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    元スレP「クリスマス前日に、小鳥さんと遭遇してしまった」

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    タグ : - アイドルマスター + - 小鳥 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    <一人暮らしの質素なマンションに、小鳥が一人>

    小鳥「ふ…ふざけないで…」


    小鳥「ふざけないでよっ!!!」ガンッ




    小鳥「どうして…どうしてこんな…」


    小鳥「私はどうすればいいの…!?」




    小鳥「TVアンテナの故障って、どういうことよーーー!!!」

    2 :

    くぅ~生きる事に疲れましたw これにて人生完結です!
    実は、両親が誤ってって中だししてしまったのが始まりでした
    本当は生まれるはずじゃなかったのですが←
    ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのキモニートで挑んでみた所存ですw
    以下、僕の家族のみんなへのメッセージをどぞ

    「みんな、今までこの子と友達でいてくれてありがとう
    ちょっとオタクなところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

    「いやーありがと!
    >>1のキモさは二十分に伝わったかな?」

    「こんなのがお兄ちゃんなんてちょっと恥ずかしいわね・・・」

    「こんな奴と遊んでくれてありがとな!
    正直、夕飯時に言った私の早く死ねって気持ちは本当だよ!」

    ポチ「・・・ワン」フリフリ

    では、

    父、母、姉、妹、ポチ、俺「皆さんありがとうございました!」



    父、母、姉、妹、ポチ「って、まだ死んでなかったの!?
    改めまして、ありがとうございました!」

    本当の本当に終わり

    3 :

    ほう

    4 = 1 :

    小鳥「ええ、わかっていたわ、わかっていたわよ」

    小鳥「正直、明日のテレビ番組は厳しいって…」

    小鳥「だから、せめて明日は、明日ぐらいはDVDでやり過ごせるようにたくさんレンタルしてきた」

    小鳥「明日は何の日か失念したけど」

    小鳥「独身女が外を出歩いてはいけないという危険信号は感じているのよ」



    小鳥「いえ…いいわ。それはいい。今言えることは…」

    小鳥「さんま&SMAPのスペシャルが見れないってことが、一大事なのよ!!!」

    5 = 1 :

    小鳥「そもそも、今見ていた平清盛の最終回よ!」

    小鳥「正直、今年の大河の視聴率が低いって悪い評判だったけど」

    小鳥「正直私は好きでした」

    小鳥「なんというか、ここ最近は大河がトレンディードラマっぽかったのが気になってたのよね」

    小鳥「今年はそんな感じがなくて、久しぶりに大河らしい大河って思ってたのよ」

    小鳥「その最終回の大事な時に…ブチッと切られた私の気持ちが!!」


    小鳥「わからいでか!!!」ガンッ

    7 = 1 :

    小鳥(それにしても…)

    小鳥(主人公である清盛が早々に死んじゃったわね…)

    小鳥(清盛が家臣や兄弟たちに一言ずつ言伝をするシーンにはウルっときたわ)

    小鳥「でも…でもっ!!!」


    小鳥「そのあとのみんなバッタバッタと死んでいって」

    小鳥「バッドエナジー真っ盛りのタイミングで切ることないでしょう!?」

    小鳥「なになに、どういうこと!?プリキュアが来てくれるの?今私はバッドエナジーで満たされているわよ!」


    小鳥「はぁ」

    8 :

    これは長そうだな

    9 = 1 :

    小鳥(まあいいわ。大河は土曜日に再放送やってくれるもの。)

    小鳥(でも、さんま&SMAPは、再放送してくれない)

    小鳥「したとしても!再来年の正月空けて微妙な位置の再放送だわ!そんなの、最悪よ!!」


    小鳥「でも、そこでおとなしく引き下がる小鳥じゃないわよ…」

    小鳥「問い合わせたわよ、ええ当然お問い合わせよ!」

    小鳥「TVが見えてないのはわかっているわ。過去は振り返らない。大事なのは未来よ!」

    小鳥「それなのになぜ…なぜ……!」

    小鳥「『復旧見込みはつきません』ってなによー!!」バキドカッ

    小鳥「うぅ……」


    小鳥「毎年欠かさず、見ていたのに…。クリスマスの唯一の楽しみ……」

    小鳥(小鳥は、毎年欠かさず。この時期は暇でした)

    10 = 1 :

    小鳥(問題は、今、どうするか、ね)

    小鳥(借りてきたDVDは5枚。明日、ゆっくり一人で見ようと思ってた)


    ゴソゴソ


    小鳥(アベンジャーズ、ダークナイトライジング…アメコミ映画が最近流行りね。ついつい借りちゃったわ)

    小鳥(邦画も忘れてないわよ?三丁目の夕日、テルマエロマエ、宇宙兄弟)

    小鳥(『見たいみたい思ってて結局見れなかったよ~映画』2012年小鳥'sセレクション)



    小鳥(これを今見たら、明日はやることなくて、もっとさみしい思いを…)


    小鳥(じゃあ、今日はどうやって時間をつぶす…?)

