元スレ式「やめろ鮮花!俺はレズじゃない!」鮮花「いいからっ…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
102 = 82 :
式『……』
幹也『……』
……抱きしめられたまま、幹也は上から式の顔を覗いた。
―――上気した肌。
―――薬の影響か、視線の定まらない瞳。
―――熱い吐息の零れる口。
……男を誘うのに、これ以上ない表情だった。
式『……みきや』
幹也『……式』
式『もう一度……あの時の言葉、言ってくれる―――?』
幹也『(ああ、分かった―――分かってる)』
眠いんだよぉ!
104 :
ノンケの絡みとかどうでもいいから百合はよ
105 = 82 :
幹也『式。君を――― 一生、許(はな)さない」
式『……』
幹也『……』
式『……そう。じゃあ……』
(ぐいっ……)
幹也『えっ?』
式『オラオラ来いよオラァ!!』(豹変)
幹也『えっ? えっ!?』
言うまでもなく、式は酔っ払っていた。
(ずるずる……)
106 = 83 :
百合より近親相姦だろ…
意外と百合需要あるんだな…
107 = 97 :
百合パート行くまでは寝るなよ・・・?
こっちが寝れなくなる・・・
109 = 82 :
幹也『ちょっ、式!? そっちは橙子さんの寝室……』
式『……』
(ずるずる……がちゃ……)
幹也『ちょっ……ええぇーーーっ!?』
(ばたん……)
『ちょっ……式、まずいよ! ここ一応職場……』
橙子『……』スタスタ…
『ちょっと本当に……う、うもうっ……』
橙子『……』
『…………あぁ…………』
コーヒー飲んできます
110 = 97 :
目覚ましか
今夜は寝れないな・・・
112 = 82 :
…………
鮮花「……」
式「……」
式(記憶にないなぁ……)←酒乱
鮮花「アンタが幹也を犯(ころ)した! 止めようとしたのにィっ!!」
式「おい、待てよ……オレ、多分そんなヘンな事してないぞ……」
鮮花「なら何したって言うのよ、あんたはぁぁっ!!」
式「……」
式「ちょっと……同じベッドでゴロゴロしただけだよ」
鮮花「浮気がばれた亭主みたいな言い訳を、よくもぉーーっ!」
式「……オレ、おまえの亭主じゃない……」
鮮花「そんなの事分かってるわよっ!」
113 = 82 :
鮮花「……」
式「……」
鮮花「……舐めなさい」ボソリ
式「ん……?」
鮮花「私の指を舐めてみなさい、ほらっ……」
(ぐいぐい……)
式「や、やめろーっ……」
鮮花「ほらほらほら……早く、舐めなさいよ……」
式「むぐ……」
鮮花「幹也に……幹也にした時したみたいにっ―――」
式、危うし―――!
と思われた、次の瞬間……
114 = 97 :
ほす
115 = 82 :
(ぎいいい……)
幹也「失礼します。ただいま戻りまし―――」
鮮花「え―――」
式「……あ」
幹也「―――た……」
幹也「……」
鮮花「……」
式「……」
式と鮮花が約三週間振りに見る、黒桐幹也の姿だった。
鮮花「に、兄さん……何で、こんな早く……」
鮮花(橙子さんの話だと……後一週間は帰って来れないはずじゃ……)
116 = 83 :
幹也来た
これで勝てる
117 = 97 :
幹也邪魔すんな
こっからだったのに・・・!
118 = 82 :
幹也「ああ、仕事が思ったより早く片付いてね。急いで帰って来たんだけど―――鮮花」
鮮花「は、はいっ……」
幹也「……」
鮮花「……」
幹也「―――橙子さん。どこにいるか、分かる?」
鮮花「えっ、あっ……」
鮮花「多分、人形部屋……」
幹也「……そう」フッ…
鮮花「……」
式「……」
幹也「……じゃあ僕、ギャラ貰って帰るから……」
(ギイイイ……)
119 = 82 :
(ギイイイ……)
鮮花「……」
式「……」
鮮花「……」
鮮花「……」
鮮花(あっ、ああっ――― みっ、幹也に見られたっ―――ど、どうしようっ)
式「……」
鮮花(あああ……今まで幹也には私の好みを気付かせまい、気付かせまいとしてきたのに―――!)
