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    元スレ亜美「あずさお姉ちゃん!今日も絵本読んでYO→!」

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    1 :

    昔々あるところに、おばあさんが婚期を逃して隠居生活をしていました。

    あずさ「うぅ~ん、今日は良い天気ね~」

    あずさ「お仕事も無いし、川へお洗濯へ行きましょう~」タッタッタ

    あずさ「次は芝刈りに行かないといけないわ~、腰がやられてしまうわ~……」ジャブジャブ

    おばあさんが川で控えめながらも、薔薇のアクセントが大人の雰囲気をかもしだす
    レース生地のブラジャーを洗っていると……

    あずさ「あら? あれは一体なにかしら~」ジャブジャブ

    ドンブラコ、ドンブラコと、大きなゴージャスセレブプリンが流れてきました。

    あずさ「あらー……(驚愕)」

    3 = 1 :

    あずさ「ど、どうして川からプリンが流れてくるのかしら~?」

    さすがのおばあさんも、これには驚きを隠せませんでした。

    あずさ「……これじゃ一人で食べきれないわね~」

    あずさ「うふふ、2日に分けていただこうかしら~」

    おばあさんは、大きなゴージャスセレブプリンをひろいあげて、家に持ち帰りました。

    ドンッ

    あずさ「よいっしょ……ふぅ、なんだか妙に重たかったわ~」

    あずさ「賞味期限とか大丈夫かしら~?」クイッ

    あずさ「それにダイエットも……」

    おばあさんは悩みました。

    あずさ「……」

    あずさ「さらば、あの頃の日々」スッ

    しかし、その悩みはスイーツの前には塵芥にも等しいものだったのです。
    おばあさんの婚期とウェストラインはまた伸びてしまいました。

    5 :

    あずささんがおばあちゃんなら小鳥さんはどうなるんだよ

    7 :

    どんな呪文だ、教えろその言葉を

    8 :

    なんな凄まじいセンスだな…支援

    9 = 1 :

    あずさ「うふふ、いただきます~」

    いざ、プリンのラベルを剥がそうとしたその時……

    ボシュウウウウウウ!

    突然、真っ白な煙が部屋を覆い尽くしたのです。

    あずさ「きゃっ!」

    あずさ「……!……けほっけほっ! Smoky Thrillだわ~!」

    その揺れる蜃気楼の先には……

    「まっこまっこりーん!」

    なんとゴージャスセレブプリンの中から勢いよく男の子が飛び出してきたのです

    あずさ「なんということでしょう……」ガクガク

    「やーりぃ! やっと出れました!ありがとうございます!おばあさん」

    あずさ「あ……あの……」

    あずさ「……」

    あずさ「あの、プリンで体中べちょべちょですよ~?」

    おばあさんは天然でした。

    10 :

    >>7
    うぃーちんたらやってんじゃねーぞ
    先生やめちくり!
    あのさぁ・・・

    >>9
    サー(迫真)

    11 :

    センスを感じた

    12 :

    やばいなこれ、面白い

    13 :

    まこまこりんは男の娘じゃない
    じゃない…

    14 :

    亜美がでてくるんじゃないのかよwww

    15 = 1 :

    「あ、手ぬぐいありがとうございました……」

    あずさ「いいえ~。困った人を見たら知らぬが仏、ほっとけないわ~」

    おばあさんは男運には恵まれていませんでしたが、とても親切で穏やかな方でした。

    「あの……驚かないんですか? プリンから人が出てきたんですよ?」

    あずさ「うふふ~、きっと大変なことがあったのね~」

    「……」

    あずさ「ゆっくりしていってちょうだい~」

    「おばあさん、ありがとうございます……!」ジワッ

    あずさ「いいえ、気持ちはわかるわ~」

    「えっ」

    あずさ「私も、よく山へ芝刈りに行って迷子になってしまうのよ~」

    「あ、あの……」

    あずさ「うぅん、それでもプリンの中っていうのは私もさすがに無いわね~」

    おばあさんは天然でした。

    16 :

    相変わらずのセンス。支援

    17 :

    あずささんはいくつなんだ?この世界では

    18 = 1 :

