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元スレ幼馴染「あのさ、あんた友くんと仲良いんでしょ?」
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父「お待たせ致しました。ナポリタンです」コトッ
友「わっ。ありがとうございますっ」
男「あれ、なんで二つ?」
父「一人だけ食べるのは気まずいだろ? 今日の分は息子が友人を招いた記念と言う事で、僕からのプレゼント」
友「良いんですか?」
父「もちろん」
友「ありがとうございます」
父「はは。今度は友人家族を連れての来店を待ってるよ」
男「餌付けかよ」
父「どうかな? それじゃ勉強頑張って」
友「わっ。ありがとうございますっ」
男「あれ、なんで二つ?」
父「一人だけ食べるのは気まずいだろ? 今日の分は息子が友人を招いた記念と言う事で、僕からのプレゼント」
友「良いんですか?」
父「もちろん」
友「ありがとうございます」
父「はは。今度は友人家族を連れての来店を待ってるよ」
男「餌付けかよ」
父「どうかな? それじゃ勉強頑張って」
男「さ、早く食べて課題済まそう」ズルズル
友「そうだね」チュルッ
友「ん……」
男「どう?」
友「これも美味しい。男のお父さんは名シェフだね」
男「本人に言ってやりなよ」ズルズル
友「それもそうか」チュルチュル
友「にしても……」
男「ん?」
友「お店の雰囲気も良いし、ココアもナポリタンも美味しい。なのに……」
男「……ああ。客が居ない」
友「そうだね」チュルッ
友「ん……」
男「どう?」
友「これも美味しい。男のお父さんは名シェフだね」
男「本人に言ってやりなよ」ズルズル
友「それもそうか」チュルチュル
友「にしても……」
男「ん?」
友「お店の雰囲気も良いし、ココアもナポリタンも美味しい。なのに……」
男「……ああ。客が居ない」
男「今時喫茶店なんて流行らないからな」
男「それに、駅前のカフェ行けば安くてそれなりのコーヒーが飲める」
男「友だって無名の喫茶店より、有名チェーンのカフェの方が入りやすいだろ?」
友「……それは、確かに…………」
男「おし、課題始めようか。終わったらゲームな」
友「う、うん」
男「ゼビウス以外に脱衣麻雀もあるけど、そっちにするか?」
友「だっ!? や、やらないよ!」
男「ははは……」
男「それに、駅前のカフェ行けば安くてそれなりのコーヒーが飲める」
男「友だって無名の喫茶店より、有名チェーンのカフェの方が入りやすいだろ?」
友「……それは、確かに…………」
男「おし、課題始めようか。終わったらゲームな」
友「う、うん」
男「ゼビウス以外に脱衣麻雀もあるけど、そっちにするか?」
友「だっ!? や、やらないよ!」
男「ははは……」
―――
――
―
友「あ、もうこんな時間か」
男「そろそろ帰るか?」
友「うん、そうするよ」
友「男君のお父さん、今日はご馳走様でした。とても美味しかったです」
父「それは嬉しい言葉だね」
友「今度はちゃんとお客として来ますね」
父「ああ。待っているよ」
男「……父さん、欲しい本あるから途中まで送ってくるわ」
友「え?」
父「ああ。外はもう暗いから気を付けるんだよ」
男「分かってる。さ、行こうか」
友「う、うん。ありがとう」
――
―
友「あ、もうこんな時間か」
男「そろそろ帰るか?」
友「うん、そうするよ」
友「男君のお父さん、今日はご馳走様でした。とても美味しかったです」
父「それは嬉しい言葉だね」
友「今度はちゃんとお客として来ますね」
父「ああ。待っているよ」
男「……父さん、欲しい本あるから途中まで送ってくるわ」
友「え?」
父「ああ。外はもう暗いから気を付けるんだよ」
男「分かってる。さ、行こうか」
友「う、うん。ありがとう」
カランカラン
友「気を使わなくても良いのに」
男「父さんと二人きりってのが苦手なんだ」
友「……そうなんだ。仲良さそうに見えたけど」
