のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,368,519人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレアスカ「今日も来てやったわよ、バカシンジ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - エヴァ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 3 :

    アスカ「ずず……ほー」

    アスカ「ほうじ茶はいいわね。日本人が生んだ文化の極みよ」

    アスカ「って、なに言ってんのかしらあたし。あの変なやつのが伝染りかけてるのかしら」

    アスカ「聞いてよ、今日なんとなく散歩しててさ」

    アスカ「湖のほとり歩いてたら、なんか歌が聞こえてくんのよ。歌っていうか、鼻歌だったけど」

    アスカ「気になって行ってみたら、うちの制服着たやつが石の上に座って湖眺めてるの」

    アスカ「どことなく、雰囲気がレイと似てたわ」

    52 = 31 :

    やだ…切ない…

    53 = 3 :

    アスカ「んで近づいてったら急に振り向いてさ」

    アスカ「さっきみたいなこと言い出すのよ。初対面の人間相手によ?」

    アスカ「あたしも、あ、これはやばいやつだって直感したから、ポマードって叫んでそっこー回れ右ダッシュしたわ」

    アスカ「まあ、声はかっこ良くて、かなりイケメンだったから、ちょっと勿体無いことしたかしら?」

    アスカ「……なによ、妬いてんの?」

    アスカ「だったらとっとと起きて、しっかり掴まえとけバカシンジ」

    54 :

    何か切ない

    55 = 30 :

    ポマードwwwww

    56 = 3 :

    アスカ「あんたがいないから、あたしが代わりにミサトのお弁当とか用意してあげてたんだけどさ」

    アスカ「今はレイの分も作ってやってるの」

    アスカ「まあ、記憶失くす前もおかず分けてやってたんだけどね」

    アスカ「しばらくしてからかな、気づいたのよね」

    アスカ「なんていうのかな、そう、ウサギ? ウサギね、草食なとこも含めて」

    57 = 3 :

    アスカ「小動物みたいなのよ。あんたが餌付けしてたのも頷けるわ」

    アスカ「で、なんか最近あいつ妙にあたしに寄ってくるようになってさ」

    アスカ「あたしも餌付け成功したかも」

    アスカ「あんたのことも餌付けしてやるから、さっさと起きれあほー」

    アスカ「……あたしを餌付けしたのは、あんたなんだからね」ボソ

    59 = 3 :

    アスカ「今日、またあの変なやつに遭遇したわ。しかもネルフで」

    アスカ「待ち伏せされてたっぽい」

    アスカ「正直一瞬自分がどこにいるのか分からなくなったわ。だってあんなのに侵入されてるんだもの」

    アスカ「そんでまあ、こんなときのためにべっこう飴を忍ばせてたんだけどさ」

    アスカ「なんか普通にありがとうって言って食べてたわ。やっぱ都市伝説よね、あれ」

    アスカ「で、何の用よって聞いたらさ、なんて言ったと思うあいつ」

    60 = 30 :

    恐怖! 首細男!

    61 = 3 :

    アスカ「僕は君たちと同じ仕組まれた子供」

    アスカ「それと同時に最後の使徒でもある」

    アスカ「シンジ君のいない世界に価値はない」

    アスカ「だからシンジ君に一番近かった存在であるあたしの手で殺して欲しい」

    アスカ「……って」

    63 = 3 :

    アスカ「いやーもうね、なんてゆーかね」

    アスカ「キモいとか、悍ましいとか、怖いとか、あたしの頭がそーゆー名前の駅を特急列車で通過してってね」

    アスカ「こう、ふつふつとしたモンが湧き上がってくんのよ」

    アスカ「気づいたら全力でぶん殴ってたわ」

    アスカ「……その後どうしたかって? 決まってんでしょ」

    アスカ「説教よ」

    アスカ「ネルフの硬い廊下に正座さしてね」

    64 = 3 :

