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    元スレあずさ「飲み屋あずさ」

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    51 = 1 :

    あずさ「そういえば美希ちゃんはどうやってここを知ったの?」

    美希「あ、デコ…社長から聞いたの」

    あずさ「え?社長?」

    美希「うん、水瀬伊織…デコちゃん」

    あずさ「……え…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?しゃ、社長になっちゃったの伊織ちゃん!?」

    美希「そうなの、ミキが乗ってる雑誌の社長…でも雑誌だけじゃなくてお化粧品とかお洋服とか、そういう女の子の求める物を全部揃えてる会社の」

    あずさ「し、知らなかったわ…何も言わずに言っちゃうんだもの…」

    美希「だからミキ、社長に雇われて嬉しいんだけど…その社長の下の人達がダメダメなの…あー…やってらんなーい」

    あずさ「……とりあえず飲んじゃう?」

    美希「うん…お願いするの」

    あずさ「それじゃあ最近流行ってるらしいマッコリにしようかしら」

    美希「……やっぱりミキ…モデルよりもアイドルの方がいいなあ」

    あずさ「そうね…美希ちゃんは確実にモデルよりもアイドルの方がいいわ」

    美希「………」

    52 = 1 :

    美希「でもハニーが居ないアイドル活動なんて……ミキには考えられないの…今でも」

    あずさ「……そう…」

    美希「何でハニー…事務所やめちゃったのかな」

    あずさ「……はい、マッコリ一丁」

    美希「ん…ありがとうなの」

    あずさ「私も飲んでみたけどクセが強い気がしたわ、でも結構まろやかで好きな人は好きそうなお酒ね」

    美希「……うん…ミキは嫌いじゃないな」コク…

    あずさ「そ、よかった」

    美希「あー…お仕事って何でこんなに辛いんだろう…あの頃はとっても楽しかったのになあ」

    あずさ「そうよねえ…でも私は今の仕事が楽しいけど」

    美希「ふーん…じゃあミキもあずさのお仕事手伝っちゃおうかなあ」

    あずさ「ふふ、私は大歓迎だけどミキちゃんやってみる?結構疲れるわよ?」

    美希「……やっぱりやめておくのー」コクコク…

    あずさ「もうミキちゃんったら、少しだけ期待してたのに」

    53 = 1 :

    訂正訂正
    あずさ「ふふ、私は大歓迎だけどミキちゃんやってみる?結構疲れるわよ?」
    あずさ「もうミキちゃんったら、少しだけ期待してたのに」

    あずさ「ふふ、私は大歓迎だけど美希ちゃんやってみる?結構疲れるわよ?」
    あずさ「もう美希ちゃんったら、少しだけ期待してたのに」


    気づかなかった…

    54 = 4 :

    美希はかわいい

    55 :

    支援は紳士の務め

    56 = 1 :

    美希「それじゃあ逆に、あずさもモデルをしてほしいの」

    あずさ「うーん…私がモデルかぁ」

    美希「あずさのおっぱいならきっと上手くやれると思うの…」

    あずさ「いや、そんなこともう出来る歳じゃないわよ…でもこのお店を畳むことになっちゃったら考えておこうかな」

    美希「本当に?」

    あずさ「本当本当、だからそれまでに美希ちゃんもモデル頑張ってね」

    美希「うん……はぁ~…あずさが来てくれるまでミキは何を糧に頑張ればいいんだろう…」

    あずさ「ふふ、私でよかったらいつでも来ていいからね」

    美希「……うん!」

    あずさ「それじゃあ私も飲んじゃおうかな」

    美希「それはダメ!あずさが飲んじゃったら太っちゃうの!太ったらモデルできないの!」

    あずさ「……よぉーし、今日は飲んじゃうわよー」

    美希「あ、あれ?あずさ?どうしてそんなに顔が怖く…」

    あずさ「美希ちゃんも付き合ってもらうわよ~」ニヤニヤ…

    美希「っ!こ、来ないでほしいのぉぉぉ!!!」

    57 = 1 :

