私的良スレ書庫
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元スレ梓「………」 「ドロドロドロ」 エルシィ「!?」
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桂馬「なんで僕がこんな貸しスタジオに来ないといけないんだ!?」
エルシィ「今月のお小遣いがもうないんですー! 神にーさまお金貸して下さい~!」
京「まさか2B-PENCILSの演奏を初めて聞くのが桂木になるとはねー」
歩美「本当に私達のあの雑音を桂木に聞かせるの?」
ちひろ「だ、大丈夫。オタメガに演奏の下手さなんて分かるワケない」
桂馬「安心しろ。僕はゲームに集中してるから演奏なんて聴こえない」
ズゴン!
桂馬「……なんで僕が蹴られないといけないんだ……」
エルシィ「だんだん演奏がよくなってきましたね~」
歩美「あれでよくなってるって言えるのー?」
ちひろ「で、どうだったのよ私達の演奏」
桂馬「あぁ、もちろん聴いてなかった」
梓「……」
桂馬「おい、エルシィ。邪魔になってるぞ」
エルシィ「えっ? す、すいませんーー!!」
梓「あ、大丈夫です」
ドロドロドロ!!
桂馬「!?」
エルシィ「!?」
梓「…?」
けいおんSSは、他の作品に擦り寄って来ないで下さい。
オワコンがうつるので
オワコンがうつるので
>>6
ならお前がここから消えろ
ならお前がここから消えろ
桂馬「今回の相手のデータは?」
エルシィ「えーと、中野梓さん。桜が丘高校の1年2組」
桂馬「桜が丘高校……。確か女子高だな」
エルシィ「それから今は軽音部に仮入部してるみたいです」
桂馬「軽音部。ギターを背負ってたし当然か」
エルシィ「今回は学校が違います! どうしましょ~~!!」
桂馬「落ち着けエルシィ」
桂馬(……軽音部に仮入部していながらバンドメンバー募集の掲示板を見ていた)
桂馬(軽音部の人間と上手くいかなかったといったところか?)
桂馬(新しく入ったバンドで上手くいくようにすれば攻略出来るか)
桂馬(今回は楽勝だな)
梓「こんにちはー!」
律「おー。元気いっぱいだな」
梓「はい。放課後が待ち遠しかったです」
唯「それじゃ早速!」
梓「練習ですか!?」
紬「お茶にしましょう」
梓「えぇーっ!?」
エルシィ「今日も梓さんスタジオに来ませんね~~」
桂馬「おかしい。こうやって見張っていれば掲示板を見に来るはず……」
エルシィ「もう違うバンドに入ってしまったんでしょうかー?」
桂馬「ダメだ、情報が全然足りん。こうなったら桜が丘高校に行くしかないか」
エルシィ「でも神にーさま。桜が丘高校って女の子だけの学校なんですよね?」
桂馬「アレでいくか……」
エルシィ「じょ、女装ですね!! 神にーさま!!」
桂馬「ちがぁぁぁああぁぁうぅ!! 羽衣だ!! 羽衣!!」
エルシィ「あ、羽衣で隠れながら潜入ですか」
桂馬「……」
桂馬「なんで神汁ファンは僕を女装させたがるんだ……」
エルシィ「神にーさま。何か言いました?」
桂馬「なんでもない。ほら、桜が丘高校に行くぞ」
桂馬「ここでバレたら僕は女子高に潜入した変質者か……」
エルシィ「大丈夫です。羽衣で私達の姿は誰にも見えてません」
コソコソ
エルシィ「神にーさま! あの女の子が向こうに行ったら階段を上りましょう!」
桂馬「こうなってくると某有名潜入ゲーだな」
桂馬「ここが軽音部の部室……」
エルシィ「わー! ウチのお店より高級そうなティーセットがありますーー!!」
桂馬「よく分からない物もあるな。本当にここが部室なのか?」
ガヤガヤ
桂馬「エ、エルシィ! 羽衣! 羽衣だ!!」
律「でもさー」
澪「いや、あれは律が悪かった」
唯「今日のおやつは何かなー?」
紬「ふふ」
梓「………」
桂馬(な、なんだコイツら。さっきからケーキ食ってばかりだぞ)
エルシィ(演奏の練習はしないんですかね?)
