元スレ杏子「なんかオッサンが行き倒れてる……」ホルホース「……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 126 :
ほ
253 :
頼むから完結させてくれ
254 = 145 :
ほ
257 = 62 :
ほ
258 = 62 :
ほ
260 = 38 :
杏子「よっ、おはよう」
ホル・ホース「……ケッ」
杏子「朝っぱらから辛気臭い顔してるね。何があったの」
ホル・ホース「テメェ俺を騙しやがったな!! ホテルって言いながらここはベッドとシャワーしかねぇ!!
まるで独房だ! いや、飯が出る分独房の方がマシじゃねーか!!」
杏子「あれ、言ってなかったっけ? カプセルホテルってそういうもんなの。ははは、ごめんごめん」
ホル・ホース「言いやがるぜ、このガキ……人を食ったような態度取りやがって……
クソッ、これなら野宿した方がマシだったぜ……」
杏子「そりゃあ悪かったな。ほらよ」
ホル・ホース「なんだ?」
杏子「食うだろ? 朝飯さ」
ホル・ホース「……フン!!」
ガブッ!
杏子「ああ、それもモチロン貸しだからな。へへっ、ちゃんと働いてくれよ~」
ホル・ホース「ハァッ!? ……こ、こんガキ……!!」
263 = 225 :
よし
264 = 103 :
待ってたぜ
265 = 126 :
きた
267 = 38 :
杏子「それじゃあ、行くか」
ホル・ホース「へいへい……って、どこに行くんだい?」
杏子「分かんない」
ホル・ホース「あぁ?」
杏子「魔女はいつ、どこに現れるか分かんないからね。ぶらぶら街をほっつき歩いて、出会うのを待つ。これが基本さ」
ホル・ホース「そうかい、そいつは骨が折れそうだ……ところでお嬢ちゃん」
杏子「んー?」
ホル・ホース「ホテルに泊まってるだの街をほっつき歩くだの言ってるが、親のところには帰らなくていいのかい?」
杏子「……」
ホル・ホース「親ってのは怖いモンだ、特に愛情の深い母親はな。俺はそれが身に染みて分かってる。
喧嘩でヘソ曲げてるんなら、早いうちに帰ることをオススメするぜ」
杏子「……」
ホル・ホース「お嬢ちゃん? オイ、嬢ちゃん?」
杏子「……んなの、おっさんには関係ないだろ」
ホル・ホース「……そうかい。悪かったな」
ホル・ホース(家に帰せば逃げられると思ったが……こりゃなんか地雷踏んだかな?)
268 = 107 :
むしろ、海外じゃ浮浪児なんて普通だが、杏子の場合、身なりがシッカリし過ぎて、浮浪児には見えないからな
269 :
>>268
ホテル泊まってる浮浪児がいるなんて思わないだろ
271 :
バクシーシ!
272 = 38 :
ホル・ホース「……」
杏子「……」
ホル・ホース「……」
杏子「……」
ホル・ホース(ケーッ、なんだこの空気! 触れられたくないことなら話をそらせばいいだろうがよ!
女ってのはこんな小さい時から男に気を使わせて生きるモンなのかよ!!)
ホル・ホース(普段なら気のきく言葉でも囁くところだが、こんな乳クセェガキなんてのは守備範囲外なんだよ!
どうすりゃいいもんかなぁ……)
ホル・ホース「うーん……なぁ、お嬢ちゃん」
杏子「……あァ?」
ホル・ホース「んな不機嫌な声出しなさんなって。いいか、俺たちゃコンビだ。
コンビなら、相棒にツンケンするもんじゃねぇ。いざって時にいい連携が取れないからな」
杏子「……気を付けるよ」
ホル・ホース「違う違う! 笑顔だよ!! ほら、ムッツリせずに笑ってみな!!」
杏子「……ハァ―――ッ……おっさん、アンタ、そんなテンションで疲れない?」
ホル・ホース「ほっとけ! ところでだ。アンタぁ、名前はなんてーんだい?」
杏子「……名前?」
275 = 145 :
む
278 = 62 :
杏子とホルホースのコンビは意外といいよね
擦れてるけど激情型の杏子と、ちゃらんぽらんだけど変に芯が通ってるホルホース…
279 = 104 :
ホルホースって根っからのクールだよな
280 = 38 :
ホル・ホース「そう、名前だ。まだ自己紹介もしてなかっただろう?
