」

    168 = 150 :

    優希「誰だー?もしかして、彼氏か!?」

    「そんなオカルトありえません」

    まこ「あんまり詮索しちゃるな」

    「えっと……」

    「…………お姉ちゃん?」

    「?照さんからですか?」

    「うん……珍しい、なんだろ」

    ピッ

    「ヒッ」

    まこ「どうしたんじゃ?」

    「いや、こ、これっ」

    優希「なんだー?……うっ!?」

    「な、なんですかこれ……!?」

    まこ「緑色の汚泥の写真……!?」

    「うう……!?えっと……『パンダ可愛いよ』…………パンダ!!!?これが!!!?」

    169 = 150 :

    「あっ」

    智葉「どうした」

    「しまった、しまった」

    智葉「だからどうしたっての」

    「パンダの写真、妹にも送ったんだけど」

    智葉「宮永妹にか」

    「間違えて、手元が狂って写しちゃったうんちの写真送っちゃった」

    智葉「なにやってんだ……」

    「取り消し……」

    智葉「いや、もう送ったメールは取り消しは……」

    「うう……」

    智葉「本文なんて送ったんだ?」

    「パンダ可愛いよ、って」

    智葉「……パンダの身に何があったのか不安になるな、それ」

    170 = 160 :

    緑色の汚泥なのか…

    171 = 150 :

    「お姉ちゃん、パンダに一体何を」

    「で、でも写真を間違えたとかじゃ」

    優希「間違えたにしてもなんでこんなグロい写真持ってるんだじぇ」

    「うう」

    まこ「ま、まああれじゃ、なんかの間違いじゃろ」

    prrrr

    「!」

    「またですか?」

    「うん……またお姉ちゃんだ」

    ピッ

    優希「なんて書いてある?」

    「えっと、『間違えた、こっちだよ』」

    「なんだ、間違え――……ヒィッ」ガタッ

    「どうしたんです……うっ!?」

    まこ「なんじゃこの皿に乗ったボロボロの焦げた肉塊は……!!」

    173 = 150 :

    「また失敗したっ」

    智葉「つぎはどうした」

    「また写真を間違えて送っちゃった……!」

    智葉「なんの写真だ?」

    「前に自分で作ったハンバーグの写真」

    智葉「ハンバーグの写真てお前……」

    「これ」スッ

    智葉「……」

    智葉(無惨な……)

    「このままじゃ私が猟奇的姉になってしまう……!」

    智葉「……」

    「と、とりあえず別の普通のパンダの写真を」

    パッ

    「あっ、ガ、ガイト……」

    智葉「へえ、これがスマフォってやつか……ハイカラだな」

    175 = 150 :

    「返してっ、返してっ」ピョンピョン

    智葉「まあ、ちょっと待てって……うしっ」

    「うし……?」

    智葉「それはもういいっての……ホラ、宮永。そこ立て」

    「え?」

    智葉「妹さんに写メ送るんなら、せっかくならお前の元気な姿も見せてやれ」

    智葉「私が撮ってやるから」

    「・…………ガイト」

    智葉「せっかく仲直りしたばっかなんだろ?」

    智葉「だったら少しでも元気な顔見せて安心させてやれって」

    「……うん」

    智葉「ほら、パンダが逃げちまうぞ。早くちゃんと立てよ」

    「うんっ」

    176 = 150 :

    智葉「うん、そこだ。そうそう」

    「……ここ?」

    智葉「おう。んじゃ、撮るぞー」

    「……」

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……宮永」

    「なに?」

    智葉「お前、笑えって」

    「え」

    智葉「いや、ちょっとだけでも笑えっての……異様なくらいに無表情じゃねえか」

    「……こうっ?」ニコォッ!

