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元スレ綾乃「一人で誕生日会」
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「おたんじょうびおめでとう!」
綾乃「あ、ありがとうね、きょーちゃん」
「おたんじょーびおめでとー!」
綾乃「嬉しいわ、お祝いしてくれて」
「おめでとう!おたんじょうび!」
綾乃「……」
「おタンジョーび、オメデト!」
綾乃「う、うう、ヒック」グスン
鳥「オメデト、オメデト、タンジョービ、オメデト」
綾乃「あ、ありがとうね、きょーちゃん」
「おたんじょーびおめでとー!」
綾乃「嬉しいわ、お祝いしてくれて」
「おめでとう!おたんじょうび!」
綾乃「……」
「おタンジョーび、オメデト!」
綾乃「う、うう、ヒック」グスン
鳥「オメデト、オメデト、タンジョービ、オメデト」
綾乃(だめよ、私、泣いちゃだめ、仕方ないわよ)
綾乃(誰もお祝い言ってくれなくても、仕方ない……)
綾乃(というか、誰にも言えてないしね、今日が誕生日だって)
綾乃(ふ、ふふふふ……)
鳥「オメデトー!」
綾乃「ありがと、キョーちゃん、キョーちゃんだけよ、お祝いしてくれるのは」
綾乃「けど、どうしてキョーちゃん、こんな言葉覚えたんだろ……」
綾乃「あ、もしかして……」
綾乃(誰もお祝い言ってくれなくても、仕方ない……)
綾乃(というか、誰にも言えてないしね、今日が誕生日だって)
綾乃(ふ、ふふふふ……)
鳥「オメデトー!」
綾乃「ありがと、キョーちゃん、キョーちゃんだけよ、お祝いしてくれるのは」
綾乃「けど、どうしてキョーちゃん、こんな言葉覚えたんだろ……」
綾乃「あ、もしかして……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
綾乃「も、もうすぐ、誕生日っ」
綾乃「けど、不意にお祝いとかされたら、私、ビックリしてキツい言葉で返しちゃうかも……」
綾乃「ど、どうしよう……そ、そうだ、練習!」
綾乃「練習しておいた方がいいわ!」
綾乃「え、えっと……」
綾乃「お誕生日、おめでとう!」
綾乃「あ、あ、あ、あ……」
綾乃「ありがとうなんて思ってないんだからね!」
綾乃「……」
綾乃「だ、だめだ……」ガクッ
綾乃「も、もうすぐ、誕生日っ」
綾乃「けど、不意にお祝いとかされたら、私、ビックリしてキツい言葉で返しちゃうかも……」
綾乃「ど、どうしよう……そ、そうだ、練習!」
綾乃「練習しておいた方がいいわ!」
綾乃「え、えっと……」
綾乃「お誕生日、おめでとう!」
綾乃「あ、あ、あ、あ……」
綾乃「ありがとうなんて思ってないんだからね!」
綾乃「……」
綾乃「だ、だめだ……」ガクッ
綾乃「い、いや、くじけちゃだめよ、私、もう一度!」
綾乃「お誕生日、おめでとう!」
綾乃「あ、あり、あり……」
綾乃「ありがためいわくよ!」
綾乃「お誕生日おめでとう!」
綾乃「余計な事しないで!」
綾乃「お誕生日おめでとう!」
綾乃「あなたの頭には何が詰まってるの?」
鳥「……」ジー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
綾乃「お誕生日、おめでとう!」
綾乃「あ、あり、あり……」
綾乃「ありがためいわくよ!」
綾乃「お誕生日おめでとう!」
綾乃「余計な事しないで!」
綾乃「お誕生日おめでとう!」
綾乃「あなたの頭には何が詰まってるの?」
鳥「……」ジー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
綾乃「あれが原因かしら、ひょっとして……」
鳥「オメデト!オメデト!オタンジョウビ!」
