私的良スレ書庫
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元スレ湯婆婆「一方通行?贅沢な名だね。今日からお前の名前は一だよ!」
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銭婆「カオナシ、お前はここにいな。私の手助けをしておくれ」
カオナシ「ア……」コクン
一方通行「銭婆」
銭婆の目の間まで歩き、向かい合う
。
一方通行「世話になったなァ……」
ギュッ
一方通行「!」
銭婆「大丈夫、あんたならやり遂げるよ」
一方通行「……オレの本当の名前は、一方通行っていうンだ」
銭婆「一方通行。いい名だね。自分の名前を大事にね」
一方通行「あァ」ウルウル
カオナシ「ア……」コクン
一方通行「銭婆」
銭婆の目の間まで歩き、向かい合う
。
一方通行「世話になったなァ……」
ギュッ
一方通行「!」
銭婆「大丈夫、あんたならやり遂げるよ」
一方通行「……オレの本当の名前は、一方通行っていうンだ」
銭婆「一方通行。いい名だね。自分の名前を大事にね」
一方通行「あァ」ウルウル
>>399
保存した
銭婆「さあ、おいき!」
一方通行「グスッ……あァ!」
タタタッ
一方通行「銭婆、ありがとうなァ!」
ネズミ「またなーー!」ブンブン
ヒュオオオオ…ッ!!
銭婆「」フリフリ
美琴「」バイバーイ
龍が空高く舞い上がり、銭婆たちはあっという間に見えなくなる。
雲の上を滑るように、一方通行たちは風を切って進む。
保存した
銭婆「さあ、おいき!」
一方通行「グスッ……あァ!」
タタタッ
一方通行「銭婆、ありがとうなァ!」
ネズミ「またなーー!」ブンブン
ヒュオオオオ…ッ!!
銭婆「」フリフリ
美琴「」バイバーイ
龍が空高く舞い上がり、銭婆たちはあっという間に見えなくなる。
雲の上を滑るように、一方通行たちは風を切って進む。
ヒュオオオオ…
龍の翼のはばたきを聞きながら、一方通行の記憶が徐々に蘇っていく。
六枚の白い翼。
斬撃、爆発、閃光。
真っ赤な血。
黒い翼。
ヒュオオ…
一方通行「……帝、聞け」
一方通行「オレが学園都市にいたとき、ある人物との交渉権を巡って、争いが起こったンだ」
一方通行「オレはそのとき、ある一人の人間をブッ殺した」
一方通行「そいつはその後回収されて、脳みそバラバラにされたり冷蔵庫にされたりしたらしいンだが……」
一方通行「でも、今思い出した」
龍の翼のはばたきを聞きながら、一方通行の記憶が徐々に蘇っていく。
六枚の白い翼。
斬撃、爆発、閃光。
真っ赤な血。
黒い翼。
ヒュオオ…
一方通行「……帝、聞け」
一方通行「オレが学園都市にいたとき、ある人物との交渉権を巡って、争いが起こったンだ」
一方通行「オレはそのとき、ある一人の人間をブッ殺した」
一方通行「そいつはその後回収されて、脳みそバラバラにされたり冷蔵庫にされたりしたらしいンだが……」
一方通行「でも、今思い出した」
>>188
来るか
来るか
一方通行「そいつの名は、垣根帝督」
一方通行「オマエの本当の名前は……垣根帝督だ」
龍「……!!」
シャララララララ…
一方通行「!」
龍のウロコが流れるように剥がれ、銀色の光が夜空に消えていく。
そこに残ったのは、六枚の翼をもった一人の青年だった。
バサッ…!!
自由落下していく一方通行たちの手を取り、白い翼をはばたかせて、ゆっくりと落下していく。
一方通行「オマエの本当の名前は……垣根帝督だ」
龍「……!!」
シャララララララ…
一方通行「!」
龍のウロコが流れるように剥がれ、銀色の光が夜空に消えていく。
そこに残ったのは、六枚の翼をもった一人の青年だった。
バサッ…!!
