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元スレハルヒ「ねぇ、キョンは?」

みんなの評価 : ★★
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~~~3時間後~~~
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「……」ペラッ
ハルヒ「……」カチカチカチ
古泉 「あの……涼宮さん?」
ハルヒ「なに?」
古泉 「もうそろそろ帰りませんか。下校時刻過ぎてますよ」
古泉 「教師も見回りに来ますし」
ハルヒ「………」
古泉 「涼宮さん?」
ハルヒ「そうね、さすがにこれ以上はここに居られないわね」
古泉 「ええ」
古泉 「あの……涼宮さん?」
ハルヒ「なに?」
古泉 「もうそろそろ帰りませんか。下校時刻過ぎてますよ」
古泉 「教師も見回りに来ますし」
ハルヒ「………」
古泉 「涼宮さん?」
ハルヒ「そうね、さすがにこれ以上はここに居られないわね」
古泉 「ええ」
ハルヒ(結局ボロは出さないじまいか)
ハルヒ(………)
古泉 「ねえ涼宮さん」
ハルヒ「ふぇ!?え、なに?」
古泉 「涼宮さんは今日僕に質問しましたよね」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「……そ、そうね。いろいろと」
古泉 「そして僕も答えましたよね、いろいろと」
ハルヒ「……何が言いたいの?」
ハルヒ(………)
古泉 「ねえ涼宮さん」
ハルヒ「ふぇ!?え、なに?」
古泉 「涼宮さんは今日僕に質問しましたよね」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「……そ、そうね。いろいろと」
古泉 「そして僕も答えましたよね、いろいろと」
ハルヒ「……何が言いたいの?」
古泉 「いえ、別に」
古泉 「ただ今日の涼宮さんがなんだかまるで小説にでも出てくるかのような
名探偵に見えましたので」
ハルヒ「ふぅん。それは中々素晴らしい着眼点ね」
古泉 「お褒めに預かり光栄です」
ハルヒ「で? 名探偵に提供できる情報は持ってないのかしら」
古泉 「そうですね、こんなのはどうでしょう」
古泉 「涼宮さんが僕にしてきた質問について、僕なりの意見を述べるというのは」
ハルヒ「……は?」
古泉 「ただ今日の涼宮さんがなんだかまるで小説にでも出てくるかのような
名探偵に見えましたので」
ハルヒ「ふぅん。それは中々素晴らしい着眼点ね」
古泉 「お褒めに預かり光栄です」
ハルヒ「で? 名探偵に提供できる情報は持ってないのかしら」
古泉 「そうですね、こんなのはどうでしょう」
古泉 「涼宮さんが僕にしてきた質問について、僕なりの意見を述べるというのは」
ハルヒ「……は?」
古泉 「いけませんか?もしかしたら、何かのきっかけになるかとも思ったのですが」
ハルヒ「き、きっかけって」
古泉 「では僭越ながら……と言ってもお時間は取らせません。すぐ済みます」
古泉 「なにせ涼宮さんの最初の質問がかなりストレートですから」
ハルヒ「ちょ、ちょっと!?」
古泉 「確か一番最初の質問でしたよね」
ある所に5人の仲の良い集団がありました。
けれどある時、その集団のうちの一人が突然いなくなってしまいました。
集団のリーダーは消えた一人の事が気になって、他の仲間に尋ねます。
すると尋ねた仲間も順番に消えてしまいました。
古泉 「このお話を僕が知っているかどうかというのは」
ハルヒ「き、きっかけって」
古泉 「では僭越ながら……と言ってもお時間は取らせません。すぐ済みます」
古泉 「なにせ涼宮さんの最初の質問がかなりストレートですから」
ハルヒ「ちょ、ちょっと!?」
古泉 「確か一番最初の質問でしたよね」
ある所に5人の仲の良い集団がありました。
けれどある時、その集団のうちの一人が突然いなくなってしまいました。
集団のリーダーは消えた一人の事が気になって、他の仲間に尋ねます。
すると尋ねた仲間も順番に消えてしまいました。
