私的良スレ書庫
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元スレ鈴「ありゃー…一夏とうとう死んじゃったのか…」
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アナウンサー「昨夜、織斑一夏さんが交差点でトラックに跳ねられ、病院に搬送されましたが死亡されました」
アナウンサー「織斑さんがトラックの前に飛び出したという目撃証言もあり、警察は事故と自殺の両面から……」
鈴「そんな……」
プルルップルルッ
シャル「もしもし」
シャル「ああ…、ニュースで見たよ」
シャル「……僕は自殺だと思う。一夏は思い悩んでいたみたいだし」
シャル「うん……やっぱり高校生のときから第4世代のISに乗っちゃってたのがマズかったんだよ」
アナウンサー「織斑さんがトラックの前に飛び出したという目撃証言もあり、警察は事故と自殺の両面から……」
鈴「そんな……」
プルルップルルッ
シャル「もしもし」
シャル「ああ…、ニュースで見たよ」
シャル「……僕は自殺だと思う。一夏は思い悩んでいたみたいだし」
シャル「うん……やっぱり高校生のときから第4世代のISに乗っちゃってたのがマズかったんだよ」
シャル「他のみんなが能力の低い機体で四苦八苦しながら自分の操縦技術や戦略を高めている時に能力の高い機体に乗って天狗になってたんだもん」
シャル「そりゃあ伸び悩むに決まってるよ」
シャル「ちょっと運が良くてモンド・グロッソでベスト4になったけど結局あれがピークだったよね」
シャル「だって前回はベスト8にも残れてないじゃん」
シャル「常に世界大会優勝者の姉と比べられてたっていうのもプレッシャーだったんじゃないの?」
シャル「第1回大会の優勝者をもつ日本としては『日本は優勝して当たり前』みたいな感じだったからね。スポンサーもだんだん離れて行ってたみたいだったし」
シャル「そりゃあ伸び悩むに決まってるよ」
シャル「ちょっと運が良くてモンド・グロッソでベスト4になったけど結局あれがピークだったよね」
シャル「だって前回はベスト8にも残れてないじゃん」
シャル「常に世界大会優勝者の姉と比べられてたっていうのもプレッシャーだったんじゃないの?」
シャル「第1回大会の優勝者をもつ日本としては『日本は優勝して当たり前』みたいな感じだったからね。スポンサーもだんだん離れて行ってたみたいだったし」
シャル「それより今、高校生の時のクラス対抗のDVD見てたんだ」
シャル「僕と一夏が組んで優勝したやつ」
シャル「懐かしいよねーこの頃は本当に楽しかったなー」
鈴(また始まった……)
鈴「そんなことよりあんた、いつまでそうしているつもり?」
鈴「せっかくIS学園の教師になれたのにもう半年も休職してるんでしょ?」
鈴「もしかして、まだ一夏が箒と結婚したのをひきずってんの?」
シャル「僕と一夏が組んで優勝したやつ」
シャル「懐かしいよねーこの頃は本当に楽しかったなー」
鈴(また始まった……)
鈴「そんなことよりあんた、いつまでそうしているつもり?」
鈴「せっかくIS学園の教師になれたのにもう半年も休職してるんでしょ?」
鈴「もしかして、まだ一夏が箒と結婚したのをひきずってんの?」
シャル「……それはもう関係ないよ」
シャル「ただ少し自分を見つめ直そうと思ってね」
シャル「遊んでるわけじゃないよ。ISの本とか映像みて勉強してるんだ」
鈴「ふーん……」
鈴「……で、一夏の葬儀には行くわよね?」
シャル「……うん」
