元スレさやか「さやかクロース」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 1 :
マミ「美樹さん…でもいいの?」
さやか「えっ?」
マミ「私なんかと過ごすより、他の友達と過ごした方が楽しいと思うわ」
マミ(…まただ、私のバカ)
マミ(せっかく美樹さんが誘ってくれたのに…なんでこんなこと言っちゃうんだろ)
さやか「えー?そんなことないですよ!」
さやか「あたし達の仲じゃないですか、ね?杏子もそうでしょ?」
杏子「ああ!」
102 = 1 :
マミ「私の仲?」
マミ(ただの先輩と後輩じゃ…)
マミ(もしかして、私を友達だって思ってくれてるの?)
杏子「なんだよ?それてもあたし達と遊ぶのは嫌かい?」
マミ「そ、そんな!嬉しいわ!」
さやか「えへへ、やっぱり嬉しいんじゃないですか」
マミ「あっ…」
杏子「なーに遠慮してんのさ?あたし達の仲じゃんか」
103 = 1 :
マミ「私の…仲…」
さやか「そうそう!私にとってはマミさんも杏子も大切な友達なんだからね!」
マミ「えっ?」
杏子「えっ?」
さやか「えっ?」
マミ「み、美樹さん…ほんと?ほんとに私のことを大切な友達って思ってくれてるの?」
さやか「…うん、もちろん」
さやか(そうだけど…なんで杏子も驚いてんのさ?)
杏子「さやか…」
104 = 1 :
杏子(さやか…あたしのこと友達だって思ってくれてたのか?)
杏子(…マジかよ?)
さやか「杏子?どうかした?」
杏子「えっ?あっ?いや、なにも?」
さやか「?」
杏子(そっか…さやかのやつ、あたしのこと友達って思っててくれたんだな)
杏子「ははっ」
105 = 15 :
さやさや
106 :
さやかちゃんは空気読めるバカ
108 = 1 :
さやか(杏子がなんか変だな…どうしたんだろ?)
マミ「美樹さん…ありがとう!」
さやか「マミさん?」
マミ「私…やっぱりダメな子よ…美樹さんは私のこと友達だって思っててくれたのに」
マミ「私は…美樹さんのこと友達って心から思えてなかったの…」
さやか「へっ?」
さやか(えっ?なにそれ?もしかして嫌われてんの?)
109 = 1 :
さやか「マミさん、それってどういう…」
マミ「私は…ずっと、あなた達と友達になりたいって思ってたの」
さやか「あっ…」
マミ「でも、なかなか友達になってだなんて言えなくて…」
マミ「私は、美樹さん達にとってただの先輩なんだろうなって」
マミ「そう思ってたの…」
杏子「マミ…」
杏子(あたしもそうかもな…)
111 = 1 :
杏子(あたしも、さやかからしてみれば仲間程度で)
杏子(友達だとは思ってないって…そう考えてたからな)
杏子(だからマミ、分かるよあたしもその気持ちがささ)
さやか「…マミさんはちょっと頭が硬いかもね」
マミ「えっ?」
さやか「友達なんて、そんな難しいもんじゃないでしょ?」
さやか「いちいち友達になってなんて言うやつそうそう居ないっての」
112 = 1 :
さが一個多かった
113 = 15 :
さやさや
114 = 1 :
マミ「でも…」
さやか「それに、友達じゃない人と一緒に帰ったり」
さやか「一緒にケーキ食べたりしないでしょ?」
マミ「それは…」
さやか「それは、あたし達が友達だからなんですよ、マミさん」
マミ「友達…」
さやか「それに、あたしにとっちゃマミさんと杏子は大切な友達だからね!」
マミ「美樹さん…!」
杏子「さやか…!」
115 = 110 :
さやさや
116 = 1 :
さやか(なんで一々杏子が反応するんだろ?)
