元スレほむら「魔法勇者☆まどマギカー!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 177 :
おやすみ前の支援・・・
202 = 121 :
―ドドジャン!!
佐倉杏子と巴マミ・暁美ほむらが二手に分かれ出撃したその頃
美樹さやかは魔女・オクタヴィアに吸収されかけていた。
彼女のGストーンは最早、魔女に対するアンチプログラムとしての力を失っていたのだった。
さやか「腕が…魔女の中に…」ズズ…ズズズ…
さやか「そっか…あたし、魔女とひとつになるんだ…」
さやか「頭ぼーっとする…全部忘れて…恭介を殺しちゃう魔女に……何で…恭介…?」
さやか「……そっか、恭介を助ける願いの…裏返し……そんなの、嫌だよぅ」パァ…ッ
オクタヴィア「オォ…!?」タジ…
上条「さやかーっ!!」ダダダッ…ガシッ!!
さやか「きょう…すけ?」
上条「さやか!腕大丈夫!?あれは何だい!?」
さやか「あ…うん、外れた…大丈夫。って恭介、あれが見えるの!?」
上条「うっすらとしか見えないけど…さやかを襲おうとしてるのは分かる」
203 = 121 :
上条「お前が何者だか知らないけど…さやかを傷つけたら許さない」グググ…
さやか「恭介…あんた松葉杖は…」
上条「さやか、逃げるんだ」
さやか「駄目だよあれはあたしだけを…!」
QB『他者には興味を示さない。邪魔をする場合は当然襲われるだろうけど』
さやか「駄目!あれは無視して逃げて恭介!じゃないとあんたまで!」
上条「ならそれでいい、僕がひきつける」
さやか「殺されちゃうかもしれないんだよ!?せっかく腕が治ったのに…!」
上条「身体がいくら治ったって…それは」
上条「親友を見殺しにして逃げる為じゃない!!!」
さやか「恭介…!」
204 :
寝れないじゃないか
支援
205 = 121 :
上条「そんなの、僕は許さない…!」キッ
オクタヴィア「ウ…ウオォ…」タジ…
さやか(何やってんだろ…あたし。このままじゃ恭介死んじゃうよ?)
さやか(一人で倒すって決めたのに…恭介の為にって決めたのに…)
さやか(見返り求めて…フラれて…変身できなくなって…)
さやか(でも、こんなに恭介はあたしのこと思ってくれてたじゃんか)
さやか(恭介に思われて、もう一度ヴァイオリンが聞ける…それで十分。十分すぎるよ)
さやか「こんな簡単な事も気付かないなんて…あたしって、ほんと…バカ!」
…―パアァァァァァァァァァッ!!
魔女「ウォオォォオォ!?」ピキピキピキッ
上条「さやか…その姿は…」
さやか「奇跡の魔法少女さやかちゃん…ふっかぁ――――つ!!」ジャキン!
206 = 121 :
さやか「恭介、もう大丈夫だから…下がってて」
上条「……うん、分かった…!」
さやか「ほーんと待たせちゃったね…あたし。今から決着つけるよ」
オクタヴィア「ウオォォォオオオォオォ!!」グワッ!!
さやか「フリージングエッジ!!」
杏子「メルティング…ランス!!!」ヒュゥゥゥゥ…ドゥンッ!!
オクタヴィア「ウオォォオオォ!?」
さやか「杏子!?」
杏子「ってて…着地失敗…おう、間に合ったみてーだな!さやか!」
さやか「何で来たのよ!あたし一人で…」
杏子「キュゥべぇが隠してやがった、あれはてめー一人じゃ倒せねぇ。絶対な」
さやか「そうなの…!?」
杏子「じゃなかったら来ねーよ……っ!?」ガク…ガクガク…
207 = 121 :
さやか「ちょっとあんた大丈夫なの?」
杏子「いや…体中が…痛ぇ」ガクガクガク…
さやか「無理して来たんでしょ…治してあげる」パァァァァ…
杏子「人の為に魔法なんか使うんじゃ…」
さやか「あんたに言われたくないっ」
杏子「…はは、そのとーりだ!てめーの為に戦ってやるよ!」
さやか「足、引っ張んないでよね!」パアァァァァァァッ!!
