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    元スレみゆき「狼さん、こんなのダメ、だよ……私、おかしくなっちゃうよ」

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    タグ : - ウルフルン + - スマイルプリキュア + - プリキュア + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ウルフルン「……いいから、さっさと腰を動かせ」

    みゆき「私達、敵、なのに……こんな、こんな、こと」

    「はぁ?お前から始めたことだろうが……黙って続けろよ」

    みゆき「うぅっ、はっあ、っくぅ、ふぁっ!でももう、わたし、私……げんかいだ、よぅ」

    「馬鹿言ってんじゃねぇ、まだ十回しかしてねぇぞ」

    みゆき「でも、で、もぉ、うんっ、は、はっあっ、んんっ!」

    「ちっ、これだから人間は弱っちぃ。あと二十回はやってもらうからな、覚悟しろよ……」

    みゆき「え、えぇえ!?そんな、二十回なん、て……」


    みゆき「私の腹筋、おかしくなっちゃうよぉーーー!!」

    「だから、筋トレに付き合えっつったのはてめぇだろうが!!さっさとしろメスガキ!!!」

    2 :

    何故ウルフルンで統一しなかったし

    3 :

    これはずるい

    4 = 1 :

    「あー、なぁんでこんなことになっちまったんだか」

    みゆき「うー、狼さんのメニューきつすぎる……」

    「ブツブツ言ってんじゃねぇ!お前が俺に組んでくれって頼んでくっから……あぁ、そうか、そうだった。事の発端はそういう、つまらねぇことで……」

    数日前

    「あー、腹ぁ減ったぜぇ……マジョリーナはまぁた大発明とやらの研究、アカオーニのバカは料理なんかできねぇし、ジョーカーはキモい」

    「鼻にまかせて人間界に来ちまったが……そういや俺様の格好じゃぁ、店には入れねぇんだった」

    「どーすっか……変装でもして、宵月みたろうとでも名乗るかぁ?」

    「……気づいたら、なんにもねぇ河川敷だしよぉ。俺様もマジで腹の減りすぎてとち狂っちまったのかも……ん?」

    みゆき「うん、っしょ、っとぁ!」

    「ありゃぁ……プリキュアか?なにしてやがんだ、あんなところで」

    6 :

    よし頑張れ

    7 = 1 :

    みゆき「うーん、みんなにナイショで秘密の特訓をしよう!って、思ったはいいけど……特訓って、なにすればいいのかな」

    みゆき「とりあえず、あかねちゃんが秘密特訓してた場所に来て、雰囲気は出たからウルトラハッピー!って、思ったんだけどぉ」

    みゆき「うーん、ねぇどうしたらいいかな、キャンディ……って、キャンディには事情を説明して、みんなのとこにいてもらってるんだった、そうだった」

    みゆき「うーん……」


    「おいメスガキ、何してんだアホ面ぶらさげて」

    みゆき「えーっとね、特訓を……ってぇ!?狼さん!?!?」

    8 :

    はい

    9 :

    はい

    10 = 1 :

    みゆき「えっ!?ど、どうしてここに!?あ!分かった、また悪いことする気?そんなこと、させないんだからぁ!」

    「うるっせぇな、今日は商売道具も持って出てきてねぇから、なーんにもしねぇよ。こんなところでバカやってるガキがいたから、話しかけただけだ」

    みゆき「……ほんとに?」

    「おぉ、腹減りすぎてそんな気も起きねぇんだよ……前以上だ、もう一週間は……はぁーあ」

    みゆき「ほんとのほんとー?」

    「しつけぇな、なんでそこまで疑うんだ。聴こえねーのかこの腹の虫の音が、喰うぞてめぇ」

    みゆき「いや、だって狼さん悪い人だし……それに、絵本に出てくる狼さんは、みーんな嘘つきだもん!」

    「はっ、嘘くれぇ人間様もつきまくってんだろうが。んで、お前は何してんだっての」

    みゆき「あー、その。えっとね……」

    11 :

    なぜウルフルンが人気あるのか分からない

    12 :