さやか(なんかさっきから妙におとなしいし)
マミ「あはは…そっか…そうだよね」
マミ「私…やっぱりダメだ…おバカさんよ…」
さやか「あはは、大丈夫!マミさんはダメでもおバカさんでもないって」
さやか「マミさんは、大切な友達で大切な先輩」
さやか「あたし、これでもマミさんのこと尊敬してるんですからね?」
マミ「美樹さん、ありがとう…」
117 = 1 :
さやか「えへへ、わかってくれましたか?」
マミ「…うんっ」
さやか「よーし、ならいっそのこと、もっと仲良くなってみませんか?」
マミ「もっと仲良く?」
さやか「そう、例えば…親友とか?」
マミ「!?」
さやか「親友…うん、いいねぇ」
さやか「どう?悪くないでしょ?」
118 = 15 :
さやさや
119 = 1 :
マミ「み、美樹さん…でも私なんかでいいの?」
さやか「そんなの関係ないって、自分が親友と思えば相手は親友なんですよ」
さやか「私はまどかの親友だって思ってるしね、まどかがどう思ってるかは知らないけど」
マミ「…」
さやか「だからさ、なっちゃおうよ、親友にさ!」
さやか「杏子、あんたも一緒にだよ?」
杏子「えっ?えっ?あ、あたしがか?」
杏子「あたしがその…親友になっていいのか?」
さやか「?」
121 = 9 :
さやかちゃんイケメン
122 = 1 :
さやか「何言ってんのよ、あんたもなるんだよ?マミさんの親友に」
杏子「いや、マミはわかるけど…その…」
さやか「ん?」
杏子「さやかの親友にも…?」
さやか「え?今さら?」
杏子「へっ?」
さやか「何言ってんのかわかんないけど、とにかくマミさんともっと仲良くなるの!」
杏子「あ…ああ…」
マミ「…美樹さん?」
123 = 1 :
さやか「はい?」
マミ「その…無理しなくていいのよ?無理して私なんかと仲良くしなくても…」
マミ「…そう言ってくれただけで、私は嬉しいから」
さやか「なに言ってんすか、そんなんじゃダメだって」
マミ「でも…」
マミ(私…なんでこんな事言ってるんだろう…)
さやか「じゃあ、明日から一緒に遊びましょうよ」
さやか「時間はたっぷりあるんだしさ」
124 = 1 :
マミ「ほんとにいいの?他の予定は?他の友達は?」
マミ(バカ…私のバカ…なんで素直になれないの…?)
さやか「もー!あたしがマミさんと遊びたいって言ってるんじゃないですか!」
さやか「だから、あたしの予定はマミさんと遊ぶことなの!」
さやか「それとも、あたしと遊ぶのは嫌ですか?」
マミ「そんな!すっごく嬉しいわ!でも…」
マミ「でもっ…」
125 = 17 :
さやかちゃんまじさやさや
126 = 1 :
さやか「うーん…どうもマミさんは遠慮がちだなぁ」
さやか「…そうだ!名前だよ名前!」
マミ「名前?」
さやか「あたしのこと、美樹さんじゃなくて、さやかって呼んでくださいよ?」
マミ「えっ?」
さやか「年下にさんなんて付けなくていいですし、名前で呼ばれた方があたしも嬉しいし」
マミ「私は…」
127 = 1 :
マミ(私も…美樹さん達のこと名前で呼びたいって思ってたわ)
マミ(でも…勇気が足りなくて、そう言えなかった…)
マミ(暁美さんが私に相談しに来てくれて…2人で頑張ろうって約束したのに…)
マミ(結局、私は何もできなかったのよ…)
さやか「実はさっき、ほむらがやっと名前で呼んだんですよね」
さやか(見てはないけど、絶対言ったはずだよ)
マミ「えっ?」
さやか「まどかのことを『鹿目さん』じゃなくて『まどか』ってね」
マミ「暁美さんが…?」
128 = 58 :
マミさん可愛いなぁ
129 = 15 :
ほむほむ
130 = 1 :
さやか「まどかは名前で呼ばれて絶対喜んでた」
さやか「だって名前で呼ばれた方が嬉しいもんね」
さやか「だから、マミさんも呼んでくださいよ」
マミ「…」
さやか「『さやか』『杏子』ってね」
杏子「あっ…」
さやか「杏子、いつまで黙ってんのよ?あんたも一緒なんだからね?」
131 = 1 :
杏子「えっ?あ、うん、わかった」
さやか「?」
さやか(杏子のやつ、さっきからどうしたの?)
杏子「マミ、あたし達は…友達!そう友達なんだからさ!」
マミ「佐倉さん…」
杏子「その、『佐倉さん』ってのやめて、『杏子』って呼んでくれよ」
杏子「なっ?」
さやか「そうそう、あたしも『さやか』ってね!」
132 = 1 :
マミ「…!」
マミ(暁美さんも勇気をだして名前で呼べたのよね)
マミ(なら…先輩の私も負けてられないわ)
マミ(それに…親友になってくれるって言ってくれてるのよ?)
マミ(こんなに嬉しいことはないわ…!)
マミ(だから…頑張るのよ!巴マミ!)
マミ「…」ゴクッ
133 = 17 :
マミマミ
134 = 1 :
マミ「…さやか、杏子」
さやか「おっ!」
杏子「!」
マミ「その…明日から一緒に遊びましょう?」
マミ「だって私たちは…」
マミ(頑張れ私…っ!)