    智葉「その営業スマイルはやめろ。気味が悪いったらないぞ」

    177 = 150 :

    「うう……でも、どうしていいか」

    智葉「……そうだ」

    「え?」

    智葉「じゃあ、頭の中に今から言うものを思い浮かべろよ」

    「……?……うん」

    智葉「それじゃ、いくぞ」

    「うん」

    智葉「……パンダ」

    「…………」

    智葉「……宮永咲」

    「…………」

    パシャッ

    智葉「よし、終わりだ。その写真でも送ってやれ」

    「え?もう終わり?」

    智葉「ああ、十分だったさ」

    179 :

    パンダコパンダは関係ないのか・・・

    180 = 150 :

    ―長野―


    優希「だ、大丈夫だ咲ちゃん。きっと間違っただけだじぇ」

    「そうです、そうですよ咲さん」

    「うう、お姉ちゃんまさかまだ怒ってるのかな……」

    まこ「お前さんの考えすぎじゃ、大丈夫じゃと思うぞ」

    「でも、なんでこんなスプラッタな」

    prrrr

    「ヒッ」

    「またメールですか?」

    「……う、うん。お姉ちゃんからだ」

    まこ「だ、大丈夫か?無理して開けんでも」

    「いえ……大丈夫です…………開けてみます」

    ピッ

    「……」

    「…………わあっ」

    181 = 150 :

    ……



    スタスタ

    智葉「けっこう歩いたな」

    「うん。凄い広いんだね、上野動物園って」

    智葉「ああ」

    「でも、楽しかった」

    智葉「……ああ」

    「……」

    智葉「……」

    「あ」

    智葉「ん?どうした」

    「さっき、スタバあったよね」

    智葉「ああ、公園の中にあるな」

    「……寄らない?」

    182 :

    あやひーの作ったホットケーキみたいな感じなのか…>ハンバーグ

    183 :

    しえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんしえんテルーしえええええん!

    184 = 150 :

    ―スタバ―

    スタスタ

    「おまたせ」ガシャン

    智葉「おう……なんだ、その菓子の量。お前それ全部食うのか」

    「うん」

    智葉「あきれたな……」

    「あきれられたな……」

    智葉「おう」

    「……」モグモグ

    智葉「……」ズズ

    「……ブラックだけ?」

    智葉「ん?ああ……まあな」

    「お菓子……いる?」

    智葉「いや、私は大丈夫」

    「そっか」モグモグ

    185 = 150 :

    智葉「……」ズズ

    「……」モグモグ

    智葉「……」

    「……」モグモグ

    智葉「……」

    「……?……お菓子、いる?」

    智葉「いや、いいって」

    「じゃあなんでじっと私を見てるの?」

    智葉「んー?……さてなあ」

    「てれるぜ」

    智葉「照だけにか」

    「……!?」

    智葉「…………すまん、悪い、本当忘れてくれ、今の」

    「……お菓子、いる?」

    智葉「いや、いらな……はぁ、一つ貰おうかな」

    186 = 158 :

    てるーかわいい

    187 = 150 :

    智葉「……」モグモグ

    「……」モグモグ

    智葉「……」モグモグ

    「……」モグモグ

    智葉「……」ズズ

    「……」モグモグ

    智葉「……これ、コーヒーと合うな」

    「そう?」モグモグ

    智葉「ああ」モグモグ

    「なら良かった」モグモグ

    智葉「……」

    「……」モグモグ

    「あ、今日撮った写真見よう」ゴソッ

    智葉「んー?……んん」

    「……かわいい」

    188 = 150 :

    智葉「……」

    「はあ……かわいい」

    智葉「本当に好きなんだな」

    「うん……」

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……昔さ」

    「うん?」

    智葉「私が小さい時、友達の家に行った時」

    智葉「なんだ、あんまり覚えてないんだが、パンダのアニメを友達が見ててな」

    「……」

    智葉「普段アニメとか全然見ないから……もう全然内容も名前も覚えてないんだが」

    智葉「楽しかった……懐かしいなぁ……そんな事思い出したよ」

    「……」

    智葉「いや、すまないな。いきなり……ちょっと懐かしくなっちまって」

    189 = 150 :

