元スレさやか「何?ほむらが私に頼みごとって」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
52 = 9 :
さやさや
53 = 1 :
ほむら「ところで、この静止は何秒できればいいのかしら?」
マミ「決まってないわ」
ほむら「え?」
マミ「あなたがもう十分バランスを取れると思ったらそこまででいいわよ」
ほむら「わかったわ」
さやか「うーむ、私が練習を手伝ってた時よりもやる気に満ち溢れているような……」
さやか「自転車に怯えている感じもしなくなってきてるし」
さやか「私が教えた1時間は無駄だったのかな……人に教えるって難しいですね」
マミ「美樹さんの方法は時間をあまりかけずに乗れるようになる可能性があるって言ったほうがいいかしら?」
さやか「え?」
マミ「私が暁美さんに言った練習は一歩一歩進んでいく方法」
マミ「どっちがいいって言われれば一長一短よ、ただ暁美さんにはこっちの方が合ってるように見えたってだけ」
マミ「えぇ、だからあなたの練習が無駄なんてことは絶対にないわ、もし無駄だったら私がすぐに止めていたわよ」
さやか「マミさん……」
ほむら「ほむむむむ」フラフラ
54 :
まみまみ
55 :
マミさんマミマミ
56 :
ほむむむむかわいい
57 :
ほむら「そろそろ次のステップに移ってもいいかしら?」
マミ「十分練習はできたみたいね、次はハンドルの練習よ」
ほむら「どうやるのかしら?」
マミ「さっきの練習で倒れそうになった方向にハンドルを少し回すのよ」
さやか「転けないようにできるわけですね」
マミ「そういうこと、これもあなたが十分に意識的に倒れる方向にハンドルを回せると思ったら次に進んでいいわ」
マミ「といっても、十分じゃなければ後々苦労するだけだから、完璧と思うまで続けても損はしないわ」
ほむら「わかったわ」
さやか「んーやることないですねー」
マミ「普段弱みなんてあまり見せない暁美さんがこんなに弱みを見せているのを眺めない手はないわ」クスクス
さやか「そうですねー」ケタケタ
ほむら「き、聞こえているわよ///」
マミ「恥ずかしがってるわね」クスクス
さやか「かわいいですね」ケタケタ
58 = 54 :
ほむかわいい
59 = 57 :
ほむら「わわっ」フラフラ
マミ「焦らない焦らない」
ほむら「わわわ!」フラフラ
さやか「ほむら、ハンドルを回し過ぎたら駄目だよ」
ほむら「はぁ……」
マミ「いい調子よ、暁美さん」
さやか「うんうん」
ほむら「自分が魔法に頼ってばかりだったって思い知らされるわね……」
マミ「あら、時間停止のない今のあなたが私達より魔法を使っているとは思えないけど」
さやか「確かにそうですね」
ほむら「少しだけ休憩してもいいかしら?」
マミ「えぇ、連続で続けているのだから休息も必要よ」
さやか「ちょっと自転車借りるよほむら」
ほむら「え?えぇ」
60 :
ほむぅ
61 :
さやぁ
62 :
まみぃ
63 = 57 :
ほむら「さやかがどこかに行ってしまったわ」
マミ「あの子のことだからきっと飲み物を買ってきてあげようって考えでしょうね」
ほむら「そうね、さやかは優しいもの……」
マミ「ついこの前まで美樹さんと敵対していた人とは思えない発言ね」
ほむら「それを言うならあなたとも私は敵対していたじゃない……」
マミ「綺麗な星空ね……」
ほむら「えぇ……」
マミ「隣にいるのが鹿目さんだったら良かったわね」
ほむら「そうね」
マミ「そこはお世辞でも、私で我慢してあげるとか言うところでしょう?」
ほむら「それはお世辞に含まれるのかしら?」
マミ「機嫌を取ろうとする言葉ではないけど、あなたが鹿目さんの代わりとして我慢できるって言うならすごいことじゃない」クスクス
ほむら「そう……じゃあ、今日はマミで我慢してあげるわ」
マミ「光栄ね」
64 = 54 :
ほむほむまみまみ
65 :
いいよ
66 :
いいなあ。支援
67 = 57 :
マミ「聞いてもいいかしら?」
ほむら「何?」
マミ「どうして鹿目さんに言わないの?」
ほむら「……」