男「気を使う人だから。父さんは」
友「…………」
男「さ、行こうか。友はバス通学だっけ」
友「うん。本屋行くなら途中まで一緒だね」
男「そうだな。自転車で二人乗りする?」
友「暗いから止めとく」クスッ
男「確かに危ないか」
友「気を使わなくても良いのに」
男「父さんと二人きりってのが苦手なんだ」
友「……そうなんだ。仲良さそうに見えたけど」
男「気を使う人だから。父さんは」
友「…………」
男「さ、行こうか。友はバス通学だっけ」
友「うん。本屋行くなら途中まで一緒だね」
男「そうだな。自転車で二人乗りする?」
友「暗いから止めとく」クスッ
男「確かに危ないか」
―駅前―
友「今日は色々ありがとう」
男「ああ」
友「またね。お父さんにも宜しく」
男「そうだ、友」
友「なに?」
男「手紙……どうするんだ?」
友「……良く考えてから答えを出すよ」
男「そうか……」
友「じゃ、また明日ね」
男「……ああ。またな」
友「今日は色々ありがとう」
男「ああ」
友「またね。お父さんにも宜しく」
男「そうだ、友」
友「なに?」
男「手紙……どうするんだ?」
友「……良く考えてから答えを出すよ」
男「そうか……」
友「じゃ、また明日ね」
男「……ああ。またな」
―本屋―
男(カフェ飯レシピ集、ねぇ……)ペラッ
男(へぇ、結構しっかりしたレシピもあるんだな)
「なに読んでるの?」
男「ん?」
幼馴染「……へぇ、あんた料理に興味あったんだ」
男「別に……」
幼馴染「ところでさ、ちゃんと手紙渡してくれた?」
男「……ああ」
幼馴染「そっか。友くん何か言ってた?」
男「……よく考えてから答えを出すってさ」
幼馴染「ふぅん」
男「あのさ、用無いなら帰って良いかな。帰って残った課題やらなきゃいけないんだ」
幼馴染「じゃあ一緒に帰ろ」
男「…………」
男(カフェ飯レシピ集、ねぇ……)ペラッ
男(へぇ、結構しっかりしたレシピもあるんだな)
「なに読んでるの?」
男「ん?」
幼馴染「……へぇ、あんた料理に興味あったんだ」
男「別に……」
幼馴染「ところでさ、ちゃんと手紙渡してくれた?」
男「……ああ」
幼馴染「そっか。友くん何か言ってた?」
男「……よく考えてから答えを出すってさ」
幼馴染「ふぅん」
男「あのさ、用無いなら帰って良いかな。帰って残った課題やらなきゃいけないんだ」
幼馴染「じゃあ一緒に帰ろ」
男「…………」
幼馴染「何か都合悪い?」
男「別に、そんな事は……」
幼馴染「外もう暗いんだよ? 女の子一人で歩かせて平気なの?」
男「こんな暗くなる前に帰れば良かったのに」ボソ
幼馴染「むっ。なにか言った?」
男「別に。こんな遅くまで何やってたんだろうって思っただけ」
幼馴染「友達と近くのカフェでお喋りしてたら、つい、さ……」
男「……そうか」
幼馴染「あ……ごめん」
男「良いよ、気にしてないから。それより本買うから少し待ってて」
幼馴染「え?」
男「送るから少し待っててって事」
幼馴染「う、うん。じゃ、待ってるねっ」
男「別に、そんな事は……」
幼馴染「外もう暗いんだよ? 女の子一人で歩かせて平気なの?」
男「こんな暗くなる前に帰れば良かったのに」ボソ
幼馴染「むっ。なにか言った?」
男「別に。こんな遅くまで何やってたんだろうって思っただけ」
幼馴染「友達と近くのカフェでお喋りしてたら、つい、さ……」
男「……そうか」
幼馴染「あ……ごめん」
男「良いよ、気にしてないから。それより本買うから少し待ってて」
幼馴染「え?」
男「送るから少し待っててって事」
幼馴染「う、うん。じゃ、待ってるねっ」
―帰路―
幼馴染「……」
男「……」
幼馴染「あ、あのさっ」
男「なに?」
幼馴染「えーっと……」
男「……?」
幼馴染「そ、そう。本! 本なに買ったの?」
男「……参考書」
幼馴染「へ、へぇ。男ってば真面目ー」
男「来年大学受験だから。塾とか行く余裕無いし、今の内からしっかりやらないと」
幼馴染「……そう」
男「うん」
幼馴染「そういえば昔から言ってたっけ。人生レールに乗った者勝ちだって」
