櫻子「私、向日葵が嫌がることを、って思ってちゅーを提案したんです」

櫻子「……それが、向日葵の嫌がることだって、思って」

千歳「……」

櫻子「でも、何回もちゅーする度に、それが……違うのかなって」

千歳「ちがう～？」

櫻子「昼にも言いましたけど、向日葵とのちゅーって、すっごい気持ち良くて」

千歳「」ﾌﾞｼｭｯ

櫻子「それが、ちゅーだからなのか、向日葵とだからなのか、わかんなくて」

千歳「」ﾄﾞﾊﾞｧ

櫻子「向日葵も、ちゅーの後はいつもふにゃふにゃの顔してて」

千歳「」ﾄﾞﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ

櫻子「そういうの見てると、なんかもーわけわかんなくて……」

櫻子「どう思います？　先輩」

千歳「」

櫻子「あっ先輩息してない」

支援

訂正しないほうがよかったくらい良い誤字だと思います

千歳「防弾制服やなかったら危なかったわぁ」

櫻子「……」

千歳「ほんでな、大室さんにひとつ訊きたいんやけど」

櫻子「はい」

千歳「大室さんは、ちゅーってどう思う？」

櫻子「きもちーです」

千歳「」ﾌﾟｼｯ

櫻子「うわっち！」

千歳「えっと、そういうことやなくてな」ﾀﾘｰ

千歳「ちゅーのことを、どう受け止めてるんや、っちゅー話」

櫻子「ちゅー、っちゅー、話……」

ほっほっほ

きもちーですって可愛すぎる

櫻子「……」

千歳「例えばの話やけどな」

櫻子「はい」

千歳「大室さん、うちとちゅー出来る～？」

櫻子「」

千歳「……」ﾆｺｰ

櫻子「」

千歳「……？」

櫻子「」



櫻子「」ｼﾞﾜｯ

千歳「！？」

④

櫻子「」ｼﾞﾜﾜﾜﾜ...

千歳「お、大室さん？」ｽｯ

櫻子「ひぅッ」ﾋﾞｸｯ

千歳「ちょ」

櫻子「や、やだっ……」ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

千歳「えと、例え話やで？　そんな本気で怯えんでも……」

櫻子「……ゃ、やだ」

千歳「へ？」

櫻子「やだもん……だめだもん。わた、ちゅー、だけ、向日葵と、だけ、だもんっ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

千歳「」ﾌﾟｼｯ

櫻子「ひまわりとしか、したくないんだもんっ！」ﾀﾞｯ

千歳「！」

櫻子かわいすぎるだろぉおおお

ｶﾞﾗｯ

千歳「お、大室さーん！」

櫻子「うわーん、向日葵ぃい～～～～～～～～～～っ！！！」ﾀﾞｰｯﾄ

千歳「それやで！　その気持ちが答えやでーーーーーーーーーーーーーっ！」

櫻子「ふぇえ～～～～～～～～～～～～～～～～～ん！！！」

ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ...

