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    元スレ杏子「ちょっとちょっと、何やってんのさ」さやか「魔女退治」

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    151 = 137 :

    ほむら「・・・あなたって、鋭いわ」スッ

    ほむら「ええ、図星よ。
         私はあなたを助けたいわけじゃない・・・
         あなたが破滅していく姿をまどかに見せたくないだけ。
         全てはあの子の為なのよ?」ゴォッ

    さやか「え?」

    ほむら「え?」

    さやか「枝毛のこと考えてるのかと思った」

    ほむら「誰があなたの枝毛のことなんか考えるのよ!!!!」

    さやか「いやまどかの」

    ほむら「まどかに枝毛がある・・・?気付かなかったわ・・・」ゴクリ

    ほむら「まぁ・・・それはオイシイ情報として置いといて。
         これ以上まどかを悲しませるくらいなら・・・
         いっそこの場で私が殺してあげるわ、美樹さやか!!」ゴォォ

    杏子「っ!!」ガシッ

    ほむら「!?」

    152 = 137 :

    杏子「何やってる!?さっさと逃げろ!!」

    さやか「いや掴むほう間違ってるし」ジタバタ

    杏子「マジか」ググッ

    さやか「いや力入れると痛いし」ジタバタ

    杏子「マジか」ググッ

    さやか「いや折れそうだし」ジタバタ

    杏子「ちょっと面白いかも」ブンブン

    さやか「なにこれ」グルングルン

    杏子「メリーゴーランド的な」ブンブン

    さやか「一理ある」グルングルン

    ほむら「・・・」

    153 :

    おい

    154 :

    これはツボだわ

    155 :

    杏子「・・・この状態だとあの妙な技も使えないんだな?」ブンブン

    ほむら「いや、普通に使える・・・」

    杏子「は?」ピタッ

    さやか「は?」ピタッ

    ほむら「もうイヤ・・・帰るわ・・・」グスン

    杏子「・・・」

    さやか「・・・」

    さやか「もうちょっと早く回せる?」

    杏子「わかった」ブンブン



    156 = 155 :

    ホストA「・・・稼いだ金はきっちり貢がせないと。
         女ってバカだからさぁ・・・」

    ホストB「犬か何かだと思って躾けないとダメっすよね」

    ホストA「油断するとすぐ籍入れたいだの言い出すからねー」

    ホストB「捨てる時がホントウザいっすよねぇ・・・」

    さやか「ねえ、その女の人の話もっと聞かせてよ」

    ホストA「お嬢ちゃん中学生?夜更かしはよくないぞ」

    さやか「その女の人、あんたのことが大事で
         喜ばせたくて頑張ってたんでしょ?
         なのに犬と同じなの?
         ありがとうって言わないの?
         役に立たなきゃ捨てちゃうの?」

    ホストA「何コイツ・・・知り合い?」

    ホストB「いや・・・」

    さやか「ねえ、この世界って守る価値あるの?
         あたし何のために戦ってたの?
         教えてよ、今すぐあんたが教えてよ・・・」

    さやか「でないとあたし、どうにかなっちゃうよ?」

    157 = 155 :




    杏子「やっと見つけた!」タタッ

    杏子「アンタさぁ、いつまで強情張ってる気?」

    さやか「・・・悪いね、手間かけさせちゃって」

    杏子「な、なんだよ。らしくないじゃんかよ・・・」


    さやか「うん、別にもうどうでもよくなっちゃったからね」

    杏子「っ!?」ゾクッ

    158 = 155 :

    さやか「結局あたしは一体何が大切で、何を守ろうとしてたのか
        なにもかも、わけ分かんなくなっちゃった」

    さやか「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって話、今ならよく解るよ」

    さやか「確かにあたしは何人か救いもしたけど
        その分心には恨みや妬みが溜まって」

    さやか「一番大切な友達さえ傷つけて・・・」


    さやか「誰かの幸せを祈ったぶん、他の誰かを呪わずにはいられない。
        あたしたち魔法少女ってそういう仕組みだったんだね」


    杏子「さ、さやか・・・」


    さやか「あたしって、ほんとバカ」



    杏子「え?」

    159 = 155 :

    さやか「え?」

    杏子「いやバカって認めたからさ」

    さやか「比喩だし」

    杏子「そういうの無理だから」

    さやか「は?」

    杏子「てか長い」

    さやか「まあ一言で言うと後悔してます的な」

    杏子「あといきなりゾクッてきたの風邪っぽい」

    さやか「バカは風邪ひかないし」

    杏子「バカって言ったほうがバカだし」

    さやか「そういうのうざいし」

    杏子「は?」

    さやか「バカって言われてバカって言い返したほうがバカだし」

    ほむら「・・・」

    160 = 155 :

    杏子「おうイレギュラー」

    ほむら「どういうこと・・・?
         ちょっと、ソウルジェムを見せてくれる?」

    さやか「エッチ」

    杏子「スケッチ」

    さやか「ワンタッチ」

    ほむら「早くしなさい!」

    さやか「ほい」ポイッ

    ほむら「・・・」パシッ

    ほむら「・・・ほとんど穢れてない?わけがわからないわ・・・」

    QB「・・・そろそろかな」

    161 = 155 :

