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    元スレオタク「な、なんのコスプレ?」少女「フゴッ!フゴッ!」

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    1 :

    コミケ

    オタク「……」

    「フゴッ!ブヒィ!!」

    オタク「豚のコスプレ?」

    「はい」

    オタク「……」

    「ブヒィ!一枚、どうですブヒ?」

    オタク「あ、じゃあ一枚だけ」

    「ブヒィ!!フゴフゴ!!」

    2 :

    へぇ

    3 :

    ズゴックに見えた

    4 = 1 :

    オタク「……」

    「ブヒィ……」

    オタク「あ……」

    オタク「……」

    オタク(顔はかわいかったなぁ)

    オタク(もっと違うコスプレしたらいいのに)

    オタク(レイヤーの趣味はイマイチ理解できんな)

    オタク(さてと、他のところもいくか)

    「ブヒィ!!ブヒィ!!」

    「おかしい……誰も寄ってこない」

    「何がいけないの……?」

    5 :

    TPP反対を訴えてるのか。

    6 :

    注射して欲しかったんだろどこに何をとは言わないけど

    7 = 1 :

    夕方

    オタク「ふぅ……良いものが多くてよかったぁ」

    オタク「ん?」

    「……」

    オタク(豚のコスプレしてた子だ)

    「……あ」

    「帰るか?」

    「うん」

    オタク(中年のおっさん……彼氏にはみえないな)

    オタク(父親か?まあ、どうでもいいけど)

    オタク(俺も帰ろう)

    「どうだった?」

    「雌豚のコスプレは需要がないみたい」

    「そうか……でも、諦めないここが肝心だぞ」

    「そ、そうかな?」

    8 = 1 :

    二日目

    オタク(今日は大手中心で……グフッ)

    「ブヒィ!!フゴフゴ!!!」

    オタク(またいるぞ。豚の着ぐるみが妙にリアルなんだよな)

    「あ」

    オタク「お」

    「ブヒィィィ!!!」

    オタク「な、なんかこっちきたぁ!?」

    「一枚、どうブヒ?」

    オタク「いや、結構です」

    「ブヒィ……」

    オタク「そ、それじゃあ」

    「フゴッ!」

    9 :

    お、おう

    10 = 1 :

    夕方

    オタク(いやぁ、良い物かえた)

    オタク(意外と、良作揃いでありましたなぁ)

    オタク「フヒヒ」

    オタク「ん?」

    「……」

    オタク(豚の子だ……普通にしてれば可愛いのに)

    オタク(よりにもよってなんで豚なんだ?)

    「……はぁ」

    オタク(まあ、どうでもいいけど)

    「おまたせ」

    「あ、遅い」

    「どうだった?」

    「ダメ。みんな避けてく」

    「明日は最終日だ。まあ、それでもダメなら諦めよう」

    11 = 6 :

    完全に海の家南風状態

    12 = 1 :

    三日目 最終日

    オタク「フヒヒ、今日はまどマギ関連を中心に攻めるぞ」

    「フゴッ!フゴッ!!」

    オタク(またやってる)

    オタク(あの子、何がしたいんだ?)

    オタク(関係ないか)

    「ブヒィ!!ブヒィ!!」

    オタク「……」

    「フゴッ……フゴッ……」

    オタク「……あの」

    「ブヒィ?」

    オタク(半泣きだ……)

    「ブヒィ?フゴッ?」

    オタク「……一枚、いいですか?」

    「……ブヒィ!!どうぞブヒ!!」

    13 = 1 :

    オタク「それじゃあ」

    「フゴッ!!」

    オタク(はぁ……こんな写真、どうしたら……)

    「ブヒ♪ブヒ♪」

    オタク(でも、なんか元気出たみたいだし……いいか)

    「フゴッ!」

    「ひぃ!?」

    「ブヒィ、一枚どうブヒ?」

    「結構です!!」

    「フゴッ……」

    オタク(なんのためにやってんだ、あれ)

    14 = 1 :

    夕方

    オタク「大量だった……今年も来てよかった……」

    オタク「さあ、帰りますか」

    「ブヒィ!!ブヒィ!!」

    オタク「あ、れ?今日はまだやってるのか……」

    「フゴッ!!」

    「―――もう諦めろ。やはり、お前では雌豚は早すぎたんだ」

    「そ、そんな……でも、私は!!」

    「駄目だ。やはり、雌豚はハードルが高すぎたのかもしれない」

    「……ブヒィ」

    「さあ、帰ろうか?」

    「うん……」

    オタク「……あの、一枚いいですか?」

    「!?」

    「ブヒィ!?」

    16 = 1 :

