私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ芳佳「私達10人が、ストライクウィッチーズです!」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★★
レスフィルター : (試験中)
ゲルト「……な…」
シャーリー「ほら、……私が、わかるか?」
シャーリー「お前は、また一人で立とうとしているじゃないか」
シャーリー「でも、今は、こんな近くに……私がいる」
シャーリー「」
シャーリー「まったく……出来の悪い姉を持った気分だよ」
ゲルト「……」
ゲルト「……お前が妹なら、……私はきっと気苦労で倒れているだろうな…」グスッ
シャーリー「……そんときは、私が優しく看病してやるさ」
シャーリー「お前は、ハルトマンが犯人だと、思っているのか?」
ゲルト「状況から見るのであれば……そうとしか考えられない……」
ゲルト「だが……私は……どうしても考えられない……」
ゲルト「あいつが人を……仲間を殺すなんて……」
シャーリー「……なら、信じるんだ」
シャーリー「今のハルトマンを信じてやれるのは、お前だけだ」
シャーリー「お前が――、お前が信じてやらなくては、誰が信じるんだ!」
シャーリー「ハルトマンの無実を!」
ゲルト「……信じる」
ゲルト「ハルトマンを、……信じる」
ゲルト「……だが」
ゲルト「それならハルトマンは……どこにいるんだ…?」
ゲルト「何故、私の前に姿を見せない……」
シャーリー(……!)
ゲルト「……」
ゲルト「……シャーリー」
ゲルト「ハルトマンが犯人ではないなら……それは……」
ゲルト「――――っ」
シャーリー「……」
シャーリー「――まだ、そう決まったわけじゃない」
シャーリー「あいつの事だ。そう簡単にやられるわけがないだろう?」
シャーリー(然し……ハルトマンが犯人ではないなら)
シャーリー(ハルトマンは、実態の所――殺されているだろうな)
シャーリー「……」
ゲルト「……」
ゲルト「リネット曹長の殺人事件――」
ゲルト「これで……容疑者は、絞られた」
シャーリー「ああ」
ゲルト「事件の当時、お互いを証明出来るものは、お前と私に、ミーナ、芳佳」
ゲルト「この四人には、事件の実行は不可能だ」
シャーリー「……」
ゲルト「隣の寝室で一人でいた、エイラ」
ゲルト「行方不明の3人の内……事件直前から行方不明のルッキーニ」
ゲルト「姿の見えない、ペリーヌ」
シャーリー「エイラか……ん?」
シャーリー「あいつは、たしか犯行が不可能なんじゃなかったのか…?」
シャーリー「……エイラに関しては、サーニャの消失事件もあるぞ?」
ゲルト「お前はあの時眠っていて……聞いていなかったようだな」
ゲルト「お前の部屋の……『鍵の行方』だ。シャーリー」
シャーリー「……!」
シャーリー「そうか、……その可能性も……」
ゲルト「説明は必要無いな……」
ゲルト「鍵を部屋で見つけた……という判断が出来るなら
ゲルト「『銃』を部屋で見つけた、という可能性もあり得る……」
シャーリー「身体検査は、全員を小忠実に行っていたからな…」
シャーリー「エイラが銃を手に入れられる可能性は、そこしか無いのか」
シャーリー「確かに私の部屋で銃が一つ行方不明なのは、皆も知っている事実…」
シャーリー(然し、いささか強引が過ぎる気もするな…)
シャーリー(あるかどうかわからない銃を探しに、他人の部屋に忍び込むか? 普通…)
ペリーヌさんがメガネ外してイメージチェンジを図るからこんな事になってしまったんだ……
シャーリー(エイラが犯人だとして……説明出来ない部分は、少し、あるな)
シャーリー(窓の外で棄てられた鍵でも見つかれば、それが証拠になるんだけど…)
シャーリー(いや、おそらくその『鍵』以外は決定的な証拠にならない)
シャーリー(エイラを告発するのは、現段階では不可能だ)
シャーリー(むしろ、行方不明の3人に焦点を当てるべきか……?)
