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    元スレ咲「私と京ちゃんが」京太郎「付き合ってるって噂が流れてる……?」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    51 = 10 :

    長野県内だけなのか全国まで伝わるのか

    52 = 14 :

    桐生「くそっ・・・!こんな球じゃダメだ!」
    松下「おい、どうしたんだよ!いい球来てるぜ!」
    桐生「松下・・・俺は決め球がほしい・・・誰にも打たれない最強のボールが投げたいんだ!!」
    松下「桐生・・・」
    監督「投げてみるか?」
    桐生「監督!?そんなボールがあるんですか!?」
    監督「ああ・・・だが失敗したらお前はもうピッチャーができなくなるかもしれない」

    54 = 1 :

    透華『もしもし。どうしたんですの蒲原さん』

    蒲原『ワハハ、いや宮永咲の彼氏の話知ってるかと思ってな』

    透華『み、宮永咲に彼氏ですって!?』

    蒲原『同じ麻雀部の一年の、須賀京太郎という男と付き合ってるそうだ』

    透華『し、信じられませんわ……あの子に……』

    蒲原『しかも近所に住む幼馴染、朝晩におはようとおやすみのキスをする仲……だっけ、ゆみちん?』

    ゆみ『え? あぁ……そんな感じ……だったかな?』

    透華『キ、キス!?』

    蒲原『あと宮永咲は彼氏に麻雀を教え、彼氏からは別のことを教わってる……だったかな?』

    透華『べ、別のことって何ですの!? 一体何なんですの!?』

    55 = 14 :

    桐生「それでも・・・」
    監督「・・・」
    桐生「それでも俺は魔球が投げたい!!教えてくれよ監督!!」
    監督「いいだろう。お前、メジャーリーグって知ってるか?」
    桐生「メジャーリーグ・・・野球の本場アメリカにあるプロリーグだろ?」
    監督「そうだ、そこにロイ・クライシスという選手がいてな」
    桐生「ロイ・クライシス・・・」

    56 = 1 :

    「どうしたんだ、とーか? 茫然として」

    透華「み、宮永咲にイケメンの彼氏が……」

    「彼氏ぃ? あんな地味そーな奴にか?」

    智紀「…………」カタカタ

    透華「しかも家が隣同士で、毎日朝晩におはようとおやすみのキスをしていて……」

    「へぇ、ラブラブだねぇ」

    透華「そして、彼女は麻雀を教え、彼氏から別のことを教わっているって……」

    「べ、別のことって……」

    智紀「…………」カタカタ

    透華「きっと『京ちゃんのリー棒で、私を嶺上開花させて……』とか言ってるんですわ……ふ、不潔ですわ!」

    「透華、何言ってるのさ……」

    「どういう意味だ?」

    「あー……衣にはまだ早い」

    「むぅ」

    57 :

    透華www

    58 = 18 :

    さすがとーか

    59 = 14 :

    監督「そのロイ・クライシスが投げているボールだ。向こうでも魔球と呼ばれているらしい」
    桐生「メジャーリーガーの決め球か・・・いいねえ・・・」
    監督「よし、では早速特訓だ!このボールはカーブを基にした変化球だ!」
    松下「カーブか・・・確かに桐生にはピッタリかもな」
    監督「カーブは投げる時に強い回転をかける。この魔球はその時に何倍もの回転をかけることで生まれるらしい」
    桐生「それで、どんな魔球なんだ?」
    監督「実際に見たことがないので詳しくは知らんが・・・インパクトが強すぎて見ただけでわかるらしい」
    桐生「そうか・・・よし!今日から練習だ!」

    60 = 1 :

    「まぁ、プライベートな問題だし、あまり関わったり広めたりはしない方がいいと思うよ」

    透華「そ、それもそうですわね……」

    智紀「……ごめん、手遅れ」

    「え?」

    智紀「今、各地の麻雀部のネット友達にチャットで言っちゃった……うちの代表校の大将はかくかくしかじかって」

    「と、ともきー……」

    「おいおい……その話、全国に広まりかねないぜ。気の毒に」

    智紀「ごめん。祝福してくれる人は多いにこしたことは……ってことで」

    透華「わ、私は何も知りませんわ……」

    「?」



    その後、咲と京太郎の噂は、恋愛事に興味津々のお年頃である女子高生雀士達の気を引いた。

    前年度大活躍した龍門渕を破ったということもあり、またたく間に噂は広まっていった。

    61 :

    ふぅ~む

    62 = 14 :

    そして特訓を続けた桐生
    しかし魔球はなかなか投げれなかった
    結局習得できないまま夏の大会を迎えることとなった
    1回戦から順調に勝ち進み、決勝に進出した
    決勝の相手は、最強世代と呼び声高い水橋東高校
    プロ注目の4番、宮雲(みやくも) 三兵(さぶへい)率いるレベルの高いチームだ
    試合は終盤までに3点を加えた零冥が有利に運んだ
    そして9回裏、あとは桐生が抑えれば勝利、甲子園出場だ

    63 :

    ピンクまだ出てないな

    64 :

