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    元スレ菜々子「お兄ちゃんのおともだち!」 陽介「ああ!」

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    1 :


    ジュージュー……

    菜々子「~♪」

    フライパンの上で目玉焼きがおいしそうな音を奏でる。
    今焼いているのは固めの黄身が好きなお父さんの分。

    堂島「ふぁぁ……」

    菜々子「あっ、お父さん、おはよう!」

    堂島「ん…ああ、おはよう菜々子」

    菜々子「目玉焼き、もうすぐ出来るから」ジュー

    堂島「あぁ」

    お兄ちゃん。
    お兄ちゃんが都会へ行ってから6年になりました。

    2 = 1 :


    菜々子もお父さんも、あんまり変わっていません。
    ピアノの稽古もまだ続けてるし、
    コーヒーもお砂糖とミルクがないと飲めません。
    だけど少しだけ変わったことがあります。

    菜々子「お待たせ!」コトコトッ

    堂島「あぁ、ありがとう」

    菜々子「よし、じゃあ手を合わせて……」



    『いただきます』



    お父さんよりも早起きになりました。

    3 = 1 :


    菜々子「お父さん、出て行くときにテーブルのお弁当、忘れないでね?」

    堂島「ああ、分かってる。いつもありがとうな、菜々子」

    菜々子「うん!」ニコニコ

    お料理も少しだけ覚えました。
    そして、

    菜々子「あ、そうだ!ねぇねぇお父さん!」スクッ

    堂島「ん?」

    菜々子「どうかな、この制服」

    堂島「ああ、似合ってるぞ」

    菜々子「……えへへっ」

    今日から中学生になりました。



    4 :

    陽介てめええええええええええええ

    5 :

    菜々子おおおおおおおおおおお

    6 :

    不吉な予感しかしない

    7 :

    大学卒業から一年か

    8 = 1 :



    …………

    ………………

    ……………………


    菜々子「急がなきゃ……!」タッタッ

    入学式も無事終わり、教室で同じクラスになった子とお話ししていたら遅くなってしまいました。

    菜々子「早く行かないと……ジュネスのタイムセール始まっちゃう!」タタタッ

    今日は、卵が安いんです。

    ??「ごめんなさい、そこのお嬢さん」

    菜々子「?」

    走っていたら、誰かに呼び止められたような気がしました。
    菜々子に言ったのかな?

    ??「急いでいるところごめんなさいね」

    9 = 1 :


    菜々子「えっと、菜々……私、ですか?」

    ??「そうよ、かわいいお嬢さん」

    菜々子「!///」

    菜々子だったようです。
    かわいい……って言われちゃいました。
    目の前に立っていたのは、青いコートを着た女の人でした。
    外国の人なのかな……髪も目も綺麗な金色です。
    とっても綺麗で見とれてしまいそうです。

    「使いを頼まれたんだけど、このあたりの道は不案内で。
       ジュネス……って、どう行けばいいのかしら?」


    このお姉さんもジュネスに行くみたいです。

    10 :

    >>4
    待て
    まだ気が早い
    どうせ里中にボコにされる

    11 :

    そこに中学校教師の番長が

    12 :

    これは期待せざるを得ない

    13 :

    熊田は年をとるんだろうか

    15 = 1 :


    菜々子「お姉さんもジュネスに行くんですか?」

    「あら、あなたも?」

    菜々子「うん!じゃあ、一緒に行こっ!」

    「えっ?」

    菜々子「お姉さんも卵が目当てなんでしょ?早く行かないとなくなっちゃうから!」




    …………

    ………………

    ……………………


    16 :

    菜々子も大きくなったな
    おっぱいが

    17 :

    >>13
    つきあってくれないか?

    18 = 1 :



    ――――ジュネス・八十稲羽店

    菜々子「本当に卵いいの?」

    「ええ、頼まれたのは食料品ではないから」

    菜々子「そっか……勘違いしちゃってごめんなさい」ペコリ

    「ふふっ、いいのよ。案内してくれてありがとう、お嬢さん」

    菜々子「でも……」

    「お礼……という訳ではないけれど、コレをあげるわ」

    菜々子「?」

    そう言ってお姉さんは何かを取りだしました。

    19 :

    ペルソナカードか

    20 = 1 :

    トランプ……よりも少し大きい、カードの束です。

    「あなた、占いは好き?」

    菜々子「占い?うーん……あんまり」

    「あら、意外ね?貴方くらいの歳の女の子はみんな占い好きだと思っていたけど」

    確かに、友達の女の子はみんな占いが好きです。
    だけど。

    菜々子「だって良いことが書いてあったら、そうなるようにがんばろうって思うし、
        悪いことが書いてあったら、そうならないようにがんばろうって思うから」

