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元スレ一夏「クリスマスは早く寝ないといけないだろ?」

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千冬「来たか…不法侵入者め!」
束「ち~ちゃ~ん!毎年プレゼント運びさせておいてその言い方はヒドイよ~~それにー天才束さんはいっくんの部屋に入らずに、かつ誰にも気付かれづにプレゼントを置くっていうエレガントな手法を使ってるんだよ~ん?」
千冬(あのバナナケーキは私が一夏に作ってやれて、かつ一夏がお気に入りの唯一のケーキ…一夏にはもうレシピを忘れて作れないと言って決して普段は作らないのだが…毎年クリスマスの日だけには、あいつのために焼いてやっている…無論、私が作っている点は伏せてな…)
束「もぉ~!!ち~ちゃん、聞~てる~?」
千冬「あぁ…、すまない!毎年感謝している」
束「天才束さんの力にかかれば、あのケーキいつでもすぐ作れる機械作ってあげるのに~!!」
千冬「ばっ、ばかもの…そんな頻繁に作って、あいつがあのケーキに飽きてしまったら、どっ、どうする…クリスマスだけにしている意味がないだろ…!」
束「あれ、あれ~?ち~ちゃん、もしかしてビビってる~?」
千冬「うっ、うるさい…」
束「だ~いじょ~ぶ、だ~いじょ~ぶ!そんなことしないから!それに、ち~ちゃんといっくんの絆はケーキだけじゃないでしょ~?」ニヤニヤ
千冬「……そっ、そんなことより、ちゃんと毎年私だとばれないような、本物のサンタクロースからのような小細工はしてるんだろうな?」
束「ホントは存在しない人物の髪の毛作って、それを箱と包装紙の間に挟む予定だったんだよね~だけどそれじゃ束さんの溢れんばかりの好奇心は収まらなかったのだ~!昔から箒ちゃんの髪の毛をつかってるんだよ~ん」イエ~イ!
千冬「………まぁ、普通の人間でもわからないだろうからな…特にあのバカな弟なら、それが篠ノ之箒のものだとは気付かないだろう…」
束「でも何か奇跡が起こるっちゃうかもしれないよ~?科学者も神頼みは必要なんだぞ~!!それに~姉としても箒ちゃんに少しでもアドバンテージをあげたいしね~」
千冬「ふん…!まぁ、いい…」
束「それでは、束さんはここいらでおいとまするよ~ん!バイバ~イ、ち~ちゃ~ん!!」バイバイキ~ン☆
千冬「さて、そろそろ一夏はケーキに気付いているころかな…?専用機持ちを泳がせておいたおかげで、今年は一夏もサンタのフリをして私のところにプレゼントを持ってくるだろう…」
千冬「まぁ、あいつのことだ…プレゼントはマッサージ券とかそんなもんだろうな…ふふふ…」
千冬(ミニスカサンタコス+布団の中であいつを待って、来たところを引きづり込んで、朝までっていうのも……フフフフフフ…///)
再び戻って、一夏たち…
一夏「……という訳なんだよ!千冬姉を問い詰めても『私は知らない!』の一点張りだし…何より今までもアリバイがあって枕元に置くことが不可能!」
一夏「そうなると作れるのも届けれるのも、やっぱサンタクロースしかいないんだよ!なぁ!サンタはいるんだよ!しかも、女性!今回もほら!!」カミノケイッポン
シャル「確かにそこまで来ると…」
セシリア「サンタクロースだとしてもおかしくないと言えば、おかしくないですわね…」
シャル&セシ((でも、あの時の殺気を考えると…))
シャル&セシ((絶対、嘘ついてる……でも、言えない…))ガクブルガクブル…
一夏「どうしたんだ、二人とも?急に顔色が…?サンタはオバケじゃないから安心しろよ」
セシリア「そうですわね…オホホホホ…」
シャル「あはははは…」
シャル&セシ((オバケよりも恐ろしいものを敵にしてしまった…))
鈴「それにしても、千冬さんが”昔”作れたケーキがバナナケーキだなんて、千冬さんらしいわね!」
ラウラ「そうだな!見た目は焼きすぎた、ただのスポンジだが、デコレーションなどの外見にとらわれず、味と香りの真向勝負…素晴らしいな!」
シャル(単にめんどくさがりなだけな気もするけど、黙っとこう…)
一夏(やっぱり千冬姉のケーキの味だ…)サクッ…モグモグ
一夏「よし!俺も皆みたいにサンタになって、千冬姉の枕元にプレゼント置いてみようかな!朝になってから手渡しするつもりだったけどこっちのほうが面白そうだ!」
セシリア「一夏さんは何をプレゼントされますの?」
一夏「全身マッサージ<織斑一夏スペシャル>3hコース」
5人(((((…………!!!!!)))))
