元スレ櫻子「これからもよろしくね!」向日葵「もうずっと離しませんわ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
「私は大室櫻子さんの事が好きです!」
「よろしかったら、私と付き合って頂けませんか!?」
「え・・・えーと・・・」
「お、女の子同士で何を言ってるの!?」
「正直、キモいよ!」
2 = 1 :
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
向日葵(私はとある夢を見ましたわ・・・)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
向日葵「あ、あれ?ここは?」
櫻子「向日葵?どうかしたの?」
千歳「うふふ、古谷さんが作業中に寝るなんて珍しいな~」
綾乃「今日は冬にしては暖かくて、眠くなる気持ちもわからなくはないけど・・・気をつけてね、古谷さん?」
向日葵「すいません、気をつけます」
櫻子「向日葵め・・・怒られてやーんの♪」ニヤニヤ
向日葵「ぐっ・・・言い返す言葉もありませんわ」
4 = 1 :
千歳「あっ、うちのクラスの提出プリントが一枚足りへん」
綾乃「歳納京子ね!きっとそうだわ!行くわよ千歳!」
千歳「うふふ、ちょっと行ってくるな~」
綾乃「もし、遅くなったら、二人とも帰っていいからねっ」
千歳「遅くって言ってもイヤラシイ意味やないでー」
綾乃「な、何を言ってるのよっ//」
ガラガラガラ
櫻子「行っちゃったね、先輩方」
向日葵「私も・・・ちょっと顔を洗ってきますわ」
5 :
またお前かよ
タイトルキモいなと思ったら内容もキモかった
死ね
6 = 1 :
櫻子「お土産はクッキーねー」
向日葵「はいはい、買って来ませんけどね」
櫻子「わーい、向日葵の手作りだぁー♪」
向日葵「今の会話で、どうしてそうなりますの!?」
櫻子「だって、持って来てるでしょ?」
向日葵「まったく、鼻だけはいいんだから・・・・・後で出しますわ」
櫻子「やったー♪・・・紅茶の用意しよう~っと」
向日葵「・・・まったく」
7 = 1 :
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
向日葵「顔を洗いましたが、まだ目が覚めませんわね・・・」スタスタ
生徒B「あ、あの、古谷さん?」
向日葵「はい?」
生徒B「その・・・生徒会室に行くんだよね?」
向日葵「そうですけど?」
生徒B「こ、これを、櫻子ちゃんに渡してくれないかな?」スッ
向日葵「手紙?・・・櫻子にですか?」
生徒B「うん、今日渡してくれると嬉しいかも//」
向日葵「はい、わかりましたわ、ちゃんと渡しておきますね」
生徒B「ありがとう!」タタタタタ
向日葵「・・・・・?」
8 = 3 :
わぁいさくひま
9 = 1 :
生徒C「ちょっと、直接渡さないとダメでしょ?」ボソボソ
生徒B「だ、だって恥ずかしいんだもん」ボソボソ
生徒C「まったくそんなんで告白ちゃんとできるの?」ボソボソ
生徒B「が、頑張るもん//」ボソボソ
向日葵(・・・・・・・・・)
向日葵(・・・・普通に聞こえてますわね・・・)
向日葵(・・・・・・・・・)
向日葵(・・・・・・・・・)
向日葵(・・・・・・・・・)
向日葵(・・・・・・・・・)
向日葵(って、告白!?)
向日葵(さ、櫻子宛に・・・って事は、ラブレター!?)
向日葵(櫻子に!?)
向日葵(え、何で・・・・?)
10 = 1 :
向日葵(と、とにかく中身を確認しないと・・・)
向日葵(って、ダメですわ!)
向日葵(・・・・・・・・・・)
向日葵(ま、まさか、櫻子が・・・・・)
向日葵(あ、ありえませんわよね?)