桂馬(これだからリアル女子は……)
澪「おやつも食べたし、そろそろ練習するぞ」
梓「!? そ、そうです! 練習しましょう!」
唯「えー。今日はもういいよー」
律「そうそう。もうすぐ下校時間だし、練習は明日にしようぜ~~」
紬「あっ、そろそろティーセットの片づけをしないと」
梓「はぁ……」
桂馬(……ルートが見えてきたな……)
エルシィ「えーっ!? 今日の部室で攻略のヒントがあったんですかーー!?」
桂馬「このポンコツ悪魔は何を見てたんだ……」
エルシィ「う~~! 私ぽんこつじゃありません!!」
桂馬「それじゃ今日のことで何があったか言ってみろ」
エルシィ「えーと、ケーキがおいしそうでした!」
桂馬「ダメだこの悪魔、早くなんとかしないと」
桂馬「とりあえずこれからは梓とイベントを起こす」
エルシィ「桜が丘高校はダメですから、またスタジオで見張りですか?」
桂馬「そうだ。ギャルゲーで初めての出会いイベントは重要だ、ここは慎重にいくぞ」
桂馬「お前たちに足りないモノは経験者だっっ!!」
歩美「い、いきなりなんなのよ!?」
桂馬「前回の演奏を聞いて分かった。お前たちには指導者が必要だ」
ちひろ「私たちの演奏は聴いてないとか言ってなかったかおい」
桂馬「とにかく僕が適材な人材を連れてきてやる。ここで待ってろ」
エルシィ「いったいどうするんですか神さま?」
桂馬「梓の趣味は音楽やバンド活動だ。でも僕は楽器は出来ない、だが近くにバンド活動をやり始めた奴等がいる」
エルシィ「わ、私たちですか!?」
桂馬「いきなりの他校の異性との出会いは警戒される。まずは同姓の同じ趣味であるお前たちと友人関係になってもらう」
エルシィ「あっ、神にーさま! 梓さん来ましたよ!」
桂馬「メンバー募集の掲示板を見ているということはまだ特定のバンドには入ってないな」
梓「……どのバンドも凄いです」
桂馬「あー! その制服にギター、桜が丘高校の軽音部の人ですね!?」
梓「えっ、は、はい。一応そうですけど」
桂馬「桜が丘高校の軽音部って有名ですよね! こんな所で会えるなんて嬉しいなぁ」
エルシィ(…え、有名だったんですか?)
