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元スレれいか「みゆきさんと」なお「あかねが」やよい「喧嘩?」

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1 :

なお「え?でも、さっき見たみゆきちゃん、別に変わったところなかったよね?今は、お手洗いに行ってるけど」

やよい「うん……私達にも普通に、おはよう、って。挨拶してくれたよ?」

キャンディ「そりは多分、まだあかねが来てないから、クルぅ……」

れいか「いったい、何があったの?キャンディ……あら」

ガラッ

あかね「おっはよーさーん」

やよい「あ、あかねちゃんが入ってきたよ……あ」

みゆき「あっははー、ハンカチ忘れちゃったぁ……」

なお「あ、そこに丁度みゆきちゃんが……」

あかね「……」

みゆき「……」

なお「……あぁー」

やよい「ふ、二人とも……黙っちゃった」

れいか「お互いに、険悪な顔をしているわ……」

キャンディ「クルゥ……」

2 :

「クルゥ……」

3 = 1 :

あかね「朝も早ぅから早速忘れ物かいな、うっかりものの星空ちゃんは。せわしないなぁ、これじゃ面倒みられとんのはキャンディやのうて、自分なんとちゃう?」

みゆき「」

やよい「み、みゆきちゃんの『はっぷっぷー顔』以外の不機嫌顔って、初めてみたよぉ……」

なお「うん、だからってスケッチはやめようね、やよいちゃん」

みゆき「日野さん、早く入ってよ。入り口塞がれてたらみんな迷惑だよ?自分のことしか考えない、さすがは関西人でおまんがな」

あかね「」ビキッ

れいか「あ、あかねさんのこめかみに、絵に描いたような怒りの印が」

やよい「煽りが強烈だよぉ、みゆきちゃん」

4 = 1 :

あかね「ふんっ!」

みゆき「ぷん!」

なお「二人ともそっぽ向いて、自分の席戻っていくね」

みゆき「……着いてこないでよ!」

あかね「自分こそ、うちの前歩かんといてんか!」

なお「いや、席前後でしょあんたたち……ほんと、なんでこんなことになっちゃったの?キャンディ?」

れいか「昨日の、学校までは。あんなことはなかったはず。ということは、放課後に何か……?」

やよい「私達は部活と生徒会で、昨日はみゆきちゃんとあかねちゃん、それにキャンディだけで秘密基地に行ってたんだよ、ね?」

キャンディ「クルゥ……実は……」

5 :

うむ

7 = 1 :

みゆき『ふーん、ふっふふーん……あぁーやっぱりピーターパンってカッコいいなぁ~!ね、あっかねちゃぁん!』

あかね『そのロマンをうちに求めんといて……みゆきの絵本も増えよったなぁ、ここ。よ、っと!』

みゆき『えっへへー、まぁね……おぉー!あかねちゃんのコテ返しスペシャルだぁー!すっごいね!あっという間にお好み焼きが二枚ひっくり返ったよ!』

あかね『ふっふふ~ん、もっと褒めたってー!っと、キャンディは寝てもうたから、とりあえずー二枚でよかったんやよなー?』

みゆき『うん、私が絵本読んであげてたら、眠っちゃったんだよね』

キャンディ『クルゥ……』

あかね『なーんや、子供みたいやなキャンディて』

みゆき『えへへ、そだね。家族から離れて頑張ってるけど、キャンディもまだまだ子供だもん、私がしっかり面倒みなきゃ!』

あかね『ぷっ、みゆきがしっかり面倒、なぁ?おもろい冗談ですことー』

みゆき『なにそれもー、はっぷっぷー!』

あかね『はっはは、すまんすまん。っと、うち先に片付けとくさかい、みゆき食べといてんか。コゲは早うとっといたほうがえぇし』

みゆき『うん、それじゃいっただっきまーす!』

8 = 1 :

みゆき『う~ん!やっぱりあかねちゃんの作ったお好み焼きはおいし~い!』

キャンディ『クル、クルゥ……いいにおいが、するクルぅ?』

みゆき『あ、キャンディ起きた?あー、もう少し早く起きてくれればよかったのにー』

キャンディ『クル?あ、みゆきずるいクルぅ!キャンディもお好み焼き食べたいクルー!!!』

みゆき『あー、ちょっと待っててね?今あかねちゃんを……』

キャンディ『あり?なーんだ、キャンディの分もとっててくれたクルゥ?ありがとークルー!はむっ!はふはふっ!』

みゆき『あっ……あー……』


なお「……」

やよい「……」

れいか「……キャンディ?きっと今ならまだ……」

キャンディ「ま、待って欲しいクル、話はまだ続くクル。キャンディが悪いわけじゃ、いや分かってるクル。キャンディも、この後ちゃんと謝るクル、待って欲しいクル!!!!」