杏子「てめーこそ、ド素人が!!」パアァァァァァァッ!!
オクタヴィア「ウオォォォオォオォ!!」
ドオオオォォォォォォン…
209 = 161 :
俺のオクタヴィアちゃんが(´;ω;`)
210 = 121 :
上条「……消えていく」
さやか「恭介、終わったよ…その、ビックリさせちゃってごめん」
杏子「…中々、良い男じゃねーか」
上条「君達は…一体?」
さやか「あ、あたしさ…ヒーローになったんだ。人類救っちゃう系の」
さやか「信じられないと思うけど…見たでしょ?」
上条「信じるよ……僕の腕を治してくれたのも、さやかでしょ?」
さやか「それは……違うねっ」
杏子「!」
上条「そうなのかい?でも、さっきその子を…そんな気がするんだ」
さやか「あたしたちの仕事はさっきのヤツみたいなのを倒すこと」
さやか「普通の人の怪我を治すことは出来ないんだ」
211 = 121 :
さやか「恭介が治ったのは、神様がくれた奇跡だよ。大事にしてね」
恭介「………分かったよ、大事にする」
杏子「おい…何で嘘なんかつきやがる?感謝されたくねーのか」ボソボソ…
さやか「良いんだよ…あたし、あんたみたいになりたくないから」
さやか「奇跡は奇跡のままで、恭介とは対等でいたいんだ」
さやか「親友だから」
杏子「嘘も魔法も他人の為か…よしっ」パァァァァ…
上条「空が晴れて来た…先生達呼んでくるよ。演奏始めようか」
さやか「きれいな青…」
上条「僕の一番好きな色さ、この下で演奏したかったんだ」
212 = 121 :
杏子「じゃ、あたしゃ帰るぜ?」
さやか「え…聞いていけばいいじゃん」
杏子「嫌だよ、お邪魔虫みてーじゃんか。あいつと仲良くな」ポンポンッ
さやか「ちょ…お尻触んな!」
杏子「協力したんだ、こんくらいいーじゃねーかっ」
さやか「…………ありがと」
杏子「良いってことよ、じゃあな」ダッダッダッダッ…
杏子「……空が青い訳ねーだろうが、ワルプルギスが出てんだぜ」
杏子「でも安心しろよさやか、病院までは行かせねえ」
杏子「てめーはもう自由だ。仮初でも、青空の下で幸せになれよ」
杏子「この力が戻ったのは、さやかのお陰だからな」ダッダッダッダッ…
214 = 121 :
―ドドジャン!!
佐倉杏子はヴァイオリンの旋律を背に病院を後にした。仮初の青空を残して。
一方、巴マミ・暁美ほむらはワルプルギスの夜に対し予想以上の苦戦を強いられていた。
Gストーン魔法少女は無限の勇気を持ったとしても、その身体は所詮人間である。
連戦の疲労が、彼女達を蝕んでいた…
ほむら「……っ…巴マミ…生きているかしら?」
マミ「……縁起でも…ないわね、暁美さん」
ほむら「私の誤算よ…対策を練るのが遅すぎた……もう、武器もない」
マミ「いえ、私が貴女を連れまわし過ぎたのよ…ごめんなさい」
ワルプルギス「キャハハハハハ!!キャハハ!!」
QB「どうしたんだい?早く勇気を振り絞っておくれよ」
マミ「勇気じゃ…身体は動かないのね……」ググ…グ…
ほむら「くっ…痛っ………」
QB「ソウルジェムシステムならば、魔力で痛みを遮断し、身体を動かす事もできただろうに」
QB「君達は本当に理解できないよ。非効率を求めるなんて」
215 = 121 :
ワルプルギス「ギャハハハッ!!」ピキューーーーーーンッ!!