    お姉ちゃんショック死

    65 :

    まさかともきーが大戦犯とはw

    66 = 14 :

    しかし桐生の頭の中では別のことが浮かんでいた
    俺はこのままで全国で通用するのか―――
    魔球を覚えられなかったショックを引きずっていたのだ
    何とかツーアウトをとったが、そのショックから満塁にされてしまう
    そしてバッターボックスには宮雲・・・
    ホームランで逆転サヨナラ・・・絶体絶命のピンチだ
    桐生は強気に攻めたが宮雲にどのボールもファールにされ粘られてしまう・・・

    67 :

    ええな

    68 = 1 :

    久保「池田、妹さん達の世話は大丈夫なのか?」

    池田「あ、コーチ。大丈夫です、文堂達に頼んでありますんで」

    久保「そうか。全国の強豪を間近で見られるのはいい経験になる、しっかり勉強しろよ」

    池田「はい。清澄にも頑張ってもらいたいですね」

    久保「そうだな。清澄の大将も、彼氏の件で気合い入ってるだろうしな」

    池田「あ、コーチもそのこと知ってるんですか?」

    久保「最近聞いた。どうやら、全国的に有名らしいな」

    池田「へ? 全国的に?」

    久保「あぁ。なんでも清澄が優勝したら逆プロポーズするそうじゃないか」

    池田(にゃにゃっ!? か、華菜ちゃんそんなこと言ってないし!)

    69 = 14 :

    桐生「くそっ・・・投げる球がねえ・・・っ!」
    ついに追いつめられた桐生、しかしあるボールが頭をよぎる
    ―――魔球
    桐生「フフフ・・・そうだ、俺にはまだ魔球があるじゃないか!」
    宮雲「(魔球・・・?ハッタリを・・・)」
    そして振りかぶった桐生、その眼にはもう、迷いはなかった

    70 = 14 :

    ギュルルルルルルルル!!
    桐生の手から放たれたボールはものすごい回転をしている
    桐生「いっけええええええええ!!!!!」
    宮雲「なんだこれは!?カーブ!?いや・・・」
    そしてその瞬間、ボールは大きく曲がり・・・黒色に変化した
    宮雲「黒い・・・カーブだと!?」
    桐生「これが魔球・・・ブラックカーブか―――」
    ストライークバッターアウト!!!!
    審判の声が球場に鳴り響く
    ものすごい大歓声だ こうして最後の夏も甲子園出場が決定した

    71 :

    男が出ると荒れるこの分かりやすさ

    72 = 14 :

    零冥高校の初戦の相手は冬見学院高校
    伊達、桐生、松下の三者連続ホームランなどもあり17-0の圧勝
    猿村が完封
    2回戦も猿村が先発し、6回無失点で森川にマウンドを譲った
    打線は大山、堂山のタイムリーなどで得点を挙げた後、打者2順の猛攻で突き放した
    3回戦以降はすべて桐生が先発することになった

    73 :

    キャプと池田なら有り得るから困る

    74 = 73 :

    >>71
    別にそういうんじゃない
    既に粘着のレベルだし

    75 = 14 :

    桐生が初めて甲子園でブラックカーブを投げた瞬間、甲子園は一瞬静まり返った
    しかし、すぐにまた大歓声に包まれた
    桐生が最速157キロのストレートのスライダー・フォーク・チェンジアップを武器に
    相手打線を翻弄 さらに要所でブラックカーブを投げることによって手が付けられなかった
    3回戦準々決勝で連続完全試合を達成した桐生
    そして準決勝の相手は広島高校
    田舎の公立校で、守備のいいチームだった
    日本中の誰もが番狂わせを期待した
    しかし今日の桐生は運の悪いことに絶好調だった

    76 :

    伝言ゲームってなんで正確に伝わらないんだろうな

    77 :

    さるさん気にしなくていいな
    どんどん投下してくれ

    78 :

    なんで女子高生に彼氏がいたぐらいで大騒ぎになるんですかね…

    79 = 30 :

    そろそろポンコツてるてるが飛んでくる頃

    80 :

    基本レズしかいないからじゃないかな

    81 = 1 :

    久保「しかし、脱衣麻雀というのは年齢的にいかがなものかと思うがな」

    池田(ちょ、ちょっと待つし! 何だか尾ヒレがつきまくってるし!)