    ―――
    ――


    あずさ「はぁ…最近は飲んでばっかりだなあ」

    あずさ「売り物のお酒まで飲んじゃって…請求なんて出来ないし…はぁ…」

    あずさ「………」

    あずさ「うーん…何だか体も重いようなダルイような…」

    あずさ「お昼前まではお客も来ないし…お医者さんのところに行こうかしら」

    あずさ「はぁ…仕事を優先するなら自分の身をまず確認しないといけないし」

    あずさ「よし、行かないと…」

    59 = 58 :

    こないだ気づいたら落ちたな

    60 = 1 :

    病院

    あずさ「ふぅ…」

    あずさ「………」

    あずさ(どうしましょう…迷って歩いている間にいつの間にかダルさが無くなっちゃった…)

    あずさ「今更行っても仕方ないわよね…帰りましょ…というかやっぱりただの二日酔いねきっと…」

    ???「あれ?もしかしてあずささんですか?」

    あずさ「?……どちら様でしょうか…?」

    真美「ふふ…真美だよ真美、あずさお姉ちゃん」

    あずさ「えっ…ま、まさか真美ちゃん!?」

    真美「そだよー、ていうか気づいてくれなくて超ショックだったんだけど」

    あずさ「いや…何だか面影があるようでないような…でもとってもキレイになったわぁ~」

    真美「へへへ、褒められて悪い気はしないな~」

    61 = 1 :

    あずさ「でも突然あんな話しかけられ方をされたら分からないわよ」

    真美「真美だって流石に常識に則って生活してるんだよ~?」

    あずさ「まあそうよね…けど本当に分からなかったわ…変わっちゃったのね」

    真美「いやあ、子供のままでいたかったよ…でも現実を見据えなきゃいけない時が来てしまってね…」

    あずさ「ふふ…確かにその外見で昔の喋り方だと逆に不自然ね…真美ちゃんも現実を受け止めたのね」

    真美「受け止めたって…あずさお姉ちゃんから見た真美って一体……それに普段はもっと知的な話し方なんだよ~」

    あずさ「へぇ~…それは見てみたいわね」

    真美「きっと度肝を抜かれるぜ~、お医者さん見習いだからもっと難しい専門的な話だってできるんだぜ~」

    あずさ「お医者さん……うん、白衣姿似合ってるわ」

    真美「そうっしょ?昔は派手なのを着てたから今じゃあこういうのが新鮮なもんで…」

    あずさ「……そういえば亜美ちゃんは?」

    真美「ああ、亜美なら今お昼ごはん買ってきてるよ~」

    62 = 1 :

    亜美「で、亜美が買いに行ってる時に真美だけあずさお姉ちゃんとお話ですか」

    あずさ「!亜美ちゃん!まあまあ、キレイになっちゃって」

    亜美「へへへ…突然ベタ褒めしないでほしいなぁ」

    あずさ「あ~…もうあの時一緒にユニットを組んでいたあの女の子はこんなに成長しちゃったのね…」

    亜美「ふっ…病院前で泣かないでくれよ姉ちゃん、変な噂立てられるからな」

    真美「それじゃあ流石に戻ろうか、時間もヤバめだし」

    あずさ「あら…ごめんなさい、迷惑掛けていたかしら…」

    真美「そんなことないよ、丁度休憩時間だったし」

    亜美「そうそう、それにあずさお姉ちゃんに会えただけでもうお昼ご飯さえいらない感じ~」

    あずさ「?…どういう意味?」

    亜美真美「にっひっひっひっひ…こういう意味ぃ!」ムギュッ

    あずさ「きゅあっ!も、もう!コラー!」

    亜美「へへへー、あずさお姉ちゃんのメロンご馳走様でした~、またねあずさお姉ちゃん!」タッタッタ…

    真美「後りっちゃん達から聞いてるよー、お店暇できたら行くからねー!その時はメロン以外のおいしい物頼んまーっす!」タッタッタ…

    あずさ「……はぁ…成長したのかしてないのか…あの子達ったら」

    63 = 1 :

