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    元スレ怜「あ、あれ…うちの上履き…どこに…」

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    51 = 21 :

    「うちルー少なめの福神漬け山盛りで頼んます」

    「はいよ。いつもと同じね」

    竜華「前から思っとったんやけど、なんなんそのオーダー」

    「・・・うち辛いの苦手やねん」

    セーラ「ははっなんじゃそりゃ! じゃなんでカレー食うんや」ビシッ

    「・・・別にええやん。たまに食いたくなるんや」

    竜華「そのわりにいっつもカレー頼んでるけど」

    「・・・別にええやん」

    52 = 21 :

    竜華「うちそんな不良やない」

    53 = 27 :

    実はスレタイみた瞬間に竜華の仕業だと思ってました

    54 = 37 :

    しえん

    55 = 21 :

    セーラ「この席でええ?」

    「うち窓際キープな」

    竜華「じゃうちその隣」

    セーラ「お前らほんま仲ええな。姉妹みたいや」

    「・・・竜華が勝手にひっついてくんねん」

    竜華「ああーひど! じゃあもう膝枕してやらへん!」プイッ

    「・・・うそやうそ。竜華はジョーダンも通じへんの」

    竜華「うちジョーダンとトマトが一番嫌いやねん・・・っ」

    「・・・ほんま申し訳ないことしました。反省してます」

    竜華「ふむ、よろしい」

    セーラ「ははっほんま姉妹みたいや」

    56 = 7 :

    >>53
    ボクもです

    57 = 21 :

    セーラ「・・・」ズルズルッ

    「セーラ・・・こっちに飛ばさんといてな」

    セーラ「ふぁいほふふぁいほふ」モガモガ

    竜華「ちゃんと飲み込んでから話しーや。お行儀の悪い」

    セーラ「・・・っぐ」ゴクン

    セーラ「竜華、お前だって人のこと言えへんやろ」

    竜華「なんや、うちのどこが行儀悪いっちゅーねん」

    セーラ「食べる前にカレーかき混ぜて食うのやめーや」

    「あれは確かに汚いな」

    竜華「う、うるさいなっ、そんなの別にうちの勝手やん///」

    セーラ「見てて見苦しい」

    「せやな」

    竜華「ううぅ・・・」

    58 = 21 :

    セーラ「ふぅ~、食った食った。ごちそーさん!」

    「セーラは早食いやな」

    セーラ「ちゃうちゃう、怜が遅いんや!」

    竜華「あんたは早すぎ。怜は遅すぎや。うちを見習え」

    セーラ「なんやとー」

    「おや先輩方、奇遇ですやん」

    竜華「あ、泉やん。あんたなんで学食におるん?」

    「いや、昼休み寝呆けてたら昼飯食い損ねたんですわ」

    「泉は天然やね」

    竜華「あんたが言うな」

    「じゃ、ご一緒させてもらいます」ストン

    59 = 21 :

    セーラ「―――っていうわけや」

    「なるほど。それは確かに謎ですね」

    竜華「泉はなんか心当たりないん?」

    「はい、残念ながら」

    「・・・」

    「でも、犯人の目的ってなんなんですかね?」

    竜華「・・・やっぱり怜のストーカーやない?」

    セーラ「そしたら竜華しかおらへんやん」

    竜華「私はストーカーちゃうねんっ! 怜の保護者やっ!」

    60 = 37 :

    竜華可愛い

    61 = 21 :

    「保護者でもないけどな」

    竜華「なにゆーてんの。あんたうちがいなきゃなんもできへんくせして」

    「・・・竜華は過保護やねん」

    「まぁまぁ惚気は後にしてください」「惚気ちゃうわっ」

    「・・・それで清水谷先輩、ストーカーってどういうことですか?」

    竜華「ほら、よく聞くやん。好きな人の私物を盗んで臭い嗅いだりとか・・・」

    「そんなん今初めて聞いたわ・・・」

    セーラ「やっぱ竜華やないの?」

    竜華「違うっちゅうのにっ!」

    「まぁ可能性としてはありますね。園城寺先輩の隠れファン説っと」メモメモ

    62 = 26 :

    竜華ちゃんのおっぱいも柔らかそうやなぁ・・・

    63 = 21 :