    アスカ「終わったときには三時間くらい経ってたわ。さすがのあたしも疲れたし言うこと全部言ってやったから、それで解放してやったの」

    アスカ「最後にあいつ」

    アスカ「君がなんで怒っているのか分かったよ。やはりリリンは面白いね」

    アスカ「って残してどっか歩いてったわ。千鳥足で」

    アスカ「もしかしたら本当に使徒だったのかも」

    65 = 14 :

    うんうん

    66 = 26 :

    素直に説教されたのかw

    67 = 3 :

    アスカ「……なんて考えてたら突然」

    アスカ「しびれたな」

    アスカ「ああ」

    アスカ「って背後から声がするのよっ」

    アスカ「ぎょっとして振り向いたら、髭とじーさんが立ってるのっ」

    アスカ「いつからいたのっ、って聞いたら」

    アスカ「問題ない。くいっ」

    アスカ「ってやって去って行ったわ」

    アスカ「今考えてみたら、三時間も廊下で怒鳴り声上げてたのになぜか誰も現れなかったのよ。もしかしたら碇司令が人払いしてくれてたのかもね」

    アスカ「……毎度思うけど、なにがしたいんだろ、あんたのパパ」

    68 = 3 :

    アスカ「そういや最近使徒来ないわねー」

    アスカ「……そうね、来ない方が平和でいいわよね」

    アスカ「あたしもさ、前まではエヴァに乗ることが自分の存在意義っていうか、パイロットでいるからママの娘でいられると思ってたの」

    アスカ「いつからか、じゃあエヴァに乗らないあたしはなんなのって」

    アスカ「使徒が来なければ、エヴァの在る必要がなくなる」

    アスカ「エヴァがなければ、あたしはあたしじゃなくなっちゃう」

    アスカ「そんな風に考えてたの」

    70 :

    アスカの行方が気になる、逃げちゃダメだ

    71 = 3 :

    アスカ「でもね、気づいたのよ」

    アスカ「ミサトやリツコたち、レイがいて、ヒカリやクラスのやつらもいて」

    アスカ「シンジがいて、あたしがいる。そんな日常」

    アスカ「あたしはそれを手にして、それを守るためにエヴァに乗ってるんだって」

    アスカ「それに気づかせてくれたのは、あんたなのよ?」

    アスカ「バカシンジ」

    72 = 3 :

    アスカ「あと何体使徒が来たって、あんたはあたしが守ってやるわ」

    アスカ「気が弱くて、うじうじしてて、ネクラで、優しいあんたを、今度はあたしが守る」

    アスカ「だからさ、安心して帰ってきなさいよ」

    アスカ「また一緒に日常しようよ……バカシンジ」

    73 = 42 :

    アスカとシンジが逆ってことはこの後シンジ覚醒してビームと羽とパルック出しながら量産機ぶっ倒すのかな

    74 = 3 :

    アスカ「報告があるわ」

    アスカ「今日、副指令が全職員集めたの」

    アスカ「碇司令が辞任後、失踪した」

    アスカ「ネルフは解体されるかもしれないし、形態を変えて存続するかもしれないし、まだ先の見通しは立たないって」

    アスカ「たぶん、事前に知ってたのは副指令だけだったんでしょうね」

    アスカ「リツコが急に泣き出して、大変だったわ」

    アスカ「もう、大人が泣くのは見たくなかったのに……」

    75 = 31 :

    アスカだったら鳥葬見てそのまま突撃しそうな

    76 = 30 :

    量産機戦・・・というかゼーレ戦は回避か?

    77 = 70 :

    大人が泣くの見るのは辛いよな、支援

    78 = 34 :

    逆ってことはアスカのオナ


    …ふぅ

    79 = 3 :

    アスカ「……そうねっ! 次に会ったら、三日三晩説教してやるわ! もちろん加持さんも!」

    アスカ「でもま、あたしの説教が効いたのかしら。最後にここには来たみたいね」

    アスカ「薔薇、ねぇ。あんたはどっちかっていうとチューリップって感じだけど」

    アスカ「菊とか鉢ものとかを置いてかなかっただけ、良しとしてやるか」

    80 :

    なんだよこれ…

    81 = 30 :

    >>78
    「最低ね・・・あたしって」

    82 = 3 :