綾乃(……例え、あんなことが原因だったとしても)
綾乃(お祝い、言ってくれる友達がいて、嬉しいな……)
鳥「……」パタパタ
綾乃「あ、そうだ、友達のキョーちゃんを、籠の中に入れてたら駄目よね」
綾乃「けど、逃げないかしら……」
綾乃「……」
綾乃「大丈夫よ、友達なんだし、逃げないわ」
綾乃「そうよね?キョーちゃん」
鳥「オメデト!」
鳥「オメデト!オメデト!オタンジョウビ!」
綾乃(……例え、あんなことが原因だったとしても)
綾乃(お祝い、言ってくれる友達がいて、嬉しいな……)
鳥「……」パタパタ
綾乃「あ、そうだ、友達のキョーちゃんを、籠の中に入れてたら駄目よね」
綾乃「けど、逃げないかしら……」
綾乃「……」
綾乃「大丈夫よ、友達なんだし、逃げないわ」
綾乃「そうよね?キョーちゃん」
鳥「オメデト!」
綾乃「ほら、出ておいで、キョーちゃん」
鳥「……」トテトテ
綾乃「ふふ、手に登ってくれた……可愛いなあ……」
鳥「オメデト」
綾乃「うん、ありがとう、キョーちゃん」
綾乃「何時も、狭い籠の中に入れててごめんね」
鳥「オメデト」
鳥「……」トテトテ
綾乃「ふふ、手に登ってくれた……可愛いなあ……」
鳥「オメデト」
綾乃「うん、ありがとう、キョーちゃん」
綾乃「何時も、狭い籠の中に入れててごめんね」
鳥「オメデト」
綾乃「よし、そうだ、キョーちゃん、お外見てみる?」
鳥「……」
綾乃「ほら、窓開けて、お外見せてあげるね」キィッ
綾乃「ひろーいでしょ?」
パタパタパタッ
綾乃「え」
鳥「……」
綾乃「ほら、窓開けて、お外見せてあげるね」キィッ
綾乃「ひろーいでしょ?」
パタパタパタッ
綾乃「え」
綾乃「キョ、キョーちゃん!?何処行くの!?」
鳥「オメデト、オメデト」パタパタパタ
綾乃「う、うそ、うそよね?キョーちゃん、逃げないわよね?」
鳥「オメデトーーーーーーーーーー」パタパタパタ…
綾乃「……窓から、飛び出て、行っちゃった……」
綾乃「あ、あはは、友達だと、思ってたのに、ただ一人の……」
綾乃「ともだちだって……」ウルッ
鳥「オメデト、オメデト」パタパタパタ
綾乃「う、うそ、うそよね?キョーちゃん、逃げないわよね?」
鳥「オメデトーーーーーーーーーー」パタパタパタ…
綾乃「……窓から、飛び出て、行っちゃった……」
綾乃「あ、あはは、友達だと、思ってたのに、ただ一人の……」
綾乃「ともだちだって……」ウルッ
綾乃「……」グスン
綾乃(キョーちゃん、狭い籠の中に閉じ込められてたのが……嫌だったのかしら……)
綾乃(それとも、私の傍に居るのが嫌だったのかしら……)
綾乃(ごめんね、キョーちゃん……)
綾乃(これからは、自由に生きて……)
ヒューーーッ
綾乃「寒い……窓、もう閉めないと……」
綾乃「……ん?」
綾乃「キョーちゃん、こんな寒い中に飛び出て、大丈夫なのかしら」
綾乃「真冬だから、餌もあんまりないし、ひょっとして、ひょっとして」
綾乃「し、死んじゃうんじゃ……」
綾乃(キョーちゃん、狭い籠の中に閉じ込められてたのが……嫌だったのかしら……)
綾乃(それとも、私の傍に居るのが嫌だったのかしら……)
綾乃(ごめんね、キョーちゃん……)
綾乃(これからは、自由に生きて……)
ヒューーーッ
綾乃「寒い……窓、もう閉めないと……」
綾乃「……ん?」
綾乃「キョーちゃん、こんな寒い中に飛び出て、大丈夫なのかしら」
綾乃「真冬だから、餌もあんまりないし、ひょっとして、ひょっとして」
綾乃「し、死んじゃうんじゃ……」
綾乃「だ、だめよ、キョーちゃん、死んじゃ駄目!」
綾乃「そ、そうよ、友達として、ちゃんと保護しないと!」
綾乃「別に私が寂しいからとか、そういう理由じゃないんだからね!」
綾乃「えっと……お出かけセットを鞄に入れて……」ゴソゴソ