    だから、何が書いてあっても気にしません。

    「……そう。でも占いなんてそれでいいのよ」

    そう言ってお姉さんは目を細めました。

    21 :

    ああ!それって

    22 :

    屑陽介死ねよ

    23 :

    まだスレタイで「ああ」しか言ってないのに叩かれる陽介が不憫すぎるwwwww

    24 :

    まだ何もしてないのに酷い言われようだな

    陽介死ねよもう

    25 :

    ナナコンを敵に回す理由はそれだけで十分

    26 = 1 :


    「これはタロットカードと言って、占いに使うカードなの。
       カードごとに違った絵が描いてあるのだけど、カードの意味も、
       解釈も人によって違うわ」

    菜々子「みんな違うの?」

    「そうよ。だから、これは貴方に持っていてほしいの。
       このカードは、自分で旅の行く先を決められる、貴方のような人にこそふさわしいから」

    お姉さんは、菜々子の目をまっすぐ見てそう言いました。
    吸い込まれそうな瞳でした。

    菜々子「でも……知らない人から物をもらっちゃいけないって、お父さんが」

    「じゃあこうしましょうか」

    菜々子「?」

    「実はね、私は貴方の大切なものを借りたことがあるの」

    菜々子「えっ!お姉さん、菜々…私に会ったことあるの!?」

    27 :

    マーガレットおばさんなんか近付けるなよ
    危ないだろが

    28 = 7 :

    マーガレットさん?

    29 :

    いいえエリザベスです

    30 = 1 :


    お姉さんにそう言われてビックリしました。
    こんな綺麗な人一度会ったら忘れないと思うんだけど、
    何故でしょうか、全然覚えていません。

    「ええ、ずっと昔にね。
    だけど貴方に黙って借りてしまったから、そのお詫び。それでどうかしら?」

    菜々子の大切なものを、黙って……?
    何だろう………

    「……やはり貴方は、あの場所にふさわしい人だったわ……」

    菜々子「?」

    「何でもないわ。それで、受け取ってくれる?」

    31 = 11 :

    >>29
    ベスは銀髪

    32 = 1 :


    菜々子「……わかった!」

    何だかよくわからないけど、受け取った方がお姉さんは喜ぶみたいです。

    「そう。嬉しいわ」

    菜々子「どうやって使うの?」

    「それは……いいえ、必要ないわ」

    菜々子「えー?」

    「意地悪で言ってるんじゃないのよ。きっとそのカードと……」

    ??「おーーーい!菜々子ちゃーん!!」

    菜々子「あっ!」

    「……貴方のお友達が教えてくれるわ」

    33 = 1 :

    風呂入ってくる

    34 = 10 :

    >>33
    陽介かわいそうになってきた

    36 :

    陽介「へへっ、ちゃんとしゃぶってくれよ!菜々子ちゃん!」

    37 = 13 :

    >>36
    おい
    脳内再生しちゃったじゃないか

    38 = 29 :

    陽介「え、菜々子ちゃん今月の友達料払えないの?」

    39 = 1 :

    ただいま

    40 :

    続きはよ

    42 :

    SS書きの風呂は9割がた一時間以上かかる

    44 = 1 :


    そう言うとお姉さんは、ジュネスの出口に向かって歩き出しました。

    「じゃあね、お嬢さん。今日はありがとう」

    菜々子「あっ……」

    「いつか、また会いましょう」

    また……?


    …………

    ………………

    ……………………



    陽介「よっ、菜々子ちゃん!」

    菜々子「……陽介お兄ちゃん!久しぶり!!」

    この人は花村陽介さん。
    お兄ちゃんの友達で、ジュネスの店長さんの息子さんです。
    高校を卒業したあと都会の大学に行って、この春に稲羽へ帰ってきました。

    45 :

    生田目に抱いた殺意は本物

    46 = 22 :

    ちっ…帰ってきたかよ

    >>36があるから、屑陽介さっさと始末しろ

    47 = 27 :

    おばさん退場する前にメギドラオンしてけ

    49 = 1 :


    陽介「最後に会ったのは冬休みだっけ……ってそれ制服!?」

    菜々子「うん!今日から中学生!」ブイッ

    陽介「うわーマジか……オレも歳を取るわけだぜ……」

    菜々子「そういえば、陽介お兄ちゃんもスーツだね」

    陽介「ん?ああ、こう見えてホラ、オレも今年から社会人だから」

    菜々子「かっこいいよ!」

    陽介「そう?へへ、ありがと」

    50 :

    >>47
    菜々子に被害が出たらどうするんだ!


    ムドオンかハマオンが使えれば…


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