    11 :

    安心しろぴよちゃん
    今日のさんまSMAPは微妙だ

    12 = 1 :

    小鳥(おとなしく寝ようかしら…それが一番得策な…)

    小鳥「う、うぅ、ダメだわ…っ!」

    小鳥「今日はお昼寝しすぎて…全然眠くない…!」


    小鳥「今日はカルピスサワー(500ml缶)とお徳用おつまみで、さんま&SMAPを観て過ごすという」

    小鳥「優雅な大人の夜を愉しもうと思っていたのに…」


    小鳥「はぁ……」


    小鳥「………」


    小鳥「………」

    13 = 1 :

    (キャッキャウフフ…)


    小鳥(防音がしっかりしたマンションだけど)

    小鳥(さすがに無音だとお隣さん?からの声が聞こえるわね…)


    小鳥(談笑ならまだマシだわ…明日は何かが軋むような振動音かもしれないわ)

    小鳥「だから、明日のDVDは、サラウンドヘッドホンで見るのです」


    小鳥「あの未来に生きてる感じのヘッドマウントディスプレイが欲しいわね」

    小鳥「『俺、この戦いが終わったら、ヘッドマウントディスプレイ買うんだ…』」


    小鳥「映画館で見てるような没入感に浸れるんだろうなぁ」

    小鳥「なんといっても3Dだしね3D!」

    小鳥「…レンタルのDVDまで3Dになるのかどうかはわからないけど」

    小鳥「どーせ見るのは私ひとりだけだし…ひとり……」


    小鳥「うぅ…ぐすっ…」

    14 = 1 :

    小鳥(ダメだわ、テレビもなしにこんな孤独空間にいては)

    小鳥(心がどんどん腐っていくわ)


    小鳥(あ)

    小鳥(心がどんどん萎れていくわ…)

    小鳥「そう!心の花が!」


    小鳥「……」

    小鳥「……」


    小鳥(なんというか、言葉のチョイス一つとっても、今の私って荒んでいることわかるわ…)


    小鳥(そういえば)

    小鳥(心の花がなんとかっていうプリキュアって、去年だったかしら)

    16 :

    小鳥さん、俺もひとりですよ

    17 :

    俺がいるじゃまいか

    18 :

    小鳥さんって可愛いよね

    19 = 1 :

    小鳥(…とりあえず、心が清らかになるようなDVDを追加で借りてこよう)

    小鳥(心が清らかになるってどんなのかしら。清らか…キュア…)

    小鳥(プリキュア?)

    小鳥(はぁ…。私ってどこで道を誤ったせいでプリキュアになれなかったのかしら)



    <生着替え中>

    小鳥(化粧どうしようかしら)

    小鳥(ちょっとそこのツタヤに行くだけだし、別にいいかと思うけど)

    小鳥(すっぴんで出るほどまだ女は捨ててないわよ…)

    小鳥(でも軽くでいいや)



    小鳥「うおっ!昼寝して放置してたせいでひどい顔!」

    小鳥(鏡見ておいてよかった……)

    20 = 1 :

    小鳥「寒っ!!」

    小鳥(今年はとみに寒いわね…)

    小鳥「はぁ…。」



    <徒歩5分、最寄りのツタヤ>

    小鳥(…思ったより、人はいないわね。)

    小鳥(この時間なら、まあ当然か)



    小鳥(さてと。何を借りようかな…)

    小鳥「……」



    小鳥「……」

    21 :

    三丁目の夕日と言ったら、花の名ですよ花の名!

    22 = 1 :

    小鳥(しまったわ……)


    小鳥(思い立ったDVDが、片っ端からレンタル中になっている…!)

    小鳥(どういうことなの?みんなクリスマスなのに予定無いの!?)

    小鳥(それともあれね、恋人同士がキャッキャウフフしながら、自宅で鑑賞して)

    小鳥(いいムードの恋愛映画とか見ながら、そのままその勢いでってこと…破廉恥な!)