    オタク「どうも」

    「フゴッ!!」

    「……」

    オタク「それじゃあ」

    「待ちなさい」

    オタク「は、はい?」

    「君は何故、写真を撮った?」

    オタク「え?」

    「何故、写真を撮ったかと訊いている」

    「ブヒィ、そんなこと訊くの失礼じゃないかな?」

    「訊きたい」

    オタク「えと……珍しかったから」

    「珍しい……この雌豚がか?」

    オタク「は、はい」

    「なるほど……珍しいか……ふふ」

    17 :

    構わん。
    続けろ

    18 = 1 :

    オタク「な、なんですか?」

    「よかったな」

    「フゴッ!!」

    オタク「な、なにがです?」

    「君、この三日間、彼女を撮り続けたんだろう?この子から聞いたよ」

    オタク「ま、まあ」

    「それも珍しかったからか?」

    オタク「ええ……そうですね」

    「なるほど……一つ、お訊ねしたいが、彼女は雌豚としての素質はあると思うか?」

    オタク「め、雌豚?」

    「ブヒブヒ」

    オタク「……あ、あるんじゃないですか?なりきってるし」

    「ほぅ……」

    「ブヒヒ」

    オタク(な、なんだ……?)

    19 = 1 :

    「どうする?」

    「ブヒィ……」

    オタク「……あの、僕はこの辺で」

    「まあ、待ちなさい。近くの喫茶店にでもいこう」

    オタク「え?」

    「君とじっくり話がしたい」

    オタク「な、なんで……?」

    「ブヒ!ブヒ!!」

    「この子も是非と言っている」

    オタク「そ、そうなの?」

    「フゴッ!!」

    「ああ、先に言っておくがキャッチセールスや壷売りの類じゃないから。安心してくれ。純粋に話がしたいだけだ」

    オタク「でも……」

    「君がここまで来た交通費も支払う。どうかな?」

    オタク「……わ、わかりました」

    21 = 1 :

    喫茶店

    「なんでも好きなものを注文してくれていい」

    オタク「は、はあ」

    「ブヒ!」

    オタク「あの……」

    「なんだ?」

    オタク「着ぐるみ、脱いだ方が……」

    「……なぜ?」

    オタク「注目されてますし」

    「そうか。確かに我々は気にならんが、君が不快だというなら脱がせよう。雌豚、脱げ」

    「フゴッ!」

    オタク(娘……じゃないのか?)

    「ふぅ……暑かった」

    オタク(やっぱり、普通に可愛いな……)

    「……よし、では注文をしたら本題に入ろうか」

    22 :

    どういうことなの

    23 = 1 :

    オタク「……それで話とは?」

    「我々はあるプロジェクトを立ち上げた」

    オタク「プロジェクト?」

    「そう……その礎となるのがこの子だ」

    「ども雌豚です」

    オタク「……意味がわかりません」

    「だろうな。まずはプロジェクトの概要から説明しよう」

    オタク「は、はい」

    「我々は動物愛護団体であり、世界中で跋扈している密猟等の撲滅活動を行っている」

    オタク「……」

    「まあ、それもいたちごっこでね。こちらが対策を練っても、向こうは新たな手法で違法な猟を行う」

    オタク「それで?」

    「そこで我々はとある実験を試みることにした」

    オタク「実験?」

    「擬態だ」

    24 :

    斬新過ぎてついていけねぇ…
    しえ

    26 = 1 :

    オタク「擬態?」

    「うむ。人間が動物に擬態することで密猟者共を騙し、捕獲させて動物を守ることはできないかと」

    オタク「それで彼女に豚の着ぐるみを?」

    「フゴッ」

    「今は着ぐるみだが、そのうち本当の豚のような物を着てもらうつもりだ」

    オタク「……」

    「ただね」

    オタク「は、はい?」

    「我々は人員不足なんだ。彼女一人育てるのも苦労している。だが、他も教育せねばならない。彼女だけにかまけていられんのだ」

    オタク「そ、それで?」

    「それでだ……我々はあの会場で彼女のコスプレ……つまり豚に興味を持ってくれる人を探していた。彼女の容姿に惹かれる者でなく、彼女の恰好に惹かれる者をね」

    オタク「そ、それが俺?」

    「三日連続も写真を撮っている。興味がないとは言わせない」

    オタク「そ、それで俺になにを?」

    「彼女を立派な雌豚にしてくれ」

    27 = 1 :