    あずさ「いい物見れたけどまた帰り道で時間潰しちゃったわ…はぁ~、いつになったら道を覚えられるのかしら…」

    あずさ「……早くお店の支度しないと…」

    あずさ「………」

    あずさ「皆変わっちゃってるのね…中身はあの頃と同じところがいっぱいだけど環境が劇的に変わっていってて…」

    あずさ「もう昔の仲間たちがお互いの環境に入り込めないような…」

    あずさ「………」

    あずさ「何を言ってるのかしらね私…最近は考え事も多くなったし…」

    あずさ「……お店開けないと」カラカラ…

    ???「こんばんわ!あずささん!お久しぶりですね!」

    ???「……こんばんわ、ご無沙汰しています」

    あずさ「……あ、あなた達は…」

    64 :

    トムとジェリー!

    65 = 1 :

    「「乾杯っ」」

    春香「っはぁ~…これのために頑張ってるもんですよー」

    千早「春香、オヤジ臭いわよ」

    春香「なっ…酷い…楽しみを終えた一言を認められないなんて…」

    千早「春香、演技臭いわよ」

    春香「……わ、私そんなに臭くないよ!」

    あずさ「……ここに来る前にどこかで飲んできたの?」

    千早「いえ…全然」

    春香「大体何なんですか!打ち上げの時とか全然私の傍に誰も寄ってこないんですよ!酷いと思いませんか!?」

    あずさ「ええ…そう思うわ」

    春香「そうですよね!宴会はお酒を飲んで楽しくお喋りするためのものなのに皆さん!皆さんですよ!私を腫れ物を扱うように…」

    千早「いつもお酒を飲むとこうなってしまうんです…無視してくれて大丈夫ですよ」

    あずさ「お客様の愚痴だって聞くのが飲み屋のお仕事だから…任せて」

    67 = 64 :

    ウォールとリボン

    68 = 1 :

    春香「そういえば千早ちゃんってこういうお店来ることないよね?」

    千早「ええ…昔はお酒が出るお店で歌ってたことはあるけども自分が飲むために来ることはないわね」

    春香「ふーん…それじゃあ今日はじゃんじゃん飲んじゃおっか!」

    千早「明日も仕事入ってるんでしょ?二日酔いで仕事に行ったら大問題よ」

    春香「もう!千早ちゃんは親友の私を信じてないの!」

    千早「ええ、お酒を飲んでる人を信じるほど馬鹿じゃないわ」

    春香「………あぁぁぁぁぁぁぁ…どうして世間の風当たりはこんなに強いのぉぉぉぉ…」

    あずさ「昔の春香ちゃんとは思えないわね、おつまみ要る?」

    千早「はい、何も食べてないので…」

    あずさ「了解でーす、後春香ちゃん」

    春香「……はい?」

    あずさ「他にもお客様がいるから、そんな醜態を晒しているとイメージダウンに繋がるわよ?」

    春香「………」

    千早「全くその通りよ、今の時代視聴者がテレビにタレコミすることがあるんだから」

    春香「…わ、私もうお酒いいかもしれません…」

    69 = 1 :

    あずさ「ふふふ、でもまさかあなた達二人と一緒にお酒を飲めるとは思わなかったわ」

    千早「いいんですか?一緒に飲んで…」

    あずさ「いいのいいの、私がそういう緩いのを分かってて皆来てるし」

    春香「私が言うのもなんだけど…それって大丈夫なんですか…?」

    あずさ「ええ、だって常連さんたちは私のファンの人達なんですもの」

    春香「っ……じゃ、じゃあ…」

    あずさ「ええ、きっと春香ちゃんのことも知ってるはずよ」

    春香「」バッ

    おっさん「」サッ

    千早「酒は身を滅ぼすのね…いい勉強になったわ」

    春香「はぁ…これじゃあ本当にアイドルじゃなくてタレントになっちゃいますよ…」

    70 = 4 :

    もう手遅れなんじゃ・・・

    71 = 1 :