いつまでも『オッサン』や『お嬢ちゃん』じゃシマリがねぇしな」
杏子「……そういえば、そうだったね」
ホル・ホース「俺の名前は『ホル・ホース』だ。これからよろしく頼むぜ、相棒」
杏子「……『佐倉杏子』だ。金は返してくれよ、おっさん」
ホル・ホース「あぁ!? オイキョーコ! おっさんって言うなって言ったばっかりだろうが!」
杏子「おっさんはおっさんだろ。なぁ、おっさん?」
ホル・ホース「こ、この……!! ……フン! もういい!!」
杏子「へぇ、今回は偉く潔いんじゃん」
ホル・ホース「まぁ、仕方ないことだからな……なんたって、赤ん坊にケが生えた程度のガキにゃ名前を呼ぶなんて高尚なこと出来ねぇもんなぁ!」
杏子「……ハァ!?」
ホル・ホース「ケケケ、あら、違いまちたかァん? そうでちゅよねー、キョーコちゃーん!」
杏子「んだと! やんのかコラ!!」
ホル・ホース「あらあらあら、キョーコちゃーん、走っちゃ駄目でちゅよー! ブーブーでちゅよー、危ないでちゅよー!」
杏子「テメェ、待ちやがれホル・ホース!!」
281 = 104 :
んん~良いコンビだ
282 = 62 :
うむ
283 = 225 :
いいぞ
284 = 38 :
ホル・ホース「ヒーッ……ヒーッ……おいキョーコ」
杏子「ハァーッ……ハァーッ……なんだよ……ホル・ホース……」
ホル・ホース「年上ってのは……ハァーッ……労わるもんだぜ?」
杏子「ハァ――――ッ……知るかよ……」
ホル・ホース「……フゥ~~~……んで、ここどこだ?」
杏子「だいぶ走ったから、結構街の方から離れちゃったみたいだな」
ホル・ホース「こういうヘンピなとこにも出んのかい? その、『魔女』は」
杏子「……あぁー……それか……
……まぁ、その、アレだ……うん……出ないことの方が多い、かな……」
ホル・ホース「オイオイ、しっかりしてくれよ相棒!! 魔女のことに詳しいのはお前の方なんだぜ!? 魔女から離れてどうすんだよッ!」
杏子「うるせぇ!! だいたいホル・ホースが逃げなきゃ!! ……ッ!?」
ホル・ホース「おい、どうしたァ~~? キが抜けて喉でも乾いたかい?」
杏子「……『魔女』だ」
ホル・ホース「……はぁ、やっこさんも、空気が読めるのか、読めないのか……」
杏子「ボヤいてる暇があったらキリキリ歩け。来た道を戻るぞ」
ホル・ホース「うっへぇ……カンベンしてくれよ……」
285 :
掘るホース「NO2じゃダメなんですか?」
289 = 62 :
ほ
290 = 38 :
杏子「……ここだな」
ホル・ホース「しっかし、なんとも気味が悪い空間だな……
こういうのを芸術的って言うやつも居るんだろうが……俺にはよく分かんないね」
杏子「無駄口叩いてる暇があったら構えておいた方がいいぞ。そろそろ……」
使い魔『パパパパパパパパーーーーーーーーーッwwwwwwwwww』
杏子「敵のお出ましだ」
ホル・ホース「よし。じゃあ早速、新コンビ発動だ。行くぜ、キョーコ!」
杏子「……あー、ちょっとストップだホル・ホース」
ホル・ホース「なんだ? 倒すんだろ、あいつを」
杏子「あれはまだ『使い魔』だ、魔女じゃない。ああいう手合いは、魔女になるまで待ってから倒すんだ」
ホル・ホース「……そりゃまた、どうして?」
杏子「使い魔のままで倒しても魔力を消費する割に見返りはない。
魔女になればソウルジェムを浄化するグリーフシードを落とすようになるからな。それまでは、自己防衛だ」
ホル・ホース「ホォ~~~~。大きくなるまで待ってから食う、か。まるでブタだな」
杏子「今はとりあえず、身にかかる火の粉だけ払っていればいい。ほら、あたしの背中は頼むぜ、ホル・ホース」
ホル・ホース「ヒヒッ、任せな、相棒!」
291 = 104 :
ホルホースは使い魔が魔女になる過程を知ったらどう反応するんだろうか
悪いやつだけど根は良いそうなんだよなあ、どっちなんだろ
292 = 38 :
仕事行ってくる
出先からもしもしでポチポチ書くかも
293 = 107 :
根が良い奴って事はないだろうよ
294 = 271 :
いったい何日かけるつもりなんだ
295 = 276 :
>>292
期待してるが無理すんなよ
296 = 62 :
ここまで来たんだから保守るぜ!
297 :
今から仕事か大変だな
300 = 117 :
>>291
けっこう悪い奴なんだけど外道までは落ちてないのと
隠さずに保身を図るコミカルさがあっていわゆる憎めない奴なんだと思う
表立って魔法少女を助けるとかはしないけど
QBは見かけ次第即射殺するくらいの反応になるんじゃないか
みんなの評価 : ★
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