幼馴染「……あんたは本気でレールに乗る為の努力をしてるんだね」
幼馴染「……」
男「……」
幼馴染「あ、あのさっ」
男「なに?」
幼馴染「えーっと……」
男「……?」
幼馴染「そ、そう。本! 本なに買ったの?」
男「……参考書」
幼馴染「へ、へぇ。男ってば真面目ー」
男「来年大学受験だから。塾とか行く余裕無いし、今の内からしっかりやらないと」
幼馴染「……そう」
男「うん」
幼馴染「そういえば昔から言ってたっけ。人生レールに乗った者勝ちだって」
幼馴染「……あんたは本気でレールに乗る為の努力をしてるんだね」
男「レールから外れて苦労してる人を毎日見てるから」
幼馴染「……」
男「……つまらない奴になってごめん」
幼馴染「そ、そんな事無いって!」
男「……もうすぐ幼馴染の家だね。おやすみ」
幼馴染「うん、おやすみ……」
幼馴染「……」
幼馴染「あ、あのさ!」
男「なに?」
幼馴染「今度男の家……喫茶店行って良い?」
男「客としてなら歓迎するよ」
幼馴染「……うん。幼馴染みだからって適当な接客しないでよ? じゃあおやすみ!」タタタッ
男「おやすみ」
幼馴染「……」
男「……つまらない奴になってごめん」
幼馴染「そ、そんな事無いって!」
男「……もうすぐ幼馴染の家だね。おやすみ」
幼馴染「うん、おやすみ……」
幼馴染「……」
幼馴染「あ、あのさ!」
男「なに?」
幼馴染「今度男の家……喫茶店行って良い?」
男「客としてなら歓迎するよ」
幼馴染「……うん。幼馴染みだからって適当な接客しないでよ? じゃあおやすみ!」タタタッ
男「おやすみ」
―翌日―
友「おはよう」
男「おはよう……って、また手紙貰ったんだ」
友「あはは……」
男「もう誰かと付き合った方が良いんじゃないか。それなら他の女も諦め付くだろうし」
友「そんな物かな」
男「さあ?」
友「もうっ。他人事だからって適当過ぎない?」
男「俺モテた事無いから、そういう苦労は理解出来ないし」
友「むう……」
男「ま、頑張れ」ポン
友「ううーっ」
友「おはよう」
男「おはよう……って、また手紙貰ったんだ」
友「あはは……」
男「もう誰かと付き合った方が良いんじゃないか。それなら他の女も諦め付くだろうし」
友「そんな物かな」
男「さあ?」
友「もうっ。他人事だからって適当過ぎない?」
男「俺モテた事無いから、そういう苦労は理解出来ないし」
友「むう……」
男「ま、頑張れ」ポン
友「ううーっ」
幼馴染「おはよ。仲良いんだね」
男「あ……おはよう」
友「……知り合い?」
幼馴染「私は幼馴染。宜しくね」
友「宜しく。男君の知り合いなのかな」
幼馴染「うん。男とは所謂幼馴染みって奴ね」
男「中学からクラス違ったりで疎遠だったけどな。昨日声掛けられた時は一瞬誰かと思ったよ」
幼馴染「う……」
男「それで、何か用か?」
幼馴染「ううん。姿見えたから声掛けただけ」
友「……ふふっ」
男「どうした、急に笑って?」
友「ごめん。さすが幼馴染みだなって思ってさ」
男「あ……おはよう」
友「……知り合い?」
幼馴染「私は幼馴染。宜しくね」
友「宜しく。男君の知り合いなのかな」
幼馴染「うん。男とは所謂幼馴染みって奴ね」
男「中学からクラス違ったりで疎遠だったけどな。昨日声掛けられた時は一瞬誰かと思ったよ」
幼馴染「う……」
男「それで、何か用か?」
幼馴染「ううん。姿見えたから声掛けただけ」
友「……ふふっ」
男「どうした、急に笑って?」
友「ごめん。さすが幼馴染みだなって思ってさ」
男「何か変だった?」
友「変って言うか、しばらく疎遠だったって言ってたのに、お互い気兼ねの無い感じで話してたのが凄いなって……」
男「そんな物かな」
幼馴染「さあ?」
友「二人は不思議な関係なんだね」
男「?」
友「少し……羨ましいな……」ボソッ
友「変って言うか、しばらく疎遠だったって言ってたのに、お互い気兼ねの無い感じで話してたのが凄いなって……」
男「そんな物かな」
幼馴染「さあ?」