鮮花「……終わった。もう、何もかもバレてしまった……」ガクッ
式「……」ガサゴソ
120 :
良いですわ~
121 = 82 :
鮮花「……」
鮮花(まあ、良いや……とりあえず、今は嫌な事を考えるのはやめよう……)
鮮花「もうさ、式に指を舐めさせて……それで終わりで良いんじゃない……?」
式「―――調子こいてんじゃねーぞこの野郎」(棒読み)
(ぐいっ……)
鮮花「えっ―――」
式「―――――」
(くるん……)
式「―――」
鮮花「し、き……? え……?」
何が起こったのか……先程まで式に覆い被さっていた鮮花は、いつの間にやら今度は式に組み敷かれていた。
122 :
チョーシこかせてもらうぜ!
123 = 82 :
……それにしても。
鮮花(……わたし。今、何されたの……?)
何という早業であろう事か。押し倒されたほうは、未だに自分の身に何が起こったのか把握できていない。
恐らく今の式の動きは、ネコ科の大型猛獣でも見切れないほど俊敏―――。正に、野獣の如き一転攻勢であった。
式「……」
鮮花(え……式? 重い……あれ? わたし、今下になって……?)
式「……レズのくせによぉ、何がしゃぶれだ……? おまえがしゃぶれよ」
(ぐいっ……)
鮮花「うっ……」
はたして、いつの間に行なわれたのか……? 式の帯は解け、着物は前方が捲られていた。
125 = 82 :
……当然、式の上半身は露になり。
そこへ、彼女は万力の様な力で鮮花を胸元へと引き寄せる。
(ぐいぐいっ……)
鮮花「うぐぅ……」
式「ほら、美味いんだろ? しゃぶれよー」
(ぐいぐい……)
鮮花(な、なに……こいつ……? 胸が、硬い……何で……)
……式の胸は、硬かった。
鮮花「や、やめて……」
(ポロッ……)
式「……ん? 何だ、これ……」
126 :
さる
127 = 82 :
鮮花「……、……っ」ハァ…ハァ…
式「―――さっきのハンカチ、か」
鮮花「……」
式「……おまえさ、鮮花さ、さっきオレに堕ちろとか何とか言って無理矢理これ嗅がせたよな」
鮮花「……!」
鮮花(ま、さか……)
式「おまえが堕ちろ」
鮮花「むぐっ―――」
式「……」
鮮花「……」
鮮花「……」ガクッ
式「……堕ちたな」(確信)
128 = 83 :
鮮花も堕ちてこれからどうなるのか
支援
129 = 82 :
…………
幹也「……」
鮮花『え―――』
式『……あ』
幹也「……」ハァ…
幹也(……長い仕事を終えて。ようやく慣れ親しんだ場所に帰ってきて、最初に目にしたのが『アレ』だなんて、想像も付かなかったな)
幹也「……鮮花と式って、てっきり仲悪いものだと思い込んでたけど―――逆、だったのか」
幹也(そもそも、鮮花がよく式に噛み付いていたのも……今思えば、好意の裏返し……だったんだろうか」
幹也「……礼園にはそういう嗜好の娘も少なくないって聞いていたけど。まさか、あの二人にそっちの気があるとは思わなかったな……」
幹也「にしても……」ウーン…
幹也(あの二人……どっちがお兄様役の「タチ」だったんだろう……?)