    あずさ「そっか…まだ春香ちゃんたちは765プロのアイドルだったわね」

    千早「アイドルだなんて…もう書類上だけですよ、今となっては」

    春香「そうなんですよ…今じゃあ女優活動とタレント活動……これだけですよ」

    千早「私も歌だけです…最初はこの環境を望んでいたのですが」

    あずさ「環境…」

    春香「変わっちゃいましたよ、環境も、人間関係も」

    千早「………」

    春香「765プロは新人アイドルばかりで、知り合いはもう千早ちゃん、響ちゃんと社長さんだけ…」

    千早「仕事だって望んでいた歌の仕事ばかりです…けど本当にそれだけ…」

    春香「何だかんだありましたけど…やっぱりプロデューサーさんと一緒に頑張ってた時が一番でした」

    千早「ええ…好まない仕事ばかりだったけれど……今となっては物足りないような…」

    あずさ「………」

    72 = 1 :

    ガラッ

    「おーい!来たぞー!あずささーん!」

    雪歩「こ、こんばんわぁ…」

    あずさ「あら、響ちゃん雪歩ちゃん、いらっしゃいませ」

    「おいおい店を開いたのに自分たちを呼ばないなんて幾らなんでも酷いぞ!」

    雪歩「あの…隣座ってもいいですか?」

    春香「はーい、どうぞー」

    千早「我那覇さんは私の隣に」

    「うん、失礼するぞー」ス…

    雪歩「あの…私ウーロン茶でお願いします」

    「自分も同じので頼むよ」

    あずさ「はい、ただいまー…それと鳥のからあげと枝豆、四人でお好きにつまんで頂戴」

    「お!丁度お腹空いてたんだー、いただきまーす」

    春香「あっ!私も空いてるのに!いただきます!」

    73 = 1 :

    千早「それで萩原さんは今どんなお仕事を?」

    雪歩「私は実家のお手伝いを…とてもじゃないけどあずささんみたいなお仕事は出来なくて…」

    あずさ「あらそう?慣れるとおもしろいのよこれが~」

    「雪歩もここでバイトしたらどうなんだー?」

    雪歩「そ、そんな!私になんて無理だよぉ…」

    千早「そんなことないわよ、萩原さんならきっと出来るわ」

    雪歩「……そうかなぁ…」

    春香「うんうん、だって雪歩っていつも最初は無理とか出来ないとか消極的に入るけど、結局やり遂げちゃいますからね」

    あずさ「それが雪歩ちゃんの強みでいい所よね…私だったらいつでも待ってるわよ」

    雪歩「っ!あ、ありがとうございます…本当はこういうお店で働くのって少し興味があったんですぅ…」

    あずさ「ふふふ、暇な時でいいから顔出してね、雪歩ちゃん」

    雪歩「は、はい!」

    75 :

    しえん

    76 = 1 :

    春香「でも何だかんだで今日は有意義ですよ~…昔に戻ったみたいだね」

    千早「そうね…私も本当に久しぶりよ、こんなに楽しいおしゃべりをしたのも」

    「自分も最近は外国へのロケとかのせいで体がボロボロだからこういうのとっても楽しいぞ」

    雪歩「……皆…頑張ってるんだね」

    春香「頑張ってるよ…でも何だか…」

    雪歩「?…何だか…?」

    春香「何だか昔の頃からズルズルとやってるような気がしてならないのよ…」

    「……確かに自分もそう思うな…」

    千早「私も心のどこかでいつかまたあの頃に戻れると思って仕事をしているわ…そんなのただの幻のようなものなのにね」

    あずさ「………」

    春香「はぁ…本当に…本当に楽しかったなあ」

    あずさ「……昔は思い出したって今の環境は変わらないわよ、春香ちゃん」

    春香「もう、せめてお酒の席でぐらい夢を見させてくださいよ~」

    あずさ「夢を見ていたっていつかは現実に潰されるものよ…お酒はその夢を見るものじゃなくて現実を忘れさせるためだけのもの、ちゃんと分かって飲んでね、春香ちゃん」

    春香「あぁぁ…やっぱり当たりが強い…」

    77 :

    支援はなんとやら

    78 = 1 :