ほむら「ビーム来るわ!!」
マミ「任せて!!」…バッ
ほむら「身体で受け止める気!?」
マミ「くううぅぅぅ…ゴルディオンソーマは…決して断ち切れない!!」
ほむら「でも、防戦一方だわ…もう攻撃する手段が私達には…」
杏子「待たせたなぁ!!おめーら!!!」シュバッ
ほむら「佐倉杏子!」
杏子「メルティングうぅ…ラアァァンス!!」ドウゥゥゥゥゥンッ!!
ワルプルギス「ギャ――――ハハハッ!!」
マミ「佐倉さん…あんなの人間に出来る動きじゃないわ…!」
216 :
俺がQBだ!!!!
217 :
さるよけ
218 = 121 :
杏子「ちっ…少しは効いたかよ…」ドォォン…
杏子「着地失敗…だけど痛くねー…まだやれるっ!!」メラメラメラ…
ほむら「擬示能力で…痛みすら遮断しているの…!?」
マミ「そんなことしたら…佐倉さんは!」
ほむら「止めなさい佐倉杏子!自覚がないまま死ぬことになるわ!!」
杏子「……こんな人生だったんだ…やっと人の為に魔法を使いたいって思えたんだ…」
杏子「それが…私の…本当の勇気なんだよ!!」
マミ「佐倉さん…」
杏子「足りない力は…勇気で補う!!!」ザシュッ!!
ワルプルギス「ギャアアァァッ」メラメラメラメラ…
杏子「燃え尽きやがれえええぇぇぇっ!!!」パアァァァァァァッ!!
ドオオオォォォォォォン…
219 = 161 :
無茶しやがって…
220 :
あんこかっこいい
221 = 121 :
ワルプルギス「キャハ!キャハハハ!アハハハハハッハハハ」シュウゥゥゥ…
杏子「嘘…だろ……」
マミ「これでも…倒しきれない」
ほむら「でも…確実に効いているわ…あと……少しなのに!」
マミ「あ…そうよ!まださやかさんがいる…!佐倉さん、さやかさんは無事だったのよね!?」
杏子「あいつは…もう戦わねー」コロン…
ほむら「それは…美樹さやかのGストーン…!?」
杏子「あたし盗人だからさぁ…手癖悪くてね…持って来ちまったよ」
ほむら「どうして!?貴女自分が何をしたか分かってるの!?最後の希望が…」
杏子「何とでも言いやがれ……もうあいつは自由なんだ…幸せになるんだ…」
杏子「その分、あたしが戦うんだよ……くそっ動け!」ググ…ガク…ガクガク…
マミ「佐倉さん…!もうやめて!見てられないわ……」
222 = 121 :
まどか「皆…あきらめちゃだめだよ!!」
ほむら「まどか…!?逃げたはずじゃ…!?」
まどか「ごめんほむらちゃん。皆が戦ってるのに私一人逃げるなんて…出来なかった」
マミ「鹿目さん!貴女…もしかして!」
まどか「うん、私、魔法少女になります!皆を救うために!」
ほむら「…やめて…やめてっまどか!貴女が魔法少女になったら…!」
まどか「私の魔女を生む…ほむらちゃんはそれが嫌なんだよね?」
ほむら「…!」
まどか「安心して。魔女を生まない魔法少女に、私はなるから」
223 = 121 :
―ドドジャン!!