ゲルト「……」
ゲルト「……」ギュッ
シャーリー「お……?」
ゲルト「……なあ、シャーリー」
ゲルト「私は、ハルトマンを信じている」
ゲルト「あいつは、犯人ではない……」
シャーリー「……」
ゲルト「……なら、な……」
ゲルト「お前は、……ルッキーニを、信じているのか……?」
ゲルト「それとも、疑っているのか……?」
シャーリー(……)
シャーリー「私は、……」
シャーリー「ルッキーニを、信じているよ」
ゲルト「……」
ゲルト「……」
ゲルト「……」
ゲルト「……そうか」スッ
シャーリー「……」
シャーリー(……)
シャーリー(……今、バルクホルンは、……私の鼓動を確認していたな)
シャーリー(カールスラント式の嘘判別方、か……?)
シャーリー(私は……どう答えればよかったのだろう)
シャーリー(おそらく、あそこで私が……『疑っている』と答えれば)
シャーリー(バルクホルンは、私を軽蔑しただろうな……だが……)
シャーリー『私は……ルッキーニを、信じ切れていない』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャーリー(嘘を、ついてしまった)
シャーリー(バルクホルンは、この嘘を、何と受け取ったのだろう……)
シャーリー(私のこの思いは、届いたのか? ……届かない方がいいのか?)
シャーリー(どちらにせよ……バルクホルンの印象は、悪くなっただろうな)
シャーリー「バルクホルン……」
ゲルト「……」
ゲルト「みっともないところを、見せてしまったな」
ゲルト「先程の私は、忘れてくれ……」
シャーリー(駄目だな……私は)
シャーリー(最後の最後に、誤るなんて)
シャーリー(ハルトマンの事はえらそうに言っておきながらも……)
シャーリー(私は、自らルッキーニの件に決着を付けていない)
シャーリー(……でもな)
シャーリー(なんだか腹が立ってきたぞ、バルクホルン)
シャーリー(私は、こんなにも頑張っているんだ)
シャーリー(お前に信用されようと、必死なんだぞ)
シャーリー(それが何故だかわかるか?)
ゲルト「……」
シャーリー(いや……わかんないだろうな……この石頭にはさ)
ゲルト「……」
ゲルト「…シャーリー」
ゲルト「先程は……その、すまなかったな。取り乱して」
シャーリー「……? いや、いいって」
シャーリー「私の胸が大きいのは、たくさんの人を抱きしめる為だからな」
シャーリー「悲しくなったら、いつでも来いよ」
ゲルト「……」
ゲルト「お前は、凄い奴、だな」
シャーリー「な、なんだ? 胸の話か?」
ゲルト「いや……」
ゲルト「その、心だよ……」
ゲルト「私は……ハルトマン一人でも……押し潰されそうなほど怖かった」
ゲルト「あいつが逃げた時……頭のなかに真っ先に浮かんだのは」
ゲルト「――私に銃を向ける、ハルトマンの姿」
ゲルト「そして、それに向かい、引き金を引く私自身の姿だ」
シャーリー「……」
ゲルト「私は、怖い……自分の、状況が」
ゲルト「仲間に銃を向けなければならない、私達が」
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★★類似してるかもしれないスレッド
- 芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」 (991) - [83%] - 2011/2/7 10:16 ★★★×4
- 岡部「これが、ストライクウィッチーズの選択だよ」 (323) - [57%] - 2012/2/25 21:15 ☆
- 両津「何!わしがアイドルをプロデュースだと!」 (122) - [48%] - 2012/6/6 1:00 ☆
- アンク「ストライクウィッチーズ?」 (315) - [47%] - 2010/12/18 17:30 ★
- 俺「ストライクウィッチーズ!」 (1001) - [46%] - 2010/9/25 21:00 ★★
- まどか「私は鹿目まどか。クラスはアーチャーです」 (223) - [45%] - 2011/11/23 0:45 ★
- 杏子「ああっ!私のダンボールハウスが壊されてる!」 (1001) - [45%] - 2011/4/25 4:31 ★★★×4
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について