10 = 1 :

みゆき『もー、キャンディ?それ、あかねちゃんの分だったんだよ?』

キャンディ『クルッ!?』

みゆき『あーいや、私達もキャンディの分を先に作っておけばよかったんだよね、うん。ごめんごめん』

キャンディ『クルぅ……あかねに謝るクル』

みゆき『あっはは、大丈夫大丈夫!ちゃんと謝れば、みんな仲良しハッピーになれるから!あかねちゃんがお好み焼き作る、きらきらしてるとこも見れるしウルトラハッピーだよ!……あ、あっかねちゃーん』

あかね『おっこのーみやーきやーでー♪お、なんやキャンディ起きたん?早かったな眠りの浅さもやっぱり子供みたいや……れ?』

キャンディ『あかねぇ、ごめんなさいクル……』

あかね『あー、そか。食べてもーたか?や、かまへんかまへん。ホットプレートはなおしてもーたけど、すぐに出せるさかいな』

みゆき『そうだよね』


みゆき『お好み焼き“くらい”、また焼いちゃえば……』

あかね『……は?』

11 = 6 :

やっぱり先にキレたのは俺のあかねちゃんか

13 = 1 :

あかね『……ちょーっと待たんかい、こら』

みゆき『?なに、あかねちゃん?』

あかね『お好み焼きくらい、て。なんやねん』

みゆき『え?』

あかね『自分、今、うちのお好み焼きを馬鹿にしてゆーたやろ、なぁ』

みゆき『え、あ、そう?そんなつもりじゃ、なかったんだけど……』

あかね『……事情が変わったわ。なんやの、人のお好み焼きとっといて、その態度』

キャンディ『く、クルッ!?ご、ごめんなさいクルあかね!キャンディ、手伝うくr』

あかね『いや、キャンディにゆうたんちゃう。あんたやあんた、みゆき。あんたがちゃーんとキャンディに説明しとけば、こないなならんかったやろが』

みゆき『え?え?わ、私のせいなの!?』

14 :

流石関西人

15 = 1 :

あかね『他に誰がおんねや。大体なぁ、みゆき、前ゆうとったやろ!キャンディがおかんのドーナツ食ってもーて、ぎょーさん怒られたー、て!』

みゆき『え、えぇ!?それがなに!?』

あかね『そっからなーんもキャンディ成長してへんやん!あんたが面倒みてやんとちゃうんかこら!それとも、なんや!?飼い主ににたんかのーえー!?』

みゆき『はっぷっぷー!あかねちゃんおかしいよ!なんでこんなことなんかで、そんなに怒られないといけないのっ!?』

あかね『なんか、てなんや!こちとら人生馬鹿にされとんのや!』

みゆき『だ、だからそんなつもりじゃなかったんだってばー!』

あかね『んなもんで済まされるかい!キャンディが、どこぞの野良みたくなってもーたらどないすんねんアホ!!』

みゆき『あ、アホって言った方がアホだもーん!きゃ、キャンディは私がちゃーんと面倒みてるもん!!!』

あかね『せやから、その結果がこれやーゆうとるんやろが!!!』



やよい「……なんだか、拾った子犬とか子猫のことで揉めるおかーさんと娘、みたいだね」

なお「あたしもそれ思った」

れいか「この流れならば、どちらかが冷静になって謝れそう、ですが?」

キャンディ「ま、まだあるクル……あとキャンディは犬猫じゃないクル」

16 = 1 :

キャンディ『クル、クルぅ、みゆ、みゆき、あかね。け、喧嘩はやめ、クル……』

みゆき『私はキャンディとはとっても仲良しだし、そのことについて責められる筋合いはないよ!?大体、あかねちゃんのそれ八つ当たりでしょ!?お好み焼き食べられちゃったことのっ!』

あかね『っ、そんなんとちゃう!うち、うちはなぁ!』

みゆき『材料はあるんだから、作ればいいじゃん!そうすれば、すぐに……』

あかね『まだゆうかこら!あんた、うちのお好み焼きをなんやと思って……!』

キャンディ『っ!二人とも、喧嘩をやめるクルーーーーー!!』

あかね『キャンディは黙っといてんか!!!!』

ダンッ! グラッ ベチャッ!!