マミ「し、親友になるんだから!」
さやか「はい!よろしく!」
杏子「ああ、頑張ろうな!」
杏子(あたしも頑張って、さやかとマミの親友になってやる!)
136 = 1 :
マミ(てへへ、やったぁ!)
マミ(やっと…やっと素直になれたわ!)
さやか「よーし!明日はまどかとほむらも誘って、遊びに出掛けよう!」
マミ「ええ!」
杏子「わかった!」
さやか「あははっ、これで冬休みの予定は決まったね!」
さやか「この冬休みはとことん遊ぶよ!」
マミ「そうしましょう」
杏子「へへっ!」
137 = 15 :
やったー!
138 = 1 :
マミ「今日はありがとう、サンタさん」
さやか「へっ?」
マミ「ふふ、だって私が欲しかったものをくれたんだもの」
さやか「あぁ…でもちょっと違うんだよね」
さやか「サンタクロースかと思った?残念!さやかクロースでした!」
さやか「で、こっちがトナカイのあんこだトナ!」
杏子「う、うるせー!」
139 = 1 :
マミ「ふふっ、じゃあありがとう」
マミ「さやかクロースとあんこちゃん」
杏子「なっ、マミまで!」
さやか「いいじゃん、こうやって冗談言うのが楽しいんだからね」
マミ「ええ、そうね」
杏子「…まぁ、そうだな」
さやか「よし、じゃあ私たちはここらで一旦帰りますわ」
さやか「あと一人行かなきゃいけないんで」
140 = 1 :
杏子「えっ?」
マミ「そう、わかったわ」
さやか「じゃあ明日は4人でマミさんの家に行くから待っててくださいね」
マミ「うん、楽しみに待ってるわね?」
さやか「えへへ、それじゃ」
マミ「またねー」
杏子「またな」
141 = 1 :
さやか「いやー、明日から忙しくなるね」
杏子「ああ、でもさ」
さやか「んー?」
杏子「あと一人行かなきゃいけないってなんだよ?マミでラストじゃないのか?」
さやか「あぁ、実はそれ嘘」
杏子「はぁ?嘘ってどういうことだよ!」
さやか「あと一人ってのはさ、杏子」
さやか「あんただよ」
杏子「…え?」
142 = 15 :
さやさや
143 :
あんあん
144 = 1 :
さやか「さやかクロースは杏子の願い事も叶えてあげる!」
杏子「さやか…ありがとな」
さやか「何でも言ってくれたまえ?」
杏子「でも、あたしはもう大丈夫だよ」
さやか「えー?なんで?」
杏子「なあ…さやか」
さやか「なに?」
杏子「あたし達って…と、友達だよな」
さやか「え?違うよ」
杏子「…え?」
145 = 17 :
さやさや?
146 = 1 :
杏子「な…あたしとさやかは友達じゃないのか…?」
杏子「なんだよそれ…」
さやか「友達じゃないって言うかさ」
杏子「…」ウルウル
さやか「ちょっ!なに涙目になってんのさ?」
杏子「うるさいっ!」
さやか「あぁーごめん、言い方悪かったわ」
杏子「え…?」
さやか「あたしとあんたは友達じゃくって親友」
杏子「えっ?」
147 = 1 :
杏子「あたしとさやかが親友?」
さやか「うん、だからこうやって今も2人でいるんじゃん」
さやか「杏子がいなかったら、あたしは1人でやらなくちゃいけなかったんだし」
さやか「なんだかんだで、あんたには感謝してるよ?」
杏子「さやか…」
さやか「ん?」
杏子「あっ、いや…そ、そうだよな!そうなんだもんな!」
さやか「うん、今日はありがと」
148 = 15 :
さやさやあんあん!
149 = 1 :
杏子「へへっ…!」
さやか「だからさ、そのお礼も含めて杏子の願い事を叶えてあげるって言ってんのよ」
杏子「ありがとな、でもやっぱり大丈夫だよ」
さやか「遠慮しなくていいよ?」
杏子「そうじゃないんだ、あたしの願い事はもう叶ったんだよ」
さやか「え?そうなの?」
杏子「ああ!」
150 = 1 :
杏子(だってさ、あたしの願い事は…)
杏子(さやかと仲良くなりたい、だからな)
杏子(友達どころか親友だなんてな…へへっ)
杏子「さやか!」
さやか「ん?」
杏子「ありがとな、あたしのサンタさん」
杏子「いや、さやかクロース!」
おわり
みんなの評価 : ★★
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