    小鳥(でも、恋愛映画に限らず、どれもレンタル中か)

    小鳥(ドラマなんて、まず1話はないし、歯抜けの状態だわ)


    小鳥(旧作から探すかな、懐かしいの探せば見つかるでしょ)

    23 = 1 :

    小鳥(とりあえず目についたのは、相棒劇場版2、ベストキッド、シャーロックホームズ…このあたりかな)

    小鳥(旧作が80円とか、お財布に優しい良い時代ね)

    小鳥「…あれ?」

    小鳥(アルマゲドン2012…?アルマゲドンは知ってるけど、続編出てたんだ。じゃこれも)



    「小鳥さん?」

    小鳥「ピヨッ!?」

    24 = 8 :

    俺だ

    25 = 1 :

    P「やっぱり小鳥さんだ。こんばんわ」

    小鳥「ぷ、ププププロデューサーさん!?どうしてここに!?」

    小鳥(っていうか、私、こんな油断した格好に軽い化粧…!こんな姿見られたくなかった…!)

    P「会社の帰りです。今日は事務所には寄らない予定だったんですが」

    P「先方から書類受取っちゃったんで、持って帰るのもあれかなと。」

    小鳥「へ、へぇ~…」

    P「って、そんなつもりで訊いたんじゃないですよね?なんで俺がここにいるかって…」


    小鳥(ま、まさか、まさかまさか…私に会うために…!?)

    26 :

    支援は紳士のつとめ

    27 = 1 :

    P「どうせ明日休みだし、なんか適当に借りようと思って寄ったんです。」

    P「ここ、会社から近いですし、朝ちょっと遠回りすれば通勤途中で返却できますしね」

    小鳥「あ、そ、そうなんですか…あはは…」

    小鳥(自惚れも甚だしかったか)



    P「でも、やっぱり連休中だから厳しいですね。ほとんどレンタル中」

    小鳥「何か、見たいものあったんですか?」

    P「んー、これといって決めてたわけじゃないんですけど…」

    P「あ、これ。テルマエロマエ。気になってたんですよね。面白いって評判じゃないですか」

    小鳥「あー、これは人気だから、仕方ないですね…」

    28 = 21 :

    P「いやあ、彼女と二人きりで俺の部屋でDVD見ようと思って」

    29 = 1 :

    小鳥(ん?)


    小鳥(テルマエロマエは2012年小鳥'sセレクションに含まれていたような…?)

    小鳥(う~~ん、イマイチ自信ない…っていうか…)

    小鳥(最近プロデューサーさんの前だと、妙に緊張するな…)



    P「小鳥さんは何を借りたんですか?」

    小鳥「て、適当に見つけたものをちらほらと…」

    P「へえー、見せてもらっていいです?」

    小鳥「…っ!」

    30 :

    ピヨちゃんのかわいさが留まるところを知らない

    31 = 21 :

    プリキュアを借りようとしているのを見られる小鳥さん

    32 = 1 :

    小鳥(ち、近い!近いよプロデューサーさんっ!)


    P「ああ、ベストキッド!これ、ジャッキーチェンのほうですね。」

    P「俺、昔のほうは知ってるんですよ。こっちはまだ見てないなぁ」

    小鳥「そ、そうなんですか!あはは…」

    小鳥(近い近い近い近い近い近い近い)


    P「小鳥さんのチョイスって意外と渋いですね」

    P「もっと恋愛ものとか好きかと思ってましたけど」

    小鳥「そ、そうね…今日はそんな気分だったので」


    小鳥(こんな時期に恋愛ものとか自殺行為よ)

    33 :

    ピヨ

    34 :

    小鳥さんのおばさん臭い下着が肩口からチラ見えしてるで

    35 = 1 :

    P「う~ん、ベストキッドも小鳥さんので最後か。こりゃ、おとなしく今日は帰るしかないかな」

    小鳥「……え」

    P「それじゃ、俺帰りますね。小鳥さんも、夜遅いんで、気を付けて」

    小鳥「………」

    P「今週で、もう今年も仕事納めですしね。気合入れて頑張りましょう!」

    小鳥「………」

    P「小鳥さん…?」

    36 = 1 :

    P「すいません…なんか、プライベートだったのに、お邪魔でしたよね…」

    P「じゃ、じゃあ、これで!小鳥さんおやすみなさい!」

    小鳥「………」


    『ありがとーございましたー』


    小鳥「………」


    小鳥「…馬鹿。」


    小鳥(プロデューサーさんの…馬鹿。)

    小鳥(私も…馬鹿)

    37 = 11 :

    ピヨピヨ

    38 = 1 :

    『ご返却は来週日曜日の午前10時までとなりまーす、ありがとーございましたー』


    小鳥(はぁ…。なんか、テンション下がっちゃった)

    小鳥(お酒…多めにしよう…)


    ヴヴヴ…


    小鳥(電話?)