みゆき『あ……あぁああああーーーーーー!!』

キャンディ『く、クル!?』

あかね『し、しもた、ソースが倒れて、もーて……みゆきの、絵本に』

17 :

あーあ

19 = 6 :

流石あかねちゃん

20 :

ソースは落ちない

21 = 1 :

みゆき『ピーターパーン!あ、あぁぁぁ茶色のシミが、う、うぅぅ……』

あかね『あー……す、すまn』

みゆき『……あかねちゃんの馬鹿!!!怒ったからって、物に当たらなくたっていいじゃない!!』

あかね『なっ、う、うちかてわざとちゃうわ!な、なんや、そもそもやな、そないなとこで絵本広げとくほうが悪いんやろ!!』

みゆき『絵本は悪くないもん!!!返してよ!私の、私のピータァパァン!!!』

あかね『当たり前や、悪いのは片付けへんかったみゆきやーゆうとるんや!なんや、絵本の一つで子供みたいなこと言いよって!どーせもう何度も読んでんのやろ、えぇ機会やから卒業しー、そないなもん!』

みゆき『あ、あかねちゃんには分かんないよ!私が、私がどれだけこれを大切に、馬鹿、ばかばかばかーーーーー!』

あかね『みゆきかて、うちのことなんも分かってへんやんか、な、なんやねん!なんやねんもーーーー!!』

みゆき『なんやねんてなんやねん!!大体、なんでお好み焼きなの!?私、もんじゃの方が好きなのに!!』

あかね『は、はぁあああああ!?!?あんなゲ■みたいなもんのどこがえぇねや!みゆきこそピーターパンてなんや!あんた将来、どーしよーもない男にひっかかってまうでアダルトチルドレンにやなー!』

みゆき『子供の心いいじゃん!何がいけないの!!』

あかね『なにがなにがてうっさいねん!このさいやからゆわしてもらうけどなぁ!みゆきはなぁ!!』

みゆき『それを言ったら、あかねちゃんだって!!!!』

キャンディ『く、クル、クルぅ。みゆき、あかねぇ……』

22 = 1 :

みゆき・あかね『『キャンディは黙ってて!』黙っとき!!』

キャンディ『……はい』



キャンディ「……今に至る、クル」

なお「あー……お互いが、お互いにうっかり相手の大事なものを」

やよい「うーん……どっちの言い分もすこーしは、分かるけど。ちょっと意地張りすぎ?」

れいか「ですが、簡単にはいかなそうですね」

みゆき「つーん!」

あかね「ふんっ!」

23 :

まさかプリキュアSSが乱立する時代が来ようとは支援

24 = 1 :

なお「とりあえず後で二人と、別々に話しをしてみようか」

れいか「そうね。もうすぐ授業が始まるから、今すぐにとはいかないけれど」

やよい「うん。でも、二人とも単純だから、時間がたったら元通り、だったりして?」

なお「言うね、やよいちゃん……そうなってくれれば、ありがたいけどね」

キャンディ「みんなごめんクル。キャンディが……キャンディは駄目な妖精クル」

れいか「……よく頑張ったわね、キャンディ?きっとあなたがいなければ、二人はもっといがみあってたかもしれないわ?」

キャンディ「……そう、クル?」

なお「うん。さ、ここからはみんなで仲直りのために頑張ろう?ね?」

やよい「波乱の喧嘩回も、みんなで乗り越えれば怖くないんだよ!」

キャンディ「クルッ!」

25 = 20 :

原作では出来なさそうな話を原作風にやってくれるのは嬉しい

と思ったが喧嘩は前作で散々やったか

26 = 1 :

バッドエンド王国

「うむむむむぅ」

「ウ~ルルル~、俺様ウルフルン~♪……あぁん?アカオーニ、どうした珍しく難しい顔しやがって」

「ちょっと勉強中オニ、邪魔するなオニー」

「てめぇが、勉強?はっ、こりゃぁ明日は酸性雨だな……ってぇと、あれか?こないだクソジョーカーがでしゃばって渡してきた、あの分厚い紙の束でも眺めて……?」

『泣いた赤鬼』

「」

「……俺様が悪になった原点を思い出して、すこ、少しでも力を……」

「もうやめろ!てめぇ自身がバッドエナジーに囚われかねねぇだろうが!!!」

27 = 1 :