    千早「現実を忘れられるんですか…こんなもので」

    あずさ「個人差はあるわね、でもいい物よ、お酒って」

    春香「そうですよー、お酒はいい物ですよー、もっと飲んじゃいましょう!」

    あずさ「あら、春香ちゃんったらお酒もういいんじゃないの?」

    春香「どうせ明日のお仕事に潰されてしまうんですよ、それなら気分よく潰されたほうがマシです!そうでしょう!」

    「おぉ!よく言ったぞ春香!自分も明日ブラジルに飛ぶけど飲みまくるぞ!あずさ、自分、生ビール一つ!」

    雪歩「二人共明日大丈夫なのかなぁ…」

    あずさ「お酒は自己責任よ、萩原さんの心配することじゃないわ」

    千早「あの…本当に申し訳ありませんあずささん…こんなに騒ぐつもりはなかったんですけど…」

    あずさ「いいのよ、本当はこういうお客様は迷惑極まりないけど」

    おっさん「」ポリポリ…ゴクゴク…ニヤニヤ…

    あずさ「他のお客様も承諾してるみたいなので、今回は特別ね」

    千早「ありがとうございます…ほら、春香もちゃんと謝って」

    春香「こんな所で謝るなんて場違いなことしないよ!ほら、あずささんも飲んじゃいましょう!」

    あずさ「……それもそうね、飲んじゃいましょうか!」

    79 = 1 :

    ―――
    ――


    雪歩「………」zzz…

    「うっ…き、気分悪い…」

    春香「はぁ…はぁ……ち、千早…ちゃん」

    千早「ごめんなさいあずささん、トイレはどちらに…」

    あずさ「あ~、トイレならそっちの方を奥に行けばあるんじゃないかしら~」

    千早「ありがとうございます…って行き止まりなんですが…」

    あずさ「あっ…ごめんなさい間違えちゃったわ」

    千早「………」

    春香「ちっ…ちはっ…ちゃん……もう座らせて…」

    千早「いいから頑張って歩きなさい春香、あずささんのお店を汚したくないでしょ?」

    春香「うっ……ん…」

    80 = 1 :

    あずさ「あ、トイレ見つかったかしら~?」

    千早「はい、おかげさまで…でもこんな事になってしまって…」

    あずさ「いいじゃない、いいじゃない…ほら千早ちゃんも飲んで飲んで」

    千早「いえもう…」

    あずさ「ぶー…ツレないなあ……でも楽しかったわ、ありがとう、千早ちゃん」

    千早「……はい、私もですよ」

    あずさ「あーあ…皆とこうやって楽しくできないかしらね…また…」

    千早「………」

    あずさ「お互いもう関わりが少なくなっちゃった皆とまた…こうやって他愛の無い話をして…楽しく食べたり飲んだりしたいわね…」

    千早「……そうですね」

    あずさ「……んっ…はぁ…」コクッ…

    あずさ「……お酒が夢を見せてくれたらいいのにね、いつまで経っても現実しか見えないわ…悲しいことにね」

    81 = 4 :

    なにか物悲しいわね…

    82 :

    手持ちの画像で合いそうなのがこれしかない しかもなんか違う 同じ画像貼るんじゃ面白くないし

    83 = 1 :

    ―――
    ――

    雪歩『それじゃあ私はこれで…』

    『の、飲みすぎたぁ…明日大丈夫かな…またな、皆……うっ…』

    春香『もう一人で帰れるってばぁ…馬鹿にしな…いったぁ!…も、もう世界なんて嫌いよぉ…』

    あずさ「春香ちゃんはお酒飲んでもそそっかしいんだから…」

    千早「……皆、帰ってしまいましたね」

    あずさ「そうね~…でもまた来てくれるわよね、絶対」

    千早「ええ、皆このお店を気に入ったはずですから」

    あずさ「ふふ、そういうのお店の人にしてみれば結構嬉しいセリフよね……ありがとう、千早ちゃん」

    千早「いえ……あの…あずささん」

    あずさ「?…どうかした?」

    千早「………一つ相談いいですか?」

    あずさ「ん~?何かしら?」

    千早「………ごめんなさい……春香達がたくさん飲みましたけど…お酒…またお願い出来ますか?」

    あずさ「……はい、ただいま」

    84 = 1 :

