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    元スレ一夏「箒と幸せな家庭を築きたい」

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    101 = 14 :

    一夏「…確かに、お前の言うことももっともだよ。お前に勝てないようじゃ、俺はお前の傍にいる資格なんてない」

    一夏「俺は、大切な人を守りたい。だからせめて、大切な人よりは本の少しで良いから、強くありたい」

    一夏「…思い上がりだって分かってるけどさ。だから箒。本気で俺と勝負してくれ」

    「……」


    (つくづく莫迦だな私は…。どうして私が一夏に惹かれたのか、それすらも忘れてしまうところだった…)

    (私のために一夏が…私のためだけに強くありたいと願うなら…私が応えなくてどうする…)

    (お前の気持ち…確かに受け取った!!)


    「…愚問だな一夏。お前こそ全力で来い。私から一本とる前に、私から千本取られる事を覚悟しろ」

    一夏「…ああ! 勝負だ、箒!!」

    「いざ尋常に…参るッッ!!」

    102 = 14 :

    一夏「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダッ

    (ッ!! 速いッ!)


    バシィン!!


    (そして重い…! 平日の朝練とISの特訓の成果か!)

    (一夏は、確実に強くなっている!)


    一夏「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダダッ

    (…だが)

    一夏「めぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――」

    シュッ

    「どおぉ!!」

    バシーン!!

    (まだ…荒い!!)

    104 = 14 :

    一夏「ぐぅ…」グラッ

    「どうした? まだ一本だぞ? へばってしまったか?」

    一夏「ば、バカ言え…ここからが本番だ……!」

    「…ふ。いい目をするようになったな。いいだろう、仕切りなおしだ。早く戻れ」

    一夏「見てな! 必ず一本取ってやるからな…!」

    (…一夏の気持ちは嬉しい…だが…)

    一夏「さぁ! もう一本だ、箒!!」



    (このままでは…一夏は勝てない…。絶対に…)

    106 :

    一夏「も…箒」

    107 = 66 :

    今更だけど箒ってすごい名前だな
    作者はどんなセンスをしているのやら

    108 = 14 :

    一夏「うぉぉりゃぁぁぁ!!」

    「こてぇぇえ!!」

    バシーン!!

    一夏「いってぇ…!」

    「何をしている! 脇の締めが甘い! そんな剣筋で私を捕らえられるか!」

    ………
    ……


    「はぁぁぁぁ!!」

    一夏「ぐぅ…!」グラッ

    バシーン!!

    「めぇぇぇぇぇん!!」

    一夏「ちぃ…!」

    「どうした! 重心が浮ついているぞ!? お前は摺り足も出来ないのか!」

    109 :

    この隙に鈴ちゃんは頂いていきますね

    110 :

    >>109
    誰も止めないから勝手に持ってけ

    111 = 14 :

    ………
    ……


    一夏「はぁ…はぁ…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

    「……」ヒュッ

    一夏「な!?(か、かわし――)」

    バシーン

    「どぉ!!」

    一夏「う…ぐ……」

    「剣が大降りになってきたぞ。それでは百年やっても私には勝てないぞ」

    一夏「ッッ…まだまだぁ!!」
    ………
    ……

    「動きが散漫になってきている! どうした! もう終わりか!」

    一夏「ふっざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
    ………
    ……

    112 :

    隣でおだやかな寝息を立ててる箒を抱きしめて長くて綺麗な髪に顔うずめて深呼吸したい
    そんで後ろに回した手で形のいいお尻をもみあげながらがち勃起したそれを腹にひたすら擦りつけたい
    肺一杯に箒成分を満たして寝息を嗅いで愛くるしい顔を眺めながらそのままおへそ当たりにぶちまけてやりたい

    ただ起きてる時のあいつはクソ

    113 = 66 :

    箒ちゃんは寝ても覚めても天使だよ

    115 = 14 :

    「…さぁどうした? もうバテたのか?」

    一夏「ぜぇ…へへ…笑わせるな…やっと体が暖まってきたとこだ…」ゼェゼェ

    「…その様子ではもう避けるまでもないな」

    ヒュッ
    パシーン

    一夏「なぁ!?」

    「はぁぁぁぁぁぁ!!」

    一夏「ぐぅ…!」

    ピタッ

    一夏「…?」

    「…宣言するまでもない、か」

    一夏「……」

    「仕切りなおしだ。さぁ、さっさと竹刀を拾え」

    一夏「…くっそぉ!!」

    116 :

    続けたまえ

    117 = 106 :

    めんどくせぇ女だな

    118 = 14 :