「すまんオニ。思えばアオオーニとは、喧嘩みたいになってもう随分会ってない、オニ……」

「だから、凹んでんじゃねぇよ、ったぁく……どっかで元気にしてんだろ。聞いた話じゃ善人、いや善鬼か?らしいから、ひょーっとしたらのたれ死んでっかもだけど、なぁ」

「どっちオニ!?」

「知るかってーの。ほら、これやるよ。ババア風に言えば『プレゼント・フォー・ユー』だ」

「赤っ鼻、オニ?でも俺様は、こないだの出撃で手持ちは……」

「やるっつってんだろ。それで一暴れして、スッキリしてきやがれ馬鹿が。てめぇがしょぼくれてちゃ、張り合いがねーんだよ

「……オニ!そうするオニ!ウルフルンは羽鳥の次に良い奴オニー!」

「悪い奴に決まってんだろ黙れバーカ!」

ジョーカー「おぉーぉぅ、うーるっふるんさぁ~ん!っふふぅん、ツンデレとは世のトレンドを分かってらっしゃぁる~!」

「キモいからやめろクソジョーカーが」

28 = 1 :

なお「……(授業の後に、とは、言ったものの)」

佐々木先生「それじゃ、始めます。教科書は……」

あかね「……あ、しもうた。あれ入れたから、うっかり……せ、せんせ!すんませーん!日野ちゃん教科書忘れてしまいましたーぁ!」

佐々木「……せめて真面目にあやまりなさーい!もう」

アハハハハハハハハハハ!

あかね「は、ははー、かなわんわーせんせには……」

みゆき「……ぷっ」

あかね「……なんや。うちが忘れものしたんが、おもろいんか」

みゆき「べっつにー、何も言ってないもーん。はっぷっぷーだ」

あかね「……ふんっ!」

みゆき「ぷんっ!」

れいか「……(思っていた以上に、溝はふかそう、ですね)」

やよい「……(『あかねちゃんの気持ちが少し変われば……ね?結び合う……』よし、これでいこう。磁石探しておかなきゃ!)」

29 = 17 :

みゆあかもアリだな・・・

30 = 1 :

なお「……どうする?さっきの二人、見てたよね?まだまだ険悪みたいだ」

れいか「えぇ……どうやらお互いの一挙動が、全て自分を貶めるものだ、と、思うようになっているみたい」

やよい「あ、そんなことになってたんだ」

みゆき「……」ゴソゴソ

キャンディ「クル?みゆき、そりなにクル?」

みゆき「あ、うん。えっとね……あ。あの、ひnちが、あかねt」

「あかねー、ちょっと今日の練習のことでさー」

あかね「んー、すぐ行くわー!」

みゆき「あ……」

あかね「……なんや、星空さん早弁でっかー?二時間目も始まってへんのに腹ペコハッピー、こら傑作や」

みゆき「ち、ちがうもん!早く行きなよ、エース“候補”さん」

あかね「……ふん!」

みゆき「ぷん!」

なお「……一々とげがあるね、二人とも」

れいか「まずはみゆきさんから、説得しましょうか」

31 :

あれを入れたから……

ピーターパンの本科

32 :

サニーちゃんサニェサニェ!

33 = 1 :

れいか「みゆきさん?少しお話、しませんか?」

みゆき「あ、れいかちゃん、みんな……えーっと、キャンディが話したの?」

キャンディ「クルぅ……ごめんなさいクル」

みゆき「あ、ううん!あのね、私も困ってて。私今まであんまり、お友達と喧嘩、って……したこと、ないから。はは」

やよい「みゆきちゃんも、仲直りしたい、って思ってるんだ!よかった」

なお「じゃぁ、話は簡単だよ。一緒に謝りにいこう?ね?」

みゆき「で、でも……あかねちゃんが先に、怒り出したんだよ?私から謝ること、なのかなぁ?」

れいか「……それは」

なお「みゆきちゃんは、あかねに謝ってほしい?」

みゆき「……うん」

なお「じゃ、もっと簡単だね。あかねに『私は悪くないから、謝ってください』って。言いにいこっか」

34 = 1 :

みゆき「……」

なお「……言えないってことは、みゆきちゃんはもう分かってるんだよね?」

みゆき「……ごめん。ごめんね。私も悪い、私の方が、悪いって。分かってる、うん。だけど、あかねちゃんに……あかねちゃん、きっと怒ってて。許して、くれないよ」

やよい「……大丈夫だよ、みゆきちゃん。あかねちゃんが、本当にみゆきちゃんのことを嫌いになるはずなんて、ないもん!」

れいか「そうですよ。あかねさんも、意地になっているだけです。まずはみゆきさんの方から、歩み寄りましょう?ね?」

みゆき「でも、で、も……」

キャンディ「みゆきっ!みゆきは、昨日。あかねのお好み焼きを食べたキャンディに、言ってくれたクル」

みゆき「え……?」

キャンディ「ちゃんと謝れば、みんな仲良しハッピーになれるクル!……そうクル?」

35 = 1 :