自由落下していく一方通行たちの手を取り、白い翼をはばたかせて、ゆっくりと落下していく。
ヒュオオオオ…
垣根「一方通行、テメェのおかげで思い出したぜ……俺の本当の名前」
一方通行「垣根……」
垣根「そしてこれも思い出した……俺はテメェと戦い……そして負けた」
一方通行「生きてやがったのかァ」
垣根「あぁ。そしてテメェに復讐を果たすため、あらゆる手を探した。そして見つけたのがこの湯屋だった……」
一方通行「ハッ。魔法使いたァ、メルヘン野郎にお似合いじゃねェか」
垣根「あのババァに扱き使われながら、俺は必死に魔法を学んだ。全てはテメェを殺すために」
一方通行「……」
垣根「そしてその憎悪は……歪んだ愛情へと変わっていった」
一方通行「は?」
垣根「一方通行、テメェのおかげで思い出したぜ……俺の本当の名前」
一方通行「垣根……」
垣根「そしてこれも思い出した……俺はテメェと戦い……そして負けた」
一方通行「生きてやがったのかァ」
垣根「あぁ。そしてテメェに復讐を果たすため、あらゆる手を探した。そして見つけたのがこの湯屋だった……」
一方通行「ハッ。魔法使いたァ、メルヘン野郎にお似合いじゃねェか」
垣根「あのババァに扱き使われながら、俺は必死に魔法を学んだ。全てはテメェを殺すために」
一方通行「……」
垣根「そしてその憎悪は……歪んだ愛情へと変わっていった」
一方通行「は?」
えんだあああああああああああああああああああああああああああああ
垣根「魔法を学んだ俺はそのうち、復讐だけじゃもの足りなくなっていった」
垣根「一方通行を完全に自分のものにしたいと……」
一方通行「」
ネズミ「おい、何か語り出したぞ」
一方通行「おま……脳みそイカれちまったンですかァ!?」
垣根「あぁイカれちまったよ。一方通行というに魔法にとり憑かれてな」キリッ
一方通行「」
垣根「というわけだ一方通行、オレの気持ちを受け取ってくれ」
一方通行「寄ンな!!!!!!!!!!!!!!」
垣根「ブチ殺したいほど愛してる」キリッ
一方通行「あ゛ァァァ!!!」ブワワッ
ネズミ「あまりの気持ち悪さに一から黒い翼が!!」
垣根「一方通行を完全に自分のものにしたいと……」
一方通行「」
ネズミ「おい、何か語り出したぞ」
一方通行「おま……脳みそイカれちまったンですかァ!?」
垣根「あぁイカれちまったよ。一方通行というに魔法にとり憑かれてな」キリッ
一方通行「」
垣根「というわけだ一方通行、オレの気持ちを受け取ってくれ」
一方通行「寄ンな!!!!!!!!!!!!!!」
垣根「ブチ殺したいほど愛してる」キリッ
一方通行「あ゛ァァァ!!!」ブワワッ
ネズミ「あまりの気持ち悪さに一から黒い翼が!!」
垣根「俺の愛に常識は通用しねぇ」バッサバッサ
一方通行「上ォォ等じゃねェか! 今度こそ絶対ェブッ殺す!!」ブワワッ
チャチャチャーチャーチャーチャーチャーチャー
ジャンジャカジャカジャーン……←感動のオーケストラ
………
……
…
チュンチュン…
一方通行「上ォォ等じゃねェか! 今度こそ絶対ェブッ殺す!!」ブワワッ
チャチャチャーチャーチャーチャーチャーチャー
ジャンジャカジャカジャーン……←感動のオーケストラ
………
……
…
チュンチュン…
ユヤノマエ
豚「ブーブーフゴッフゴッ」
湯婆婆「……」ウロウロ
番外個体「……あっ!」
番外個体「帰ってきた!」ユビサシ
浜面「本当か!」
ワーワー ザワザワ
湯婆婆「……!」
垣根&一方通行「……」バッサバッサ ボロッ
豚「ブーブーフゴッフゴッ」
湯婆婆「……」ウロウロ
番外個体「……あっ!」
番外個体「帰ってきた!」ユビサシ
浜面「本当か!」
ワーワー ザワザワ
湯婆婆「……!」
垣根&一方通行「……」バッサバッサ ボロッ
垣根「また強くなってたな、一方通行」ボロボロ
一方通行「キメェ話しかけンな」ボロボロ
番外個体「なんであいつらあんなボロボロなの……」
湯婆婆「軍ちゃんは連れて戻ってきたんだろうね!」
カラス「プ~~~ン」ポトッ
ボンッ!!
削板「削板軍覇、復活!」
湯婆婆「えっ!?」
削板「よう、ばあば!」
湯婆婆「軍ちゃあああん!! よしよし酷い目にあったねえ!」ダキッ
削板「そんなことはない。根性が鍛えられたぞ!」ハッハッハ
一方通行「キメェ話しかけンな」ボロボロ
番外個体「なんであいつらあんなボロボロなの……」
湯婆婆「軍ちゃんは連れて戻ってきたんだろうね!」
カラス「プ~~~ン」ポトッ
ボンッ!!