    オタク「雌豚……?」

    「ブヒ!」

    「お願いできないか?無論、育てている期間は給料も支払う」

    オタク「え……」

    「そうだな……彼女の飼育費も合わせて月50万でどうだろうか?」

    オタク「そ、そんなに!?」

    「当たり前だ。我々は酔狂でこんなことをしてはいない」

    オタク「……」

    「フゴッ!!お兄さん、お願いしますブヒ」

    オタク「でも……」

    「すぐに返事を出さなくてもいい。1週間は待つ。決心がついたら、この名刺に書かれている番号にかけてきてくれればいい」

    オタク「は、はい……」

    「では、良い返事を期待している」

    「フゴッ!!」

    オタク「……」

    28 = 1 :

    新幹線内

    オタク「……」

    オタク(雌豚……にって調教ってことか?)

    オタク(あ、あんな可愛い子を……?)

    オタク(そんな同人誌みたいな話があるもんか……)

    オタク(これはきっとあれだ……金を後々脅し取るとかそんなんに違いない)

    オタク(そうだ、そうに決まってる)

    オタク「……」

    オタク(家に帰ったらこの団体……調べてみるか)

    オタク(動物愛護団体『アニマルミミック』……そのままだな)

    29 = 1 :

    自宅

    カタカタ……

    オタク「……でた」

    オタク(動物愛護団体『アニマルミミック』は世界の―――)

    オタク(い、いやホームページがあるからって油断はできない)

    オタク(もっとよく調べてみないと……)

    オタク(―――怪しいところはないな。ちゃんとした法人団体だ)

    オタク(よ、よし……ここはにちゃんにスレ立てでもしてみるか)

    オタク「今日、女の子の雌豚化に協力しろと言われたんだが……っと」

    オタク(これでどんな書き込みがくるか……)

    オタク「―――ん?」

    『それアニマルミミックじゃね?』

    オタク「な……?」

    『俺も前に依頼されたわー。おれのときは雄馬化だったから断ったけど』

    オタク「ほ、ほんとうなのか……」

    30 = 1 :

    数日後

    オタク「……もしもし?」

    『君か。決心はついたか?』

    オタク「えと……どうすれば?」

    『こちらからマニュアルと少女を君の自宅に送る。あとは立派な雌豚にしてくれればいい』

    オタク「あの……」

    『なんだ?振込口座は後日でいいぞ?』

    オタク「い、いえ……女の子はその……学校とかは?」

    『彼女たちには必要ない。まあ、通わせたいのなら通わせても構わないが』

    オタク「あ、あと……これは養子ってことになるんですか?」

    『書類上はな。別に深く考える必要はないよ』

    オタク「……そうですか」

    『ペットを飼うような感覚でいてもらえればいい』

    オタク「ペットって……」

    『では今から配送する。三日後には届くはずだ。よろしく頼む』

    31 :

    こうして中国人は戸籍を得るんだな

    32 :

    俺のとこにもこねーかな

    33 = 1 :

    三日後

    オタク「今日……来るんだよな……」

    オタク「なんか緊張してきた……」

    ピンポーン

    オタク「フヒッ!?」

    ピンポーン

    オタク「き、きたか……?!」

    オタク「は、はい……?」

    『ブヒ!!』

    オタク「あ、ちょっと待って。今、開けるから」

    『フゴッ!!』

    オタク「―――こ、こんにちは」

    「これからお世話になります。私を立派な雌豚にしてくださいね?ブヒ」

    オタク「あ、うん」

    「それで、私の豚小屋はどこでしょうかブヒ?」

    34 :

    スレタイでこれ思い出した

    35 :

    >>32
    えっお前きてないの?