綾乃「プリンも、持って行こうかな……」ゴソゴソ
綾乃(誰かが誕生日のお祝いに来てくれた時の為に、お母さんにたくさん買っておいて貰ったのよね)
綾乃(結局、誰も来なかったけど……)
綾乃「そ、そうよ、友達として、ちゃんと保護しないと!」
綾乃「別に私が寂しいからとか、そういう理由じゃないんだからね!」
綾乃「えっと……お出かけセットを鞄に入れて……」ゴソゴソ
綾乃「プリンも、持って行こうかな……」ゴソゴソ
綾乃(誰かが誕生日のお祝いに来てくれた時の為に、お母さんにたくさん買っておいて貰ったのよね)
綾乃(結局、誰も来なかったけど……)
綾乃「準備完了!」
綾乃「キョーちゃん、待ってて、今助けに行ってあげるわよ!」
綾乃「念のために、迷子バッジも付けて……」
≪ すぎうら あやの ○×小学校 △年 ≫
綾乃「よし、出発よ!」
トテテテテ
綾乃「キョーちゃん、待ってて、今助けに行ってあげるわよ!」
綾乃「念のために、迷子バッジも付けて……」
≪ すぎうら あやの ○×小学校 △年 ≫
綾乃「よし、出発よ!」
トテテテテ
綾乃「キョーちゃーん!どこー!」
綾乃(しまった、追いかけるのに時間がかかったせいで、キョーちゃんの姿が全然見つからないわ)
綾乃(こ、こっちの方に逃げてきたように見えたんだけど……)
綾乃「あ、女の子が二人いる、あの子達に、聞いてみようかな……」
トテテテテ
綾乃「あ、あの」
綾乃(しまった、追いかけるのに時間がかかったせいで、キョーちゃんの姿が全然見つからないわ)
綾乃(こ、こっちの方に逃げてきたように見えたんだけど……)
綾乃「あ、女の子が二人いる、あの子達に、聞いてみようかな……」
トテテテテ
綾乃「あ、あの」
綾乃「あ、あれ、なんだろ、片方の子が泣いてる……」
綾乃「近づきにくいな……ちょっと、様子を見よう……」コソコソ
??「ううっ、鳥さんが、鳥さんがぁ……」グスン
??「ほら、向日葵、もう泣かないでよ、逃げちゃったもんは仕方ないじゃん」
向日葵「だって、凄く綺麗な鳥さんで、あんなに櫻子に懐いてくれてましたのに……」ヒック
櫻子「あー、もー……」ポリポリ
櫻子「あのね、向日葵」
向日葵「な、なんですの……」ヒック
綾乃「近づきにくいな……ちょっと、様子を見よう……」コソコソ
??「ううっ、鳥さんが、鳥さんがぁ……」グスン
??「ほら、向日葵、もう泣かないでよ、逃げちゃったもんは仕方ないじゃん」
向日葵「だって、凄く綺麗な鳥さんで、あんなに櫻子に懐いてくれてましたのに……」ヒック
櫻子「あー、もー……」ポリポリ
櫻子「あのね、向日葵」
向日葵「な、なんですの……」ヒック
櫻子「私は鳥さんがどっか行った事より、向日葵が泣いてる事の方が悲しいんだけど」
向日葵「……!」
櫻子「だから、泣きやめ!」
櫻子「でないと私も泣くぞ!」プイッ
向日葵「さ、櫻子が泣く必要はないですわ……」ゴシゴシ
向日葵「あなたが泣くと、その、面倒くさいですし」プイッ
向日葵「……!」
櫻子「だから、泣きやめ!」
櫻子「でないと私も泣くぞ!」プイッ
向日葵「さ、櫻子が泣く必要はないですわ……」ゴシゴシ
向日葵「あなたが泣くと、その、面倒くさいですし」プイッ
綾乃「良く聞こえなかったけど……あの二人、凄く仲が良さそうにしてる……」コソコソ
綾乃「私も、あんな友達がいたら……」
綾乃「……」
綾乃「邪魔しちゃ、駄目よね……」
綾乃「少しだけ聞こえた内容に、綺麗な鳥さんって言葉があったから、多分、キョーちゃんの事だと思う」
綾乃「だって、キョーちゃんは凄く綺麗で凄く可愛いし」
綾乃「……こっちに来たのは間違いない……のかな」
綾乃「キョーちゃん、待ってて……」タッタッタッ
綾乃「私も、あんな友達がいたら……」
綾乃「……」
綾乃「邪魔しちゃ、駄目よね……」
