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元スレ榊原「鳴を無視し続けたらどうなるか」
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>>148
九月 5だった
九月 5だった
榊原(靴はあった。まだ校内にいるはず…)
榊原「――切ってるか」ピッ
榊原(散々ぼくがやってきたことなんだよな)
榊原「見崎…」
榊原「……あっ」
榊原「――切ってるか」ピッ
榊原(散々ぼくがやってきたことなんだよな)
榊原「見崎…」
榊原「……あっ」
――屋上――
見崎「……」
バン
鳴「っ!」ビクッ
榊原「はあ、はあ…」
鳴「榊原…くん?」
榊原「はあ…はあ…」ツカツカ
榊原「ん…。見崎」
鳴「えっ」
榊原「――ごめん!」
鳴「あ…」
榊原「ごめんなさい」
鳴「……」
鳴「……理由」
榊原「……」
鳴「理由…、訊いていい?」
榊原「…うん」
鳴「あ…」
榊原「ごめんなさい」
鳴「……」
鳴「……理由」
榊原「……」
鳴「理由…、訊いていい?」
榊原「…うん」
――1週間前――
勅使河原「は?」
榊原「うん」
風見「うんって…どうしてそんなことを?」
榊原「ぼくも三年三組の一員としておまじないをやりたいなって」
望月「えぇ! 今年の〈災厄〉はもう止まったって」
勅使河原「お前と鳴ちゃんがそう言ったんじゃないか。
それに今更そんなことしたって…」
榊原「ああ、そのことは心配しなくていいよ。ちゃんと止まったはず。
ぼくが言っているのは、その、――そう、記念みないなもので」
勅使河原「記念ってお前…」
風見「やめておきなよ」
風見「ぼくたちは、何も好きで彼女を〈いないもの〉にしたわけじゃないんだ。
それを今度はそんなくだらない理由で」
榊原「それは…」
風見「……」
榊原「……」
勅使河原「まあまあ、いいじゃないか風見」
風見「勅使河原…」
勅使河原「なあサカキ、俺たちはどうすればいいんだ?」
榊原「普段通りにしててくれていいよ。見崎に何か訊かれた時には、なにも知らないってことで」
勅使河原「ほら、いいじゃないか。別に俺たちに被害が及ぶわけじゃないんだし、面白そうだし」
風見「…お前、楽しそうだな」
勅使河原「サカキ、俺が許可する。やってみろ」
榊原「うん」
風見「はあ。被害が及ばない、ね」
望月「あの、榊原くん、早めにやめてあげてね?」
榊原「優しいねえ、少年。でもあの見崎だよ?
自分から言い出しておいてなんだけど、たぶん白けた結果になるだけだよ」
――――――
榊原「……」
勅使河原「まあまあ、いいじゃないか風見」
風見「勅使河原…」
勅使河原「なあサカキ、俺たちはどうすればいいんだ?」
榊原「普段通りにしててくれていいよ。見崎に何か訊かれた時には、なにも知らないってことで」
勅使河原「ほら、いいじゃないか。別に俺たちに被害が及ぶわけじゃないんだし、面白そうだし」
風見「…お前、楽しそうだな」
勅使河原「サカキ、俺が許可する。やってみろ」
榊原「うん」
風見「はあ。被害が及ばない、ね」
望月「あの、榊原くん、早めにやめてあげてね?」
榊原「優しいねえ、少年。でもあの見崎だよ?
自分から言い出しておいてなんだけど、たぶん白けた結果になるだけだよ」
――――――
榊原「――と、いうわけなんだ」
鳴「……」
榊原「その…、ごめん」
鳴「……」
榊原「聞いての通り、あの三人にはぼくから口止めをしておいたんだ。
だからあいつらのことは責めないでほしい」
鳴「……」
榊原「ぼくがひとりで勝手に始めたんだ。本当にごめん!」
鳴「……」
榊原「その…、ごめん」
鳴「……」
榊原「聞いての通り、あの三人にはぼくから口止めをしておいたんだ。
だからあいつらのことは責めないでほしい」
鳴「……」
榊原「ぼくがひとりで勝手に始めたんだ。本当にごめん!」
鳴「……」
榊原「…見崎?」
鳴「……」
榊原「みさ――」
鳴「」ゲシッ!
榊原「いっ!」
鳴「……」
榊原「み、見崎?」
鳴「……」ゲシゲシッ
榊原「いたっ。ちょ、ちょっと、蹴らないでっ」
鳴「」ゲシゲシゲシ
榊原「ま、待って、気持ちいっ、一旦脚止めて!」
榊原「…見崎?」
鳴「……」
榊原「みさ――」
鳴「」ゲシッ!
榊原「いっ!」
鳴「……」
榊原「み、見崎?」
鳴「……」ゲシゲシッ
榊原「いたっ。ちょ、ちょっと、蹴らないでっ」
鳴「」ゲシゲシゲシ
榊原「ま、待って、気持ちいっ、一旦脚止めて!」
鳴「」ゴツン!