    36 :

    ふぅ……

    37 = 1 :

    オタク「豚小屋……?」

    「ブヒブヒ」

    オタク「こ、ここは見ての通りワンルームのアパートだから、そんなのないよ」

    「ブヒーン!?じゃあ、私は放し飼いですか?」

    オタク「い、いや……家の中で……」

    「え!?」

    オタク「え?」

    「ま、まさか……家の中に入ってもいいと?」

    オタク「ほ、他にないから」

    「フゴフゴ……ではお邪魔しますブヒ」

    オタク「どうぞ」

    「ブヒブヒ……」

    オタク「え……なんでそんな隅っこに?」

    「ど、どこにいればいいかわかんなくて」

    オタク「あ、いや……楽にしてくれていいから」

    38 = 1 :

    「ブヒブヒ……フゴッ」

    オタク(これがマニュアルか……随分、分厚いな)

    「フゴフゴ……」

    オタク「なになに……躾の手順……餌……風呂……風呂!??」

    「フゴッ?」

    オタク「あ、いや、なんでもない」

    「ブヒブヒ……」

    オタク(風呂のページから見てみるか)

    オタク(豚は自分でお風呂に入れません。丁寧に洗ってください。洗い方は―――)

    オタク「ぶっ!?」

    「ブヒヒ?」

    オタク「あ、なんでもないよ……なんでも」

    「顔、赤いですよ?」

    オタク「そ、そうか?」

    「大丈夫ですかブヒ?」

    39 :

    お風呂とな…

    40 = 1 :

    オタク「あ、ああ。大丈夫だ」

    「そうですかブヒ」

    オタク(風呂……風呂か……)

    オタク「……この子と?」

    「フゴフゴ」

    オタク「……な、なあ」

    「はい?」

    オタク「君は……その、怖くないのか?」

    「何がですか?」

    オタク「だって知らない男と二人暮らしするんだぞ?」

    「不安はありますけど、雌豚になるためですから」

    オタク「君はどうしてそんなに雌豚になりたいんだ?」

    「雌豚って可愛くないですかブヒ?」

    オタク「か、かわいい?」

    「フゴッ!」

    41 = 1 :

    オタク「それだけでこんなことをしているのか?」

    「ブヒブヒ」

    オタク「……信じられない」

    「それに理不尽に狩られる動物たちを守りたいですし」

    オタク「そうか」

    「ブヒブヒ」

    オタク「……えと、お腹すいた?」

    「……いいえ」

    オタク「そうか。何する?」

    「ブヒ?」

    オタク(躾の方法……第1条。家畜と思うべし)

    「なんでもいいですよブヒヒ」

    オタク「思えるわけねえ……」

    「ブヒ?」

    42 = 1 :

    「ブヒ……」

    オタク「どうしたの?」

    「……お手洗い」

    オタク「あ、ここだから」

    「どうも」

    ガチャ……バタン

    オタク「……はぁ」

    オタク(これからどうしたら……)

    オタク(で、でも……家畜と思わせることが大事って書いてあるよな)

    オタク(家畜……家畜なら何をしてもいいんだよな)

    オタク「……」

    ジャー

    「すいません。本当なら外でするんですけど、豚の分際でトイレを借りてしまって」

    オタク「い、いいよ……別に」

    44 = 1 :



    オタク「……」

    「ブヒブヒ」

    オタク「そ、そろそろお風呂に入ろうか」

    「フゴッ!?」

    オタク「……あ、い、いやなら別に」

    「ほっ……」

    オタク(やっぱり風呂は嫌なのか)

    オタク「じゃあ、もう寝るか」

    「ブヒブヒ」

    オタク「お、お休み」

    「フゴッ!!」

    オタク「それ、返事なんだね」

    「そうですよ?」

    おたく「……はぁ」

    46 = 1 :

    翌朝

    オタク「……」

    「すやすや……」

    オタク「そろそろ大学に……」

    「……」

    オタク「行ってきます」

    バタン

    「……ふわぁぁ」

    「あれ?ご主人がいない」

    「どこいったんだろう……?」

    「フゴフゴ……」

    「……」

    「捨てられた?」

    47 = 39 :


    48 = 1 :

    大学 教室

    オタク「……」

    オタク(言うことを聞かなければ殴ってでも聞かせる)

    オタク(最初は仕方ないが……人語は徐々に捨てさせる)

    オタク(人語を喋るなと躾けるようにするには―――)

    オタク「はぁ……」

    オタク「なんだこれ……書いてること全部鬼畜じゃねえか」

    オタク「こんなことをできるわけねえよ……」

    オタク「俺には向いてないな」

    オタク「……断ろうかな」

    オタク「クーリングオフとかできんのかなぁ」

    50 :

    ああ、あったなそういや…


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