千歳「……」

千歳「ふっ……」

千歳「今日の収穫は珍味や、なぁ……」ﾄﾞｻｯ

ﾃｸﾃｸﾃｸ

京子「あ、ちっとせー。生徒会室にプリン余ってないー？」

結衣「いや出血多量で倒れてる友達を見た第一声がそれってお前！？」

ちょっと顔洗ってきていい？

鼻血か？

鼻血ならしょうがないな

いってらー

全然寝てないんだろ無理はするなよ

だけど続き書け下さいね

つれーわー実質２時間しか寝てないからつれーわー

しえん

無理せず頑張れ

７時間寝てるだろ・・・

向日葵「悩みというのは……櫻子のこと、なんですの」

あかり「やっぱり？」

向日葵「やっぱり、って……？」

あかり「あっゴメンね？　向日葵ちゃんが一人で抱え込むなら櫻子ちゃんのことかなって、勝手に思っちゃってたんだ」ｱｾｱｾ

向日葵「……ふふ、赤座さんにはお見通しですのね」ｸｽｯ

あかり「え、えへへ……」ﾃﾚｯ

向日葵「それじゃあ、本題に入りますわね」

あかり「うん」

向日葵「最近、以前にも増して櫻子に振り回されているというか……一挙一動から目が離せないというか」

向日葵「もともと危なっかしい子ではあったんですけど……」

向日葵「今はちょっと違う意味で気にかけずにはいられない、というか……」

あかり「それって」

向日葵「？」

あかり「最近ふたりがよくちゅーしてるのと関係あるの？」

向日葵「」

あかりはまるで空気のように2人を観察できるんだな

見てても気づかれないとかw

しえん

あたり「あっ正解？　やったぁ」ﾜｰｲ

向日葵「な、ぁ……え？」

あかり「ふたりとも口では仲悪いなんて言うけど、やっぱりちゅーするぐらい仲良しなんだね！　みんなが仲良いとあかりも嬉しいなぁ」ｴﾍﾍ

向日葵「ちょ……おま……」

あかり「……向日葵ちゃん、どうかした？」

向日葵「あ……ぁああ……」

あかり「？」

向日葵「あかっかかかかかかかあかかかあかかっあかっあかかかかかかかかかかか」

あかり「うわぁ！？　向日葵ちゃんが壊れたラジカセみたいになっちゃった！？」

向日葵「あかかかかかかかか赤座さんんん！！！」

あかり「はっはひぃ！？」

向日葵「見間違いです！」

あかり「ふぇ！？」

向日葵「それは！　紛れもなく！　見間違い！　で！　す！　のッ！」ｸﾜｯ

あかり「ふ、ふぇえええええええっ！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

追いついたぜ！ガンバレ>>1

支援

あかりもちなつとちゅーするくらいだもんな！

表では喧嘩してばかりだけれど裏ではちゅーしていちゃいちゃとか最高じゃねえか

私怨

向日葵「わ、私と櫻子がちゅちゅちゅ、ちゅーとかっ！　するっはずがないでしょう！？」

あかり「え、えっ、そ、そぉかな……？」

向日葵「そうですっ！！」

あかり「ひぇえええ……！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

向日葵「だだだだいたい、神聖なる学び舎で同性同士がちゅーだなんて！　次期生徒会副会長として見過ごせませんわ！」

向日葵「ごごご後日厳粛に取り締まりますので、よければ情報を提供してくださらない？」

あかり「じょ、情報……？」

向日葵「ええそうです。いつどこで誰が何をどのようにしていたか、事細かくお願いしますわ！」

あかり「う、うん……えっと、まずは４日前かな？　向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが……」

向日葵「他人の空似ですわっ！！」

あかり「ご、ごめんなさぁい！　じゃ、じゃあ、仮名、仮名ってことで！」

向日葵「……分かりましたわ。便宜上、私たちの名前をお貸しします。さ、続きを」

あかり「は、はひぃ……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

「ちょ・・・おま・・・」の向日葵ちゃんの表情を想うだけで顔が綻ぶ

さすがｱｯｶﾘﾝや④

あかり「えと、４日前、１階の階段の裏で、向日葵ちゃん(仮名)と櫻子ちゃん(仮名)がちゅーしてたよ」

向日葵「」

――

向日葵「んむぅ……っ」

櫻子「んー……」

あかり「あれ……あそこにいるの、向日葵ちゃんと櫻子ちゃん？」＼ｱｯｶﾘｰﾝ／

――

あかり「向日葵ちゃん(仮名)が肩に手を置いた途端に櫻子ちゃん(仮名)が走って行っちゃったんだ」

向日葵「(あ、合ってる……！)」

あかりのステルススキル恐ろしい

しえん

ある種の恥辱プレイ最高です

あかり「３日前、生徒会室にプリントを提出しに行ったら、向日葵ちゃん(仮名)と櫻子ちゃん(仮名)が抱き合ってちゅーしてたんだ」

向日葵「」

――

向日葵「ふぁっ、ん……さく、ら……ちゅ、ぅ」

櫻子「や、っら、め、ぅぷ、んむぅ……！？」

あかり「ふぇえ、あかりだけプリント集めてもらえなかったよぉ～」＼ｱｯｶﾘｰﾝ／

――

あかり「かなり長かったから外で待ってて、ふたりが帰ったあと中にいた会長さんにプリント出して帰ったんだぁ」

向日葵「(えっ会長もいましたの！？)」

やはりあかりが居ると話に深みが出てくるね

あかり「２日前は、更衣室で着替えてたら向日葵ちゃん(仮名)と櫻子ちゃん(仮名)がきゅーにちゅーを……」

向日葵「」

――

櫻子「ひ、向日葵、やっぱやめない？　ほら、いま汗かいてるしっんむぅ！？」

向日葵「ちゅっ、時間割的に、チャンスは今しかないでしょう？　早く終わらせますわよ……んっ」

あかり「お団子が引っかかって体操服が脱げないよぉ～」＼ｱｯｶﾘｰﾝ／

――

あかり「ふたりとも息が上がってたから、お先にーって声かけて先に更衣室出たんだけど……」

向日葵「(これもう言い逃れ無理じゃね？　ですの……)」

ｱｯｶﾘｰﾝのステルスは会長にもひけをとらないな

京子かわいいよ京子

あかり「昨日は……」

向日葵「(……ハッ、昨日は！？)」

あかり「昨日は、向日葵ちゃん(仮名)が櫻子ちゃん(仮名)をあかりの机の上に座らせてちゅーを……席に座ってたあかりの目の前でやってたよ」

向日葵「」

――

櫻子「ちょっ、やめてよ……こんなところに座らせて、赤ちゃんみたいじゃんか……」

向日葵「大差ないでしょう？　あなた、足がガクガクしてて見てるこっちが冷や冷やするんですもの。ほら、目とじて……」

あかり「あ、あれれ～？　向日葵ちゃん？　櫻子ちゃん？　ここあかりの席だよ？　あかり、アリさんに餌上げてる途中だよ？」＼ｱ ﾘ ／

――

あかり「……」

向日葵「……」

どんだけｱｯｶﾘﾝステルスよｗｗｗｗ

あっかりんの透明力すごい！

ステルスアカリンの透明力やべえ

しえん

あかり「……」

向日葵「……」

あかり「……」

向日葵「……」

あかり「……」

向日葵「……」

あかり「……」

向日葵「……」

あかり「……」

向日葵「……」

あかり「……」

向日葵「……」

あかり「……あの」

向日葵「――ごめんなさいっ！　それ、全部私たちですのおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ！！！」

あかり「……知ってた」