    あずさ「お家には帰れるかしら~? なんでしたら私も一緒に……」

    「えっそれは絶対にダメッ……!じゃなくてっ!」

    「あ、あの! お願いします! ボクを養子としてここに住まわせてくれませんか!」ビシッ

    あずさ「あら~キレイなお辞儀ね~……90度ピッタリ……」

    「ボ、ボク空手もやってるんで悪い奴が来たら懲らしめてやります!」

    「だからお願いします!おばあさん!」

    あずさ「あらー。プリンを食べようと思ったらいきなり母親になってしまったわ~」

    おばあさんは「生き遅れ」から「シングルマザー」にジョブチェンジしました。

    あずさ「えっと、お名前は何ていうのかしら」

    「それが……覚えてないんです。だからおばあさんが付けてくれませんか?」

    あずさ「えっと、それじゃぁ……」

    あずさ「ゴージャスセレブプリンから産まれたから、ゴージャスセレブプリン太郎ちゃんね~」

    「えっ……あ、あのボク女の子なんですけど……」

    あずさ「あら、ごめんなさい~!うっかりしてたわ~! それじゃぁ……」

    あずさ「ゴージャスセレブプリン花子ちゃんね~」

    19 :

    すごい脳内再生される

    20 = 17 :

    真は真っ裸なのか?

    21 = 13 :

    >>20
    やばいな興奮してきたぞおい

    22 = 5 :

    犬→穴を掘るのでゆきぽ
    雉→ピヨちゃん

    猿は……

    23 :

    これは支援せざるを得ない

    24 = 17 :

    サルは…響だろう・・・多分

    25 = 23 :

    >>24
    激しく同意

    26 = 1 :

    プリンから生まれたその子はすくすくと成長していきました。

    あずさ「ゴージャスセレブプリン花子ちゃん~!ゴージャスセレブプリン花子ちゃん~!」

    「……あずささん」

    あずさ「うふふ、今日は芝刈りにいってくれないかしら~」

    「すいません、せっかく名前付けてもらったのに申し訳ないんですけど……」

    「あの~……その~……改名してくれませんか?」

    あずさ「あら~ゴージャスセレブプリン花子ちゃんじゃイヤなのかしら?」

    「イ、イヤですよ!長いし呼びづらいし! どっかのアヤしい外国人みたいじゃないですか!」

    あずさ「そんな我儘な子に育てた覚えはありませんよ~」

    「と・に・か・く! ボクはこれから「真」って名前にします! 町娘のやよいって子に付けてもらいました!」

    あずさ「あら、町にお友達が出来たのね~」

    「はい! 貧乏だけどす~~ごく元気で良い子なんです!」

    あずさ「……わかったわ、ゴージャスセレ……いいえ、真ちゃん。それじゃ村の役所に手続きをしてくるからお留守番しててね」

    「ほっ……良かったぁ……」

    「うぅ、これからゴージャ(ryなんて名前で一生呼ばれたらどうしようかと思ったよ」
    おばあさんの天然に悩まされながらも、真は常にまっすぐな子だったそうな。

    27 = 17 :

    町娘やよいってなんかすごく興奮する。
    ものすごく似合ってる

    28 :

    やよいは借金のかたに布団まで持っていかれるイメージ

    29 = 23 :

    お姫ちんはリアルお姫ちんだな!

    30 = 17 :

    >>28
    それそれ
    たまらんわ。長女なのとかモロあうな

    31 = 11 :

    やよいは俺と結婚した

    32 :

    >>31
    お前の横でチャオ☆チャオ☆言ってる奴はやよいじゃないぞ

    33 = 1 :

    「……ッせぇい!!!」パカーン!

