元スレ女「記憶喪失が男子禁制の村で繰り返す死のループを安価で脱したい」

みんなの評価 : ★
51 = 1 :
看護士『元気な女の子の赤ちゃんですよー』
ワイワイ パチパチ
女「赤ちゃん?」
八重歯「子供は、産まれるんだ」
女「?」
女「どうして? 男性がいないのに」
八重歯「こう……たまに村の女がフラッといなくなって、フラッと帰ってくるんだ」
八重歯「お腹に子を宿して……」
女「……」ゾク
女「なんだそれ、怖いな。男が別の村にいるのか?」
八重歯「うーん、厳密には違うんだが……まあ、そんなところだ」
女「なるほど……女だけの村に、男だけの村か」フム
八重歯「……アンタは推測が好きみたいだけど、妄想もほどほどにね」
女「……違うのか? そうか…癖なんだ」
八重歯「……男のことは話題に出さない方が円満に暮らしていけるからな、覚えていた方がいい」
女「…………一応、頭に入れておく」
53 = 1 :
女「あれ」
女「なら男の子が産まれたらどうするんだ? 男子禁制なんだろう??」
八重歯「それはだな…あ、あと」
八重歯「言葉遣い直した方が良いかもしれないな……あまり男の言葉遣いはここでは良く思われないから」
女「……それは、さすがに直したほうがよさそうだな…………よさそうね」
八重歯「言葉遣いに関しては私も人の事を言えたもんじゃないがな」ハハ
女「……ここにはここのルールがあるのだから、仕方がないわ」
女「帰る方法も探さないといけないわけだけど……」
八重歯「……まあ、急ぐなよ。まだまだ案内するところはたくさんあるからさ」
女「……了解」
54 :
んふぅ
55 :
スレタイひぐらしかと思た
56 = 24 :
なんというか・・・投下速度が遅すぎてですね・・・
57 :
全部書き込み終わってからスレ建てろよ
58 = 1 :
――…【酒蔵】
女「……酒蔵か」
八重歯「呑むか? ここのは美味いぞ」
女「……酒蔵は他にもあるの?」
八重歯「ああ、隠し味というか……それぞれに秘伝の味があるんだ」
八重歯「それにこの村では三つのデカい酒蔵があってさ、ルールを説明してくれた金髪の次に偉いのが……その三つの酒蔵を持ってる三つの家ってワケ」
女「……物々交換が成り立つこの村では、良い酒を作る家が成金になれるということね」
八重歯「その酒蔵三家の内、一つが……」
ロリ『おっ、ようやくウチまで来たんだ? 上がってく??』
女「おっ」
八重歯「……アイツの家なんだ」ハァ
59 :
ロリの家行っとけばよかったな
60 = 1 :
【ロリ家】
ロリ「いまお母さんがお酒を持ってきてくれるから」
女「お母さん?」
女「やはり、そのお母さんもどこかでロリを仕込んできたワケだよな……」ブツ
八重歯「こら、その話題はやめろって言ったろ」ヒソ
ロリ母『あら、綺麗な子ね。新しい漂流者さん?』
女「ああ、どうもはじめまして。女といいます」ペコ
ロリ母「礼儀も正しいし、どう? ウチの子と一緒になるとか」
女「はあ……」
ロリ「毎日お酒飲み放題だよ」ニコ
女「…………考えておく」
八重歯「なんだよその間は。ノリなのか冗談なのかわかりづらいぞ」アセ
61 = 1 :
――…
八重歯「じゃあそろそろ次に行くか」
女「お酒は初めて呑んだが。美味しいな」
ロリ「ウチのは強くないから。飲んべえには物足りないかもしれないけど、子供でも大丈夫な品質だよ」
女「となると、他の二家の酒蔵も寄っていきたくなるな……」
八重歯「おい、ウチを破産させるつもりか」
ロリ「ああ、他の二家といえば…」
ロリ「……囲ってた女の子が忽然と姿を消したらしいよ。恐いねー」
女「囲っていた……?」
八重歯「酒蔵三家のヤツらはみんな女好きなんだよ。節操無い」
ロリ「私は違うよー…」
ロリ「……ね? 女ちゃん??」ニコ
女「あ、ああ……そうだな」ゴクッ ゴク
62 = 54 :
なるほどね
63 = 1 :
――…【金髪 家】
八重歯「ここが最後だ」
女「金髪から説明を受けた時の家屋は、彼女の家じゃなかったんだな」