友「二人は不思議な関係なんだね」
男「?」
友「少し……羨ましいな……」ボソッ
モブ子「あっ。おはよー、幼馴染!」
幼馴染「おはよー」
モブ子「珍しいね、こんな早いなんて」
幼馴染「そ、そう? 何時もこんなくらいじゃない?」
男「友達来たみたいだし、俺達は先行くな」
幼馴染「え? う、うん……」
友「じゃあね、幼馴染さん」
モブ子「!」
モブ子「お、幼馴染!」
幼馴染「あ、そっか」
幼馴染「男っ。せっかくだから4人で学校行こうよ!」
幼馴染「おはよー」
モブ子「珍しいね、こんな早いなんて」
幼馴染「そ、そう? 何時もこんなくらいじゃない?」
男「友達来たみたいだし、俺達は先行くな」
幼馴染「え? う、うん……」
友「じゃあね、幼馴染さん」
モブ子「!」
モブ子「お、幼馴染!」
幼馴染「あ、そっか」
幼馴染「男っ。せっかくだから4人で学校行こうよ!」
男「俺は別に構わないけど。友は?」
友「ボクも構わないよ」
幼馴染「なら決まりね。この子は私の友達のモブ子」
モブ子「は、はじめまして!」ペコッ
幼馴染「こっちが前に話してた男で、この人が……」
友「友です。宜しくね、モブ子さん」
モブ子「は、はいっ。宜しくお願いします!」
幼馴染「あははっ。モブ子緊張し過ぎだよっ」
男「……」
幼馴染「……男?」
男「ごめん、先行って良いかな?」
幼馴染「あ……」
男「……それじゃあ」タタタ…
友「ボクも構わないよ」
幼馴染「なら決まりね。この子は私の友達のモブ子」
モブ子「は、はじめまして!」ペコッ
幼馴染「こっちが前に話してた男で、この人が……」
友「友です。宜しくね、モブ子さん」
モブ子「は、はいっ。宜しくお願いします!」
幼馴染「あははっ。モブ子緊張し過ぎだよっ」
男「……」
幼馴染「……男?」
男「ごめん、先行って良いかな?」
幼馴染「あ……」
男「……それじゃあ」タタタ…
友「お、男?」
モブ子「わ、私何か気に障る事しちゃったかな!?」
幼馴染「ううん、モブ子は悪く無い」
モブ子「そう……なの?」
幼馴染「……あいつ、まだ賑やかなの駄目だったんだ」
友(賑やかなのが駄目?)
幼馴染「……ごめん。私も先に行くから、二人で登校して」
モブ子「えっ」
幼馴染「頑張ってね」
モブ子「う、うんっ」
幼馴染「友くん。モブ子を宜しくね!」タタタッ
友「う、うんっ」
モブ子「……私達も行きましょうか?」
友「そうだね。うん、行こうか」
モブ子「わ、私何か気に障る事しちゃったかな!?」
幼馴染「ううん、モブ子は悪く無い」
モブ子「そう……なの?」
幼馴染「……あいつ、まだ賑やかなの駄目だったんだ」
友(賑やかなのが駄目?)
幼馴染「……ごめん。私も先に行くから、二人で登校して」
モブ子「えっ」
幼馴染「頑張ってね」
モブ子「う、うんっ」
幼馴染「友くん。モブ子を宜しくね!」タタタッ
友「う、うんっ」
モブ子「……私達も行きましょうか?」
友「そうだね。うん、行こうか」
幼馴染「男っ」タタタ
男「……」スタスタスタ
幼馴染「ちょっと、足早すぎ!」ガシッ
男「……っ」ビクッ
幼馴染「……ご、ごめん」
男「……幼馴染は悪く無い。俺の方こそ空気悪くしてごめん」
幼馴染「ううん。私が考え無しに賑やかにしたから……」
男「もう、落ち着いてたと思ってたんだけどな」
男「ああ言う空気は、さ。まだ……駄目だった」
幼馴染「……ごめんね」
男「だから謝らないでって。それに、もう落ち着いたから」
幼馴染「……うん。ねっ、久し振りに二人で学校行こ?」
男「そうだね。行こうか」
男「……」スタスタスタ
幼馴染「ちょっと、足早すぎ!」ガシッ
男「……っ」ビクッ
幼馴染「……ご、ごめん」
男「……幼馴染は悪く無い。俺の方こそ空気悪くしてごめん」
幼馴染「ううん。私が考え無しに賑やかにしたから……」
男「もう、落ち着いてたと思ってたんだけどな」
男「ああ言う空気は、さ。まだ……駄目だった」
幼馴染「……ごめんね」
男「だから謝らないでって。それに、もう落ち着いたから」