セシリア「一夏さん!わたくしにもこの券一枚、プレゼントとしてくださいまし!!!」
一夏「えっ、おぉ…」
鈴「抜け駆けは卑怯よ!私には2枚よこしなさいよ!!」
一夏「りっ、鈴…何言ってんだよ…!」
シャル「僕たち、5人でプレゼント交換しただけで、まだ一夏からプレゼントもらってないよ!」
一夏「俺もサンタさんからしかプレゼントもらってないんだけど…」
6人「「「「「「ワ~ワ~ギャ~ギャ~」」」」」」
千冬がスタンバってから1時間…
千冬「一夏が来ない…」
ワンサマにプレゼントあげて貰っただろ
これだから腹黒ビッチは
これだから腹黒ビッチは
千冬(まさか…専用機持ちがヒヨったか…?)
千冬(そんなことがあるだろうか…)
ドアドンッ!ドンッ!
山田「織斑先生!夜分遅くにすいません!織斑くんの部屋から…!」
千冬「…!まさかあいつら…!あれほど釘を刺しておいたのに…」
プレゼント交換しただけなんだったら誰も一夏にプレゼントあげてないことになるから
貰う権利もないよな
貰う権利もないよな
ドアガチャッ
千冬「すぐ向かいます!」タッタッタッタ…
山田「…!!!織斑先生その恰好…!…行っちゃった…」
一夏の部屋のドア解放バンッッッッ!!!
千冬「コラッー!!お前たちー!!!」ドンッ!
静まり返る6人…玄関口に集まる視線の先にはミニスカサンタコスで仁王立ちしている千冬の姿があった!ご丁寧にも帽子まで被って…
千冬「正座…早くしろ…!」
6人「「「「「「はい…」」」」」」
千冬(しまった…!勢いで飛び出してきたせいで、着替えるのを忘れた…////っく!…やむおえまい…このまま説教するしか…////)
千冬「織斑!まず鼻血を拭け…」
一夏「ふぁい…」ティッシュツメツメ
無理もない…正面上手もギリギリのアングル…正座から見える角度は年頃の少年にとっては絶景だろう…これがご褒美といういうやつか…
千冬「事の発端はなんだ…?言え、織斑!」
一夏「こえてふ…(これです…)」
一夏から千冬に『全身マッサージ<織斑一夏スペシャル>3hコース』のチケットが手渡された…
千冬(キター!!しかも3h、全身だと…///)
千冬「っゲフン…!…いっ、以前のSHRの時の私の話を覚えているな…?」
6人「「「「「「はい…」」」」」」
千冬「では、今から5分後、各自準備を済ませてグラウンド集合!1秒たりとも遅刻は認めん!解散!!!」
6人「「「「「「はい!」」」」」」
一夏「千冬n…じゃなくて、織斑先生!」ハナセンフンッ!
千冬「なんだ!織斑!」
一夏「メリークリスマス!」
千冬「……ッフ!早く行け、馬鹿者が…」
千冬「~♪」
ミニスカサンタコス千冬が鼻歌を歌いながら廊下を陽気に歩く姿、それを盗撮した写真は、IS学園学生間での裏ルートで高値で売買されたのであった…
一方の一夏たちはというと、千冬のお許しにより24hランニングは約15hランニングで終わりを迎えた…クリスマスの夜、学内で開かれたクリスマスパーティーに参加する6人を見たものは誰一人いなかった…
>>342
ほう・・・
ほう・・・
>>342
おい、出し惜しみするんじゃないぜ?
おい、出し惜しみするんじゃないぜ?
ランニングを終え、部屋に戻った一夏はベットの上に倒れこんだ…もう動けない…そして、彼は一言呟いて目を閉じ、深い眠りについたのであった…
一夏「やっぱ、クリスマスは早く寝ないとだめだわ…」
その次の週、年末にかけて毎晩のように専用機持ちと千冬のマッサージを行う一夏の姿が目撃されたとかなかったとか…でもそれはまた別のお話…
………Happy End? FIN
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