12 = 1 :
ガラガラガラガラ
櫻子「遅いぞ!紅茶が冷めたじゃん!おっぱいでも洗ってたのか!おっぱい魔人め!」ブーブー
向日葵「なんでよ・・・」
向日葵「はい、これ」スッ
櫻子「ん?なに?」
向日葵「見たまま・・・手紙ですわ」
櫻子「口で言えばいいのに・・・面倒だなー」
向日葵「口で言うのが恥ずかしいから・・・手紙なんですわよ」
13 = 1 :
櫻子「ふむ・・・・・え//」
向日葵(・・・なんで赤くなってるのよ!)
櫻子「へ、へぇ~//」
向日葵(な、中身が気になりますわ)
櫻子「・・・・・えへへ//」
向日葵(・・・・え?なんで嬉しそうなの?)
14 = 3 :
ラブレターものは王道で良い
15 = 1 :
櫻子「ふぅ~ん//」チラチラ
向日葵「な、なんでこっちを見ますの?」
櫻子「向日葵って私の事をそういう風に見てたのか~、私知らなかったな~//」
向日葵「は、はぁ!?」
櫻子「それに、べつに屋上じゃなくても・・・ここで言えばいいじゃん。誰もいないんだし//」モジモジ
向日葵「ち、違いますわ!それは私じゃありませんわよ!?」
櫻子「えっ?」
16 = 1 :
向日葵「同じクラスの・・・その・・・匿名希望さんですわ」
櫻子「・・・・・・・・向日葵じゃないの?」
向日葵「き、決まってますわよ!何で私が櫻子にラブレターを書かないといけませんの!?」
櫻子「そうなんだ・・・」シュン
向日葵「な、何で残念そうにしてますの!?」
櫻子「し、してねーし!それよりクッキー食べたい!」
向日葵「あなたって、色気より食い気ですわね・・・はいはい、すぐに用意しますわ」
櫻子「うむ、よきにはからえ」
17 = 1 :
向日葵(え、えええええぇぇぇぇぇぇ!?)
向日葵(櫻子・・・もしかして、私の事が?)
向日葵(・・・・最初、あんなに嬉しそうだったのも・・・私の事が?)
向日葵(友達がたくさんいるのに・・・最終的には私と遊ぶのも・・・・私の事が?)
向日葵(学校帰った後、週末、休みの日も、365日毎日会いに来てくれるのも・・・私の事が?)
向日葵(ど、どうしましょう、櫻子に告白されたら//)
向日葵(って、なんで私は嬉しがってますのよ!)
向日葵(そうですわ!櫻子なんか・・・・櫻子なんて・・・櫻子・・・)
向日葵(もしかして、私って・・・・)
向日葵(そして、櫻子も私の事を・・・・・)
19 = 1 :
櫻子「何で顔真っ赤でニヤニヤしてるの?きもっ」
向日葵「え?あっ、そうですわね、か、風邪かしらー//」
櫻子「ふーん、熱あるの?」
向日葵「た、たぶんですわ」
コツン
向日葵「って、なんでおでこ同士で計るのよ!?」
櫻子「こ、これがわかりやすいの//」
向日葵「そ、それならしょうがないですわね//」
櫻子「う、うん//」
20 = 1 :
向日葵「熱・・・どうかしら//」
櫻子「うん、熱い・・・//」
向日葵「そうなの・・・櫻子も熱いですわよ//」
櫻子「もしかしたら、私も病気かも//」
向日葵「・・・それは大変ですわね//」
櫻子「う、うん//」
21 = 3 :
しえん
22 = 1 :
ガラガラガラ
綾乃「はぁー」
千歳「歳納さん、もう帰ったんかなー?」
綾乃「どこにもいなかったわね・・・ってあれ?二人は何をしてるの?」
向日葵「あっ、そのクッキーの準備を」
櫻子「私は紅茶の準備を」
綾乃「そうなの、私も貰っていいかしら?」
向日葵・櫻子「はい!」
23 = 1 :
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
向日葵「生徒会も終わって下校の時間・・・」
向日葵「櫻子・・・屋上に行ってしまいましたわ」
向日葵「・・・」ソワソワ
向日葵「や、やっぱり、私も行きましょう!」
タタタタタタタ
向日葵「ここの階段を登れば・・・」
向日葵「あっ・・・」
25 = 1 :
「私は大室櫻子さんの事が好きです!」
「よろしかったら、私と付き合って頂けませんか!?」
「え・・・えーと・・・」
「その、ごめんなさい!」
「私、好きな人がいるの!」
「だから、ごめんなさい・・・」
27 = 1 :
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
向日葵(櫻子・・・・)
向日葵(・・・って、こっちに来ますわ、か、隠れないと)
生徒B「うぅ・・・」ポロポロ
生徒C「よしよし」
向日葵(行きましたわね・・・・)
向日葵(・・・櫻子・・・何をしてるのかしら?)