鈴「それじゃあ私、セシリアとかラウラにも連絡してみるから」
シャル「ラウラは……こないと思うな。責任感じちゃってるだろうし」
鈴「え?なんで?」
シャル「ただ少し自分を見つめ直そうと思ってね」
シャル「遊んでるわけじゃないよ。ISの本とか映像みて勉強してるんだ」
鈴「ふーん……」
鈴「……で、一夏の葬儀には行くわよね?」
シャル「……うん」
鈴「それじゃあ私、セシリアとかラウラにも連絡してみるから」
シャル「ラウラは……こないと思うな。責任感じちゃってるだろうし」
鈴「え?なんで?」
シャル「忘れたの?前回のモンド・グロッソで一夏がベスト16で負けた相手……ラウラだよ」
鈴「そうか……そうだったわね」
ピッ
鈴(シャルロット……あんまり悲しんでる様子無かったな)
鈴(シャルロットってあんな一夏に対してひどかったっけ……)
鈴(そうか…『人のものになった一夏』にはそうなるって訳ね)
鈴(だから高校の時の一夏の映像ばっかり観てるってわけかー……)
鈴(……私はどうなんだろう)
鈴(……一夏が死んだっていうのに涙の一粒も出ないもんね)
鈴「そうか……そうだったわね」
ピッ
鈴(シャルロット……あんまり悲しんでる様子無かったな)
鈴(シャルロットってあんな一夏に対してひどかったっけ……)
鈴(そうか…『人のものになった一夏』にはそうなるって訳ね)
鈴(だから高校の時の一夏の映像ばっかり観てるってわけかー……)
鈴(……私はどうなんだろう)
鈴(……一夏が死んだっていうのに涙の一粒も出ないもんね)
―――。
箒「何故だ……私を…私を一生守ってくれるんじゃなかったのか……!!」
箒「一夏……一夏!!一夏!!目を覚ませ、一夏!!!」
千冬「箒……もう…一夏は……」
箒「うっ…うぅ……」
箒「ああああぁぁぁぁぁ!!!!」
セシリア「………」
シャル「………」
鈴「……堪らないわね」
箒「何故だ……私を…私を一生守ってくれるんじゃなかったのか……!!」
箒「一夏……一夏!!一夏!!目を覚ませ、一夏!!!」
千冬「箒……もう…一夏は……」
箒「うっ…うぅ……」
箒「ああああぁぁぁぁぁ!!!!」
セシリア「………」
シャル「………」
鈴「……堪らないわね」
千冬「本日は弟の葬儀にお集まりいただき――」
鈴(千冬さん…少しやつれてる……?)
鈴(目の下の隈もすごい……そりゃあ寝られないわよね……)
千冬「こんなにたくさんの方々に集まっていただいて弟も喜んで――」
―――――。
鈴「最後に会ったのいつ?」
セシリア「……私は二人の結婚式以来ですわね」
シャル「僕は半年くらい前」
シャル「一夏と箒が学園に来た時にちょっと会ったんだ」
鈴「そっかー…」
鈴(千冬さん…少しやつれてる……?)
鈴(目の下の隈もすごい……そりゃあ寝られないわよね……)
千冬「こんなにたくさんの方々に集まっていただいて弟も喜んで――」
―――――。
鈴「最後に会ったのいつ?」
セシリア「……私は二人の結婚式以来ですわね」
シャル「僕は半年くらい前」
シャル「一夏と箒が学園に来た時にちょっと会ったんだ」
鈴「そっかー…」
鈴「セシリアは…学園に顔出したりしてる?」
セシリア「……いえ」
鈴「箒……大丈夫かな。考えすぎなきゃいいけど」
シャル「……大丈夫だよ、先生がついてるんだし」
鈴「遺体……すごく綺麗だったよね。トラックに跳ねられたのに」
シャル「信じられないよね……今にも目を覚ましそうな顔だった」
鈴「そうね……」
セシリア「……結局ラウラさんは来ませんでしたわね」
鈴「うん……」