綾乃「少しだけ聞こえた内容に、綺麗な鳥さんって言葉があったから、多分、キョーちゃんの事だと思う」
綾乃「だって、キョーちゃんは凄く綺麗で凄く可愛いし」
綾乃「……こっちに来たのは間違いない……のかな」
綾乃「キョーちゃん、待ってて……」タッタッタッ
綾乃「随分、遠くまで来ちゃった……」
綾乃「キョーちゃん、何処に居るのかしら……」
綾乃「あ、噴水、もしかしたら、キョーちゃんが水を飲みに来てるかも!」タッタッタッ
??「まちなさーい!!」
綾乃「え?」
??「この噴水は、チーの縄張りなの!」
綾乃「キョーちゃん、何処に居るのかしら……」
綾乃「あ、噴水、もしかしたら、キョーちゃんが水を飲みに来てるかも!」タッタッタッ
??「まちなさーい!!」
綾乃「え?」
??「この噴水は、チーの縄張りなの!」
綾乃「え、な、なに?何言ってるの?」
ちなつ「だから、この噴水は、チーの縄張りなの!」
ちなつ「近づいちゃだめ!あっち行って!」
綾乃(な、なんだろ、この子、怖い……)
綾乃(そうだ、ここは謝って、そしてキョーちゃんが来たかどうかだけ聞いて逃げようっ)
綾乃「ご、ご、ご……」ビクビク
ちなつ「ご?」
ちなつ「だから、この噴水は、チーの縄張りなの!」
ちなつ「近づいちゃだめ!あっち行って!」
綾乃(な、なんだろ、この子、怖い……)
綾乃(そうだ、ここは謝って、そしてキョーちゃんが来たかどうかだけ聞いて逃げようっ)
綾乃「ご、ご、ご……」ビクビク
ちなつ「ご?」
綾乃「ごめんだわ、そんなの!」
ちなつ「!!」ビクーン
綾乃「ここは、みんなの噴水だもの、貴女にあっちいけなんて言われる必要はないわよ!」
ちなつ「……」
綾乃(あわわわ、ビックリして変な事言っちゃった……)
綾乃(ど、どうしよう、喧嘩になっちゃうっ)
ちなつ「……もん」
ちなつ「!!」ビクーン
綾乃「ここは、みんなの噴水だもの、貴女にあっちいけなんて言われる必要はないわよ!」
ちなつ「……」
綾乃(あわわわ、ビックリして変な事言っちゃった……)
綾乃(ど、どうしよう、喧嘩になっちゃうっ)
ちなつ「……もん」
綾乃「え?」
ちなつ「鳥さんが、逃げちゃうから、近づいちゃだめなんだもん!」
綾乃「とり、さん……」
ちなつ「い、いいから、あっち行って!鳥さんの邪魔しないで!」
綾乃「あ、待って、あの、鳥さんって」
「オタンジョウビ、オメデトー!」
パタパタパタパタパタッ
ちなつ「あ」
綾乃「あ」
ちなつ「鳥さんが、逃げちゃうから、近づいちゃだめなんだもん!」
綾乃「とり、さん……」
ちなつ「い、いいから、あっち行って!鳥さんの邪魔しないで!」
綾乃「あ、待って、あの、鳥さんって」
「オタンジョウビ、オメデトー!」
パタパタパタパタパタッ
ちなつ「あ」
綾乃「あ」
ちなつ「鳥さん、行っちゃった……」
綾乃「あれは、キョーちゃん……」
綾乃(そ、そっか、噴水の反対側で、キョーちゃん、水を飲んでたのね)
綾乃(この子、キョーちゃんが水を飲むのを誰かが邪魔しないよう、守っててくれたのかしら)
ちなつ「あんたが騒ぐから……綺麗な鳥さんだったのに……」ガクリ
綾乃「ご、ご、ご……」
ちなつ「……!」ビクッ
綾乃「ごめんなさい……」ショボン
綾乃「あれは、キョーちゃん……」
綾乃(そ、そっか、噴水の反対側で、キョーちゃん、水を飲んでたのね)
綾乃(この子、キョーちゃんが水を飲むのを誰かが邪魔しないよう、守っててくれたのかしら)
ちなつ「あんたが騒ぐから……綺麗な鳥さんだったのに……」ガクリ
綾乃「ご、ご、ご……」
ちなつ「……!」ビクッ
綾乃「ごめんなさい……」ショボン
綾乃(けど、キョーちゃんの姿が見れたって事は、前進してるって事よね)
綾乃(もうすぐ、キョーちゃんに、追いつけるはずだわ!)