マミ「私があなただったら、鹿目さんに正直に話して自転車に乗る練習を手伝ってもらうわね」
ほむら「そう」
マミ「その方が恋人と一緒にいることができるのに」
ほむら「別にいいでしょう……」
マミ「本当に暁美さんって可愛いわね」
ほむら「突然何よ」
マミ「鹿目さんの前ではとことん格好つけようとして……裏で努力しているなんて素振りすら見せない」
マミ「見てる私や美樹さん、佐倉さんからしたらいいけど、ちょっとぐらいは鹿目さんに隙を見せてあげないとダメよ?」
ほむら「隙?」
マミ「えぇ、鹿目さんだってあなたに何かしてあげたいってきっと思ってるんだから」
ほむら「そう……」
68 = 54 :
まみまみ
69 = 60 :
ほむほむ
70 = 57 :
さやか「さやかちゃん参上!」
ほむら「遅かったわね」
さやか「はい、ほむらとマミさんに飲み物の差し入れですよ!」
ほむら「ありがとう」
マミ「ありがとう美樹さん」
さやか「ふっふっふっ気が利く新生さやかちゃんですよ!」
ほむら「残念だけど、あなたが飲み物を買ってきてくれる事ならマミも私も予想していたわよ」
マミ「新生っていうとおかしいわね、美樹さんは元々気が利くいい子なんだからね」
さやか「マミさん……」
ほむら「思い込みは激しいし、いじっぱりで馬鹿だけどね」
さやか「ムカッ!」
マミ「そうね、さやかは優しいもの……ってさっき言ったのは誰かしら」
さやか「なんと!私がいない間に私にほむらがデレるなんて……明日は雨だね」
マミ「私にも暁美さんがデレたから槍が降るかもしれないわね」クスクス
ほむら「私を一体何だと思ってるのよあなた達」
71 :
なんかいいなこういうの
72 = 54 :
さやさやまみまみ
73 = 57 :
ほむら「あまり遅くまで付き合わせるのも申し訳ないし、練習を再開するわ」
マミ「頑張りなさい」
さやか「ファイト」
ほむら「えぇ」
74 = 54 :
ほむほむ
75 = 56 :
支援しつつ寝よう
76 = 57 :
ほむら「わわ」フラフラ
マミ「さっきまでよりずっと良くなってきたわね」
ほむら「え、えぇ……」フラフラ
さやか「自転車でバランスを取りながら喋る余裕もできはじめてますね」
ほむら「わっ」フラフラ
マミ「順調に進んでいるわ」
ほむら「よ、よかわわっよかったわ」フラフラ
さやか「もう自転車に乗れるんじゃないかって思えてきますね」
マミ「そうねぇ」
ほむら「本当!」フラッ
ほむら「あっ」
ガシャン
マミ「気を抜いちゃ駄目よ暁美さん」
さやか「そうそう、ましになっただけでまだまだなんだから」
ほむら「そうね……」グス
77 = 54 :
ほむほむまみまみ
78 = 57 :
―30分後―
ほむら「……」フラフラ
マミ「良い感じね」
さやか「ほむらが満足なら次に行っても問題なさそうですね」
ほむら「じゃあ、次に進もうかしら……」フラフラ
マミ「本当に?」
ほむら「え?」
マミ「絶対に大丈夫?」
ほむら「……もう少し続けるわ……」
マミ「少しでも不安に思うならしっかり練習したほうがいいわ」
さやか「そうですね」
ほむら「……」フラフラ
79 = 62 :
ほむほむぅ
80 :
82 = 57 :
ほむら「そろそろ次のステップに進むわ」
マミ「わかったわ」
さやか「次はどんな事するんですか?」
マミ「簡単よ、暁美さんは自転車にまたがって片足で地面を蹴ってバランスを取りながら進むだけよ」
マミ「片足でって言っても右足、左足、右足って感じに順番にね」
さやか「動いている時のバランスをってことですか」
マミ「そういうこと、当然倒れそうになったらハンドルで倒れないようにすること」
ほむら「わかったわ」
マミ「両足が地面から離れて、それっでもすっと進む感覚をしっかりと掴めるまで続けるのよ」
さやか「ついに動き始めるわけですね」
マミ「暁美さんはしっかりと学習しているから成長もそれだけ早いと言えるわね」
さやか「まどかが関係しているから張り切ってる可能性も否めませんね」ケタケタ
マミ「そうね」クスクス
83 = 54 :
ほむほむ
84 :
>>80
これってまど神様になるシーンってことかい?