時は数十分前に遡る。鹿目まどかは暁美ほむらの指示に従いワルプルギスの夜から非難していた。
一夫、彼女が一人になった事を好機とし、インキュベーターは契約を持ちかけようとした。
最後の魔法少女の誕生が、刻一刻と迫っているのであった。
QB「暁美ほむらと巴マミ…苦戦しているようだね」
まどか「私だけ逃げてきちゃって…良いのかな?」
QB「気になるならば、魔法少女になって加勢すれば良い」
まどか「でも、魔女を生むんだよね?だったら…私は魔法少女にはならない」
QB「このままマミ達が殺されても良いのかい?」
まどか「…っ、どうにかならないの!?質問だよ!答えてよ!!」
QB「………正直に答えよう。方法は、まだあるよ」
まどか「ホントに!?キュゥべぇ!」
QB「あぁ、君は…願いを叶えずに魔法少女になるんだ」
224 :
ぬふう
225 = 121 :
まどか「願いを叶えずに…?」
QB「言っただろう?魔法少女になることは単なるリスク回避だと」
QB「願いから魔法少女になる事は避けられないが、魔法少女になってから願いは避けられる」
QB「自身は何も得ぬまま、完全なる善意で魔法少女になる」
QB「それが、魔女を生まない魔法少女だ」
まどか「早くそれを言ってよ!そんな事ができるなら私とっくに…」
QB「魔法少女になってる…と言いたいだろうけど、それは難しい」
QB「理論上可能なはずなのに、出来ないのさ」
226 = 224 :
おはよーおはよー
227 :
そこにいるのー
228 = 121 :
QB「Gストーンが人間の感情からエネルギーを生むならば、全人類に持たせれば良い」
QB「だけど、何故か願いを叶えていない人間はエネルギー収率が著しく低い」
QB「Gストーンを全人類分用意するエネルギーに見合わないのさ」
QB「あくまで推測だけど、魔女と戦う義務を感じない事が関係しているんだろう」
QB「感情と言うのは僕らでも解析し切れないブラックボックスだからね」
QB「分かるのは、無償で魔女を倒す人間は存在しないという事」
QB「そんな善意に満ちた人間はこの世界に存在しないという事」
QB「君だってその内の一人のはずだ、鹿目まどか」
まどか「そう…かもしれない」
QB「義務を感じていない者にGストーンは変身を許さない」
QB「理論では可能でも…感情論では無理なんだ」
229 = 224 :
まむしーまむしー
230 = 121 :
まどか「それでも、可能性はあるんだよね…!?」
QB「あぁ!十分にあるだろう!!さあ変身だ、鹿目まどか!!」
QB「…と以前の僕らならば言えたんだけど」
QB「正直、君にいくら勇気の素質があったとしても、可能性はほぼゼロだ」
QB「もしそれを可能にする者がいるとしたら、それこそ」
QB「君達の言葉で言う勇気の使者…”勇者”だろうね」
まどか「キュゥべぇ…私に、Gストーンを頂戴」
QB「…可能性はほぼゼロなんだよ?良いのかい?」
まどか「分かってる。でも、何もせずに大切な人達が傷ついていくの」
まどか「見たくないから…!!」
231 = 170 :
夢があるのー
232 = 121 :
まどか「これが…私のGストーン。光ってない…」
QB「普通の人間が持ってもそんなものさ」
まどか「キュゥべぇ、ありがとね。行ってくる」
QB「行くのかい?くれぐれも死なないでくれよ、鹿目まどか」
まどか「心配してくれるの…?」
QB「君は優秀な宇宙の燃料になりうる、こんな所で死なれては困るからね」
まどか「あなたは…敵?それとも…」
QB「君達に敵意を向けた事もないし、味方だと思った事もない。僕には感情がないからね」
QB「ただ、君の変身の成功を祈っているよ。鹿目まどか」
まどか「…ありがと、またね!」タッタッタッタッ…
QB「…さて、僕も行こうか」スタタタ…
233 = 121 :
――――――――
ワルプルギス「アハハハハ!アハハハハ!!」
まどか「ほむらちゃん、私…願い事なんていらない!これでいいよね?」
ほむら「確かに、まどかが魔女を生まないなら…私は……」
まどか「お願い…Gストーン…力を貸して…」
ワルプルギス「アッハハハハ!アハッ」ゴウッ!!
マミ「鹿目さん!危ない!!」
ほむら「!?まどかぁ―――――っ!!!」
まどか「私はどうなっても良い…皆を助ける力を…」
まどか「貸して…!」
ピキーンッ…パアアアアアァァァァァァ―――――ッ!!
234 = 121 :
ワルプルギス「アハハハハ!アハハハ…ハ?」ドシュッ
まどか「今…あなたも助けてあげる…」パアアァァァ…
ほむら「あの弓矢…あの姿…!」
マミ「あれが魔法少女になった…鹿目さんなのね…!」
杏子「……やるじゃ…ねーか」
まどか「いくよ…ワルプルギスの夜…!」ドシュゥ…!パアアァァァァァッ!!