櫻子「・・・・」ポロポロ
向日葵「櫻子!?」
櫻子「ひ、向日葵!?」グシグシ
28 = 1 :
向日葵「・・・・えーと・・・」
櫻子「何で屋上なんかにいるの?」
向日葵「え?あっ、その・・・そうですわ!屋上の掃除を杉浦先輩から頼まれて・・・」
櫻子「生徒会室では向日葵と、ずっと一緒だったけど頼まれてない・・・向日葵の嘘つき」
向日葵「あ、あははは・・・・・・」
向日葵「その、何で泣いてましたの?」
櫻子「・・・・告白を断るって大変なんだね」
向日葵「え?」
櫻子「私も・・・好きなやつがいるんだけど、その人に振られると思ったら・・・」
櫻子「だから、振るって大変なんだね・・・」
29 = 1 :
向日葵「・・・櫻子は優しいのね」
櫻子「え?」
向日葵「だってそうでしょ?」
向日葵「告白してくれた人の気持ちになって、考えて振ってあげたんでしょ?」
向日葵「櫻子はとっても優しい人ですわ」
櫻子「そんなじゃない!!!」
向日葵「え?」
31 = 1 :
櫻子「私はこのラブレターが・・・好きな人からのラブレターなら、どれだけ良かったかなんて考えてるの!」
櫻子「せっかく送ってくれた人の気持ちなんか考えずに、私は!私は!」
櫻子「自分の事ばかり!自分に!私が!本当に欲しかったのは!」
櫻子「向日葵からのラブレターなの!」
向日葵「・・・・え?」
32 = 1 :
櫻子「私は向日葵が好き!好きなの!」
櫻子「だから、生徒会にだって入ったし!中学で同じクラスだった時も本当はとっても嬉しかったの!」
櫻子「さっきの子だって、小学3年生から同じクラスだったけど、どうでも良かったんだよ!」
櫻子「私は自分さえ良ければいい、酷い人間なの!」ポロポロ
櫻子「だから、優しいなんて言わないでよ!向日葵!」ポロポロ
ダキッ
櫻子「ふぇ?」
向日葵「櫻子・・・あなたは酷くなんてなくてよ」
33 :
櫻子「そ、そんな事!」
向日葵「私の方が酷いですわ・・・」
櫻子「え?」
向日葵「あのラブレター・・・最初は燃やして捨ててしまおうかと思ったんですわよ?」
櫻子「え?・・・えぇ!?」
向日葵「だって、私の愛しい人・・・私の好きな櫻子へのラブレターだったんですもの」
櫻子「・・・え?」
向日葵「私は・・・あなたが言う酷い部分も含めて・・・全部好きですわ」
向日葵「だから、自分の事で泣かないで、私はあなたの事が全部好きなの」
櫻子「っ//」
34 :
キマシタワー
35 :
@_,,..,,,,_@
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36 :
キマシ
37 = 33 :
向日葵「あっ//」
櫻子「//」
向日葵「だ、ダメ!ダメですわ!!!」
櫻子「え?」
向日葵「今のは無し!無しですわ!は、恥ずかしすぎますわ//」
櫻子「向日葵!!!」
向日葵「は、はいっ!?」
櫻子「こ、これから、恋人として、よよよよよろしくお願いします//」
向日葵「こちらこそ、その、ありがとうございます//」
38 :
いいぞ
39 = 33 :
櫻子「ありがとう・・・って、何だよそれ・・・さっきまで格好よかったのに幻滅だな~」
向日葵「え?えぇ!?」
櫻子「ふふーん、何で顔真っ青になってるの?」
向日葵「こ、こら!からかいましたわね!」