85 = 80 :
>>84
いや
最萌でほむほむがミカサに敗退してその時貼られてたんだ
これからアンチの餌にされると思うと悲しくなってきた
86 = 84 :
>>85
最萌なんてまだあったのか
美鈴までの記憶しかないや
87 = 57 :
さやか「プッ……」
ほむら「……」
さやか「ククッ……」
ほむら「……」
さやか「が、がんばれほむら……ククッ」
ほむら「さやか……喧嘩を売っているのよね?」
マミ「はいはい、物騒な発言をしないの」
マミ「美樹さんも頑張っている人を笑っちゃ駄目よ」
さやか「そうですね……ごめんほむら」
ほむら「……」
さやか「真顔であの動きを見てたら面白くて……」
マミ「あの暁美さんがって思うとその気持ちはわかるわよ」
ほむら「……」
88 = 54 :
さやさやほむほむ
89 = 57 :
―30分後―
マミ「良い感じね」
ほむら「たまに両足を浮かせてもすすめるようになってきたわ」
マミ「そのままそれを続けながらブレーキを操作してみなさい」
ほむら「わかったわ」ギュッ
マミ「あ!急ブレーキはダメよ!」
ガシャン
さやか「あちゃー」
マミ「ブレーキは軽くよ」
ほむら「えぇ……身を持って体験したわ……」
90 = 57 :
ほむら「結構疲れるわね……」
さやか「まぁ、足動かしてるしね」
マミ「疲れたのなら休憩する?」
ほむら「大丈夫よ……」
さやか「まぁここまで来たらとことん付き合うから無茶するなよほむら」
マミ「そうよ」
ほむら「ありがとう……でも問題ないわ」
さやか「楽しそうな表情しちゃって」
マミ「だいぶ感覚がつかめてきてるみたいだし、もうゴールは見えているわね」
さやか「付き合ったかいがありますね」
マミ「私は元々頼まれていたわけではないけどね」
さやか「でもマミさんがこなかったらきっとほむらは傷だらけになってましたよ」
さやか「マミさんが来てくれて本当に良かったです」
マミ「ありがとう、美樹さん」
91 = 54 :
まみまみ
92 = 55 :
さやさや
93 :
ほむほむ
94 = 57 :
ほむら「これでどうかしら?」
マミ「えぇ、ペダルを漕いでいないだけで、十分自転車を操れているわね」
さやか「実質乗れたようなもんですね」
ほむら「本当!」ニコ
マミ「クールな子が笑顔になるとグッとくるものがあるわね」
さやか「まぁ、まどかの前だと結構笑顔にはなってますけど、それとはまた違った笑顔ですね」
マミ「じゃあここからは自転車に乗る……ただそれだけよ」
ほむら「ついに……私も自転車に乗るのね」
さやか「思い出すね……辛い日々を……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ほむら「私……自転車に乗れなくて……」
ほむら「む、無理よ!だ、だってふらふらしてるし!」
ほむら「こ、こけ!転ける!!」
ほむら「ごめんなさい……自分の身体で乗り物を操るっていう感覚がわからなくて……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ほむら「日々じゃなくて今日1日の出来事じゃない……」
95 = 54 :
ほむほむ
96 = 57 :
マミ「言っておくけど、仮に自転車に乗れても、あなたはまだ初心者よ」
ほむら「そ、そうね……浮かれていちゃ駄目よね」
さやか「まぁ、まどかは安全運転でそんなにスピード出さないからそこまで怖がることはないって」
ほむら「だといいけど……」
マミ「まずはこの場で私達に自転車に乗ることはできることを見せてもらうわ」
ほむら「えぇ」
マミ「じゃあ自転車に乗る方法を説明するわ」
マミ「まずは、自転車を垂直に立てた状態で、利き足をペダルにかけるのよ、もう片方の足は地面踏んでいればいいわ」
ほむら「こうかしら?」
マミ「次はその利き足でペダルを踏み込んで、動き出したらもう片方の足をペダルに乗せて漕ぐのよ」
マミ「自転車はスピードがある方がバランスが取りやすいからって出しすぎちゃ駄目よ」
さやか「緊張の一瞬ですね……」
マミ「きっと暁美さんならできるわ」
さやか「頑張れほむら!」
ほむら「いくわよ……」
97 :
いくわよー!☆
99 = 54 :
ほむほむっ!
100 = 55 :
マミっ☆
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