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    元スレまどか「友達代……って何?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「お、遅くなってしまってごめんなさい。今月分、ちゃんと持ってきたから」
    「えと……ほ、ほむらちゃん?」
    「少し遅くなってしまったけれど、でもこれで!今月も友達で居てくれるのよね、まどか……!」
    「ちょ、ちょっと待って!何なの友達代って、意味わかんないよ……!」
    「えっ、だ、だって……」
    「……私たちの関係って、お金の関係だったの……?」
    「え……」
    「友達だって思ってたのって私だけだったの……!?
     酷いよ!こんなのってないよ!ほむらちゃんのバカっ!」
    「あっ、まどか……!」

    3 :

    まどまど

    4 :

    「だから追加料金で3万ね。明日までにヨロシク~!」

    5 :

    まどか可愛い

    6 = 1 :

    「ほむらさ、あんたどーしたの?まどかと喧嘩でもしちゃったわけ?」
    放課後、さやかが心配そうな色を顔に浮かべ、ほむらに訊ねる。
    「まどかさんはまどかさんで、1人で先に帰ってしまいましたし……」
    「あたしらで良かったら相談に乗るよ?」
    「……ありがとう、さやか、仁美。実は……」



    「はぁ!?まどかに友達代を請求されたぁ!?」

    7 = 1 :

    昨日、日曜日の昼頃。
    私はまどかと待ち合わせをしていた。
    まどかと2人で出かけるなんて初めて。
    今朝突然誘われた時はちょっとびっくりしたけど……すごく嬉しかった。
    あんまり嬉しすぎて時間より30分も早く着いてしまった。
    でも、もうすぐ長かった待ち時間も終わり。
    そろそろ……。
    「ほーむーらーちゃん!」
    「きゃっ!……ま、まどか。びっくりさせないで……」
    「えへへ、ごめんね!」

    8 = 1 :

    「もう……ふふっ」
    びっくりさせられたが、まどかの顔を見て思わず笑みがこぼれてしまう。
    「それじゃ、早速行こっ、ほむらちゃん!」
    「えぇ」
    そうして2人で歩き出す……と思いきや、ぴたりとまどかは歩みを止めた。
    「?どうしたの、まどか」
    「そうだ、その前に……。ん!」
    「ん?」
    まどかは突然、手のひらを上に向けて私の方に差し出した。
    まるで何かを要求しているように。
    「えっと……まどか?」
    「ん!」

    9 = 1 :

    手を繋ごう、そう言ってるのかと思い、私も手を差し伸べた……が。
    「……違うよ、ほむらちゃん」
    「え?」
    「手を繋ぐのも良いけど、それより先に。忘れてることがあるでしょ?」
    ……わからない。
    まどか、一体何を……?
    私が困惑する様子を見たまどかは、ため息混じりに口を開いた。
    「わかんないかなぁ、ほむらちゃん。友達代だよ、友達代。今月分と来月分のね」
    「……え?」

    10 = 1 :

    友達代……友達代って……何?
    「あれ、もしかしてほむらちゃん、私とタダで友達になれたと思ってたの?」
    「えっ……あの……えっと……」
    「そんなわけないよ!ほむらちゃんみたいな子が私と友達になるには、お金が必要なんだよ?
     今日って月末でしょ?本当は先払いなんだけど、最初の月だから後払いで許してあげる。
     でも来月からは先払いだから、来月分も今日払ってもらわなきゃ」
    「え、で、でも、友達にお金が居るなんて、そんな……」

    11 :

    おいやm・・・もっと、もっとくれ

    12 :

    改行しろ見にくい

    13 :

    まどっちはそんなこと言わんし

    14 :

    友達代とか本当に存在するのかよ

    そこまで世の中腐っちゃいねえよw

    てかそんなこと要求する奴は回りに言いふらしてそいつだけイジメられてFAだろ

    もっと人間の良心を信じろ クズは淘汰されるんだよ

    15 = 1 :