    「あちゃ~、ちょっと薪割り過ぎちゃったかな?」

    真は毎日、手刀で芝刈りに行きました。

    あずさ「はぁ……はぁ……」ガチャッ

    「あ、お帰りなさい。あずささん、今日は迷子に……」

    あずさ「た、大変よ~!町に鬼が出たわ~!」

    「な、なんだって!」ガタッ

    あずさ「あらあら~!!あらあら~!!(混乱)」アタフタ

    「あずささん、落ちついてください! 目が回るだけですからっ!」

    あずさ「……はぁっ……やよいちゃんの家のもやしが鬼の年貢で全て持っていかれちゃったのよ~!」

    「えっ、そんなことしたらっ……」

    あずさ「餓死してしまうわ~……!」

    「もやしだけにっ……!」

    あずさ「真ちゃん、どうしましょう~」アタフタ

    「……あずささん、ボクが鬼退治にいきます!もうヤツの悪事を見逃してられません!」

    34 = 13 :

    やよいもやししか食べてないのか…

    35 :

    手刀で薪割るとか人間の所業じゃない

    36 = 17 :

    年貢がもやしwww

    まて、お供がジュピターとかだったら泣くからな?

    37 :

    鬼は閣下か?

    38 = 13 :

    >>37
    まあ風格からして

    39 = 17 :

    >>38
    まて?豹柄の水着をきた美希という可能性はないかね?

    40 = 1 :

    あずさ「そんな……いかないで真ちゃん~。真ちゃんが居なくなったら、とっても寂しいわ~」

    おばあさんにとって、真は唯一の家族だったのです。

    「あずささん、大丈夫ですよ。ボクは必ず帰ってきます」

    あずさ「……真ちゃんいつのまにか立派になったのね~」ウルッ

    「なぁに鬼ヶ島まで、自転車でひとっ走りですよ!」

    あずさ「真ちゃん必ず生きて帰ってきてちょうだい……はい、餞別よ」

    おばあさんは真に背中に『真』一文字が書かれたトレーニングウェアと、
    吉備団子を渡しました。

    「あずささん、それじゃ行ってきます!おたふく風邪には気をつけてください!」ダッ

    あずさ「……真ちゃん、あなたの無事を祝って、送り歌を歌うわ」

    あずさ「……」スゥ

    あずさ「このおぉ坂道ぃぃをおおお!登るたびにぃいひいいいい!」

    おばあさんは早速死亡フラグを立ててしまいました。

    41 :

    >>39
    デコリンでも似合うと思う

    42 :

    これは期待するしかない。支援

    43 = 17 :

    あずささんww それはダメww

    帰るまで残っててくれよ

    44 = 1 :

    チェーンを外して、ストッパーを外して真は自転車をかっとばしました。

    シャアアァア!

    「う~ん、やっぱり鬼相手に一人だと心細いな……」

    「そういえばこの近くに頼れる犬、雉、猿が居るって聞いたなぁ」

    すると、目の前になにやら大きな影が……

    「あっあれは……」

    貴音「げろっぱ!」

    「……」

    貴音「げろっぱ!げろっぱ!」

    なんと、そこにおったのはヒップ92の蛙だったそうな。
    その鋭い眼光が狙っているものは明らかに真の吉備団子。

    「……カエルって何だよ!」

    これにはさすがの真もツッコまざるを得ませんでした。

    45 :

    面白いじゃないですか。
    支援

    46 :

    ハム蔵まだー?

    47 = 32 :

    お供は蛙と腐鳥とヒビキか

    48 :

    響鬼とかいてひびき

    49 = 28 :

    高津鬼さん…

    50 = 1 :

    貴音「あなた様、その股間につけた吉備団子をおひとつくださいな」

    「うぅ……どこまでもついてくる……。やれやれ、わかったよ」ゴソゴソ

    あまりのしつこい物乞いに、ついに真が音をあげました。
    おばあさんの手作りのファウルカップから吉備団子を取り出して、カエルに手渡しました。

    貴音「感謝いたします、わたくし、あなた様にどこまでもついていきます」モグモグ

    貴音「この吉備団子、メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシにはできませんか?」

    「……できないよ。そもそも吉備団子は油で揚げてないし野菜入ってないし」

    貴音「なんと!」しじょっ!

    「だああああ! あずささんと同じくらい疲れる!」

    「はぁ……君、お供するっていっても、闘いとかで役に立つの? 相手は鬼だよ」

    貴音「ふふっ心配ありません」

    「何か特技とかあるの?」

    貴音「はい……」

    「……」

    貴音「尻で割り箸を割れます」

    面倒くさくなった真はカエルをお供に連れていくことにしました。


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