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    元スレ少女「…………………気持ち悪い」

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    1 :

    「……」

    生徒「お菓子食べる人ー!!」

    生徒「はーい!!」

    「……」

    少年「サヨナラ……俺達の故郷!」

    「あははは!!ただの修学旅行じゃん!」

    少年「バーカ、それでも離れることにはかわりねえだろ?」

    「はぁ……バスで3時間か。色んな風景を見れたらいいな」

    少年「だな」

    「………うぷ」

    3 = 1 :

    教師「気分が悪くなったらすぐに言えよー」

    「「はーい」」

    教師「じゃあ、お願いします」

    バスガイド「はい。―――みなさん、おはようございます」

    「「おはようございます」」

    バスガイド「今日はお天気になってよかったですね。絶好の修学旅行日和です」

    「………」

    バスガイド「えー、それでは諸注意を。走行中は急停車することがありますので立ち上がらないように」

    バスガイド「それから窓を開けるときは必ず先生か私に言ってください」

    「「はーい」」

    バスガイド「気分が悪くなった時は無理せず近くの人に言ってください」

    バスガイド「それではみなさん。短い間ですがよろしくおねがいします」

    「「おねがいしまーす」」

    「………うぅ……」

    4 = 1 :

    少年「質問いいですかー?」

    バスガイド「どーぞ」

    少年「ガイドさんって結婚してるんですか?」

    バスガイド「まだなんですよねー」

    「じゃあ、俺としてください!」

    バスガイド「あと三年したらかんがえてあげまーす」

    「………うっ……」

    少年「ん?」

    「……すぅ……はぁ……」

    少年「おい。大丈夫か?」

    「……うん」

    少年「……そっか」

    6 = 1 :

    ―――出発から10分経過

    「………」

    「あ、音楽流してもいいですかー?」

    バスガイド「はーい」

    「これ、前にまわして」

    生徒「おっけー」

    少年「あ、おまえん家じゃん」

    「ほんとだー」

    「………うぷ」

    少年「おい」

    「……なによ」

    少年「顔色すげえわるいぞ?」

    「気の所為」

    少年「そ、そうか?」

    7 :

    口移しか

    8 = 1 :

    ―――20分経過

    (吐きそう)

    少年「いっせーので、にっ!」

    「いっせーので、いちっ!」

    「………ねえ」

    少年「―――だああぁあ!!負けたぁぁ!!」

    「よっしゃあ!!はい、このうまい棒は俺のな」

    少年「もう一回だ!!」

    「………ぅぇ……」

    少年「よーし、次はまけねえ」

    「こいや!」

    (やばい)

    9 = 1 :

    ―――22分経過

    「はぁ……はぁ……」

    少年「ちくしょう!!」

    「お前、よわすぎ」

    少年「うっせえなぁ」

    バスガイド「はーい、みなさん。そろそろ高速道路に入ります。予定では15分後にサービスエリアでトイレ休憩になります」

    (15分……)

    少年「なんか、やることなくなったな」

    「トランプでもしようぜ」

    少年「二人はなぁ。あ、おい」

    「……なに?」

    少年「トランプしようぜ?」

    「……」

    (気がまぎれるかな?)

    「……うん」

    10 = 1 :

    少年「ほい。お前の分」

    「……」

    「じゃあ、おれからいくぜー?」

    少年「くくく、右端がおすすめだ」

    「くくく、ならば俺はあえて真ん中にしよう」

    (……やばい……トランプの絵柄みてたら加速した)

    「………」

    少年「よし」

    「ジョーカー……」

    少年「はい。次だ」

    「…………………」

    少年「ん?どした?」

    「……………………とって」

    少年「おう……これにしよかな?」

    「はぁ……はぁ……ち、ちがう……それ、じゃない……」

    11 = 1 :

    少年「違う?バーカ、そんな手に引っ掛かるか」

    「ち、がうのぉ……そ、れじゃ……ない」

    少年「はぁ?」

    「……ふ、ふくろ……」

    少年「袋?」

    「はぁ……はぁ……」

    少年「お前、吐きそうなのか?」

    「…………ち、がう……でも……ふくろ……いる」

    少年「おいおい」

    「……………」

    少年「せんせ―――」

    「………!!」

    ガシッ!!