    千早「………」

    あずさ「でも夜も深いしあんまり飲んじゃダメよ、明日キツくなっちゃうから」

    千早「大目に見てください…明日はオフなので帰ったらそのまま寝てしまう予定なので」

    あずさ「そう、じゃあ、お酌させてもらおうかしら」

    千早「ありがとうございます…」コポコポ…

    あずさ「………控えめにね」

    千早「善処します…」

    あずさ「それで、どんな相談かしら?」

    千早「っ…驚かないでくださいね…」

    あずさ「うん……それで」

    千早「……私…結婚を申し込まれているんです」

    あずさ「っ!……そう」

    千早「はい…前に大晦日の歌番組で競演した人に毎回食事の誘いを受けてて…それから先日…結婚指輪を…」

    あずさ「…嬉しかった?」

    千早「とても……その指輪は私がいただくには少々もったいないくらい綺麗で……本当に申し訳なくて…けど同時やっぱり嬉しかったです」

    85 = 49 :

    何か切ない

    86 = 1 :

    千早「彼とは歌の趣味も合っていたし、とても優しく…私の方も気になっていたんです……いえ、もう好きになっていました」

    あずさ「………」

    千早「だから私、受けようと思ったんです……彼となら一緒になってもいいって思って…けど…」

    千早「彼を思うたびに…ずっとちらつくんです…あの人が」

    千早「とっくの昔に諦められたあの人がずっと頭の中に浮かんでくるんです…」

    あずさ「………」

    千早「そのたびに昔、あの人を想っていた自分とあの人を裏切ったような気がして……だから…彼の想いに答えられなくて…」

    あずさ「……でも彼はあなたを待っているんでしょう?」

    千早「はい…でももし、急いであの人への想いを隠しながら彼と結ばれたら……きっとお互い後悔するはずです」

    あずさ「………」

    千早「だから私はこんな未練がましい自分に彼を巻き込みたくありません……そう思っていつも渋っていても彼はめげずに何度もその指輪を渡しに来てくれて…」

    あずさ「………」

    千早「もう耐えられないんです…分からないんです……過去を引きずって彼と一緒になるのか…過去を引きずって彼と別れるのか…」

    千早「でもどちらを選んでもお互い納得できない結果になってしまうはずです……私のせいで」

    あずさ「……そっか」

    87 :

    酒は夢を見せないってのは確かだな
    逃避の道具だわ

    88 :

    酒が飲みたくなってくるな

    89 :

    酒を飲みたいと思ったことないな
    美味しさが分からないからかな

    90 = 10 :

    まあ飲みたくないもん飲んでも楽しくないからな
    俺は好きだが

    91 = 4 :

    急にペース落ちたな…

    92 = 1 :

    千早「…んっ……こういう話をしている時って、お酒はとっても飲みやすいですね」

    あずさ「そうね…もやもやを吐きだした分、刺激のある物を欲しちゃおうものなんじゃないかしら、人間って」

    千早「……そうかもしれませんね…それであずささんはどう思いますか…?」

    あずさ「うーん…まあ仕方ないわよ、人と一緒になるなんてそう簡単に決められる事じゃないわ」

    千早「……それは彼も同じです…彼もきっと悩んで決めてくれたと思います」

    あずさ「そうね…残りの人生を一緒に添い遂げる人を決めるんだからきっと悩んだと思うわ」

    千早「………」

    あずさ「でもね千早ちゃん、彼が悩んだということが分かっているなら彼の想いがどれだけかっていうのも分かってるんでしょう?」

    千早「……はい」

    あずさ「それなら簡単に別れるなんて選択はしちゃダメよ、同じ過ちを犯してしまうことになっちゃうんだから」

    千早「同じ…過ち?」

    あずさ「ええ、もしその彼と別れた後に千早ちゃんはまた新しいいい人を見つける…でもまた過去のことを引きずっちゃう…堂々巡りね」

    千早「うっ……そうかもしれません…」

    あずさ「でしょ?でも確かにあの人への想いがあるのにその彼と一緒になるのは……考え物よね」

    93 = 1 :