    「いやなら良いんだよ?払わなくても。その時はもう友達じゃなくなるだけ。
    残念だけど、今日のお買い物もナシになっちゃうね」
    「あ、わ、分かった!払う!払うから!だから友達じゃないなんて言わないで!お願い!」
    私は慌てて財布を取り出す。
    「えへへ!ありがとう、ほむらちゃん!やっぱりほむらちゃんは私の最高の友達だね!」
    「え、えへへ……。うん、そうだよね……友達……なんだよね……」
    「もちろんだよ!あ、5000円ね」
    「え、あ、うん……」
    しかし。
    「あ……」
    財布には今月分を払える金額しか入っていなかった。

    16 = 1 :

    「あの、ごめん、まどか……来月分が……足りない……」

    「…………」

    「あ、え、えっと、ご、ごめんなさい!明日!明日ちゃんと払うから!だから!お願い!」

    「……はぁ……。しょうがないなぁ。じゃあちゃんと明日払ってよ?
     その代わり、1000円プラスね。6000円。ちゃんと明日学校に持って来てね。
     そしたら来月も、ほむらちゃんと友達でいられるから」

    「う、うん……ごめんなさい……まどか。ありがとう……」


    ほむらはそこまで話し終え、さやか、仁美の反応を窺う。

    17 = 1 :

    仁美は信じられないという表情を浮かべ、さやかは……。

    「最っ低!!まどかがそんな奴だったなんて知らなかった!!」

    固く握り締めたさやかの拳は、怒りに震えている。

    「にわかには信じられませんわ……まどかさんがそんなことおっしゃるだなんて……」

    「じゃあ何!?ほむらが嘘ついてるって言うの!?」

    「そう言うわけじゃ……。さやかさん、一度落ち着いて……」

    19 = 1 :

    「これが落ち着いていられるかっての!ほむら!今の話、本当なんだね!?」

    「え、えぇ。でも、今日友達代をまどかに払いに行ったら……」

    「はぁ!?何、あんた本当に払いに行ったの!?」

    「そ、そうなんだけど、でもそしたら……」

    「払わなくても良いってそんなの!ていうかそんなの友達じゃない!ほむら!」

    さやかはほむらの名を呼び、ガシッと手を握った。

    「あたしは、友達代なんて払わなくても、あんたの友達だからね!もちろん仁美も!でしょ?」

    「ええ、もちろんですわ」

    「さやか、仁美……」

    ほむらにとってまどかの件はさすがにショックだったが、仁美と、特にさやかが、
    自分のためにここまで本気になって怒ってくれているという事実が、少しだけ嬉しく感じられた。

    20 = 1 :

    翌朝。
    ほむら、さやか、仁美の三人は、さやかの発案で、
    待ち合わせ場所と時間をいつもの場所からずらし、まどかとの登校を避けた。

    三人が登校したしばらく後、予鈴がなる直前。
    教室のドアが開き……

    「はぁ、はぁ……。あ、あれ……?みんな居る……」

    息を切らせたまどかが登校してきた。

    21 :

    ほむぅ…?

    22 :

    あぁ・・・胸が・・・イタイ・・・

    23 :

    まどかに何が…

    24 = 11 :

    これはQBが悪いそうに違いないQB氏ね

    25 = 1 :

    まどかは恐る恐るといった様子で、さやか、仁美に話しかける。

    「き、今日みんな待ち合わせ場所に来なかったよね?どうしたの……?
     あ、みんなそれぞれ用事があって、先に登校した、とか……?」

    「…………」

    「あれ、さやか……ちゃん?どうしたの……?も、もしかして怒ってる?」

    まどかは、助けを求めるように仁美に視線を向ける。
    しかし、仁美も気まずそうに目を背けた。

    「あ、あの、ごめん……私、何かしたかな?何かしたなら謝るから……」

    「……自分の胸に聞いてみれば?」

    26 = 1 :

    「自分の胸って……わ、わかんないよ!
     あ、えっと、昨日勝手に早く帰っちゃったこと!?でも、そんなことで……」

    「はぁ!?違う違う!そうじゃないって!まだわかんないの!?」

    「ご、ごめんね。でも、本当にわからないの!さやかちゃんお願い!教えてよ!」

    さやかは呆れたようにため息をつき、呟いた。

    「……友達の敵は敵ってことだよ。もう良いでしょ。
     しばらくあたしに……『あたしたちに』話しかけないで」

    「……さやかちゃん……」

    28 :