    セーラ「泉、お前なにメモなんかとってんの」

    「いや、この方が情報を整理しやすいかなと思いまして」

    セーラ「なんか浩子みたいやな。浩子のクセが移ったんとちゃう?」

    「ええっ!?」

    竜華「仕切りたがりやな」

    「べ、別に仕切ってないですっ!」

    「ほなら、別の可能性はなんかあるん?」

    64 = 21 :

    「別の可能性ですか。うーん、誰かが間違えて履いてるとかですかね?」

    「なるほど」

    竜華「なるほどって、うちが今朝ゆうたやん」

    「ん、じゃあ他にどういう可能性あると考えられたんですか?」

    竜華「そやな、今朝考えたのが『隣の人が間違えてる』って説とー・・・」

    竜華「『そもそも怜が間違えてて、相手の人に取り返された』って説とー・・・」

    竜華「『怜が下駄箱に投げ入れようとしてどっかにすっ飛ばしてった』って説やな!」

    セーラ「後半明らかにおかしいやろ」

    「江口先輩ならともかく、普通の人ならやらかしませんね」

    セーラ「なんやとー、下級生のくせにー!」

    竜華「まぁまぁ最後のは冗談にしても、なかなか可能性ありそうやない?」

    「ええ、最初の二つは考慮に入れとかないけませんね」メモメモ

    セーラ「むー・・・」

    「元気だしぃ、セーラ」

    65 = 21 :

    「他になんかないん」

    竜華「こら、あんたも少しは考え」

    「だって何も思いつかへんもん」

    セーラ「・・・仕方ねぇ、あいつに頼むか」

    「・・・そうですね」

    竜華「どこにおるやろ」

    「とりあえず部室行ってみよーや」

    ---------------------
    部室前

    「疲れた・・・」

    竜華「あんま無理せぇへんでな」

    ガチャ

    セーラ「きたでー」

    「こんちはー」

    「あ、遅かったやん」

    66 = 21 :

    「ほんま疲れたわ。ちょっと休ませてーな」

    67 :

    寝落ちの予感!

    68 = 37 :

    もうこんな時間か

    69 :

    朝だぞ

    70 = 21 :

    「徹夜はさすがにきついわ・・・ほな、ぼちぼち再開するで」

    71 :

    犯人はフナQ

    72 :

    >>70
    ありがとう!

    73 = 21 :

    セーラ「悪い悪い、学食で飯食っててさ」

    フナQ「なんで今食うの」

    竜華「色々あって昼休みに食べ損ねたんよ」

    フナQ「ふーん、まぁええけど」

    「あれ・・・他の部員たちは?」

    フナQ「走り込みや」

    「なんでやねん」

    フナQ「己を鍛えるにはまず肉体からっていうやろ?」

    「むちゃくちゃやでそれ」

    75 = 21 :

    「あれ・・・フナQってうちらと同い年やったっけ・・・?」

    76 = 21 :

    「あー、あの子二年か。老け顔だから気付かへんかったわ・・・かんにんな」

    77 = 67 :

    船Q2年、泉1年、他は3年

    78 = 21 :

    竜華「まぁちょうどええやないの」

    フナQ「?」

    「船久保先輩、ちょっと先輩に相談したいことがあるんですけど」

    フナQ「なんや、あらたまって」

    カクカクシカジカ

    フナQ「それほんまですか」

    竜華「うん、だから浩子にも協力してほしいねん」

    フナQ「よっしゃ、やったりまっせ」

    「恩に着るでフナQ」

    セーラ「それじゃさっそくやけど、浩子は今回の事件どう見る?」

    79 = 21 :

    フナQ「とりあえず、隣の人が間違えて履いてるってのはほぼありえへんでしょう」

    竜華「どうして?」

    フナQ「考えても見てください。うちの下駄箱、表にはきちんと名前が書かれた札がかかっとりますし」

    フナQ「それに、園城寺先輩の上履きの踵・・・これを見れば間違えるなんてこと普通は起こらへん」

    セーラ「たしかにこんなでっかく『トキ』って書かれてちゃーな」

    「たとえ字が読めへんでも、違和感は感じるはずですね」

    「それうちの字が汚いってことなん?」

    「あ、ごめんなさいそんなつもりちゃいますっ」

    竜華「でも汚いのは事実やしな」

    「・・・余計なお世話や」

    80 = 21 :