幼馴染「……うん。ねっ、久し振りに二人で学校行こ?」
男「そうだね。行こうか」
―昼休み―
友「今朝は急にどうしたの?」
男「あ、えーと、急にトイレ行きたくなって……」
友「本当に?」
男「う……」
友「……」ジーッ
男「今度ちゃんと話すから、今は……その、良いかな?」
友「分かった。悩みがあるなら、何時でも聞くからね」
男「ありがとう、友」
ガララっ
幼馴染「すいませーん、男君いますか?」
友「今朝は急にどうしたの?」
男「あ、えーと、急にトイレ行きたくなって……」
友「本当に?」
男「う……」
友「……」ジーッ
男「今度ちゃんと話すから、今は……その、良いかな?」
友「分かった。悩みがあるなら、何時でも聞くからね」
男「ありがとう、友」
ガララっ
幼馴染「すいませーん、男君いますか?」
幼馴染「お、いたいた!」テテテ
友「こんにちは」
男「何か用?」
幼馴染「お昼どうしてるかなって思ってさ」
男「……俺は何時もの所で済ませる」
幼馴染「何時もの所?」
友「化学準備室だね」
幼馴染「そんな所で?」
友「先生にお弁当って賄賂渡して使わせて貰ってるんだ」ヒソヒソ
幼馴染「へー」ヒソヒソ
男「友はどうするんだ?」
友「ボクは弁当じゃないから、適当に食堂で済ませるよ」
幼馴染「友くんお弁当無いの?」
友「そうだけど、なに?」
幼「ふふっ。それなら良い話があるんだけど、どう?」
友「こんにちは」
男「何か用?」
幼馴染「お昼どうしてるかなって思ってさ」
男「……俺は何時もの所で済ませる」
幼馴染「何時もの所?」
友「化学準備室だね」
幼馴染「そんな所で?」
友「先生にお弁当って賄賂渡して使わせて貰ってるんだ」ヒソヒソ
幼馴染「へー」ヒソヒソ
男「友はどうするんだ?」
友「ボクは弁当じゃないから、適当に食堂で済ませるよ」
幼馴染「友くんお弁当無いの?」
友「そうだけど、なに?」
幼「ふふっ。それなら良い話があるんだけど、どう?」
―化学準備室―
男「先生、これ」
化学教諭「何時も悪いわね。それで今日のお弁当は何かしら」
男「オムライスとサラダだそうです。こっちのタッパにチリソース入ってるんで、温めてからかけて下さい」
化学教諭「やった、オムライス! これで午後も戦えるわっ」
男「はは……」
化学教諭「それにしても……」
友・幼馴染・モブ子「……」
化学教諭「今日は随分と大所帯ね」
男「先生、これ」
化学教諭「何時も悪いわね。それで今日のお弁当は何かしら」
男「オムライスとサラダだそうです。こっちのタッパにチリソース入ってるんで、温めてからかけて下さい」
化学教諭「やった、オムライス! これで午後も戦えるわっ」
男「はは……」
化学教諭「それにしても……」
友・幼馴染・モブ子「……」
化学教諭「今日は随分と大所帯ね」
化学教諭「普段は友君しか連れて来ないのに、今日は女の子二人も連れ込むなんてやるじゃない」ツンツン
男「幼馴染みとその友人ですよ、先生」
化学教諭「ふーん」ニヤニヤ
男「……レンジ借ります」
化学教諭「おけー。そうだ、あんた達インスタントで良かったらコーヒー飲む?」
男「俺は要りません」
友「ミルクあるならいただきます」
幼馴染「あ、私もミルクあるなら」
モブ子「砂糖ありますか?」
化学教諭「はいはい。ミルク入り二つと砂糖ミルク入り1つね」
男「幼馴染みとその友人ですよ、先生」
化学教諭「ふーん」ニヤニヤ
男「……レンジ借ります」
化学教諭「おけー。そうだ、あんた達インスタントで良かったらコーヒー飲む?」
男「俺は要りません」
友「ミルクあるならいただきます」
幼馴染「あ、私もミルクあるなら」
モブ子「砂糖ありますか?」
化学教諭「はいはい。ミルク入り二つと砂糖ミルク入り1つね」
化学教諭(……ふむ)
化学教諭(長テーブルを使って微妙に距離を開けて座ってるわね)
化学教諭(うん。これなら心配無いか)
化学「はいコーヒー入ったわよ。カップ無いからビーカーだけど気にしないでね」コトッ
幼馴染「あ、どうも」
モブ子(ビーカー……)