    いいぞ

    29 = 1 :

    昼休み。
    ほむら、さやか、仁美の三人は屋上で昼食をとっていた。

    「さやかさん……今朝のアレは少し言いすぎだったんじゃ……?」

    「何言ってんのよ。今朝の様子見るとあいつ、自分がほむらに悪いことしたなんて
     これっぽっちも思ってないじゃん!あれくらい当然だよ!」

    「……どうにかして、まどかと仲直りできないかしら」

    「…………」

    重い沈黙が三人を包む。

    「……ごめん、私ちょっとトイレ行って来るわ」

    沈黙に耐えかねたのか、さやかが席を立った。

    「もう、さやかさん。お食事中ですのよ?」

    「あはは、ごめんごめん。それじゃっ」

    30 :

    一旦思い込むとなかなか聞かない子だもんな

    31 = 13 :

    あー再認識した




    やっぱ青はカスだ

    32 :

    ゴ美樹さやカス

    33 = 1 :

    トイレ前。
    たまたま、まどかは1人でそこに居た。
    そして。

    「まどか。ちょっと話あるんだけどさ。今良いかな」

    「さやかちゃん……?」

    まどかは直感的に、きっと今朝のことだろうと感じた。
    さやかの方から話しかけられるのは、まどかにとって少し意外だったが……。

    まどかが黙っていると、さやかはその場に2人しか居ないことを確認し、話を切り出した。

    「転校生のことなんだけどさー……。あいつ、ちょっと鬱陶しいと思わない?」

    「……え?」

    34 :

    さやかちゃん空回りしちゃう可愛い

    35 :

    え…?

    36 :



    えっ

    39 = 1 :

    「あたしはさ。結構前から思ってたんだよねー。
     まどかと仁美、それとあたしで仲良く三人でやってたとこにいきなり入って来てさ」

    「さやか、ちゃん……」

    「出会ってまだたった一ヶ月しか経ってないのにもう友達面しちゃってるし?
     正直ちょっと……ねぇ?あんただってそう思ってたんでしょ?まどか」

    「…………い」

    「ん?」

    「酷い……酷いよさやかちゃん!そんなのあんまりだよ!」

    「……はぁ?」

    40 = 32 :

    なるほど

    41 = 28 :

    青ほんとカスだな

    42 = 1 :

    「ちょっとちょっと、なーに良い子ぶっちゃってるわけ?
     あんただって転校生のこと、本気で友達だって思ってたわけじゃないんでしょ?」

    「そ、そんな……そんなこと………………」

    「あれあれー?なんでそこで言いよどんじゃうかなー?やっぱりあんたも……」

    「そ、そんなことより!さやかちゃん、どうしちゃったの!ほむらちゃんのことそんな風に言うなんて!」

    「どうしたもこうしたも……さっき言った通りだよ」

    「……あなたがそんな人だったなんて、思わなかった……!」

    「あーそう。そりゃあんたの勘違いだわ。あたしはこういう人間なの。
     ま、そういうわけだから。そんじゃあたしは戻らせてもらうよ。用事は済んだしね」

    「…………」

    43 = 22 :

    で、俺は誰を殺せば良いんだ?

    44 = 35 :

    >>43
    青でいいだろ

    45 = 1 :

    放課後。

    「はー終わった終わった。帰ろっか、仁美」

    「そうですわね。私も今日はお稽古がありますし」

    「おーいほむらー。帰るよー」

    そうしてまた三人で帰ろうとした、その時。

    「……仁美ちゃん。ちょっと良いかな」

    「ま、まどかさん……?」

    しかし、そこにさやかが食って掛かる。

    「ちょっと、今朝言ったわよね?『あたしたちに話しかけるな』って。忘れちゃったの?」

    47 :

    支援するわ

    48 = 22 :

    >>44
    これはまどかが本当に下種ぃ魂胆を持っているかどうか
    を探ろうとする天使さやかちゃんのブラフと見た
    故にそれはNOだ

    50 :

    ワームの仕業だ


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