桂馬(しまった。まぁいい。エルシィ、話を合わせろ)
梓「あの、私は一年なので去年の学園祭なら先輩がたのことだと思います」
エルシィ「いえいえ! 桜が丘高校の軽音部の人なら一年生でもきっと演奏も上手いんですよね!!」
梓「ど、どうですかね……」
桂馬「実は僕たちバンド活動の始めたばかりの初心者なんです。経験者にちょっとでも教えてもらいたいんです!!」
エルシィ「助けると思って私にベース教えて下さい! お願いします~~!!」
梓「え、え~~~!?」
ちひろ「桜が丘高校の軽音部!? 私去年の学園祭行ったよ! アレはスゴかった!」
梓「それは先輩達のことなので……」
京「桂木が音楽関係の人間を連れてくるとはねー。てっきり音楽ゲームでも持ってくるかと思ったのに」
歩美「でも本当にいいの? 忙しいんじゃない?」
梓「別に大丈夫ですよ。この後予定もなかったですし、今日だけなら」
桂馬「そういうことだ。お前たち、しっかりこの梓ちゃんから教えてもらえよ」
ちひろ「馴れ馴れしいんだよこのオタメガ!」
歩美「梓ちゃんこっちこっち。そんなヤツ気にしないで」
梓「え、は、はい」
エルシィ「うー! まずは私がベース教えてもらうんですーー!!」
桂馬(……いきなり強引だったがなんとかなったな。後はコイツらと交友関係になってもらわないと)
梓「そうですね。それで、そこは」
歩美「あー、なるほど。そうやるのか」
ちひろ「なんかあそこ二人は急に仲良くなったな。……声もなんだが似てるし」
エルシィ「次! 次は私です! ベース教えて下さい!」
桂馬(あのバグ魔、駆け魂のこと忘れてベース教えてもらってるじゃないか……)
桂馬(まぁいい。このまま仲良くなってもらって次のイベントに繋げるぞ)
歩美「ちひろー。やっぱり本だけの独学じゃ無理あったのよ~~」
ちひろ「う、確かに。梓ちゃんに教えてもらえればマシな演奏になりそう」
梓「あの、桂木先輩の担当は?」
桂馬「僕はマネージャーだ」
ちひろ「いつマネージャーになった、いつ」
エルシィ「梓さんありがとうございましたーー!!」
梓「いえ、私も久しぶりにバンド活動できて楽しかったです」
エルシィ「久しぶり??」
梓「な、なな、なんでもないです」
歩美「梓ちゃんまたね~!」
京「桂木なんかに送らせて大丈夫かな?」
ちひろ「まぁエリーもいるし大丈夫でしょー」
桂馬「今日はありがとう。梓ちゃん」
梓「えっと、私も楽しかったです。軽音部らしいことが出来たっていうか、なんというか」
桂馬(……ケーキ食ってばかりよりは確かに軽音部らしいな)
桂馬「梓ちゃんさえ良かったら、またこうやってみんなに教えてあげてくれないかな?」
梓「私なんかが歩美先輩やちひろ先輩にですか? いいんでしょうか…」
桂馬「実力も経験も上なんだ。気にすることないよ」
梓「そう、ですね。軽音部の活動がないときでよかったら、はい」
桂馬(……よし。これで僕と梓の繋がりが出来た。これからは好感度を上げていくぞ)
律「にゃあって言ってみて! にゃあって!!」
梓「にゃ、にゃぁ……」
「かわいい~~~~!!」
唯「あだ名は『あずにゃん』で決定だね!!」
梓「ぁ、ぁの…」
梓(……あ、桂木先輩からメールきてる……)
ちひろ「まさかまた梓ちゃんに教えてもらえるとは」
歩美「やっぱり知ってる人に指導してもらったほうが上達早いよね~~」
エルシィ「うー…。私はまだまだですぅ……」
梓「そんなことないです。エルシィ先輩もすぐに出来るようになりますよ」
エルシィ「ほ、ほほほ、本当ですかっっ!?」
梓「は、はい」
梓(……うぅ、どっちが軽音部の活動か分からなくなってきた……)
桂馬「そういえば梓ちゃんはなんで軽音部に入ったんだい?」
梓「それはもちろん音楽が好きですから」
桂馬「なるほど。僕たちと同じだねっっ」
梓「はい!」
桂馬「でも梓ちゃんなら部活じゃなくて、もっと本格的な外のバンドに入る選択肢もあったんじゃないのかな?」
梓「それは、いえ、私は軽音部の新歓ライブを見て、本当に感動したんです」
桂馬(あの軽音部がそんな凄いライブを? 前にちひろも言ってたな……)
梓「この先輩たちと一緒に演奏したい、そう思ったんです」
桂馬「………」
梓「ですから外バンに入ることは考えてなかったですね」
桂馬(このルート……)
さわ子「次はこのメイド服着てみましょうか~~!!」
梓「そ、それは絶対嫌です!!」
唯「絶対似合うのに~~~」
梓「嫌ですっっ」
梓(だ、だめになる……。このままじゃだめになる……)
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