ちなつ「あ、あの……」
綾乃「……!?」ビクッ
ちなつ「……もう、いいよ、噴水に近づいても」
綾乃「え、あ、うん……」
ちなつ「……」フゥ
綾乃(もうすぐ、キョーちゃんに、追いつけるはずだわ!)
ちなつ「あ、あの……」
綾乃「……!?」ビクッ
ちなつ「……もう、いいよ、噴水に近づいても」
綾乃「え、あ、うん……」
ちなつ「……」フゥ
綾乃(……この子、口ではキツい事言うけど、優しい子よね……)
綾乃(キョーちゃんを守ってくれてたし……)
綾乃「あの……」
ちなつ「な、なによ」
綾乃「あ、ありがとうね」
ちなつ「は?」
綾乃「わ、わたし、もう行かなきゃ、ばいばい!」タッ
ちなつ「あ、ちょ、噴水寄って行かないの!?」
綾乃(キョーちゃんを守ってくれてたし……)
綾乃「あの……」
ちなつ「な、なによ」
綾乃「あ、ありがとうね」
ちなつ「は?」
綾乃「わ、わたし、もう行かなきゃ、ばいばい!」タッ
ちなつ「あ、ちょ、噴水寄って行かないの!?」
綾乃(走らないと、またキョーちゃん見失っちゃうっ)トテテテ
綾乃(こ、こっちの路地に来たはずだけど……)
??「京子~?何処行ったの~?」
??「京子ちゃーん」
綾乃「……!?」ビクッ
綾乃(うう、なにか、勝気そうな子がいるわ……)
綾乃(あの類の子は、苦手なのよね)
綾乃(ど、どうしよう、回り道、しようかしら……けど、それだとキョーちゃんが……)
綾乃(こ、こっちの路地に来たはずだけど……)
??「京子~?何処行ったの~?」
??「京子ちゃーん」
綾乃「……!?」ビクッ
綾乃(うう、なにか、勝気そうな子がいるわ……)
綾乃(あの類の子は、苦手なのよね)
綾乃(ど、どうしよう、回り道、しようかしら……けど、それだとキョーちゃんが……)
??「あ、ちょっとそこのキミ!」
綾乃「ひゃ、ひゃいっ!」
??「この辺で、髪が長くてサラサラしててで笑顔が凄く可愛くて、けど多分、今は泣きじゃぐってる女の子、見なかった?」
??「結衣ちゃん、京子ちゃんが泣きじゃぐってるかどうかなんてわかんないよ?」
結衣「あかり、京子が一人っきりになって泣いてない状況なんて、考えられる?」
あかり「あ、確かに考えにくいかも!」
結衣「だから、早く迎えに行ってあげないとね」
あかん「さすが、おやびん!京子ちゃんの事は何でもわかるんだね!」
結衣「う、うん///」
綾乃「あ、あの、わ、わたし、わたし……」
結衣「ん?」
綾乃(そんな子は知りません、それより鳥さん見ませんでしたかって聞かなきゃっ!)
綾乃「ひゃ、ひゃいっ!」
??「この辺で、髪が長くてサラサラしててで笑顔が凄く可愛くて、けど多分、今は泣きじゃぐってる女の子、見なかった?」
??「結衣ちゃん、京子ちゃんが泣きじゃぐってるかどうかなんてわかんないよ?」
結衣「あかり、京子が一人っきりになって泣いてない状況なんて、考えられる?」
あかり「あ、確かに考えにくいかも!」
結衣「だから、早く迎えに行ってあげないとね」
あかん「さすが、おやびん!京子ちゃんの事は何でもわかるんだね!」
結衣「う、うん///」
綾乃「あ、あの、わ、わたし、わたし……」
結衣「ん?」
綾乃(そんな子は知りません、それより鳥さん見ませんでしたかって聞かなきゃっ!)