    少年「な、なんだよ?!」

    「……い、いわ、ないで……」

    12 = 1 :

    少年「いや、言わなきゃだめだろ」

    「はぁ……はぁ……」

    「恥ずかしいんじゃねーの?」

    少年「いや、でも……」

    「………は、吐くなら、誰にも迷惑……かけないように……吐く」

    少年「臭いとかでばれるって」

    「音もすごいだろうしな」

    「……………」

    少年「と、とりあえず袋」

    「お、おう……はい」

    「………あ、りが……うぅっ!?」

    少年「おい」

    「…………だい、じょ、ぶ」

    「……」

    13 :

    どきどき

    15 :

    エヴァ旧劇をおもいだしました

    16 = 1 :

    少年「おい、袋は持っとけよ?」

    「………うん」

    「(なあ、先生に言った方がいいぞ、これ)」

    少年「(だな。隣で吐かれたら嫌だし)」

    「(なぁなぁ)」

    生徒「なんじゃらほい?」

    「(あいつ、吐きそうなんだけど先生に伝えてくれないか?こっそり)」

    生徒「(なんでこっそり?)」

    「(恥ずかしいみたいだ)」

    生徒「(了解)」

    少年「背中さすってやろうか?」

    「…………おねがい」

    18 :

    >>14の所為で少女が鳥にしか思えなくなった

    19 :

    もらえゲロ

    20 = 1 :

    少年「―――どうだ?」

    「……ちょっと楽に……うぅっ!?」

    少年(効果なしか)

    「……」

    「はぁー……はぁー……」

    少年「窓あけようぜ」

    「……だめ……排気ガス臭い」

    少年「……あ、そう」

    「………うぷ……」

    少年「袋に顔をもっていっとけよ」

    「……ふ、ふくろ、の、な、かみてると……よけいに……吐き気が……」

    (おせえ。先生、はやくこいよ)

    22 = 1 :

    「(おい)」

    生徒「んあ?」

    「(ちゃんと伝えたのかよ?)」

    生徒「(なんかどっかでとまってるんじゃね?)」

    「(誰が止めたんだよ!?)」

    生徒「(しるかよ)」

    「………あ、と、どれくらい?」

    少年「なにが?」

    「…………きゅう、けい」

    少年「えっと、あと10分だな」

    「…………………ぉおぉ」

    少年「やべえ」

    23 :

    耐え抜いてほしい

    24 :

    おっさん「ぶひいいいいいいいい!」

    「…………………気持ち悪い」

    こうかと思ったのに

    25 = 1 :

    少年「やっぱり先生を呼ぼうぜ?な?」

    「はぁ……はぁ……はぁ……」

    少年「呼ぶぞ?いいな?」

    「…………ねえ……」

    少年「なんだ?」

    「ぉえ………はい、たら……ら、くになれる……?」

    少年「やめろよ」

    「……ご、め……ぉぷぇ」

    少年「……背中さすってやるよ」

    「(おい、もう一回伝えてくれ)」

    生徒「(お、おう)」

    26 :

    いやに緊張感があるな

    27 = 13 :

    何という緊張感

    28 = 1 :

    少年「あ、そうだ。外みとけ。できるだけ遠くをみると良いって聞いたことがある」

    「う、……ん……うぉぅぅ……」

    少年「酔う前じゃないと意味ないのか……」

    「(どうだ?)」

    生徒「(あー分かった。前の女子がつたえてねえわ)」

    「(はぁ!?)」

    生徒「(なんか聞こえてないふりしてるっぽい)」

    「(何考えてんだ、あのやろう)」

    少年「上みとけば?」

    「………そん、な、元気も、ない」

    少年「………」

    「………ぅ」

    29 = 1 :

    「はぁぁ……すぅぅ……はぁぁ……うぅぇ」

    少年(もういつ爆発してもおかしくないな……)

    「……はぁ……うぅ……はぁ……」

    少年「お前、バス弱かったのか?」

    「……に、おい……む、り……」

    少年「そ、そうか」

    「……の、った……とき、うぅぉっ……ぅぷ……」

    少年「いや、無理して喋るな。悪い」

    「(おい、そいつをなんとかしろ)」

    生徒「(無理だよ。俺からじゃ遠いし)」

    「(近くの奴は?)」

    生徒「(わかんねえけど、あいつらも聞こえないふりしてる感じだな)」

    「(どうなってんだよ!?)」

    30 = 1 :