    「パンダパパンダコパンダ」

    智葉「!」

    「パンダパパンダコパンダっ」

    「パンダパパンダコパンダ」

    「パンダパパンダコパンダっ♪」

    「ふふーふふーん……♪」

    智葉「ああ……そんな主題歌だった」

    「……ガイトも観てたんだね」

    智葉「まあ、一回きりだけどな……懐かしい」

    智葉「……出てくる食べ物が全部美味そうでな……」

    智葉「カレーとか、クッキーとか……」

    智葉「あ、それと」

    照・智葉「「笹とタケノコ」」

    「……一緒だね」

    智葉「あはは……あれ美味そうなんだよな」

    190 = 150 :

    智葉「……でも、思い出してみれば、思い出せるもんだ」

    「うん」

    智葉「ああ……懐かしいな」

    「……」

    智葉「……」

    「……街が水の中に沈む話」

    智葉「え?なんだ?いきなり」

    「街が水の中に沈む話が好きだった」

    智葉「ああ、そういえばそんなのもあったな」

    「うん……水に沈んだ街の上を、ベッドのボートで移動するの」

    智葉「……あったなあ……」

    「……そこらへんで魚が泳いでて」

    智葉「うん」

    「まるで、天然の水族館みたいで」

    「……腹ばいになって、目を凝らさなくても……魚がそこらじゅうに見えて」

    191 = 150 :

    智葉「…………」

    「ほんと、自分で水族館を作らなくてもいいんだって」

    「ベッドの上で、何をしなくても……寝てるだけで」

    「寝てるだけで、魚を見る事ができて」

    「…………羨ましいなあって……思ってた」

    智葉「……うん」

    「……そして」

    「何を思ったか私は、あの世界に行くには、パンダと知り合わなくちゃって思って」

    智葉「ぷっ、あははっ」

    「いつの間にかこんなにパンダが好きになってた」

    智葉「あははは、宮永らしいなっ、あははは」

    「ガイト、笑いすぎ」

    智葉「はははっ、ふふっ……」

    「……」

    智葉「……ふっ……ああ、ご機嫌な話だ……本当に」

    193 = 150 :

    「……ガイトが笑うとこ、初めて見た」

    智葉「そうか?」

    「うん」

    智葉「悪いな、でも馬鹿にしたわけじゃないからな」

    「わかってる」

    「でも、笑ったガイト可愛い」

    智葉「やめろやめろ、柄じゃないっての」

    「ガイト可愛い」

    智葉「やめろっての、寒気がするって」

    「メガネ、いつも外してればいいのに」

    智葉「まあ、あれはいざという時にしかやらないからな」

    智葉「地元じゃいつもこんな感じだぞ」

    「ふわふわの髪可愛い」

    智葉「だからおべっかはやめろっての」

    「面白いからしばらくやめない」

    194 = 150 :

    ガタッ

    智葉「さて……そろそろ出るか」

    「うん」

    スタスタ

    智葉「さ……もう帰るか」

    「……」

    智葉「……宮永?」

    「うん」

    智葉「……」

    「……」

    智葉「……宮永」

    「なに?」

    智葉「今日の今まで、お前の我がままに付き合ったんだ」

    智葉「……次は私の我がままに付き合えよ」

    「!」

    196 = 150 :

    「えっと、それって」

    智葉「それじゃ……まずはアメ横でも行くか」

    「!……うんっ」

    智葉「その後は……そうだな……」

    智葉「うん、スカイツリーでも行くか」

    「!!噂のスカイツリー!」

    智葉「なんだ?お前まだ見たこと無いのか……って、西東京ならそれもそうか」

    智葉「丁度アメ横行ってスカイツリー行けば丁度ライトアップがいい感じだと思うぞ」

    「行くっ」

    智葉「そのあとは、そうだな……」

    「その時考えよう」

    智葉「ああ、それもそうだな……よしっ」

    智葉「それじゃ、行くぞ。宮永……――今日はとことん付き合え!」

    「…………うんっ!」
    ………

    197 = 158 :

    アメ横でマーシーTシャツ買った翌年に逮捕されてた思い出

    198 :

    ガイトさんが可愛い

    199 :

    一人で帰れるんだろうか…?

    200 :

    復活したか支援


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