    やっぱりウルみゆだよね

    13 = 1 :

    「特訓なぁ?」

    みゆき「うん」

    「……これ以上強くなられると困るし、邪魔でもするか」

    みゆき「えぇ!?聞いといてそんなのないよお!はっぷっぷー!……それに、ね?私はそこまで、強いわけじゃないから。だから特訓してるんだよ」

    「あぁ?アカンベェ狩りまくってる奴の台詞じゃねぇな」

    みゆき「だってね?なおちゃんもあかねちゃんも、すっごく運動できるし。れいかちゃんはなんでもできちゃうし。やよいちゃんも、実はあぁ見えて運動神経いいし」

    「なんつー女子だてめぇら」

    みゆき「だから、私は違うんだってば……運動音痴でしてこれが、ははは」

    「まー、頭にそんなもんつけてればな」

    みゆき「…………」

    「……面倒くせぇな、泣くなよ」

    みゆき「運痴じゃないもん……ウルトラハッピーに甘くて……美味しいクロワッサンだもん」

    「わかったわかった、いや、今美味いとかそういう話はやめてくれ、悪かったから」

    14 = 1 :

    「んで、特訓ってわけか」

    みゆき「うん。少しでもみんなに近づいてー、それでいざって時に、はっ!っとその成果を発揮できれば」

    「……」

    みゆき「ウルトラハッピー!でしょ!?どうかなこの作戦!キャンディはとーっても賛成して、くれたんだけど」

    「頭ん中お花畑だな、お前」

    みゆき「よ、よく言われるけどあんまりだ!」

    16 = 1 :

    「そもそも、特訓してどうなりてぇんだ、お前は。そこんとこも決まりきってねぇから、何していいかわからねーんだろうが」

    みゆき「えっと、と、とりあえず、体力と筋力をつける!で、強くなる!うん!」

    「まぁお前ら肉弾戦ばっかだしな、アホかってくらい……どっちにしろアホだが。あーアホくせぇ、聞いて損した」

    みゆき「アホアホ言わないでよぉ!はっぷっぷー!……そういえば、狼さんって結構すらっとしてるのに、筋肉すごいね」

    「おぉ?まぁ悪の三幹部として箔がつくように、鍛えてっからなぁ」

    みゆき「鍛える?」

    「……じゃぁな、次会うときは容赦しn」

    みゆき「ま、待ってよぉ!文脈でわかるでしょ、何をお願いするか!」

    「分かるからこそ、面倒だからかえるってんだろが!!アホかお前はこのアホ!!!」

    17 = 1 :

    「大体なぁ、敵であるお前になんの義理があって、そんなこと……んんっ!?クンクン、こ、こいつぁ!?」

    みゆき「え?どうしたの狼さん、耳立てて、尻尾振って私の鞄の方へ……?」

    「お、おい、メスガキ!なんだこの、う、美味そうなにおいはよぉ!ど、どっかでたらふく喰ったことがあるような、そういう臭いがすんぞ、おい!」

    みゆき「え?あー、そういえば途中でお腹空いちゃわないように、って思って。あかねちゃんちによってお好み焼きを買ったんでしたー」

    「お、お好み焼き!?ってぇと、あの中々美味いあれか!?!?」

    みゆき「……狼さん、よだれすごいね」

    「あ、当たり前だろうが……一週間喰ってねぇんだぞ!?」

    みゆき「……どーしよ、っかなぁ。でも私、困ってるしなー、うーん」

    「……調子のんなクソガキ、今なら最後の力振り絞って、その鞄を奪い取ってやるくれぇは……」

    みゆき「そしたらこの鞄、川に落とそーっと」

    「鬼だ!!てめぇは人間の風上にもおけねぇ鬼だくそがぁああああああああ!!!」

    18 :

    アカオーニ「ぶえっくしょい!!」

    マジョリーナ「あああー!! 発明品が吹っ飛んだだわさ!!」

    支援

    19 :

    肉弾戦を鍛えれば安易に47分くらいで必殺技撃ってピンチになることもないしな!