削板「削板軍覇、復活!」
湯婆婆「えっ!?」
削板「よう、ばあば!」
湯婆婆「軍ちゃあああん!! よしよし酷い目にあったねえ!」ダキッ
削板「そんなことはない。根性が鍛えられたぞ!」ハッハッハ
垣根「湯婆婆、約束だ。一方通行と保護者を人間の世界へ戻してやってくれ」
一方通行「えっ何その約束」ビックリ
湯婆婆「フン! そう簡単にはいかないよ。世の中には『決まり』というものがあるんだ!」
エー ブーブー ケチナンダヨ ガンコババァデストミサカハ
湯婆婆「うるさいよっ!!」
削板「ばあば、意地を張るのはもうよせ」
湯婆婆「ヘァッ?」
削板「外の世界はとても楽しかったぞ」
湯婆婆「ででででもさあ、これは『決まり』なんだよ? じゃないと呪いは解けないんだよぉ?」
削板「一を泣かせたらばあばのこと嫌いになるぞ」フンス
湯婆婆「そ、そんなぁ……」
一方通行「えっ何その約束」ビックリ
湯婆婆「フン! そう簡単にはいかないよ。世の中には『決まり』というものがあるんだ!」
エー ブーブー ケチナンダヨ ガンコババァデストミサカハ
湯婆婆「うるさいよっ!!」
削板「ばあば、意地を張るのはもうよせ」
湯婆婆「ヘァッ?」
削板「外の世界はとても楽しかったぞ」
湯婆婆「ででででもさあ、これは『決まり』なんだよ? じゃないと呪いは解けないんだよぉ?」
削板「一を泣かせたらばあばのこと嫌いになるぞ」フンス
湯婆婆「そ、そんなぁ……」
一方通行「おいババア」
湯婆婆「ババア!?」
一方通行「今そっちへ行く」
スタスタ…
一方通行「掟のことは垣根から聞いた」
湯婆婆「はんっ、いい覚悟だ。コレはお前の契約書だよ」スッ
丸められたら羊皮紙を見せ、奥に進む。
湯婆婆「こっちおいで」
削板「一、大丈夫か」
一方通行「心配すンな」
湯婆婆「ババア!?」
一方通行「今そっちへ行く」
スタスタ…
一方通行「掟のことは垣根から聞いた」
湯婆婆「はんっ、いい覚悟だ。コレはお前の契約書だよ」スッ
丸められたら羊皮紙を見せ、奥に進む。
湯婆婆「こっちおいで」
削板「一、大丈夫か」
一方通行「心配すンな」
豚「ブーブー」
豚「フゴッフゴッ」
豚「ブッブッブ」
湯婆婆「この中からお前の保護者を見つけな」
湯婆婆「チャンスは一回だ。ピタリと当てられたらお前たちは自由だよ」
一方通行「……」キョロキョロ
豚「ブーブートミサカハブタノマネ」
豚「フゴッフゴットミサカモブタノマネ」
豚「ブーブーナノデスヨー」
豚「ブタデアロウコトナノヨ」
豚「ブタニナルノウリョクカァ…」
一方通行「……ンン?」
豚「フゴッフゴッ」
豚「ブッブッブ」
湯婆婆「この中からお前の保護者を見つけな」
湯婆婆「チャンスは一回だ。ピタリと当てられたらお前たちは自由だよ」
一方通行「……」キョロキョロ
豚「ブーブートミサカハブタノマネ」
豚「フゴッフゴットミサカモブタノマネ」
豚「ブーブーナノデスヨー」
豚「ブタデアロウコトナノヨ」
豚「ブタニナルノウリョクカァ…」
一方通行「……ンン?」
一方通行「おいババア、ここには黄泉川も芳川もいねェぞ」
湯婆婆「いないぃ? それがお前の答えかい!」
一方通行「……あァ」コクン
ボンッ!!
湯婆婆「ヒェアッ!?」
契約書が破裂した次の瞬間、豚たちが一斉に変身をとく。
「「「「「大当たり~~~!」」」」」
ワアアアッ!!
湯婆婆「いないぃ? それがお前の答えかい!」
一方通行「……あァ」コクン
ボンッ!!
湯婆婆「ヒェアッ!?」
契約書が破裂した次の瞬間、豚たちが一斉に変身をとく。
「「「「「大当たり~~~!」」」」」
ワアアアッ!!