    千早「……どうすればいいんですかね…私」

    あずさ「……私は相談に乗ってあげるだけで解決させることは出来ないわ…ごめんなさい千早ちゃん」

    千早「………そうですか」

    あずさ「けど、一つだけ言えるの……時間が経てば環境が変わる…いつまでも昔のままじゃいられないの」

    千早「………」

    あずさ「千早ちゃんは少しだけ昔の環境を求めすぎている感じがするわね…どれ程あの頃が大好きだったのかが分かっちゃうぐらい」

    千早「……はい」

    あずさ「でもね、その頃の皆は今をちゃんと生きてる…私も、千早ちゃんも」

    千早「………」

    94 = 1 :

    あずさ「だからもし過去を吹っ切られなくても、今、一緒にいる人と一緒に乗り越えればいいわ……要するに、私じゃ何も出来ないからその彼の人と一緒に考えて」

    千早「…そうですよね」ゴクッ…

    あずさ「ごめんなさい、あんまり力にはなれなかったわよね…私そういう経験ないから、こんな歳で」

    千早「いえ、あずささんに相談してよかったです……でもやっぱりめんどくさい女ですよね、私」

    あずさ「そんなことないわ、真ちゃんだって言ってたもの、女の人は毎日恋に燃えているって……千早ちゃんもきっと燃えてるのよ」

    千早「恋に燃える……ふふ、何だか古いですね、そのフレーズ」

    あずさ「あら、私も結構気に入ってるのに…もしかして私の感性って古いのかしら」

    千早「どうですかね、今を生きている私には分かりませんよ」

    あずさ「まっ…生意気……でも幸せになってね千早ちゃん、何があってもまたおいしいお酒用意して待ってるから」

    千早「……はい…またきっと来ますね……彼と一緒に」ニコッ

    95 = 4 :

    96 = 1 :

    ―――
    ――


    あずさ「恋バナをこんな歳でするとは思わなかったわ~…何だか新鮮な感じ」

    あずさ「………」

    あずさ「でも千早ちゃんも苦悩してるのね…色々と」

    あずさ「結婚や相手の人のこと、そしてプロデューサーさん……千早ちゃんだけじゃ抱えきれない大きな問題がいっぱい」

    あずさ「それに比べて私は問題なくのほほんと生きているって実感しちゃったわね…」

    あずさ「………」

    あずさ「それも…一つの幸せかもしれないけれど」

    あずさ「少し…寂しいかもしれないなぁ…」

    ???「……すいません」

    あずさ「っ!?は、はい!」

    ???「今…このお店やってますか…?」

    あずさ「あっ!はい、やってますよ……って!あなた!」

    97 :

    凄く悲しくなるスレだな
    なんで俺には友達がいないんだ

    98 = 1 :

    小鳥「………」

    あずさ「どうしたんですか音無さん…気分でも優れないのかしら?」

    小鳥「いいえ…でもごめんなさいねあずささん……久しぶりに会えたのにこんな見苦しい姿を…」

    あずさ「そんな…会えただけでとっても嬉しいですよ…それで誰から…?」

    小鳥「誰か?……たまには町をブラブラしようかなって思って…そしたらあずささん似の人が飲み屋の前に立っていたから…」

    あずさ「そしたら私だった……なるほど」

    小鳥「すごい偶然よね…私のアイドルセンサーが数年ぶりにビビっと反応しちゃったのかしら」

    あずさ「ふふ、それよりもお腹空いていませんか?本当は今の時間帯は朝食メニューしか出せないんだけど、音無さんなら特別に食べたいものを作ってあげますよ!」

    小鳥「っ…それじゃあその朝食メニューを……あずささんが…私のためだけに作ってくれた朝食が食べたいです…」

    あずさ「はい、ただいま」

    99 = 87 :

    ピヨちゃん…嫌な予感しかしないよ

    100 = 4 :

    ピヨ…


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