    20 = 1 :

    現在

    「……なーんて、くっだらねぇ問答から始まったこのアホのくっだらねぇ特訓が始まって、数日たったわけ、だが」

    みゆき「うー、狼さーーーぁん!このスクワット変だよぉ!こんな体勢で腰落とせないよぉはっぷっぷーーーーー!!」

    「こいつマジで運動音痴っつぅかダメすぎる……」

    みゆき「だ、だからぁ!狼さんのやり方がきつすぎるんだ、よぉ!もーちょっとやさしく……」

    「ナマ言ってんな!!俺様がピエーロ様に認められるためにやったメニューは、この十倍以上なんだぞ!!」

    みゆき「わ、わたし別にそんなのになりたいわけじゃ、ないもーん!」

    「うっせぇ!口答えしたから、十本追加なそれ」

    みゆき「うわぁああん!狼さんの鬼ぃいい!!」

    「一緒にすんな、言ってんだろ狼って」

    21 :

    >>1は日曜の朝いつもおったてたままプリキュアを見ている純粋な俺に謝るべき

    謝罪として続きはよ

    22 = 1 :

    みゆき「はっぷ、っぷ~~」

    「グテーっとしやがって、休憩終わったらもう1セットだからなこら」

    みゆき「わかったよもー……で、今日もこれね」

    「おう、これがなかったらこんなもんに毎回付き合ってねーからな……いっただっきまーーーす!!」

    みゆき「すっかりお好み焼きが好物だよね、狼さん」

    「腹に入ればなんでも一緒だっての」

    みゆき「意外だったよー。二回目からも、ちゃんと来てくれるなんて……どうして?」

    「マジョリーナのババアがものすげぇ発明、とやらにいそしんでやがってな。まだまだかかりそうで、そんな中での定期的な食料供給はありがてぇから、嫌々付き合ってやってんだよ」

    みゆき「それでも、元気になったら不意打ちとかしてくるのかなー、って思ったのに……えへへ、狼さんって、実は良い人?」

    「バカ言えバカ、食い扶持逃したくねぇからって、言ってんだろうが。あと人じゃねぇし」

    23 = 1 :

    「お前もそんなん思いつつ、お気楽にここに来るなんてよぉ。とんだバカ娘だな」

    みゆき「だってもっと鍛えたいもん!」

    「そうかよ、成果はでそうにねぇけどな、そんなことじゃ」

    みゆき「だ、だって筋肉痛とかおかまいなく狼さんやらせるから……」

    「なんで俺様が、弱っちい人間に合わせると思ってんだ。それでも本数減らしてるだけありがたいと思いやがれ。ほら、続きやんぞバカ娘」

    みゆき「ば、バカバカ言い過ぎだよ!よーし!いっぱい頑張ってムキムキハッピー!」

    「どうなんだ正義の味方的に、その目標は……」

    24 = 19 :

    オレのバナナデコルもムキムキハッピーしてくれ

    25 :

    >>24
    お前のはえのきデコルだろ

    27 :

    マジョリーナの発明で狼さんが人間になってみゆきとラブラブハッピーエンドだな

    28 = 1 :

    学校

    みゆき「~~~♪」

    あかね「なんや、楽しそやなぁみーゆきっ」

    みゆき「あ、あっかねちゃーん。そうみえた?あー、私はいつでもウルトラハッピーだけどねー」

    あかね「なんや、今日の放課後も用事あるんかー?ここんとこ二日にいっぺんはそないな感じやな、自分」

    みゆき「あー、ご、ごっめんねー?そーなんだー」

    あかね「や、かまへんかまへん。うちとなおの部活日と一緒やし、ぼーっと絵本眺めとるよりはええ趣味やー思うで、運動するんわ」

    みゆき「え、絵本は変じゃないよ!……あ、あれ?なんで運動してる、って?」

    あかね「そら、みゆきがその用事やー言い出した最初のころ、えろう筋肉痛やーゆーとったからな。でも、なんやっけ?従兄弟が遊びにきよるから、その相手せんといかんやったっけ?」