榊原「ぐはっ!(胸に頭突きを…。手術しておいてよかった)」
榊原「げほっ、みさ、き」
鳴「なに…それ…」
榊原「うっ――」
榊原「ぐはっ!(胸に頭突きを…。手術しておいてよかった)」
榊原「げほっ、みさ、き」
鳴「なに…それ…」
榊原「うっ――」
鳴「……嫌だった」
榊原「っ…」
鳴「クラス全員から〈いないもの〉にされていたときより――ずっと嫌だった」
榊原「……」
鳴「すごく……嫌だった」
榊原「…ごめん」
鳴「……」
榊原「……」
榊原「っ…」
鳴「クラス全員から〈いないもの〉にされていたときより――ずっと嫌だった」
榊原「……」
鳴「すごく……嫌だった」
榊原「…ごめん」
鳴「……」
榊原「……」
鳴「…ねえ」
鳴「本当に、それだけなの」
榊原「えっ」
鳴「理由…それだけ?」
榊原「っ…」
鳴「話して」
榊原「うっ…」
鳴「話してくれないと、許さない」
鳴「本当に、それだけなの」
榊原「えっ」
鳴「理由…それだけ?」
榊原「っ…」
鳴「話して」
榊原「うっ…」
鳴「話してくれないと、許さない」
榊原「……」
鳴「……」
榊原「……あの時」
榊原「――今年の〈災厄〉を止めた時…」
鳴「うん…」
榊原「見崎は、ぼくに〈もう一人〉が誰かを教えてくれなかった。
全部ひとりで終わらせようと――全部ひとりで背負おうとしていた」
鳴「……」
榊原「わかってるよ、散々悩んだんだって。ぼくが傷付かないようにしてくれてたんだって。
でもぼくは、ぼくにだからこそ教えてほしかったし、相談してほしかった」
鳴「――ぁ」
榊原「たぶん、ぼくは拗ねていたんだと思う。
今まで一緒に頑張ってきたのに――あんなに大切なことを、って」
鳴「……」
鳴「……」
榊原「……あの時」
榊原「――今年の〈災厄〉を止めた時…」
鳴「うん…」
榊原「見崎は、ぼくに〈もう一人〉が誰かを教えてくれなかった。
全部ひとりで終わらせようと――全部ひとりで背負おうとしていた」
鳴「……」
榊原「わかってるよ、散々悩んだんだって。ぼくが傷付かないようにしてくれてたんだって。
でもぼくは、ぼくにだからこそ教えてほしかったし、相談してほしかった」
鳴「――ぁ」
榊原「たぶん、ぼくは拗ねていたんだと思う。
今まで一緒に頑張ってきたのに――あんなに大切なことを、って」
鳴「……」
榊原「それで…」
榊原(ああ、そうだ、確かにそうだった。言葉にして、今になってようやくわかった。
――なんてくだらない理由だったんだろう。まるで子供だ……)
鳴「……」
榊原(そんな理由でぼくは見崎に…)
榊原「ごめんね見崎、こんな八つ当たりみたいなことしちゃって…」
榊原「本当に、ごめん」
鳴「……」
榊原「……」
榊原(ああ、そうだ、確かにそうだった。言葉にして、今になってようやくわかった。
――なんてくだらない理由だったんだろう。まるで子供だ……)
鳴「……」
榊原(そんな理由でぼくは見崎に…)
榊原「ごめんね見崎、こんな八つ当たりみたいなことしちゃって…」
榊原「本当に、ごめん」
鳴「……」
榊原「……」
鳴「……うん。許します」
榊原「えっ」
鳴「許すって言ったの。もう、いいよ」
榊原「でも、ぼくは」
鳴「私の方こそ、勝手なことしてごめん」
榊原「ち、違う! 見崎は――」
鳴「だから、これで終わり」
榊原「っ…」
鳴「――ね?」
榊原「えっ」
鳴「許すって言ったの。もう、いいよ」
榊原「でも、ぼくは」
鳴「私の方こそ、勝手なことしてごめん」
榊原「ち、違う! 見崎は――」
鳴「だから、これで終わり」
榊原「っ…」
鳴「――ね?」
榊原「…でも」
鳴「ふふっ…じゃあ、仕返しする」
榊原「え?」
鳴「いつか、仕返しするから」
鳴「――覚悟しててね」スタスタ
榊原「……うん。――ありがとう」
榊原(いつか、か…)
――榊原くんはずっとここにいるの
榊原(まさかあんなことにはならないよね?)ゾクリ
鳴「ふふっ…じゃあ、仕返しする」
榊原「え?」
鳴「いつか、仕返しするから」
鳴「――覚悟しててね」スタスタ
榊原「……うん。――ありがとう」
榊原(いつか、か…)
――榊原くんはずっとここにいるの
榊原(まさかあんなことにはならないよね?)ゾクリ