ワルプルギス「アハハハ…あはは…ありがと…あり…が…と……」ボロ…ボロボロ…
QB「…おめでとう、鹿目まどか。君の勇気はGストーンを凌駕した」
QB「やっぱり、人間は分からないものだね……だけど」
遂に、最後の魔法少女・鹿目まどかが覚醒した。
彼女こそが、我々人類が待ち望んだ真の勇者なのだろうか!?
最新情報を待て!!
235 = 121 :
君達に最新情報を公開しよう!!
ピンクの衣に身を包んだ最後の魔法少女・鹿目まどかの覚醒よって
見滝原はワルプルギスの夜の危機から救われた。
少女達は満身創痍の中、勝利の美酒に酔いしれるのであった。しかし…
まどか「あ…あれ…?弓、消えてく…魔力が小さくなちゃった」シュウゥゥゥ…
ほむら「やった……ふ…ふえぇぇぇぇっ」ポロポロポロ…
まどか「ほ…ほむらちゃん!?どうしたのっ!?」
マミ「暁美さん…貴女、やっぱり無理してたのね…」
ほむら「もう…っ…繰り返さない…うぅ…よがっだあぁぁ」ポロポロポロ…
杏子「いでででで!おい!誰か医者よんでくれ!指一本も動かねー!!」
マミ「私も殆ど動けないわ…もう少し休んだらね」
まどか「良かった…みんなこれで…」
ゴゴ…ゴゴゴゴゴゴゴ……
236 = 121 :
まどか「何の音…!?」
QB「鹿目まどか、君は素晴らしいね。成功率を覆し魔法少女となった」
QB「だけどその力は僕らが予想したものには遠く及ばない」
QB「君はもっと膨大なエネルギーを生めるはずなんだ」
QB「折角の優秀な燃料が、普通以下の効率しか出せないなんてもったいないよね?」
まどか「キュゥべぇ…なにを言ってるの?」
QB「君には真の力を解放して欲しいのさ、勇者の真の力を」
ほむら「うぅ…っ…まだ何かしようってのね…インキュベーター!」キッ
マミ「見て!空が…!」
杏子「裂けて…いく!?」
238 = 121 :
QB「巴マミの人と繋がる勇気…佐倉杏子の献身の勇気…そして君の変身を見て、僕らは考えた」
QB「人間は繋がりがある人を守る為に、莫大な勇気を生めるのではないか、と」
QB「だったら、更に守る機会を与えよう…鹿目まどか、君にね」
まどか「裂け目から…何か見える…月?」
QB「あれはね、僕らの母星だよ…核に物質復元装置”パスキューマシン”を搭載したね」
QB「さあ…存分に他の魔法少女達を守るんだ、鹿目まどか」
ヴゥーン…ヴゥーン…ヴゥーン…ヴゥーン…ヴゥーン…………
殺戮の魔女「………」ズズ…
盲信の魔女「ミ顔トソノ力ノ栄光カラ退ケ」ズズン…
オクタヴィア「ウオォォォォオォォ!!」ズズズズッ
QB「母星の力があれば敵は幾らでも復元できる…」
239 = 161 :
QBは赤き星のアベルなのか
240 = 213 :
白っぽい奴とパスキューマシンねぇ…
242 = 121 :
まどか「そん…な…」
マミ「私達の…魔女…?とんでもない数だわ…!!」
ほむら「止めなさい!!こんな数の魔女を相手にしたらまどかは死んでしまうわよ!?」
ほむら「自分から燃料を失う気!?インキュベーター!!」
QB「だから、まどかを積極的に攻撃しない彼らを複製したのさ」
ほむら「っ!」
杏子「おい、ヤバいって!あたし吸収される!!」
盲信の魔女「リ拝マレシモノニ反抗シテ」ズズ…
マミ「佐倉さん!!勇気を絶やしちゃ…っ!?」ガシッ
殺戮の魔女「………」ズズズ…
243 = 213 :
12時間だぞ
244 = 121 :
―ジャキィィィーンッ!!