鈴(ラウラは来ないし、シャルもセシリアも涙を一つも流してないし……って私もか)
セシリア「……いえ」
鈴「箒……大丈夫かな。考えすぎなきゃいいけど」
シャル「……大丈夫だよ、先生がついてるんだし」
鈴「遺体……すごく綺麗だったよね。トラックに跳ねられたのに」
シャル「信じられないよね……今にも目を覚ましそうな顔だった」
鈴「そうね……」
セシリア「……結局ラウラさんは来ませんでしたわね」
鈴「うん……」
鈴(ラウラは来ないし、シャルもセシリアも涙を一つも流してないし……って私もか)
犯人は束、死んだ一夏は実はクローンで
束は脳が肥大化したので永遠の若さを求めに宇宙に旅立つ
束は脳が肥大化したので永遠の若さを求めに宇宙に旅立つ
鈴(一夏の遺体をこの目で見ても何も感じなかった)
鈴(私…一夏のことが好きだったはずなのに……)
鈴(人って変わるものよね……)
シャル「ちょっと待って。アレ、ラウラじゃない?」
タッタッタッ(ラウラが走る音)
ラウラ「はぁっ……はぁっ……」
鈴(私…一夏のことが好きだったはずなのに……)
鈴(人って変わるものよね……)
シャル「ちょっと待って。アレ、ラウラじゃない?」
タッタッタッ(ラウラが走る音)
ラウラ「はぁっ……はぁっ……」
セシリア「ラウラさん……」
鈴(そんなに息を切らして……来るか来ないか相当迷ったみたいね)
ラウラ「……一夏は?」
シャル「……もう全部終わったよ」
ラウラ「……そうか」
シャル「………」
鈴「………」
ラウラ「私の…私のせいなんだ……」
ラウラ「私は知っていたんだ……一夏は負ければもうあとがないことを」
ラウラ「だから……だから私はずっと迷っていたんだ」
鈴(そんなに息を切らして……来るか来ないか相当迷ったみたいね)
ラウラ「……一夏は?」
シャル「……もう全部終わったよ」
ラウラ「……そうか」
シャル「………」
鈴「………」
ラウラ「私の…私のせいなんだ……」
ラウラ「私は知っていたんだ……一夏は負ければもうあとがないことを」
ラウラ「だから……だから私はずっと迷っていたんだ」
ラウラ「でも一夏は私に言ってくれた」
ラウラ「『ラウラとこんな大舞台で真剣勝負出来るのが嬉しい』と」
ラウラ「それで私は吹っ切れた。実際、一夏との戦いが全ての試合の中で一番厳しかった」
ラウラ「私が優勝したときも一番に祝福してくれたのは一夏だった」
ラウラ「だから……私は……私は……」
シャル「ラウラ……」
ラウラ「私だ…私のせいなんだ…一夏が死んだのは私の……ああ…あああ…ああぁぁぁぁ!!!!!」
ラウラ「『ラウラとこんな大舞台で真剣勝負出来るのが嬉しい』と」
ラウラ「それで私は吹っ切れた。実際、一夏との戦いが全ての試合の中で一番厳しかった」
ラウラ「私が優勝したときも一番に祝福してくれたのは一夏だった」
ラウラ「だから……私は……私は……」
シャル「ラウラ……」
ラウラ「私だ…私のせいなんだ…一夏が死んだのは私の……ああ…あああ…ああぁぁぁぁ!!!!!」
シャル「ラウラ……違うよ…ラウラのせいなんかじゃないよ」
ラウラ「ちがっ……ひっく…わたしのっ…うぅ……」
セシリア「……とりあえず移動しましょう」
セシリア「タクシー捕まえてきますわね」
――ポツッ、ポツッ
鈴(………?)
――ザァァーッ
鈴(雨……か)
鈴(……私の代わりに泣いてくれてるのかもね)
ラウラ「ちがっ……ひっく…わたしのっ…うぅ……」
セシリア「……とりあえず移動しましょう」
セシリア「タクシー捕まえてきますわね」
――ポツッ、ポツッ
鈴(………?)