    バスガイド「はーい。みなさん、そろそろサービスエリアに到着しまーす」

    「……!?」

    少年「お!予定より早い!!やったな!!」

    「う、うん……おぉ」

    少年「あ、ゆ、油断はするな?」

    「………」

    「……」

    少年「背中、さすろうか?」

    「……おね、うぅぷ……し、ます」

    少年「お、おう」

    「(なあ、休憩中に先生に言おうぜ)」

    少年「(だな)」

    31 :

    腹パン

    32 :

    >>31
    口から赤ちゃん飛び出るだろうが

    33 :

    >>32
    その程度じゃすまん

    34 = 32 :

    >>33
    まさかケツから...?

    35 = 1 :

    ―――サービスエリア

    バスガイド「それでは10分間の休憩となります。ここから次の休憩までは1時間以上かかりますので、お手洗いにはなるべくいっておいてください」

    「「はーい」」

    教師「じゃあ、休憩だ。遅れずに戻ってこいよー」

    少年「おい、立てるか?」

    「う、うん……ありが、とう……」

    「ちょっと、先に降ろしてくれー」

    教師「ん?おい、どうかしたのか?」

    少年「あ、それが……」

    「……っ!!」

    ガシッ!!

    少年「え……?」

    「お、おしっこ……がまん、してて……」

    教師「そ、そうか……早くいってこい」

    少年「おい、何言ってんだよ」

    36 = 33 :

    この先どうなるのか

    37 = 1 :

    ―――駐車場

    「はぁぁ……」

    少年「おい、平気か?」

    「うん、少しだけ気分、よくなった」

    「でも、言った方が良いと思うけど?」

    少年「そうだな。先生の近くなら水とか貰えるし」

    「……いや……だって」

    少年「なんだよ?」

    「そうなると……ずっと、前の席に座らないと……だめでしょ?」

    少年「そりゃそうだけど」

    「………はぁ」

    「……」

    少年「それが嫌なのか?」

    「……う、うん」

    39 = 33 :

    >>38
    ついに

    40 = 1 :

    「あ、いたいたー!!」

    少年「ん?」

    「ねえねえ、座席かわってくれない?」

    「え……?」

    子友「かわってあげなよー。どうせ先生もみてないしさー」

    「……そ、れは」

    「やめろ」

    「なに?」

    「……」

    少年「おい、どうしたんだ?」

    「お前ら、どういうつもりだ?」

    子友「なにが?」

    「意味分かんないんですけど?」

    「え……え……?」

    41 :

    ちょっと前の女子ボコボコにしてくる

    42 = 33 :

    >>41
    いってこい

    43 = 38 :

    >>41俺も行くぜ

    44 :

    少女も前に座れよ

    45 = 1 :

    「……」

    少年「おい、どうしたんだよ?」

    教師「おーい、あと五分だぞー!!」

    「ねえ、代わってよ」

    「……い、いや……」

    少年「座席は話し合いで決まっただろ?文句言うなよ」

    「だって、ねえ?」

    子友「隣の席にすわりたんだってー」

    「もう、やめてよぉ!」

    少年「はあ?仲のいいやつと隣になるほうがいいじゃん」

    「だからじゃん」

    少年「いや……」

    「……」

    「お前らがくるとうるさいから俺はやだな」

    「はぁ?あんたにはいってないし」

    46 = 13 :

    どういうことだってばよ

    47 :

    おえー

    48 = 1 :

    少年「とりあえずそろそろ戻るか」

    「だな」

    「……」

    「―――なによ、あの子」

    子友「マジでむかつくよね。あの子の隣、強引に取った癖に」

    「……まあ、いいか。あの子をあの席から移動させるなんて簡単だもんね」

    子友「あ、そっか。あの子、ゲロしそうなんだっけ?」

    「そうそう。それを先生に伝えれば一発じゃん」

    子友「あははは。それ、いーね」


    少年「とりあえず窓は開けとこうな?」

    「でも、排気ガス……」

    「外の風にあたってるほうがいいって」

    「……うん」

    49 :

    ああ、だから少女はこんなにも・・・

    50 :

    どっちもうぜえ


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