    ほむら「何よキュゥべえ、そろそろって」

    さやか「はっ!?」パチッ

    杏子「おっ!?」パチッ

    QB「戻ったみたいだね」

    ほむら「・・・説明しなさい」

    QB「あぁ、この二人は魔女の口づけを受けていたのさ」

    ほむら「え??」

    QB「無駄話の魔女、性質は『冗長』。
       この魔女に口づけを受けてしまった者は
       話をわけのわからない方向に持っていき、長期化させる傾向にある」

    ほむら「はぁ・・・」

    162 = 155 :

    QB「その魔女の口づけが、時間経過で無くなった。というわけさ」

    ほむら「どうして教えてくれなかったのよ」

    QB「聞かれなかったからさ。
       それに、僕も最近やっと気付いたものでね」

    ほむら「ソウルジェムがほとんど穢れてないのは?」

    QB「魔女に操られていたから、二人とも無意識のうちに行動をしていたようなものだ。
       魔力を使う以外に穢れが溜まる理由がないのさ。
       ちゃんと浄化もしていたみたいだし」

    ほむら「じゃあ、消耗が早いって言ったのは?
         呪いを生み始めたって言ったのはなんなのよ?」

    QB「魔女の口づけの消耗が早いと言ったのさ。
       それに、呪いを生み始めたというのは口づけの消耗の高速化に伴って
       話を冗長化させる範囲が広くなったということさ」

    ほむら「・・・」

    163 :

    面白いwww
    寝ようと思ってたのにwwww

    164 = 154 :

    他の魔女に比べると無害な魔女だな

    165 = 155 :

    QB「恐らく、さやかは杏子と出会う少し前。
       杏子は、それよりも前に受けたみたいだね」

    杏子「ん~、なんだかよくわかんねえけど楽しかったな!」

    さやか「確かにそうかも!あんたとはいいコンビになれそうだわ~」

    杏子「冗長コンビか?アリだな!」

    さやか「もう一回口づけしてもらってくる?」

    杏子「まっさか!もうこりごりだよ」アハハ

    さやか「だよねぇ~」アハハ

    杏子「でも、最後らへん結構真面目じゃなかったか?」

    QB「それはそうさ。効果が切れかけてたんだから」

    さやか「なるほど~」

    ほむら「何自分達で勝手に納得してるのよ!!!!!!!!!!!」クワッ

    166 = 155 :

    ほむら「私がどれだけ惑わされたと思ってるのよ!!!!!!!!!!」

    ほむら「今すぐ謝りなさいよ!!!!!!!!!!!!」

    杏子「えっ・・・どうするよ、さやか」

    さやか「まぁ、色々迷惑かけちゃったわけだし謝っておこうよ」

    杏子「そうだなぁ」

    さやか「ごめんね、転校生」ペコッ

    杏子「悪かったよ」ペコッ

    ほむら「・・・はぁ、まあ許してあげるわ」

    まどか「さやかちゃん・・・?」

    167 = 155 :

    杏子「おい、アンタの友達来たぞ」

    さやか「あれ、まどか?」

    まどか「さやかちゃん!どうしたの?ソウルジェムは?ねぇ、さやかちゃん!」ガバッ

    さやか「いや、ここにあるけど・・・」

    まどか「は?」

    ほむら「っ!?」

    まどか「だからそれはソウルジェムまがい的なアレでしょ」

    さやか「アレって何よまどか~」

    まどか「この前のレプリカ的なアレでしょ」

    さやか「・・・」

    杏子「なぁさやか、これって・・・」

    さやか「・・・っぽいね」

    169 = 155 :

    ほむら「ま、まどか・・・あなたまで魔女の口づけを・・・?」

    QB「どうやら、そうみたいだね」

    まどか「本物がないと死んじゃうのに生きてるふしぎ」

    杏子「イレギュラー、後は頼んだ。ラーメン食いに行こうぜさやか!」スタコラ

    さやか「そうだね、転校生よろしく!んじゃ行きますか!」スタコラ

    QB「僕は別の子を勧誘しに行くよ、治ったら教えてくれるかい」スタコラ

    まどか「ほむらちゃんって実は枝毛体質だったりするアレでしょ」

    ほむら「・・・いやああああああああああああああ!!!!!!!!!!」



    おわり

    170 = 154 :

    終わったww
    乙っちまどまど
    まどっちの枝毛見たい

    171 = 155 :

    最後息切れ感あってすみませんでした
    マミさん出なくてすみませんでした
    お付き合いいただきありがとうございました

    173 :

    頭がティロフィナーレ

    乙だ

    174 :

    乙乙乙乙

    176 :

    ケータイ小説

    177 :









    長い

    178 = 143 :

    短い

    179 :

    おつおつ
    冗長なのは魔女の仕業ならしかたないね
    その分オチの4人と一匹のノリが面白かったからすっきりしたわ

    180 :

    やはりさやあんはいいな乙


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