    みゆき「そ、そーなんだー、えへへ、体育会系で、あのー……」

    あかね「なんちゅーたっけ?たしか……」

    みゆき「よ、宵月みたろうさん、だよ、うん(われながら一杯一杯だなぁ)」

    29 = 2 :

    >>27
    そこはみゆきが狼になるエンドだろ

    30 :

    >>29
    残り4人のプリキュアが間違えてみゆきを倒す→みゆきがぐったりして元に戻る
    「なんてこった…いつも食物を置いていたのはお前だったのか…」








    あれ

    31 = 1 :

    あかね「ふーん……今度あわしたってなー。なんや、おもろそうやし」

    みゆき「あー、で、できればね……」

    あかね「キャンディも、喋ったりは絶対できへんししなやーとは思うけど、見たことくらいはあるんやろ?どないな人なん?」

    キャンディ「クル!?えっと、そりはそりはぁ、おっきくてぇクル~~!」

    みゆき「(キャンディは特訓の間は、不思議図書館に行ってもらってるんだけど……が、頑張って!キャンディ!ごめんね!あとでおしゃれしてあげるからね!)」

    キャンディ「えーっとその、フサフサでー、クルー」

    あかね「はっはは、なーんやフサフサて、あの狼かーーい!ってな」

    みゆき「!?」

    あかね「おわっ!?な、なんやなんや、いきなりずっこけおって、ツッコミしたんうちやろ!?なんでみゆきがずっこけんねん?」

    みゆき「あ、あっはは、あははははー!ごめんごめーーん!それじゃあの、私いくね!またねあっかねちゃん!じゃーねみんなー!」

    あかね「おぉ、またなぁ」

    32 = 2 :

    >>30
    みゆぎつね!みゆぎつねじゃないか!

    33 = 1 :

    れいか「みゆきさんは、また従兄弟さんと?」

    あかね「せやて」

    なお「親戚付き合いは、大事にしないとね。うんうん」

    やよい「でも、ちょっとだけ寂しい、かな。みんなが部活とか生徒会の時は、私とみゆきちゃんとキャンディで、不思議図書館にいたり、したし。私じゃキャンディの耳、上手く結ってあげられないんだよね……」

    あかね「なんやなんや、みゆきがとられて悲しいんかやーよいっ……お?キャンディは、やよいとおるん?」

    やよい「え?うん、そうだよ?」

    あかね「……うーん?なんや、話ちがうなぁ」

    34 :

    ウルフルン達もピエロの残虐非道さにドン引きすることになるの?

    35 :

    >>30
    きつね耳のみゆき……
    あると思います

    36 = 1 :

    バッドエンド王国

    「……ちょっと出てくらぁ」

    「またオニ?お前さん、ここんところそうやってふらっと出かけることが多いオニー」

    「人間界の偵察だ、偵察。報告書にもそう書いてんだろが」

    「オニー……バッドエナジー集めでもないのに人間界にわざわざ出るなんて、お前さんも変わってるオニ」

    「月ノルマは達成してんだから、何しようが俺様の勝手だろ。んじゃぁな」


    「一息入れるだわさ……なんだい、またウルフルンの奴は留守かい?」

    「おぉ、マジョリーナ。入れ違いで、また人間界に行ってるオニ。ここんとこ真面目オニー」

    「ふぅん、まぁ確かにここでグータラしていた前よりは、随分と熱心らしいけどねぇ。張り合いがないだわさ」



    ジョーカー「うっふふふふぅん、熱心なのも考え物、それもお相手によりけりぃ~だっと、思われますよぉん?偉大なる悪の三幹部のお二方ぁ~~」

    37 :

    プリキュアを性的な目で見てる奴キモイマジでキモイ






    ふぅ・・・

    38 = 1 :

