元スレP「だからあんたは、高木社長と袂をわかったってのか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
151 = 84 :
152 :
おいおいまだか?
153 = 15 :
保守ありがとう
そろそろ書く
154 = 84 :
155 = 80 :
ほ
156 = 84 :
157 = 15 :
小鳥「……」
P「……」
小鳥「……だったら、あたしはどうすればよかったんですか……?」
小鳥「あたしが起こした事故のせいで、みんなの幸せを、壊してしまったんですよ」
小鳥「お母さんと高木社長と黒井さんの夢を壊したのも、二人が不仲になったのも、全部、あたしが悪いんです」
小鳥「あたしは、どうすればよかったんですか……?」
158 :
俺「笑えばいいと思うよ 」
159 = 15 :
P「……」
P「音な……」
黒井「音無小鳥」
P「!」
小鳥「く、黒井さん……」
黒井「久しぶり……だな」
160 = 15 :
P「黒井社長……」
黒井「話は聞かせてもらった……」
小鳥「黒井さん……」
黒井「音無小鳥、いや、音無くん……」
黒井「……すまなかった!」
162 = 15 :
小鳥「く、黒井さん……」
P(黒井社長が頭を下げるなんて……)
黒井「本当にすまなかった。こんなにまで、キミを追いつめさせてしまったのは、私の責任だ」
小鳥「そ、そんな……謝らないでください!黒井さんはなにも悪くありません!」
黒井「私がきみたちのもとを離れたのは、きみたちのせいじゃない。私の弱さが原因なんだ」
163 :
黒井社長は悪い人だけど配下には高潔って最近のDrドゥーム的なイメージ
164 = 15 :
???「黒井……それはおまえだけのせいではない」
P「!……しゃ、」
小鳥「社長!」
黒井「高木……」
高木「……音無くん」
小鳥「どうして……」
167 = 15 :
高木「キミのウソは見抜いていた……だが、どう声をかけてやれば、キミを救うことができるのか、私にはわからなかった」
高木「プロデューサーくん、キミにこの役を押し付けてしまったこと、すまなかった……」
P「社長……謝らないでください。オレは、自分の意志でここへ来たんですから」
高木「ありがとう……」
高木「黒井ばかりに謝らせるわけにはいかんな。私も、本当にすまなかった」
小鳥「社長……」
169 = 15 :
高木「あの日……」
高木「私は……キミを失うのが怖かった……」
高木「キミのお母さんを失い、夢を失い、そして、キミを失うのが怖かった……」
高木「あの幸福の日々を、失ったなど、信じたくなかった」
高木「キミを言葉で縛りつけて、私の近くにいさせ、過去の栄光にすがった……」
高木「それが、キミを傷つけると分かっていたのに……」
171 = 84 :
お?
172 = 15 :
黒井「私は、あの日を忘れたかった……」
黒井「過去も、未来も、なかったものとしたかった」
黒井「765プロを目の敵にしたのも」
黒井「あの日々を、知っているキミたちの存在を感じるたび、あの日逃げ出した自分と向き合わなければならなかった」
黒井「だから、キミたちの存在を抹消してやろうとした」
黒井「そんなことしたところで、過去が消えるわけではないのにな……」
175 = 15 :
高木「過去を忘れて生きるなど、そんなことできるわけがなかった」
黒井「若かった私たちにはそれが理解できなかった」
黒井「音無くん……キミは自分のせいで私たちが不仲になったのだと思っているのなら、それは違うのだ」
高木「私達の弱さが、原因なんだ……」
黒井「だから、そのことで、自分を責めるのはもう、やめなさい」
177 = 18 :
帰宅
178 = 18 :
ま?
179 = 15 :
小鳥「でも、あたしが……あの事故を起こさなければ、二人が遠ざかることもなかったし」
小鳥「二人が自分の弱さをさらけ出して苦しむこともなかったはずです……」
黒井「私は、キミを恨んだりしていないよ」
高木「私も、キミを恨んでいない」
高木「キミのお母さんだって、恨んだりしていないさ」
高木「たとえ恨んでいたとしても、あの地獄を苦しみぬいた自分の娘を、許さない母親などいないさ」
高木「それにキミのお母さんは、そんな人ではなかっただろう?それは、キミが一番よく知っているはずだ」
180 = 15 :
高木・黒井「だから、もう、自分を」
高木・黒井「許してあげなさい」
小鳥「……!」
183 = 15 :
小鳥「……」
小鳥「う、うううう……ううううううう……」
黒井「すまなかった、本当にすまなかった」
高木「今まで、本当によく頑張ってくれた」
小鳥「ううううう……」
P「……」
186 = 15 :
―――――――――そして
高木「では、帰るとしようか」
P「ええ、オレ、タクシー拾ってきます!」
高木「ああ、頼む」
P「では……」タッタッタッ
黒井「私は失礼する」スタスタ
高木「黒井!……今度、酒でも飲まないか」
黒井「ふざけるな、765プロと961プロ、私たちは敵同士だ」
187 = 18 :
か!
188 = 15 :
小鳥「……」
高木「……」
黒井「……だが、まあ……昔馴染みというのであれば、飲んでやらんこともない」
高木「……フ、そうか」
黒井「……さらばだ」
189 = 15 :
P「こうして、すべて終わったかに丸く収まった
かに見えた……」
律子「プロデューサー!!今どこにいるんですかああ!!」
P「ああ、仕事、すっかり忘れてたあああ!!」
P「その日、オレは律子やアイドルたちに散々怒られた……」
190 = 18 :
ふ?
191 = 15 :
P「そして、その後、10年越しの和解をした高木社長と黒井社長は」
P「本当にときどきとは黒井社長の談だが、一緒に飲みに行くようになったらしい」
P「音無さんも、一緒に」
P「そして音無さんは、今も事務員として765プロで働いている」
P「誰にも遠慮しない、屈託のない笑顔を見せるようになって」
192 = 15 :
小鳥「じゃあ、みんな、いってらっしゃい!」
みんな「いってきまーす!」
P「よし、じゃあいくか!」
小鳥「プロデューサーさん、みんなも、激務でつらいでしょうけど、体には気を付けてくださいね」
P「わかってますって!みんなをトップアイドルにするためにも、倒れてるヒマなんてありませんよ!」
P「765プロォオオオオオオオ!ファイトオオオオオオオオオオオ!!」
終わり
194 = 92 :
乙です 緑色の髪が映える綺麗な事務員さんはメインヒロインでしたね♪
196 = 99 :
乙、ピヨちゃんあいしてる
197 = 15 :
見てくれた人、保守・支援してくれた人、本当にありがとう
初めて書いたけど、即興難しすぎワロタ
198 = 163 :
乙です
黒井社長って高木社長別にそこまで嫌いとは思えないからこういう話を見てみたかった
みんなの評価 : ☆
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