麦のん「よっしゃあああ!!」
番外個体「やるじゃん!」
浜面「よ、よかったああ……!!」
木原「はっ、やるじゃねぇかクソガキ」
ワーワー ヤッター ワイワイガヤガヤ オメデトー!
一方通行「オマエら……」
湯婆婆「行きな! お前の勝ちだ。はやく行っちまいな!」
一方通行「……世話になったなァ」
湯婆婆「フン!」
タッタッタ…
一方通行「オマエら! ……ありがとなァ!」
ジャアナー! マタネー! サヨナラーー!
番外個体「やるじゃん!」
浜面「よ、よかったああ……!!」
木原「はっ、やるじゃねぇかクソガキ」
ワーワー ヤッター ワイワイガヤガヤ オメデトー!
一方通行「オマエら……」
湯婆婆「行きな! お前の勝ちだ。はやく行っちまいな!」
一方通行「……世話になったなァ」
湯婆婆「フン!」
タッタッタ…
一方通行「オマエら! ……ありがとなァ!」
ジャアナー! マタネー! サヨナラーー!
垣根「行くぞ、案内する」
一方通行「あァ」
タッタッタ
一方通行「黄泉川と芳川は?」
垣根「先に行ってる」
タッタッタ…
初めに通った商店街を駆け抜けて、川があった場所へ行く。
タッタッタ… ピタッ
一方通行「水がない……?」
川になっていた場所は、いつの間にか草原に戻っていた。
一方通行「あァ」
タッタッタ
一方通行「黄泉川と芳川は?」
垣根「先に行ってる」
タッタッタ…
初めに通った商店街を駆け抜けて、川があった場所へ行く。
タッタッタ… ピタッ
一方通行「水がない……?」
川になっていた場所は、いつの間にか草原に戻っていた。
垣根「俺はこの先へは行けない。テメェは元来た道を戻るんだ」
垣根「でも絶対に振り向くなよ。トンネルを出るまでは」
一方通行「……オマエはどうなるんだ」
垣根「俺は湯婆婆と話をつけて弟子をやめる。心配するな、本当の名前を取り戻したんだ」
垣根「元の世界に、俺も戻るよ」
一方通行「……テメェとはまたどこかで会いそうな気がするぜ」
垣根「ああ、俺もだ」
垣根「もう行け、一方通行。振り向くなよ」
垣根「でも絶対に振り向くなよ。トンネルを出るまでは」
一方通行「……オマエはどうなるんだ」
垣根「俺は湯婆婆と話をつけて弟子をやめる。心配するな、本当の名前を取り戻したんだ」
垣根「元の世界に、俺も戻るよ」
一方通行「……テメェとはまたどこかで会いそうな気がするぜ」
垣根「ああ、俺もだ」
垣根「もう行け、一方通行。振り向くなよ」
サァァ…
タッタッタ…
風がたなびく草原を、何かに背中を押されるように真っ直ぐに走っていく。
黄泉川「一方通行ぁー!」
一方通行「……!!」ハッ
黄泉川「なにてるじゃん。はやく来るじゃんよー」
芳川「」フリフリ
一方通行「……黄泉川! 芳川ァ!!」
黄泉川「駄目じゃん、急にいなくなったら」
芳川「行くわよ」
一方通行「黄泉川……なンともないのか?」
黄泉川「? 早くしないと、打ち止めが家で待ってるじゃんよ」
タッタッタ…
風がたなびく草原を、何かに背中を押されるように真っ直ぐに走っていく。
黄泉川「一方通行ぁー!」
一方通行「……!!」ハッ
黄泉川「なにてるじゃん。はやく来るじゃんよー」
芳川「」フリフリ
一方通行「……黄泉川! 芳川ァ!!」
黄泉川「駄目じゃん、急にいなくなったら」
芳川「行くわよ」
一方通行「黄泉川……なンともないのか?」
黄泉川「? 早くしないと、打ち止めが家で待ってるじゃんよ」
一方通行「……」
垣根『振り向くなよ』
一方通行「……」フルフル
芳川「一方通行、早く来なさい」
一方通行「あァ」
タッ、タッ、タッ…
トンネルの中で、足音が反響する。
ここへ来たときと同じように。
黄泉川「暗いから、足元気をつけるじゃん」
一方通行「……」
垣根『振り向くなよ』
一方通行「……」フルフル
芳川「一方通行、早く来なさい」
一方通行「あァ」
タッ、タッ、タッ…
トンネルの中で、足音が反響する。
ここへ来たときと同じように。
黄泉川「暗いから、足元気をつけるじゃん」
一方通行「……」
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