八重歯「あそこは事務所というか、村での決まり事を作ったり話し合ったりする時に使うんだ」
八重歯「後は漂流者への説明時とか」ハハ
女「なるほど」
ギィ…
女「……誰か出てきたようだな」
ポニテ『……』キョロ
スタスタ…
八重歯「ああ、あれは酒蔵三家の一つ。そこのポニテさんだな」
八重歯「なんの用だったんだろう……」
女「? さあ、それはわからないが…」
女「……酒蔵三家ということは、あの子も女好きというわけか」タラ
八重歯「どうなんだろう……おそらくね」ハァ
――…
八重歯「それじゃあ、家に戻ろうか」
女「そういえば八重歯の家はまだ見てなかったな……」
64 = 1 :
――…【八重歯 家】
八重歯「風呂に入ったのは実家だからな」
八重歯「ここが、私の家だ」
女「……ほう」
八重歯「小さいだろう!」
女「二人でなら広いくらいだ」
八重歯「暗いだろう!」
女「月明かりで十分さ」
八重歯「……一人暮らししてるのも理由があるんだけどな…」
女「それは……追々聞かせてもらうよ」
女「料理なら少しは出来るし……居候の身だ。家事は任せてほしい」
――…
八重歯「熱っ! アツいって!?」
女「そうか? くべ足りないくらいだとは思うが」
グツグツ
八重歯「無理無理死ぬ死ぬ!!」ザバァッ
66 = 35 :
レスする前に本文ちゃんと確認しようね
ソースくらいはみようね
67 = 1 :
――…数日後
ザクッ ザクッ
女「ふぅ……休憩にするか」
八重歯「お疲れ様」
女「大分、畑仕事にも馴れてきたよ」
女「後は帰り方を見つけないとな……向こうでは失踪願いを出してるだろうな…」
八重歯「電話とかは無いんだ、田舎で悪いな」
女「なに……」
女「それとだ、聞きたい事があるんだ」
八重歯「?」
女「私が来る以前にも来ていた漂流者達とは一度も会った事が無い。彼女たちの話も聞きたいんだが… 『三家のポニテさんが失踪したみたいよ!』
女「?」
八重歯「それは……いつからだ?」
村人A『一昨日かららしいけど……』
村人A『金髪さんが皆で捜索しろって…』
八重歯「……わるい女、その話は後。捜索が先だ」
女「……わかったよ、私も手伝う」
ピーーーーー ピーーーーー ピーーーーー!!!
女「っ?」
68 = 54 :
ご飯炊けたか
69 :
失踪願いってなんだよ……
70 = 1 :
ピーーーーー ピーーーーー ピーーーーー!!!
女「警報……?」
八重歯『サイレンだ』
女「!」
女「それじゃあ、家に戻るのが規則。そうだったな」
八重歯「女は先に戻っていてくれ」
女「……そういえば、規則を破って罰を聞いていなかったな」
八重歯「……さあ、私もわからないんだ」
女「……」
女「……わかったよ、今は従う」
女「家で待ってるからな。無茶はするなよ」
八重歯「おう」ニコ
村人A『それじゃあ……』
八重歯「ああ、いま行く」
タッタッタ…
女「……」
女『サイレンは、鳴っている……』
①規則を破り、後を追う
②規則を守り、家で待機する
安価>>72
73 = 35 :
>>10
なんだ俺もスクリプト
お前いっつもおんなじ事ばっか言ってて気味が悪いんだけど
>>13
アンカばっかしてる奴キモいわ
マジでこいつらの目的なんなの
臭い死ね
75 = 54 :
サイレンの音が違うのは何かの伏線か
76 = 1 :
女『……家で待機だ』
女「この村はあまりにも知らない事が多すぎる…」
女「……最低限の規則。これだけは守っておくにこしたことはない」
――…【自宅】
女「……遅いな」
女「もう日付が変わるくらいか…」
女「……サイレンは少し前に止んだが」
ギィ……
八重歯「……」
女「っ、どうだった? 見つかったのか??」
八重歯「…………いや、見つからなかった」
女「……そうか」
女「夕飯の用意は出来ているんだ、後はご飯をよそうだけで…」
八重歯「……ごめん眠たいから寝る」
女「八重歯……?」
八重歯「ごめん……」
ギィ……
女「……」
77 = 11 :
続き気になるけどスピードが
78 = 65 :
はやくううう
80 = 1 :
――…