櫻子「えへへ~、よろしくね、向日葵」ニコッ
向日葵「はいはい//」プイッ
40 = 36 :
良い…
41 = 33 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
向日葵「・・・・・」
向日葵「AM4時・・・・」
向日葵「夢・・・・・」
向日葵「朝早くて、頭が痛い・・・」
向日葵「でも、さっきの夢は・・・・」
向日葵「嘘・・・夢じゃないみたいに鮮明に覚えてますわ・・・」
向日葵「・・・・櫻子//」
42 = 33 :
向日葵「って、私、何で櫻子の事が!?」
向日葵「ありえませんわ!ありえませんわ!ありえませんわ!ありえませんわ!!!!!」
向日葵「・・・・・」
向日葵「・・・・・・・・そう、私って櫻子の事が・・・・好きなのね」
向日葵「・・・確かに櫻子は人気者・・・恋人がいつできても、おかしくないですわ」
向日葵「これは神様のお告げなのかもしれませんわね」
向日葵「こうなったら!勝負しますわ!さっきの夢どおりやるなら、ラブレター!これがキーワード!」
向日葵「見てなさい!櫻子!!!」ぐぐぐぐぐぐ
43 :
今北
44 :
人気者なのか?
45 = 33 :
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
櫻子「なんだよ向日葵め・・・今日は先に学校に行くからとか・・・」
櫻子「はぁ~・・・ようやく学校に着いた」
ちなつ「櫻子ちゃんおはよう」
あかり「おはよう櫻子ちゃん」
櫻子「おはよう、今日も寒いね」
向日葵「おはよう、櫻子」
櫻子「おはよう・・・・・・・疲れてる?」
向日葵「ちょっと寝不足で・・・」
櫻子「ふーん」
46 = 33 :
先生「授業を始めまーす」
櫻子「えーと、今日は1限目が数学だから、数学の教科書を・・・・」
櫻子「あれ?机の中に何かが・・・・手紙?・・・・・・・ハートマーク・・・・」
櫻子(って、これラブレター!?)
櫻子「っ!」ハッ
向日葵「っ!」プイッ
櫻子(い、今、向日葵が見てた!?)
櫻子(勘違いされたら・・・どうしよう・・・どうしよう)
47 = 33 :
櫻子(・・・とりあえず、読んでみようかな)
櫻子(差出人の名前はない・・・でも、放課後に屋上って書いてある・・・)
櫻子(それにしてもすごい、1枚の手紙にいっぱいの文字が・・・)
櫻子(所々・・・私が好きって書いてある・・・//)
櫻子(こんなの、恥ずかしくて読めるか!)
櫻子(・・・・・・・・・・・)
櫻子(・・・・・・・・・・あれ?)
櫻子(この字って・・・・向日葵!?)
櫻子(え?この書き方も・・・あっ・・・向日葵だ!)
48 = 43 :
支援のお茶
49 :
櫻子ちゃんは漢字が読めるのか…
向日葵ちゃんならその辺も考慮してるか
50 = 33 :
櫻子「・・・・」チラッ
向日葵「っ!」プイッ
櫻子(・・・・・・・・//)
櫻子(そっかー向日葵かー//)
櫻子(えへへへ//)
櫻子(わっ、い、今の私マジでキモいかも・・・//)
櫻子(で、でも・・・向日葵かー・・・そっかー//)
櫻子(えへへへ//)
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