    フナQ「次に、園城寺先輩自身が他の人の上履きと間違えてたってケースもありえへん」

    竜華「現にここに怜の上履きがあるわけやしな」

    セーラ「乱暴に投げ入れてすっ飛んだってのは―――」

    「そんなことせーへん」

    セーラ「せやろなー」

    フナQ「つまりまず間違いなく言えるのは、先輩の上履きは、誰かが故意に盗んでいってるってことですわ」

    竜華「やっぱストーカーや」

    「まじなん・・・怖いわ」

    フナQ「その可能性も捨てきれへんけど、でもそやったらなんでわざわざ放課後になったら返す必要があるんやろか?」

    セーラ「たしかにな。律儀すぎや。そのまんま持って帰ったらええのに」

    「やめてや。うちが困る」

    セーラ「例え話やって」

    81 = 21 :

    フナQ「つまり盗んでいるのには、他に何らかの意図があるっちゅーことですわ・・・」

    竜華「おお、さっすが浩子や。お手柄やで」

    セーラ「浩子が珍しく頼もしく見えるー」

    フナQ「珍しくは余計ですよ」

    「それで、誰がどういう意図で盗んでいってるんでしょうか、先輩?」

    フナQ「・・・それは・・・」

    「・・・」ゴクリ

    フナQ「さすがにそこまではわからへん」

    セーラ「おいぃいいい!!」

    「変な間いれるのやめてや」

    82 = 21 :

    竜華「―――ダメや。いっくら考えても何も思い浮かばへん」

    セーラ「そらそうや。犯人の可能性ある人間が何人いると思うてんねん」

    フナQ「聞き込みにいった泉は帰ってこないし」

    「うちもなんか疲れてもうたわ」

    竜華「怜、あんま無理すんやないで」

    フナQ「泉はうちと江口先輩で待ってますから、二人は先帰っていいですよ」

    セーラ「え、俺も?」

    「でも・・・」

    竜華「ごめんな、浩子。泉にはよろしくゆーといてや」

    フナQ「はい。お疲れ様です」

    竜華「ほら怜、はよ帰るで」

    「・・・」

    83 = 21 :

    帰り道

    「・・・」

    竜華「怜、なにそんな落ち込んでんねん。上履きならきっと見つかるって」

    「そうやないんや」

    竜華「?」

    「そうやない・・・」

    竜華「怜・・・?」

    「・・・ごめんな、竜華。たかがうちの上履きごときで放課後の部活の時間まで潰して・・・」

    竜華「なにいうてんのあんた」

    「他のみんなにも悪いことしたわ・・・」

    竜華「怜・・・」

    「もう私いい。上履き盗られても文句いわへん」

    84 = 21 :

    「もう終わりにしたいんやけど、あかんのやろか」

    85 :

    ちゃんとオチさえつけてくれればいいぞ

    86 :

    別にどっちでも

    87 = 21 :

    「うち病弱やねん・・・オチまで持ってけるか不安やわ・・・」

    88 = 21 :

    竜華「・・・なに諦めてんの、怜」

    「竜華・・・」

    竜華「ここまで頑張ってきたんや。できること全部やってこ」

    竜華「そんでもわからんかったら、そんときは諦めたらええよ」

    「・・・」

    竜華「うちらは最後まで怜についてくで」

    「・・・ありがと・・・竜華」

    竜華「ええよ。気にせんで」

    「・・・そやな。たかが上履きやし」

    竜華「・・・」イラッ

    89 :

    そのアピールやめ

    90 = 21 :

    翌日・下駄箱

    「またない・・・」

    竜華「しつこい奴やね・・・」

    セーラ「―――おっす二人とも、どうだった?」

    竜華「また盗まれとるわ」

    セーラ「・・・そうか」

    「・・・」

    セーラ「怜、元気だしぃや」

    「大丈夫・・・うち平気やから」

    「それよりも、放課後また部室に集まって作戦会議やで」

    竜華「うんっ」

    セーラ「おうよ!」

    91 = 21 :