    アスカ「……」

    アスカ「あんたにだけは教えといてあげる」

    アスカ「あんたのパパがいなくならなかったら、たぶん戦自が攻めてきてただろうって」

    アスカ「そうしたら、みんな死んでたかもしれないって」

    アスカ「副指令があたしとレイにだけ教えてくれたわ。もしかしたら、ミサトたちあたりは薄々感づいてたのかもしれないけど」

    83 = 26 :

    とうとう本当にマダオになったのか。

    84 = 3 :

    アスカ「バカよね、みんな」

    アスカ「バカよ……」

    アスカ「帰ってきたら、あんたからもしっかり文句言ってやんのよ」

    アスカ「あとちゃんと、おかえりって、言ってやるのよ」

    85 = 31 :

    ゲンドウさん…

    86 :

    はよよよ

    87 :

    シンジは一体どういう状態なんだ…
    想像はできるけど…

    88 = 3 :

    アスカ「さっき、弐号機と零号機が正式に凍結されたわ」

    アスカ「もう使徒は来ないんだって。何の根拠か知らんけども」

    アスカ「初号機だけは凍結しないんだって。副指令の一存だってさ」

    アスカ「なによ? 言われなくたって、ちゃんと弐号機に挨拶してきたわよ」

    アスカ「おつかれさま。ありがとう。って」

    アスカ「心なしか、笑ってるように見えたわ。あんなイカつい外見なのに、ね……」

    アスカ「……うっさい! 泣くわけないでしょっ、バカっ!」

    アスカ「うぇ……ふぇぇ」

    89 = 3 :

    アスカ「今日、また待ち伏せされたわ」

    アスカ「そろそろ真剣に危機感持った方がいいのかしら」

    アスカ「それにしてもまたわけ分かんないこと言ってたわね、あいつ」

    アスカ「老人たちは沈黙させられた、とか」

    アスカ「君はこれまで見てきた君と違う、とか」

    アスカ「今度は君のことを幸せにしてあげたい、とか」

    アスカ「一方的に言うだけ言ってどっか行っちゃったけど」

    91 :

    むくわれねぇ

    92 = 3 :

    アスカ「思わず鳥肌立ったわ。だって言ってること意味不明でも完っ璧に口説かれてんじゃんあたし」

    アスカ「お説教されてあたしに惚れたのかしら? とんだドMね」

    アスカ「……」

    アスカ「あたしはモテるんだぞー」

    アスカ「さっさと起きないと、誰かに取られちゃうぞー」

    93 = 30 :

    カヲルが死んでないとどーなっちゃうんだ?

    94 = 3 :

    アスカ「……」

    アスカ「はぁ……」

    「それはやだなぁ」

    アスカ「ふぇ?」



    アスカ「え……えっ?」

    アスカ「シン、ジ……?」

    シンジ「うん」

    95 = 31 :

    なんだって

    96 = 3 :

    アスカ「え、あれ、うそ、え、あの、えええ?」

    シンジ「どうしたの?」

    アスカ「シンジ……シンジ!?」

    シンジ「はい。碇シンジです」

    アスカ「え、え、え、な、なんで……?」

    シンジ「なんでって……」

    97 = 26 :

    さては、ペンペンだな。

    98 = 3 :

    シンジ「次の誕生日はちゃんと祝えって言ったの、アスカじゃないか」

    アスカ「ほぇ……んな゛っ!?」

    シンジ「あと、しっかり掴まえとかなきゃいけないし」

    アスカ「え、それって、ももももしもしもしかしてあああああんた、ぜ、全部聞いて……」

    シンジ「そうそう、餌付けしちゃった責任も、ちゃんと取らないとだよね」

    アスカ「あ、あぅぅ……」

    シンジ「アスカ」

    アスカ「…………」

    シンジ「ただいま」

    アスカ「っ!!!」

    アスカ「……お」




    アスカ「おかえりっ! バカシンジっ!」

    99 = 3 :

    あー、えっと

    とりあえず終わり

    100 = 91 :

    後日談はよ


    ←前へ 1 2 3 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - エヴァ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について