殺戮の魔女「……ウゥゥ」ピキピキピキ…ガシャン!
盲信の魔女「主イエスノ……御…名…」ピキピキ…ガシャン!
さやか「こーんなとこに、さやかちゃんのGストーンが落ちてたんだけどさ」
さやか「誰がポケットから抜いたワケ?」
マミ「美樹さん!!」
杏子「さやか!何で来たがった!!」
さやか「綺麗な空が曇った挙句にパカっと割れるなんてタダ事じゃないでしょ?」
まどか「さやかちゃん!無事だったんだね!?」
さやか「おうよっ、あたしが負ける訳ないでしょ。まどか」
ほむら「美樹さやか!貴女の魔法なら…!」
さやか「分かってる…皆ボロボロだもんね。全力で行くよ!?」パアアァァァァァ―――!!
245 = 161 :
この>>1は間違いなく青の子好き
246 = 121 :
マミ「身体が…動く…!」
ほむら「巴マミ…私にもう武器は無い。サポートに回るわ」
マミ「宜しくねっ」
杏子「おい…あたしだけ治りがおせーぞ!」
さやか「あんたは無理しすぎ!!一番力あるんだから…ちゃんと治すよ!」
杏子「時間がねぇ…動きながら治癒してくれ」
さやか「だったら…あたしにもあんたの力使いなさいよ、まだ上手く戦えないの」
杏子「…良いぜ、あたしの目を見ろさやか。てめーは最強の魔法少女だ」
さやか「当たり前の事、言わないでよっ」
杏子「自分にも治癒使えよな、行くぜ!!」ダッ
さやか「わかってるっつーの!」ダッ
247 = 121 :
まどか「みんな…!」
ほむら「貴女は手を出さないで良いわ、まどか。弓だって出せないのでしょう」
マミ「私達が守るから…主戦力はあの二人に任せればいいわ」
杏子「メルティングランス!!!」
オクタヴィア「ウオォォォオオォオ!!」ドォォォォンッ
さやか「フリージングエッジ!!!」
盲信の魔女「…主…ヨ……」ピキピキ…ガシャンッ
ほむら「擬示能力で身体能力を高め…治癒魔法で限界がきた部分を修復する…」
マミ「勇気がある限り、彼女達は無敵ね」
248 = 121 :
殺戮の魔女「………」シュルルッ
ほむら「止まりなさい」カシャン!
マミ「危なかったわ……手、離さないでね」
ほむら「当り前よ……動くわよ」カシャン!
マミ「二人とも!こっちも宜しくね!」
さやか・杏子「おう!!」ドウゥゥゥゥゥンッ!!
QB「凄いね…とんでもないエネルギーが得られている」
QB「でも、まだ足りないよ。まどかを、戦わせるんだ」
ヴゥーン…ヴゥーン…ヴゥーン…ヴゥーン…ヴゥーン…………
まどか「また…魔女が増えた…!!」
QB「さあ、君達の勇気がどこまで持つか。見せてもらおうか」
249 :
QBさんマジ悪役
250 = 121 :
―ドドジャン!!
魔法少女達と複製魔女たちの戦いは続いた。
無限の再生を繰り返す魔女の前に、遂に魔法少女の無限の勇気に陰りが見え始める。
度重なる猛攻を前に鹿目まどかを除く魔法少女達はその精神をすり減らしていた。
ほむら「もう…キリがない…!」
マミ「それでも…私の勇気は…死なない!!」
杏子「もう一回つぶすぞ…最強の魔法少女…!」
さやか「回復がおっついてない…もう少し待って…」
まどか「みんな…もういいよ!」
まどか「私が…私が戦えばそれで良いんだよ!!」
ほむら「武器を持たない貴女がこんな量の魔女と戦えばどうなるか…分かっているの?」
ほむら「それだけは絶対に駄目…手を出さなければ貴女は…襲われない」
まどか「それでもいいよ!このままじゃみんなが…それよりは!」
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