友「毎回ありがとうございます、先生」
化学教諭「構わないわよ。どうせ普段は私しか飲まないから」
男「先生、弁当温めておきました」
化学教諭「ありがと。それじゃいただきまーすっ」
化学教諭(長テーブルを使って微妙に距離を開けて座ってるわね)
化学教諭(うん。これなら心配無いか)
化学「はいコーヒー入ったわよ。カップ無いからビーカーだけど気にしないでね」コトッ
幼馴染「あ、どうも」
モブ子(ビーカー……)
友「毎回ありがとうございます、先生」
化学教諭「構わないわよ。どうせ普段は私しか飲まないから」
男「先生、弁当温めておきました」
化学教諭「ありがと。それじゃいただきまーすっ」
友「何時も手の込んだお弁当だと思ってたけど……」
男「ああ。日替わりランチの仕込みついでに作って貰ってるんだ」モグモグ
幼馴染「じゃあ今日はオムライスなんだ」
男「ん」モグモグ
モブ子「え? 日替わり?」
幼馴染「男の家、喫茶店やってるのよ」
モブ子「すごいっ。実家が喫茶店なんですか?」
男「……うん」
幼馴染「そ、それよりモブ子! お弁当っ」
モブ子「はっ。そうでした」
男「ああ。日替わりランチの仕込みついでに作って貰ってるんだ」モグモグ
幼馴染「じゃあ今日はオムライスなんだ」
男「ん」モグモグ
モブ子「え? 日替わり?」
幼馴染「男の家、喫茶店やってるのよ」
モブ子「すごいっ。実家が喫茶店なんですか?」
男「……うん」
幼馴染「そ、それよりモブ子! お弁当っ」
モブ子「はっ。そうでした」
モブ子「多めに作ってあるので、良かったら皆さんで食べて下さい!」デーン
友「多め……」
男「確かに多いね」
幼馴染「普段は私とモブ子とで食べてるんだけど、ほら、友くんお弁当無いって言ってたからさ」
モブ子「は、はいっ。宜しければ食べて下さい、友くん!」
友「そ、それじゃ少し貰おうかな」
化学教諭「青春ねぇ。男君、私達は同じお弁当同士隅でひっそり食べましょう?」
男「はぁ。別に構いませんが」
幼馴染「わ、私も!」ガタッ
友「多め……」
男「確かに多いね」
幼馴染「普段は私とモブ子とで食べてるんだけど、ほら、友くんお弁当無いって言ってたからさ」
モブ子「は、はいっ。宜しければ食べて下さい、友くん!」
友「そ、それじゃ少し貰おうかな」
化学教諭「青春ねぇ。男君、私達は同じお弁当同士隅でひっそり食べましょう?」
男「はぁ。別に構いませんが」
幼馴染「わ、私も!」ガタッ
幼馴染「あ、えと……私も、男のお弁当気になるから……」
化学教諭(……ほう)
幼馴染「その……一緒に、食べて良い?」
化学教諭(なるほどね)
男「別に構わないよ」
幼馴染「良かった……」
化学教諭「まったく……青春過ぎて眩しいわ、貴方達」
男「どうしました、先生?」
化学教諭「なんでも無いわよ。それより早く食べましょう」
幼馴染「そ、そうですねっ」
化学教諭(……ほう)
幼馴染「その……一緒に、食べて良い?」
化学教諭(なるほどね)
男「別に構わないよ」
幼馴染「良かった……」
化学教諭「まったく……青春過ぎて眩しいわ、貴方達」
男「どうしました、先生?」
化学教諭「なんでも無いわよ。それより早く食べましょう」
幼馴染「そ、そうですねっ」
化学教諭(友君とモブ子さん)
化学教諭(私、男君、幼馴染さん)
化学教諭(この子、バッサリ分けたわね)
男「……」モグモグ
幼馴染「男、大丈夫?」
男「……平気。他人事の距離だから」
幼馴染「あのさ」
男「ん?」
幼馴染「私は嫌じゃない?」
男「嫌じゃないよ」
幼馴染「良かった……」
男「……」モグモグ
化学教諭(私、男君、幼馴染さん)
化学教諭(この子、バッサリ分けたわね)
男「……」モグモグ
幼馴染「男、大丈夫?」
男「……平気。他人事の距離だから」
幼馴染「あのさ」
男「ん?」
幼馴染「私は嫌じゃない?」
男「嫌じゃないよ」
幼馴染「良かった……」
男「……」モグモグ
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