    ~40分後~

    一夏「はぁ…はぁ……はぁぁ……」

    「一夏…もう無理するな」

    一夏「おいおい…はぁ、勘違いするなよ…、こんなのただの小休止じゃねぇか…」

    「……」

    一夏「さぁ、再、開だ…。やろうぜ、箒」

    「……」


    (…一夏が苦しんでいるのに…何をやっているんだ私は)

    (一夏が望んだこととはいえ、あんなにボロボロになって…。私のせいで、傷ついているというのに…)

    (一夏の気持ちには応えたい…でも、これ以上一夏が傷つくのを見るのは嫌だ…傷つけるのは嫌だ…)

    (私のせいで…私の手で一夏を…)


    カラン…

    119 :

    >>114
    ちょっと屋上こいよ

    120 = 14 :

    一夏「箒…」

    「う、うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…」ポロポロ

    一夏「……」

    「ごめん、なさい…ごめんなさい、一夏ぁ…」

    一夏「ほう、き……」

    「わだしが、つよがっだり…ひっぐ……しなければ、こんなごどに、ならながっだのに…」

    「もうすごし、ずなおになれだら、いぢかを、きずつげだり、ぐず…しない、のに…」

    「もう、いやだよぉ…これいじょう、わだしのために、きずつかないで、くれ……えっぐ…」

    一夏「…箒」

    コツン

    121 :

    やばい
    モップのくせに可愛い

    122 = 14 :

    「へ?」

    一夏「ははは。油断大敵だぞ、箒。一本になっちまじゃないか」

    「お、お前…こんな、ときに…」

    一夏「…ごめんな、箒。俺がこんなに弱くて」

    「そんなこと、ない…。私が、悪いから……」

    一夏「俺が弱いのは箒のせいじゃないよ。単に、俺の力がないからだ。
        大切な人を守れるだけの力が、まだ俺にはないから」

    「いぢか…」

    一夏「まだ俺はヘナチャコだけど、でも絶対に箒に追いついて、追い越して、ずっとお前を守ってやるから」

    一夏「だから、そんな顔をしないでくれ。俺は、素直になれなくても真っ直ぐ向かっていく、お前が大好きだ」

    「いぢかぁ……うぅ…!」

    123 :

    めんどくせえモップだな

    124 = 14 :

    一夏「さて、流石に今のは一本取った気がしないからな。もう一度仕切りなおしだ。戻ってくれ」

    「…うん」
    ………
    ……

    一夏「…箒。確かに、もう俺の体力は限界だ。多分、あと一振りが精々だ」

    一夏「だから俺は次の一振りに、俺の全力を注ぎ込む」

    一夏「どうか受け止めてくれ。そして受けきれたなら、全力で俺を倒してくれ」

    「…分かった。お前の全身全霊、この剣で受け止める」

    一夏「すぅー……」

    「……」






    一夏「行くぞ!!」

    「来い、一夏ぁ!!」

    126 :

    ラウラなら今俺の上で乱れてるぞ

    127 = 73 :

    >>122
    ヘナチャコ→ヘナチョコ
    >>1じゃないけど訂正

    128 = 14 :

    一夏(これで倒れちまってもいい!! この一回だけでいい!)

    一夏(俺の全力を、俺の魂を、俺の想いを、すべてをこの一撃に込める!)

    一夏(今までの特訓を思い出せ!! 箒へのありったけの想いを思い出せ!!)

    一夏(俺は何のために、誰のために強くなりたいのか!!)


    一夏「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


    一夏(俺は―――)







    一夏「お前が好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 箒ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」




    バキッ

    129 = 14 :

    >>127
    お前よく気づいたな…。thx
    まぁ俺は>>1じゃないがな…

    130 = 14 :

    ………
    ……

    一夏「う……ん…?」

    「気が付いたか、一夏?」

    一夏「箒…お、俺は……?」

    「…確かにお前の全力は受け取った。でも、流石に頑張りすぎだぞ。
      そのまま気を失ってしまってしまうほどだったからな」

    一夏(箒に膝枕されてる…。でも、恥ずかしがる気力も出ないや…さすがに疲れた…)

    133 = 14 :

    一夏「お、俺は勝ったのか?」

    「…あれを見ろ」スッ

    一夏「し、竹刀が折れてる…」

    「安心しろ。あれは私のだ。…まさかあそこまでとは思わなかったがな」

    一夏「そっか…。悪かったな」

    「…名残惜しいが仕方ない。お前に壊されたのなら、本望だと思うぞ」

    一夏「そ、そうかな…あはは」

    「見事な面有り、だったぞ」

    一夏「え?」

    「お前の一撃を受け損ねてな。剣先が私の面を叩いた。面有り、一本だ」

    一夏「でも俺気絶しちまったし、それに竹刀が壊れたら確か――」

    「いいんだ。お前の全力、それは確かに私の心に届いた」

    134 = 66 :