鳴「榊原くん」クルリ
榊原「はいっ」ビクッ
鳴「一緒に、帰ろう?」
榊原「――うん」
榊原(ああ、仲直りできてよかった)
鳴「「そうだ、榊原くん」
榊原「うん?」
鳴「明日、私にも宿題おしえて」
榊原「……え」
――――――
榊原「はいっ」ビクッ
鳴「一緒に、帰ろう?」
榊原「――うん」
榊原(ああ、仲直りできてよかった)
鳴「「そうだ、榊原くん」
榊原「うん?」
鳴「明日、私にも宿題おしえて」
榊原「……え」
――――――
あうとろだくしょん
勅使河原『そうか。いやぁ、よかったよかった』
榊原「ごめん、迷惑掛けたね」
勅使河原『いや、ちゃんと元に戻れたんなら問題ねえよ。俺も背中押しちゃったしな』
榊原「…ありがとう。まだちょっと脛が痛いけど」
勅使河原『ははっ、自業自得だな。――それにしても』
榊原「ん?」
勅使河原『ここ2~3日は鳴ちゃんの落ち込んだ顔を見るのが辛くて辛くて…』
榊原「うっ、それ、二人にも言われたよ」
榊原(ぼくは無視してたから分からなかったんだよな)
勅使河原『そうか。いやぁ、よかったよかった』
榊原「ごめん、迷惑掛けたね」
勅使河原『いや、ちゃんと元に戻れたんなら問題ねえよ。俺も背中押しちゃったしな』
榊原「…ありがとう。まだちょっと脛が痛いけど」
勅使河原『ははっ、自業自得だな。――それにしても』
榊原「ん?」
勅使河原『ここ2~3日は鳴ちゃんの落ち込んだ顔を見るのが辛くて辛くて…』
榊原「うっ、それ、二人にも言われたよ」
榊原(ぼくは無視してたから分からなかったんだよな)
勅使河原『なんだ、あいつらにはもう知らせたのか』
榊原「うん、心配してくれてたみたいでさ。さっき電話が」
勅使河原『そっか考えることは一緒か。
それで、いま鳴ちゃんも一緒って言ってたっけ?』
榊原「う、うん…」
勅使河原『どうした?』
榊原「いや、なんでもないよ。なんでも…」
榊原「うん、心配してくれてたみたいでさ。さっき電話が」
勅使河原『そっか考えることは一緒か。
それで、いま鳴ちゃんも一緒って言ってたっけ?』
榊原「う、うん…」
勅使河原『どうした?』
榊原「いや、なんでもないよ。なんでも…」
――恒一の部屋――
赤沢「見崎さん門限大丈夫? そろそろ帰った方がいいんじゃない」カキカキ
鳴「大丈夫、そんなのないから。赤沢さんこそ帰らなくていいの?」カキカキ
赤沢「…まだお昼なんだけど」
鳴「うん、まだお昼だね」
赤沢「……」キッ
鳴「……」ジロッ
――――――
>>179
コピペに安価向けんなアホ
コピペに安価向けんなアホ
榊原(望月、風見、そして勅使河原――もう援助は見込めないだろう)
勅使河原『ふっ、上手くやれよ』
榊原「うん、まあ(こいつは何も分かってないんだろうな)」
勅使河原『じゃあ、また学校でな』
榊原「ああ、また」
ピッ
榊原「はあ…」
レーちゃん「どーして? どーして?」
榊原「そうだなあ、どうしてこうなったんだろう」
榊原(これも仕返しなのかな…)
榊原「――行くか」
勅使河原『ふっ、上手くやれよ』
榊原「うん、まあ(こいつは何も分かってないんだろうな)」
勅使河原『じゃあ、また学校でな』
榊原「ああ、また」
ピッ
榊原「はあ…」
レーちゃん「どーして? どーして?」
榊原「そうだなあ、どうしてこうなったんだろう」
榊原(これも仕返しなのかな…)
榊原「――行くか」
――――――
ガラッ
赤沢「謝罪を」ゴゴゴ…
鳴「不毛ね」ゴゴゴ…
ピシャッ
榊原「…き、救援をっ」ピッピッ
…………。
榊原「あ、望月? ぼくだけど――」
おわり
ガラッ
赤沢「謝罪を」ゴゴゴ…
鳴「不毛ね」ゴゴゴ…
ピシャッ
榊原「…き、救援をっ」ピッピッ
…………。
榊原「あ、望月? ぼくだけど――」
おわり
>>106
お前botだろNGしたわ
お前botだろNGしたわ
アニメしか見てない俺は盛大なネタバレをくらった気がするけどそれはそれとして面白かった
赤沢さんは変態でキャラ固まりつつあるからなぁ……
鳴ちゃんかわいい乙
鳴ちゃんかわいい乙
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