みゆき「……うん。ありがとう、キャンディ……でも、やっぱり。私……」

なお「あー、ごめんね、答えを迫っちゃって。ほら、まだ一日は長いしさっ。もう少し考えてからにしようか?」

みゆき「……うん。ありがとう、ありがとうみんな、ごめんね?」

れいか「いいえ、気になさらないで。辛いのはみゆきさんなのですから」

やよい「みゆきちゃん、スマイル、スマイル!ねっ!?」

みゆき「……うんっ。ぐすっ」

キャンディ「……みゆきぃ」

みゆき「ぐすっ。キャンディも、ありがと。でもちょっと、ぐすっ。一人にして?」

37 = 17 :

ええ友達や

38 = 1 :

なお「……思ったより重症だ」

れいか「そう思う?小さい弟妹たちの喧嘩を日夜仲裁し続けて早十四年の、喧嘩師のなお?」

なお「れいか、それ喧嘩する人みたいになってるから。うん、みゆきちゃんってほら、けっこう気にしだすと、とことん落ち込むタイプじゃない?」

やよい「うん。ふっきれると、すっごくまっすぐなんだけどね」

キャンディ「クルぅ……」

なお「あかねにこれ以上嫌われたくない、っていうのが邪魔して、謝ることが出来なくなっちゃってるよ」

れいか「……あのままでは、何も進展しないわ。それどころか、かえって悪化してしまうのに」

なお「そこが、本人としてももどかしいとこなんだ、きっと。でも、なんだか自分で打開策を見つけてる気がするけどね、みゆきちゃんは」

やよい「?そうなの?」

なお「うん。それじゃ、あかねのとこ行こうか」

キャンディ「クル!今度こそキャンディ、役に立つクル!」

39 = 1 :

「あかねー、聞いてた?」

あかね「……あ、すまんすまん。なーんや春の陽気に誘われてもーて、あっはははー!」

「もー、しっかりしてよねー」

「あ、あれじゃないあかね?ひょっとして、星空さんがうつった?」

あかね「……は?」

「ほらー、最近星空さんと仲いいじゃん、あかねって」

「あの子のハッピーがうつったんじゃなーい、って!ははは!」

あかね「……全っ然、おもろないな、自分」

「は、は……え?」

あかね「それ、うちにゆうのはどういうつもりなん?みゆきがなに?馬鹿にしとんの?」

「え、あ、いやほら、あかねさっき、星空さんとなんか険悪だったし……」

あかね「それで、あんたがみゆきを馬鹿にしていい道理になるんかこら。あんまいちびってんとちゃうぞこの……」

なお「あーかねっ。どうどう」

あかね「んなっ、なんやなお!離しーこの、っちょやめ、制服伸びるやろがー!」

40 = 1 :

れいか「バレー部のみなさん、すみません。お話は終わりましたか?あかねさんをお借りしたいのですが」

「あ、青木副会長……えぇ、もう終わったわ」

やよい「えっとね、あかねちゃんはちょっと機嫌が悪いだけだから、あんまりさっきの……」

「あー、うん。私もちょっと言い過ぎたよ」

あかね「そ、れ、を!うちにゆうな!みゆきに……!」

なお「はいはい、あかねこそあかねが言うな。さー、こっちこっちー」

あかね「だから離せっちゅーのに!わこうたから、もう暴れへんて!!」

41 = 1 :

やよい「喧嘩してるのに、みゆきちゃんが馬鹿にされると怒るんだね、あかねちゃん?」

あかね「……あれは、陰口叩いとるのが腹たっただけや。みんなかて同じことゆうやろ、きっと」

れいか「えぇ。私達は仲間ですから。それで、あかねさん?仲間なら、私達のいいたいことも分かっていただけます、よね?」

あかね「……なんや、みゆきが泣きついてきたんか。けったいやなぁ」

キャンディ「キャンディが、みんなに話したクル……あかね、ごめんなさいクル。みゆきを許して……」

あかね「何度もゆーとるやろ、キャンディがどうこう、っちゅー話やあれへん。みゆき自身の問題や、これは」

なお「あかねも、でしょ。意地はっちゃってさ」

あかね「意地ちゃうし、うちのは正当切れや」

なお「それが意地なんだってば。もー、みゆきちゃんに言ったのと同じこと言わせたいの?」

あかね「なんやもう、さっきからみゆきみゆきて……あんたら他に友達おらんの?」

42 :