    久保「わずかながら教育に携わる者としては、一言注意しておきたいが……他校の生徒ということを考えると、どうもな」

    池田「…………」ダラダラダラ・・

    久保「まぁ、それはそうと気を付けて行ってくるんだぞ、池田」

    池田「は、はい……」

    池田(か、華菜ちゃん、知ーらない……)

    82 = 14 :

    ここで一旦、零冥高校のオーダー紹介
    1 (中)佐中 零冥の切り込み隊長 走攻守三拍子揃った選手でプロ入り確実
    2 (右)雲園 バント成功率100%の天才 遠投160メートルの肩も注目
    3 (遊)伊達 2年生ながら打力ではチームトップクラス 守備も抜群でここまでエラー0 将来のドラ1確定
    4 (投)桐生 言わずと知れた怪物 1位指名確定
    5 (捕)松下 桐生を支える零冥の頭脳 チャンスに強く、パンチ力のある打撃も注目 遠投150メートル ドラ1確実
    6 (一)大山 非凡な長打力を持つ2年生 荒削りだが、パワーだけならチームトップ
    7 (三)早島 守備職人 足が速い
    8 (左)堂山 将来のエース候補 1年生でレギュラーを掴んだ天才肌の選手
    9 (二)古村 50メートル5秒5の俊足に加え、シュアなバッティングも注目
    2番手 猿村 Max150キロの直球と切れ味鋭いスライダーとシンカーが持ち味 コントロールはプロでもトップクラス
    というわけで再開します

    83 = 18 :

    さすがにそんな変な世界じゃない

    84 = 42 :

    >>78
    もし君に女子高生の彼女がいたら大騒ぎするだろ?

    85 = 14 :

    27奪三振完全試合―――
    しかも広島高校の打者はバットに1度もかすりさえしなかった
    こうして最高の形で決勝に弾みをつけた形となった
    決勝の相手は帝国高校・・・零冥高校と同等の戦力だと言われている高校だ
    今大会は史上最高クラスにレベルが高い大会ともっぱらの噂だ
    帝国高校はエース橋田と4番の桑山がドラ1確定の怪物で、接戦になるというのが戦前の予想だった

    86 = 14 :

    予想通り、決勝戦は白熱した試合展開となった
    3回までは両者ノーヒット
    試合が動いたのは4回だった
    4回表、死球にサードのエラーが重なり、1点を先制された
    しかしその裏、桐生の女房、松下がバックスクリーンにホームランを放ち同点
    球場は大盛り上がりだった

    87 = 7 :

    ハーレム豚「流石にそんな変な世界じゃない(ブヒッ」

    89 = 1 :

    「さて、いよいよ明日から始まるのね……全国が」

    優希「楽しみだじぇ!」

    「……ところで、何だか私たち注目されてませんでしたか?」

    京太郎「あー、そういえばそんな気がしたな……咲と一緒に買い出しに行った時、やけにジロジロ見られたよ」

    まこ「抽選くじを引いた時も、姫松以上に大盛り上がりじゃったのう……」

    「全国的には無名のはずなんだけど……何でかしらね」

    「龍門渕を破ったから……というだけとは思えませんね、あれは」

    優希「きっと、のどちゃんのおっぱいが大きいからだじぇ!」

    「それは絶対、関係ありません……」

    90 = 14 :

    その後は再び投手戦
    しかし9回表・・・悪夢は待っていた
    カキーン!!鋭い打球音が聞こえる
    帝国の4番、桑山の打球はライトスタンドに突き刺さった
    肩を落とす桐生、しかし桐生は成長していた
    松下「次の攻撃で俺たちが決めればいいんだ!」
    桐生「ああ!」

    91 = 14 :

    次の攻撃は1番の佐中から・・・一人出れば俺に回る
    しかしあっさりとツーアウトをとられてしまった
    名瀬「5連覇の夢が・・・こんなところで・・・」
    伊達「桐生先輩は俺たちをここまで引っ張ってくれたんだ・・・今度は俺が恩返しする番だ!!」
    カキーン!! レフト前ヒット
    観客「うおおおおお!!!」
    ウグイス嬢「4番ピッチャー桐生君!」

    92 = 64 :

    常識的に考えれば
    なにも噂がなくても全国屈指の怪物を倒した超新星がイケメンと並んで歩いてたら注目されるわな
    やはり彼氏という概念が薄い世界なのか

    94 :

    >蒲原「あぁ。合宿の時に部長同士交換したんだ」

    ……部長?

    95 :

    >>94

    96 = 14 :

    俺はここまで橋田から3安打していた
    だから正直打つ自信はあった
    しかしその打席の橋田は今まで以上に気迫があった
    ―――抑えられる・・・そう思った時にはもう遅かった
    しかし、俺の体は、橋田の決め球高速スライダーにびっくりするぐらい素直に反応していた
    カキーン!!
    俺がとらえた打球は、レフトスタンドに吸い込まれていった・・・
    監督「本能が理性を上回った瞬間・・・か・・・」
    桐生翼の甲子園成績 .833 7本 56打点 0.21 4勝0敗 95奪三振

    97 = 8 :

    >>94
    鶴賀の部長は蒲原ですが・・・

    98 = 61 :

    実際のどっぱいも絶対注目されちゃうよねあれ・・・

    100 = 1 :

    池田「おっ、清澄じゃないか。明日は頑張るし」

    「あら、風越の池田さん。遠くまで応援ありがとう」

    優希「お疲れだじぇ、池田!」

    池田「さんをつけろ、さんを……って、み、宮永咲っ!」

    「え……何でしょうか?」

    池田「あ、え、えーと……その……何というか、大変なことになってしまったな……」

    「大変……? ま、まぁ全国で戦うのは大変だとは思いますけど……」

    池田「……ん?」

    京太郎「…………」


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