    放課後・部室

    フナQ「思うたんですけど」

    竜華「!? なんか閃いたんか?」

    セーラ「さすがやで浩子! よっ名探偵!」

    フナQ「ハードルあげんといてください。大したことやありませんし」

    セーラ「なーんだ・・・」

    フナQ「だからって完全に興味失われても困ります」

    「それで、何がわかったんですか?」

    フナQ「・・・犯人の動機や」

    「・・・ほんま?」

    フナQ「たぶんですけどね。自信はあります」

    「・・・」ゴクリ

    フナQ「まずはじめに、うちらは今回の事件を考えるときに園城寺先輩の上履きってことに捕われすぎてたんじゃないかって思ったんです」

    セーラ「ほうほう・・・」

    92 = 85 :

    いいぞ、その調子で最後まで

    93 :

    てっきり女の嫉妬が絡んだ犯行かと

    94 = 21 :

    フナQ「私の考えることによればこうです。犯人は自分の足のサイズに合う上履きならどれでもよかった」

    竜華「? じゃあ上履きを履くことが目的だったってことなん?」

    「意味わからへんな」

    フナQ「いえ、近いですが正しくは・・・上履きを履いてこの学校を歩き回ることが目的だった」

    セーラ「・・・? なんやそれ」

    「もしかして・・・変質者!?」

    「え・・・まじ」

    竜華「こわっ・・・」

    フナQ「いやいや・・・園城寺先輩の上履きを履けるってことは、足のサイズ的に少なくとも成人に満たない女子ってのが妥当なところでしょう」

    セーラ「いやわからへん・・・めっちゃ足の小さいおっさんとかやったら・・・」

    竜華「せ、セーラやめーや!! 本気でこわなってくるでしょ!!」

    「・・・」ブルブル

    95 = 21 :

    フナQ「だからそれやったら外見でばれますやん」

    セーラ「あ、そっか・・・ははっ、ごめんなぁ怖がらせて」

    「セーラ・・・許さへんよ」

    フナQ「ただわからへんのはまさにそこなんですわ・・・」

    「制服・・・ですか?」

    フナQ「せや。外見がうちらと同じ女だったとしても、着てる制服でばれてまうやろ?」

    竜華「たしかにそうや・・・」

    セーラ「おっおっ・・・なんだこれ、めっちゃ推理してるって感じで興奮してきた!」

    「・・・セーラは黙っとき」

    竜華「うちの学校の制服は学内の洋服店の特注品やしな・・・そう簡単に手に入るとは思えへん」

    「誰か知り合いや兄弟から借りたとか、どうですかね・・・?」

    フナQ「ありえへん話ではないけど・・・どうやろな」

    96 = 21 :

    フナQ「・・・まぁ動機が分かったところで、犯人をあげなければ意味ないですし」

    竜華「せやなぁ・・・」

    「今の話だと、犯人は外部の人間ってことになりますからね・・・探しようがありません」

    「・・・」

    セーラ「・・・くっそ、いっそ現行犯で捕まえちまいたいもんだぜ!!」

    「・・・」

    セーラ「え・・・俺なんか変なこと言った・・・?」

    フナQ「それだ!」

    「お手柄ですよ江口先輩!」

    竜華「なんで今まで気づかへんかったんやろ!」

    セーラ「えっ・・・えっ・・・?」

    「つまり・・・犯人が来るより先に待ち伏せて、犯行の現場を取り押さえるってことやな」

    98 = 21 :

    翌日・早朝

    セーラ(開門と同時に下駄箱脇の花壇に潜伏・・・)

    (・・・うまくいったで。あとは待つだけや・・・)

    竜華「あ、早速誰かきたみたい・・・」

    「・・・」タッタッタ

    「・・・?」

    (あの子・・・どこかで・・・)

    セーラ「あいつ陸上部なんやろか? こんな朝早くから張り切ってんねー」

    竜華「どうやろ? まぁなんにしてもただの朝練っぽいなぁ」

    (陸上部・・・朝練・・・)

    竜華「それにしても、あのジャージっ子・・・ちゃんと下穿いてんのやろか」

    「・・・ッ!?」

    100 = 74 :

    そろそろか


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