    小鳥(まさか、プロデューサーさん!?)

    小鳥「も、もしもし!?」

    39 = 30 :

    音無・・・痛恨っ・・・痛恨の・・・スルー・・・

    40 = 1 :

    小鳥「………」

    小鳥「………」

    小鳥「も、もういいです…。…。」


    小鳥「もういいですってば!!!」


    小鳥「うっ…う…」


    小鳥(『アンテナ復旧が明日』とか、そんなのどうでもいい…)

    小鳥(なんで今日に限って、こんな…)



    P「こ、小鳥さん…?」

    42 = 1 :

    P「なんか小鳥さんの大声が聞こえた気がしたんですけど…どうしました!?」

    小鳥「う…プロデューサーさん…」

    P「小鳥さん…泣いて…?」

    小鳥「ぷろでゅーさーさんっ!!」

    P「こ、小鳥さん一体…!?」

    小鳥「うっ、ぐすっ…うえええ~~~ん」


    P(どうしちゃったものか…)

    43 :

    44 = 1 :

    <まさかの小鳥、プロデューサーを持ち帰り成功!>

    P「あの、落ち着きました?」

    小鳥「ぐすっ…はい…」

    P「いきなり泣き出すからびっくりしちゃいましたよ…」


    小鳥「すいません、なんかちょっと嫌なことが重なっちゃって」

    P「……。あの」

    P「差し出がましいと思いますけど、もし何かあるんだったら、俺でよければ相談に乗りますよ」

    小鳥「プロデューサーさんが…?」

    P「ええ。」

    小鳥「それは…ダメです。プロデューサーさんには…」

    P「…そ、そうですか。すいません深入りして」

    小鳥「……。」

    P「……。」

    45 = 1 :

    P「でも…でも俺」

    P「小鳥さんの力になれるんだったら、いつでも助けますから」

    P「だから、なんでも、頼ってください。」

    小鳥「プロデューサーさん…。」


    小鳥「プロデューサーさんは、酷いですね」

    P「え?」

    小鳥「そういう優しさ、辛い時だって、あるんです…」

    小鳥「ごめんなさい、酷いこと言っているってわかっているんですけど…うっ…」


    P「小鳥さん…」

    46 = 30 :

    そりゃ酷いわ

    47 = 1 :

    小鳥「なんでも、っていうのは無責任ですよ」

    小鳥「なんでもっていって、できなかったら、どうするんですか」

    小鳥「助かると思って、助けられなかったら…どうするんですか」


    P「できないなんて、ないですよ」


    P「確かに、出来ないこともたくさんあります。俺一人の力じゃできないことなんて、たくさんある」

    P「でも、【何もできないこと】だってないんです。何かできるんです。」

    P「些細なこと、気休めなことかもしれない。でも何もしないよりは、何かするんです」

    P「何かすることで、別の方法から見つかる何かもある。最善じゃなくても、今より、良くなる方法」

    P「そういう意味では、俺はなんでもやりますよ。助けますよ。小鳥さんなら。」


    P「って、ちょっとカッコよすぎですかね…ガラになく。あはは…」

    小鳥「プロデューサー…さん…」

    48 :

    惚れてまう

    49 = 33 :

    ピヨちゃんピヨピヨ

    50 = 1 :

    小鳥「……。今、テレビのアンテナが壊れてるらしくて、映像映らないんです」

    P「テレビ?」


    カチカチッ

    P「ホントだ。信号が無い。テレビ本体は問題なさそうですが…」

    小鳥「今、さんま&SMAPの特番やってるんですよ。でも、見れなくて」

    小鳥「毎年欠かさず見てるのに、今年だけ見れなくって。」


    小鳥「例えば、そんなこと言われたって、プロデューサーさんはどうしようもないですよね?」

    小鳥「過ぎた時間は取り戻せない。そんなこと相談されたら、どうします…?」


    P「え?なんとかなりますよ?録画したDVD渡しますか?」

    小鳥「え」


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