現実からの逃避か、どうでも良いことを考えるコクトーだった。
130 = 122 :
>>……式の胸は、硬かった。
oh…
131 = 82 :
橙子「何を一人でぶつぶつ言っている、黒桐」
幹也「あっ、橙子さん。お給料下さい。ただいま戻りました」
橙子「……おい。君は上司に、仕事を終えた報告より先に給料を要求するのか?」
幹也「ええ。だってここで言わないと何だかんだ有耶無耶にされて、また支払いを先延ばしされそうですし」
橙子(ちっ、鋭い……)
幹也「さ、早く払ってください。今日、ここで」
橙子「……払いたいのは山々だが。今、ここに現金は無いんだ……」
幹也「何でそんな―――また無駄遣いをしたんですか、あなたはっ!?」
橙子「落ち着け、今回はそうじゃないんだ。本当に、今ここにないだけで」
幹也「……じゃあどこにあるって言うんですか?」
橙子「私の部屋……まあ、つまりいつものあそこだな」
幹也「えっ?」
132 = 82 :
橙子「当然だろう? 上司がいつも部下の給料を持ち歩いてるなんて思ったら、大間違いだ」
幹也「……まあ、そうでしょうけど」
幹也(でも……今あそこは、式と鮮花が……)
橙子「さ……て。じゃ、金にうるさい部下が本気で怒らない内に、パパパっと取ってくるか……」ヨッコイショ
幹也「ま……待ってください……」
橙子「……ん? 何だ、黒桐」
幹也「……」
橙子「……あっ。もしかして今月は給料要らないのか? なら有り難い……」
幹也「違いますっ。 ……お給料、僕が取ってきますよ」
橙子「え?」
幹也「……」
橙子「……何か、ねこばばする気か?」
幹也「ねこばばされるような物置いてないでしょ、あの部屋……橙子さん、今作業に集中したい時じゃないんですか?」
133 :
しえん
134 = 133 :
ほ
137 = 82 :
またさるさん食らった二時間(半ギレ)
橙子「そりゃまあ……払いたくもない給料を取りに行くために、わざわざ動くのは正直とても面倒くさいが……」
幹也(……今さらりととんでもない事言われた気がする……)
橙子「―――よし。じゃあ行ってくれるか、黒桐」
幹也「―――はい」
……
(カツンカツン……)
幹也「……」
橙子『給料袋は、私の机の上に置いてあるからすぐに分かるはずだ。―――くれぐれも、他の物は盗らない様に』
幹也『盗りませんっ』
幹也「……ああ、何だもう四階か……」
139 :
しえん
140 :
そろそろ眠くなってくる
142 = 82 :
またさるさんか壊れるなぁ…もう立て直した方が良いのかな…
幹也(この部屋の中で……今も、式は鮮花と―――)
幹也「……」ドクン…
幹也(これって……一応、鮮花に式を取られた感じになるんだろうか……? いや、でも鮮花も式も女の子だし……)
……幾ら考えても、答えは出てこなかった。
幹也「……」スゥー…
幹也「……よしっ」ハァー
―――給料袋を手に取ったら、一目散にこの部屋から立ち去ろう。
幹也(わかんない事は、無理に結論を出すより―――冷静な時に、じっくり考えたほうが良いや)
(こんこん……)
143 = 82 :
幹也(それでも……一応、ノックだけはして……)
幹也「式、鮮花。入るよ?」
幹也(今は……給料を貰う事だけを、考えよう……)
『……』
『……入って、どうぞ』
幹也「……」
(ギイイイ……)
式「……」
幹也「―――式」
扉を開けたその先に立っていたのは、両儀式その人だった。
144 = 139 :
ほ
145 = 82 :
式「……」
幹也「……」
久々に会った……というのに、言葉が出てこなかった。
……伝えたい事が、無い―――という訳ではないのだけれど。
幹也「式」
式「……」スタスタ…
(ぎゅっ……)
幹也(あっ……)
式「……」
式「……寂しかった」
ぽつりと。彼女はただ一言、そう言った。
畜生…ラストまでもう書き終わってるのにはがゆい…
147 :
ふむ
148 = 83 :
式かわいいな
149 = 82 :
幹也「……ごめん」
式「……」
幹也「……」
いつしか、彼も彼女の背中に手を回し―――抱き合う形になった。良い雰囲気であった。
幹也「……」
彼の頭からは、もうとっくに給料の事など抜け落ちていた。
式「―――幹也」
幹也「―――なに」
……幹也を抱きしめたまま、式はゆっくりと顔を上げた。
―――上気した肌。
―――薬の影響か、視線の定まらない瞳。
―――熱い吐息の零れる口。
よし、後5レスで終わる…
150 = 82 :
……男を誘うのに、これ以上ない表情だった。
式「……」
幹也「……」
式「……おまえも堕ちろ」
幹也「むぐっ―――」
式「……」
幹也「ちょっ……何をっ……」
幹也「……っ! ……っ」ジタバタ
式「……くそ、中々堕ちないな」
鮮花「……」ピクッ…ピクッ…
式「なら、オレが直接堕としてやるか。しょうがねえな」
幹也「し、式……一体、何を……」ハァ…ハァ…
みんなの評価 : ☆
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