――ザァァーッ
鈴(雨……か)
鈴(……私の代わりに泣いてくれてるのかもね)
ラウラ「うぅ……ああっ……!!あああっ……!!」
シャル「大丈夫…大丈夫だよラウラ」
鈴「……セシリアはまだあの会社に勤めてるの?」
セシリア「ええ。でもそろそろやめてイギリスに帰ろうかと」
セシリア「鈴さんは?」
鈴「私は……まだフリーターやってる」
シャル「大丈夫…大丈夫だよラウラ」
鈴「……セシリアはまだあの会社に勤めてるの?」
セシリア「ええ。でもそろそろやめてイギリスに帰ろうかと」
セシリア「鈴さんは?」
鈴「私は……まだフリーターやってる」
セシリア「私の会社のIS関連の部署が今人手が足りなくて困ってるそうです。よろしかったら紹介しましょうか?鈴さんなら……」
鈴「んー…考えとくわ」
セシリア「でもこれで私達の中でISを操縦しているのはラウラさんだけになってしまいましたわね」
鈴「……うん」
セシリア「………」
鈴「………」
シャル「………」
ラウラ「うっ…うぅ……」
鈴「んー…考えとくわ」
セシリア「でもこれで私達の中でISを操縦しているのはラウラさんだけになってしまいましたわね」
鈴「……うん」
セシリア「………」
鈴「………」
シャル「………」
ラウラ「うっ…うぅ……」
鈴「やっぱり……自殺なのかな」ボソッ
セシリア「……そう…みたいですわね」
シャル「ちょっと二人とも……ラウラのことを考えてあげてよ」
ラウラ「いいんだシャルロット……私が…私が一夏を殺したんだ……あああっ……!!あああァァァ……!!」
鈴「………」
セシリア「………」
シャル「………」
ラウラ「あっ…ああっ…あああぁ……」
鈴「……るさい」
セシリア「……えっ?」
セシリア「……そう…みたいですわね」
シャル「ちょっと二人とも……ラウラのことを考えてあげてよ」
ラウラ「いいんだシャルロット……私が…私が一夏を殺したんだ……あああっ……!!あああァァァ……!!」
鈴「………」
セシリア「………」
シャル「………」
ラウラ「あっ…ああっ…あああぁ……」
鈴「……るさい」
セシリア「……えっ?」
>>44
その発想は無かった
その発想は無かった
鈴「あーもう、うるさいって言ってんのよ!!!いつまでウジウジ泣いてんの!?あんたが泣いたって一夏は生き返ったりしないんだからさぁ!!!」
ラウラ「ひっ……」ビクッ
鈴「そんなに後悔するのなら負けてあげればよかったじゃない!!いいわよねあんたは!!一夏と同じ舞台に立てて!!相手のことを心配するぐらいに強くて!!」
シャル「ちょっと鈴!!それはいいすぎじゃ……」
鈴「あんたもあんたよ!!!一夏が箒に取られたからっていつまでもグスグズグスグズ引きこもっててさぁ!!正直見ててイライラすんのよ!!現実から目を背けて高校の時の一夏の映像ばっか見てんじゃないわよ!!」
シャル「なっ……!!鈴だって人のこと言えないでしょ!?フリーターでずっとプラプラしててさ!!代表候補生のプライドが捨てきれないから就職もままならないじゃん!!そっちの方がイライラするよ!!しかも結婚式の時に一番悔しがってたのは鈴でしょ!?」
鈴「なんですって!?」
セシリア「二人とも……その辺で……今日はやめましょう?」
シャル「セシリアだって何が『ISの操縦をしているのはラウラさんだけになってしまいましたわね……』だよ!!代表を潔く諦めたとか言ってたのにISに未練タラタラじゃないか!!そういうの女々しいっていうんだよ!!」
ラウラ「ひっ……」ビクッ
鈴「そんなに後悔するのなら負けてあげればよかったじゃない!!いいわよねあんたは!!一夏と同じ舞台に立てて!!相手のことを心配するぐらいに強くて!!」
シャル「ちょっと鈴!!それはいいすぎじゃ……」
鈴「あんたもあんたよ!!!一夏が箒に取られたからっていつまでもグスグズグスグズ引きこもっててさぁ!!正直見ててイライラすんのよ!!現実から目を背けて高校の時の一夏の映像ばっか見てんじゃないわよ!!」
シャル「なっ……!!鈴だって人のこと言えないでしょ!?フリーターでずっとプラプラしててさ!!代表候補生のプライドが捨てきれないから就職もままならないじゃん!!そっちの方がイライラするよ!!しかも結婚式の時に一番悔しがってたのは鈴でしょ!?」
鈴「なんですって!?」
セシリア「二人とも……その辺で……今日はやめましょう?」
シャル「セシリアだって何が『ISの操縦をしているのはラウラさんだけになってしまいましたわね……』だよ!!代表を潔く諦めたとか言ってたのにISに未練タラタラじゃないか!!そういうの女々しいっていうんだよ!!」
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