女「……朝か」フワァ
八重歯『ほらほら、寝坊も起きる時間だぞ』
女「八重歯……?」
女「平気なのか?」
八重歯「なにがだ? 昨日はわるかったな、眠くて仕方がなかったんだ」
女「……元気ならいいんだ」
女「それで、ポニテさんの事なんだけど 『ああ、隣の村で元気にやってるよ』
女「え?」
八重歯「もしかしたらポニテも子供を作ってフラッと帰ってきたりしてな」ハハ
女「……昨日は見つからなかったって」
八重歯「そうか? 疲れてたからな……適当な事を言ったのかも。あまり覚えてないんだ」
女「……」
女「…………」
81 = 65 :
おっせー
82 = 1 :
女「八重歯、なにがあったのかを教えてほしい」
八重歯「なにがって……あれから捜しまくって…」
八重歯「もう中止するかって時に金髪さんがきて……」
女「金髪さんが?」
八重歯「そして、『所在を確認した。隣村だ、解散』って」
女「……」
女「話を聞いてくる」
八重歯「それは、やめた方が良い」
女「なにも悪い事は無いだろう。きちんと規則は守った」
女「それに、貴方はサイレンが鳴り続けても帰宅せずに捜索を続けた。それに対するおとがめは?」
八重歯「わからない……これから報告されるかもしれない」
女「……」
女「(やはり金髪、彼女に聞くのが一番てっとり早いな)」
①まとめ役の金髪を問いただす
②我慢する
安価>>85
83 :
たまってるってやつなのかにゃ?
85 :
>>37
これは僅かだが心ばかりのお礼だとっておきたまえ
君はラピュタを宝島か何かのように考えているのかねラピュタはかつて恐るべき科学力で天空にあり全地上を支配した恐怖の帝国だったのだ
海賊の残りだもう一匹その足元に隠れているぞ
87 = 54 :
おいムスカ
88 = 79 :
91 = 35 :
>>90
ゆとり死ね
つまんね
お前生きてる価値無いよ
92 = 1 :
再安価>>93
これから安価ミスの場合は下
94 = 71 :
はやくしろ
95 = 1 :
――…
ズカズカ
八重歯「おい待てって!」
タッタッタ…
バタンッ!!
女「失礼します!」
金髪『……あら』ニコ
女「失礼は後で詫びます。まずは聞きたい事が二つほど」
金髪「……どうぞ」
女「昨日の夕方にサイレンが鳴りましたね」
金髪「ええ」
女「『サイレンが鳴ったら家に戻れ』これは鉄則。間違いないですか?」
金髪「もちろん。よく覚えてくれていたわね」ニコ
女「……もう一つ。ポニテさんが失踪した件についてです」
金髪「……彼女なら隣村に」
女「本当ですか?」
女「隣村があるのならそこの場所を教えてください」
金髪「……」ニコ
96 = 1 :
金髪「疑われているのかしら」
女「はい」
金髪「信じてもらうしかないんだけど……」ウーン
女「信じたいから聞いているんです」
金髪「そうですね……困ったわ」
女「……」
金髪「あっ」
金髪「そういえばさっき大きな魚を釣り上げてね」
女「……」
金髪「……」ハァ
金髪「……じゃあ、地図を描いてあげるから。八重歯さんに途中まで案内してもらいなさい」
八重歯「っ」
女「……ありがとうございます」
金髪「お願いね、八重歯さん」
金髪「……ごめんね」ニコ
八重歯「……っ」
女「……早くしてもらえますか?」
97 = 1 :
――…
女「支度は出来た」
女「地図を見る限り一泊だけ野宿することになりそうだけど……」
八重歯「……」
女「とりあえず、当たっているにせよ間違いにせよ……地図と、ポニテさんの事が事実かを確認したら戻ってくるから」
八重歯「……」
女「道案内はいいよ」
女「あっ、そういえば」
八重歯「……」
女「サイレン放送時の規則を破った時の事も聞こうと思っていたんだけど……」
女「まあ、帰ってきてからでいいか」
女「それじゃあ……ごめんね、勝手な事をして」
女「遅くならないようにするから」ニコッ
八重歯「……」コク
98 :
ほ
99 = 71 :
む
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