    「ジョーカーオニ」

    「どういうことだわさ。あんたは何か知ってるのかい?」

    ジョーカー「いぃーぇいえ~~!所詮ピエロの戯言でござぁ~~い!と、っこ、ろ、っでぇ~?お二人にすこ~し、ごっそうだんしたいことがありましてぇ、っふふぅん」

    「なにオニ?」

    「あたしゃ今手一杯だからね、あんまり難しいことを持ち込むんじゃないだわさ」

    ジョーカー「いいぇいえ、どちらかと言えば質問、のようなものでしってぇ~!お二人はでっすねぇ……裏切り者が出た場合、っふふぅん?どういった対応をするべ、き!だと、おっかんがえですかぁ~?????」

    39 = 1 :


    「オニ!!裏切りなんて許せないオニ!!!ぶっ殺してやるオニーーーーー!!」

    「悪のあたしらにそんなまねはたらくなんて不逞な奴だわさー!!新発明の実験台にしてやるだわさーーーーー!!!」

    ジョーカー「ですよねぇ、でっすよねぇ~~ん!そっこでなんですがぁ~!みなすわぁんで……」

    「で、それがウルフルンの話と、なんの関係があるオニ?」

    「そうだわさ。話を変えるんじゃないよ、今はあいつの話をしてんだわさ!」

    ジョーカー「……この流れで分からないとは、う、うっふふん、お二人は中々に鈍感さんなおかんがえのもっちぬしなんですねぇ~~~!」

    「何を言ってるオニ!俺様は鬼界一の切れ者だって、アオオーニも褒めてくれたオニーーーー!この頭脳で次こそはピースたnゴホンピースのじゃんけんにも勝つオニーーーー!!」

    「希代の天才マジョリーナ様になんて物言いだわさ!!ジョーカーのくせに!」

    ジョーカー「おぉおぉお!これはこれはもうしわけありまっせぇええええん!!!」

    ジョーカー「(仕方ない……私だけでなんとかします、か)」

    40 = 1 :

    みゆき「さーーーーん、っじゅ!やった!狼さん見てた?見てた!?今日は一回も止まらずに、腹筋終わったよーーー!」

    「そーだな、ようやく俺様に楽させる気になったか。足押さえておくのも面倒くせぇからなぁ」

    みゆき「えっへへ、成長できてウルトラハッピー!……うん?楽?」

    「おぉ、次からは腹筋は、こう……足を七十度くらい上げて伸ばしてやってもらうかんな」

    みゆき「えっ、なにsいたたたたたたた!!!!な、なにこれすっごくきついよ!?!?」

    「ったりまえだ、本格式なんだから。その体勢をキープして三十秒だぞ」

    みゆき「無理、無理無理無理だよぉおおお!おかしくなっちゃうってばぁーーー!!」

    「大いになって、んで成長するべきだこの運痴め」

    41 :

    ウルトラハッピー!

    42 = 1 :

    みゆき「はー、つっかれたー。な、なんか今日のメニューはいつもよりきつかった、気がするよ?狼さん?」

    「てめぇが、なんだ、しゅーがくりょこーとやらで怠けたからだろが」

    みゆき「仕方ないじゃーん、こっちにいなかったんだし。それなら狼さんも京都に来ればよかったのにー、って言ったよー?」

    「ここ来んのにもそこそこ大変なのに、なーんでんな遠出しねーといけねーんだ」

    みゆき「鬼さんは来たよ?」

    「あいつぁ体力バカだからな」

    みゆき「……狼さんがいてくれたら、少しは大凶気分も薄れたかも、なのになぁ」

    「あぁん?なんか言ったか?」

    みゆき「……なんでもないよぉーだ。はっぷっぷー」

    「?」

    43 = 1 :

    「あー、うめぇ。このために生きてんな」

    みゆき「魔女さんの研究っていうのは、まだ続いてるの?」

    「おー、なーんかいつになく力入ってるからなぁ。おかげで俺様はこの有様だ」

    みゆき「そっか、えへへへ。それじゃぁもうちょっとは、続けられそうなんだね」

    「そこまで鍛えたいのかよ、てめぇは」

    みゆき「それも、だけど……あ、もう食べ終わっちゃった」

    「ったりまえだ、このくらいじゃぁ授業料にはならねぇぞ、おい。しまいにゃ喰っちまうからな、ほんとに」

    みゆき「……じゃ、じゃぁ、ね?こっちも、食べる?」

    「あぁん?なんだ、まだあるんじゃねーか、最初からそっちもよこせよ……」

    みゆき「……」

    「……随分と、形がめっちゃくちゃに見えんだが」

    44 = 1 :