喧嘩してる相手の悪口を他人に言われて怒るシチュエーション


いいよね

43 = 1 :

れいか「……」

やよい「……」

なお「……」

キャンディ「……」

あかね「あ、ちゃうな。うちらの他に友達おらへんのは、みゆきの……方で……」

なお「あかね」

あかね「……」

なお「本気で言ってるなら、あたしはあかねを迷わずぶん殴る」

あかね「……ごめん。うち、最低や。さっきあの子に怒ったこと、ゆえへんやん……アホか、うち」

れいか「……あかねさん。仲直り、しましょう?今のあかねさんは、無理して、とても無理して怒っているようにみえて。とても、辛そうです」

あかね「……」

やよい「あかねちゃん、あかねちゃんがちょっと勇気を出してあげれば、きっとみゆきちゃんは……」

あかね「……うちな」

あかね「みゆきがお好み焼き食べるとこ見るの、好っきゃねん」

44 :

なおちゃんがいい子すぎてつらい

45 = 1 :

なお「……」

あかね「ほんま美味しそうに食べよるし。せやのに、みゆきにあないなゆわれてもーて」

れいか「……」

あかね「したら、なんや自分でもわけわからへんくらい、頭に血ぃが、な……」

やよい「……」

あかね「つまらん意地や、わかってんねん。でも、うちもみゆきの、大事なもん……もう、どの面下げて……あやまればえぇねん、なぁ!」

れいか「それでは、このまま拒絶し続けるのですか?」

あかね「わかっとる、わかっとるんや、うちがアホで間違うてることくらい!でも、でも……」

キャンディ「あかねぇ。みゆき、キャンディに言ってたクルぅ」

あかね「……なんや」

キャンディ「みゆきも、あかねのお好み焼きが。あかねがお好み焼きを作るのを、見るのが好き、って。きらきらしてて、ウルトラハッピー、って。言ってたクルぅ」

46 = 1 :

あかね「……」

キャンディ「仲直り、してほしいクルぅ。キャンディ、キャンディは……」

やよい「……もういいよ、キャンディ。頑張ったね。はい、ハンカチ」

れいか「……あかねさん。お昼休みに、待ってます。いつもの場所で」

なお「みゆきちゃんと一緒にね。あかね……ちょっと頭冷やしてから、おいでよ。ね?」

あかね「……おーきに、や、おーきにちゃうわ……大きな世話や、自分ら」

なお「ほんっと、手がかかって困るよ」

47 = 1 :

やよい「大丈夫だと思う?二人とも」

れいか「あとは、お二人自身で考えてもらうほかありません。……それで、駄目なら」

なお「緑川家伝統の、二人っきりで真っ暗な納屋に一日中閉じ込める、といこう、うん」

やよい「す、すっごく効果がありそうなのがいやだね……よーし、私、二人が絶対仲直りできるように、漫画を描いちゃおっ!」

れいか「漫画、ですか?」

やよい「うん!可愛いイラストで、二人が仲直りしてる場面を!」

なお「よく分からないけど、二人がそれで和むならいいよね。お願いできる?」

やよい「任せて!えーっと『喧嘩は~~~~』っと……」

48 = 1 :

昼休み

あかね「……」

みゆき「……」

やよい「……け、険悪ムードからお通夜に変わっている……」

なお「来てくれただけよしとしようか……えー、オホン。二人とも?」

れいか「お二人とも、何かお互いに言いたいことがあるのでは、ないですか?」

あかね「……うちは……べ、別に。星空さんのーが、なーんかあるんとちゃうのー?」

なお「……ひっぱたいてやろうかこいつ」

やよい「な、なおちゃんどうどう、抑えて抑えて」

みゆき「わ、私は……ない、もん。日野さん、には……なんにも」

なお「……じゃあなんで二人ともここ来たのさ、筋が通ってないよ、筋が!!」

れいか「……なお、落ち着いて。お二人とも、お弁当のほかに鞄まで持ってきたのには、何か理由がおありですか?」

あかね「……」

みゆき「……」

49 = 17 :

二人っきりで真っ暗な納屋にとな・・・

50 = 18 :

もう俺が悪いってことでいいからなおちゃん俺をひっぱたいて


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