    うむ

    136 = 14 :

    一夏「そっか…。良かった」

    「一夏…本当に、私で良いのか?」

    一夏「は?」

    「私はセシリアのように上品ではないし、シャルロットのように気配りは出来ないし…」

    「鈴のように快活ではないし、ラウラのように――」

    一夏「箒。自分を誰かと比べるな」

    「で、でも一夏」

    一夏「確かに皆それぞれいい所があるけどさ。それをひっくるめて俺は箒を選んだんだぜ?」

    「…こんな竹刀や木刀で暴力を振るう女がか?」

    一夏「やけに自分を卑下するなぁ…」

    137 :

    ラウラのように何だ

    138 :

    いいね

    139 :

    「…不安なんだ。私が今まで一夏にしてきたことを鑑みれば…」

    一夏「お前ってこういう時になるとすぐ自信がなくなるよな」

    「ちゃ、茶化すなバカ」

    一夏「箒にもいい所なんていっぱいあるのにな」

    「へ?」

    一夏「まずは料理が上手いところだろ? 特に和食がさ。日本人としてはこれはありがたい」

    「…料理だったらシャルも――」

    一夏「あぁもう…だからすぐそうやって誰かと比べるの止めろ。あとそうだなぁ…やっぱり真面目なところとか」

    140 :

    おっぱいも箒が一番だ!

    141 = 138 :

    いいね

    142 = 139 :

    「単に素直になれないだけだぞ、私は?」

    一夏「それは恋愛に限った話だろ? 俺と恋人になって徐々に直していけば良いじゃないか」

    「こ、こいび……」カァァァァァ

    一夏「俺、きっと子供とか甘やかしちゃうからさ。箒がちゃんと叱ってくれると助かるんだ」

    「こ、こどもだと!? おおおおおおおおお前! 何を考えてるんだ!」

    一夏「きっといい母親になるぜ、お前。料理は子供に優しそうだしな。で、いけないことはちゃんと叱ってくれる。
       最近そういうことできない人っておおいらしいからな。」

    「は、話を聞け! お前はどこまで想像を膨らませているんだ!」

    一夏「どこまでって、最初から言ってるじゃないか」



    一夏「箒と幸せな家庭を築きたいんだよ、俺は」

    「なッ…」プシュ――――

    143 = 139 :

    ちょっとミス。

    一夏「きっといい母親になるぜ、お前。料理は子供に優しそうだしな。で、いけないことはちゃんと叱ってくれる。
       最近そういうことできない人っておおいらしいからな。」



    一夏「きっといい母親になるぜ、お前。料理は美味しいし、子供に優しそうだしな。で、いけないことはちゃんと叱ってくれる。
       最近そういうことできない人っておおいらしいからな。」

    144 = 138 :

    誰が何と言おうと、俺は一箒が最高だと言ってやる(キリッ

    146 = 139 :

    「なななな、何を言ってるんだお前は! まだ学生だというのに、なんと破廉恥な!!」

    一夏「ははは。そういう真面目でウブな所も好きだぜ、箒」

    「はぅ……」

    一夏「あとは、この大きいおっぱいとか――」

    「ッッ///」

    ベッチーン

    一夏「いってぇ!!」

    「おおおおおおおお前という奴は! 見損なったぞ!」

    一夏「何すんだよ箒! 俺、一応怪我人なんだぞ!」

    「知ったことかこの色情魔!!」

    147 = 138 :

    ニヤニヤ

    148 = 139 :

    一夏「好きな奴に欲情して何が悪いんだ!」

    「ふぇ!? い、いや、だから、その…学生であるなら、もう少し健全な付き合いをだな…」

    一夏「…そういえば聞いてなかったな」

    「へ?」

    一夏「お前の返事。交換条件とはいえ、やっぱりお前からちゃんと聞きたいよ」

    「…もう、とっくに分かっているのではないか?」

    一夏「まあな。でも、やっぱりちゃんと聞きたいよ。ほら、俺って鈍感だし」

    「嫌味か貴様…」

    一夏「素直になりたいんだろ? ここから直していこうぜ?」

    「…分かった」

    149 = 140 :

    ギャルゲやる予定だったけど今夜はこっちを見ていよう

    150 :

    マジレスすると既巻後半の一夏は剣道だったら箒と五分五分レベル


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