    みゆき「……た、たまには私が焼いてみたい、って……あかねちゃんの、お母さんに頼んで……」

    「……」

    みゆき「みたん、だ、けど……あ、あっははは!こんな汚いの、食べられないよね!ごめんね狼さん!すぐに……」

    「……」パクッ

    みゆき「あ……」

    「……言ったろうが、誰が作ろうが一緒だ、っての」

    みゆき「あぁ……そ、そうだよね、はは、は……」

    「ただ、見た目がわりぃのあいただけねぇ。おい、今度こんなもんを、持ってくるなら」

    みゆき「……」

    「……もっと量を多くしろや、そしたら俺様も満足だし、お前もこう……練習できんだろ」

    みゆき「!う、うん!頑張るね!!」

    「……(アホくさ、なぁんで俺様はこんなガキに気を使ってんだか)」

    みゆき「美味しい?狼さん」

    「ふつーだ、ふつーーー」

    45 = 1 :

    「休憩な。十分たったら、さっき言った腹筋はじめんぞ、メスガキ」

    みゆき「わ、わかったよ……ねぇ狼さん、お話しようよ、お話!」

    「そうやって休憩時間長くしちまおう、って魂胆かお前。悪さはすぐわかるぞ、なんせ俺ぁ悪い奴だからな」

    みゆき「ぎくっ!ち、ちがうくてー、本当に狼さんとお話したいだけなんだってばー!」

    「そもそも、話すことがねぇ。十分経ったら起こせよ」

    みゆき「えー!そんなぁ、えっと、えっとね、じゃぁ!狼さんの口はどうして大きいの!?」

    「その流れお前食われるぞこら」

    47 = 25 :

    素晴らしい支援

    48 = 1 :

    みゆき「答えてくれないならどんどん聞いちゃうよー!どうして狼さんの爪ってそんなに尖ってるのーー!?」

    「あー、うるせぇうるせぇ。黙って寝かせろバカ娘」

    みゆき「どーして耳もおっきいのー?ねー狼さぁーん?」

    「……(無視だ、無視)」

    みゆき「あ、あれ?本当に寝ちゃった?狼さーん?おーい」

    「……」

    みゆき「……ねぇ、狼さん。どうして……」

    みゆき「狼さんは、私に、構ってくれる、のかな」

    「……」

    みゆき「……敵だからダメだ、って、思ってた。でも、狼さんは……ねぇ、狼、さん」

    みゆき「……私、おかしくなっちゃうよ」

    「…………」

    49 = 1 :

    数日後

    「(俺は大バカ野郎だ)」

    「(敵なはずの、あのバカ娘に馴れ合って、あんな、アホなことを言わせて)」

    「(悪の三幹部の名が、泣くぜおい。俺様は、なんだ?悪の帝王ピエーロ様の側近で、悪党で)」

    「(それをなんだ、あのバカ娘め……分からせてやる)」

    「(……分からせなくちゃ、いけねぇ)」

    キャンディ「クルクル~、クル……クルゥ!?」

    あかね「せやからなー?お好み焼きにマヨが邪道やーゆうんは、新しいものを取り入れられへん頑固もんのー……っ!?」

    やよい「えー?でも、この間のとんねるzぴっ!?」

    なお「あ、あそこにいるの、狼!?」

    れいか「久しぶりに、現れましたね。ま悪だくみですか?」

    みゆき「あ、狼さん!あっと、きょ、きょうは、あれ?なんで……」

    「……」


    「世界よ!!最悪の結末!!!バッドエンドに染まれ!!!!」

    みゆき「!?!?!?」

    50 = 30 :

    あら狼さんイケメソよ


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