綾乃「私はそんな事に関わってる暇はないのよ!そんな事より、ここを綺麗な鳥さんが通らなかったか答えなさい!」
結衣「……!」
あかり「……!」
綾乃「あ……」
綾乃(……またやっちゃった)
綾乃(わたし、なんでこんなに、馬鹿なの)
綾乃(どうして、こんなにキツい言葉しか使えないのかしら)
綾乃(こんなんじゃ、友達できなくて、当然よ)
綾乃(ずっと、できないわよ、友達なんて)
綾乃(大人になってもできないわよ)
結衣「……!」
あかり「……!」
綾乃「あ……」
綾乃(……またやっちゃった)
綾乃(わたし、なんでこんなに、馬鹿なの)
綾乃(どうして、こんなにキツい言葉しか使えないのかしら)
綾乃(こんなんじゃ、友達できなくて、当然よ)
綾乃(ずっと、できないわよ、友達なんて)
綾乃(大人になってもできないわよ)
結衣「……あ、あの、ごめん、鳥さんは、ちょっと判んない」
あかり「ごめんね?ごめんね?」
綾乃(あ、あれ、怒らない、の、かしら)
結衣「何があったかは知らないけど、急いでるのに質問してごめん」
結衣「だから、あの、泣かないで?」
綾乃「……!」
綾乃「な、ないて、なんて」
綾乃「泣いてなんてないわよ……」グスン
あかり「ごめんね?ごめんね?」
綾乃(あ、あれ、怒らない、の、かしら)
結衣「何があったかは知らないけど、急いでるのに質問してごめん」
結衣「だから、あの、泣かないで?」
綾乃「……!」
綾乃「な、ないて、なんて」
綾乃「泣いてなんてないわよ……」グスン
あかり「おやびん、女泣かせなのもいい加減にしときましょうよ……」
結衣「わ、わたし!?なにもやってないと思うけど……」
綾乃「う、ううっ」ヒック
結衣「あー、もう、しょうがないなあ」ナデナデ
綾乃「……!」ビクッ
結衣「ほら、急いでるんだよね?だったら、こんな所で、泣いて立ち止まってちゃ、駄目だよ」
結衣「わ、わたし!?なにもやってないと思うけど……」
綾乃「う、ううっ」ヒック
結衣「あー、もう、しょうがないなあ」ナデナデ
綾乃「……!」ビクッ
結衣「ほら、急いでるんだよね?だったら、こんな所で、泣いて立ち止まってちゃ、駄目だよ」
綾乃(あたま、なでてくれた……)
綾乃(乱暴そうだけど、この子も、優しい子なのね……)
綾乃「……そんな事、言われなくても、判ってるわよ」ゴシゴシ
結衣「よし、そんな強がり言えるんなら、もう平気だよね?」ニコ
綾乃(こんな性格の子なら、友達も、多いんだろうな……)
綾乃(私も、こんな子みたいに、なれれば……)
綾乃「……ありがと」
綾乃(乱暴そうだけど、この子も、優しい子なのね……)
綾乃「……そんな事、言われなくても、判ってるわよ」ゴシゴシ
結衣「よし、そんな強がり言えるんなら、もう平気だよね?」ニコ
綾乃(こんな性格の子なら、友達も、多いんだろうな……)
綾乃(私も、こんな子みたいに、なれれば……)
綾乃「……ありがと」
結衣「走って行っちゃった……よっぽど、大切なんだろうね、その鳥さん」
あかり「おやびんって、泣いてる子には甘いよね~」
結衣「う、うるさい、そんな事より、早く京子を探さないと……」
あかり「あ、おやびん、あそこあそこ!」
結衣「ん?おー、なんだろ、綺麗な鳥さんだね……って」
結衣「あれ、もしかして、さっきの子が探してた……」
「オメデト、オメデト、オタンジョービ、オメデト」
二人「「おたんじょうび?」」
あかり「おやびんって、泣いてる子には甘いよね~」
結衣「う、うるさい、そんな事より、早く京子を探さないと……」
あかり「あ、おやびん、あそこあそこ!」
結衣「ん?おー、なんだろ、綺麗な鳥さんだね……って」
結衣「あれ、もしかして、さっきの子が探してた……」
「オメデト、オメデト、オタンジョービ、オメデト」
二人「「おたんじょうび?」」
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