古泉 「このお話を僕が知っているかどうかというのは」
古泉 「モチロン僕は今までこんな話聞いたことありません」
古泉 「ですが、この質問の意図位は想像できます」
古泉 「涼宮さんは、今SOS団で何が起こってるのかを知りたいんじゃないか、と」
ハルヒ「……っ」
古泉 「そうですよね」
古泉 「だってこの物語はまさに涼宮さんから見た現実そのもの」
古泉 「『彼』が消えた途端、みんな次々に消えていくのだから」
ハルヒ「や、やっぱりあなた知ってたのね!?教えて!みんなは!キョンは!?」
古泉 「ですが、この質問の意図位は想像できます」
古泉 「涼宮さんは、今SOS団で何が起こってるのかを知りたいんじゃないか、と」
ハルヒ「……っ」
古泉 「そうですよね」
古泉 「だってこの物語はまさに涼宮さんから見た現実そのもの」
古泉 「『彼』が消えた途端、みんな次々に消えていくのだから」
ハルヒ「や、やっぱりあなた知ってたのね!?教えて!みんなは!キョンは!?」
古泉 「残念ながら知りません。他の人に当たって下さい」
古泉 「それでは」ガラガラガラ
ハルヒ「ま、待ちなさい!!!」ダッ
古泉 「さようなら」サッ
ハルヒ「古泉くん!!!」
ハルヒ「こ……い、いない」キョロキョロ
ハルヒ「そんな……消えた?」
ハルヒ「また……消えたの?」
古泉 「それでは」ガラガラガラ
ハルヒ「ま、待ちなさい!!!」ダッ
古泉 「さようなら」サッ
ハルヒ「古泉くん!!!」
ハルヒ「こ……い、いない」キョロキョロ
ハルヒ「そんな……消えた?」
ハルヒ「また……消えたの?」
ハルヒ「そんな……最後の手掛かりだったのに」
ハルヒ「そ、そうだ。電話……」
ハルヒ「昼休みにはまだ繋がって…」
PiPiPi
PrrrrrPrrrrrrrPrrrrrrrr
『お掛けになった番号は現在電源が…』
ハルヒ「……やっぱり駄目か」
ハルヒ「そ、そうだ。電話……」
ハルヒ「昼休みにはまだ繋がって…」
PiPiPi
PrrrrrPrrrrrrrPrrrrrrrr
『お掛けになった番号は現在電源が…』
ハルヒ「……やっぱり駄目か」
ハルヒ「もう一体……どうしたってのよ!」
ハルヒ「なんなのよこれは!?」
ハルヒ「なんなの?なんでみんな消えちゃうのよ」
ハルヒ「古泉くんに至ってはあたしが質問する前に自分からぺらぺら喋っちゃうし」
ハルヒ「そんなのルール違反よ」
ハルヒ「あたしが『キョン』について質問したら消える筈なのに!」
ハルヒ「あたしが質問する前に自分から……自分から?」
ハルヒ「なんなのよこれは!?」
ハルヒ「なんなの?なんでみんな消えちゃうのよ」
ハルヒ「古泉くんに至ってはあたしが質問する前に自分からぺらぺら喋っちゃうし」
ハルヒ「そんなのルール違反よ」
ハルヒ「あたしが『キョン』について質問したら消える筈なのに!」
ハルヒ「あたしが質問する前に自分から……自分から?」
学校であった怖い話に似たような話があったな
1、2位を争う人気とクオリティだった
1、2位を争う人気とクオリティだった
ハルヒ「そ、そういえば確かもう一人自分から答えて消え……そうだ!国木田だわ」
ハルヒ「あいつも確か」
国木田「キョンの事なら僕はなにも知らないよ」
ハルヒ「え?へ?」
国木田「悪いけど、他の人に当たってね」
国木田「それじゃ」タッ
ハルヒ「ちょ、ちょっと……」
ハルヒ「そうよ、確かあいつも自分からキョンについて喋って勝手に消えたのよ」
ハルヒ「あいつも確か」
国木田「キョンの事なら僕はなにも知らないよ」
ハルヒ「え?へ?」
国木田「悪いけど、他の人に当たってね」
国木田「それじゃ」タッ
ハルヒ「ちょ、ちょっと……」
ハルヒ「そうよ、確かあいつも自分からキョンについて喋って勝手に消えたのよ」
ハルヒ「じゃあ結局、あたしがキョンの事質問しなくても、向こうからキョンの話
始めたら消えるってことよね?」
ハルヒ「だったら……だったらもう、どうしようもないじゃない」
ハルヒ「そんなの最初から防ぎきれっこない」
ハルヒ「みんなあたしだけ置いてさっさと消えて」
ハルヒ「あたしはどんなに頑張っても結局真相にたどりつけない」
ハルヒ「情報探ろうとしたら、逆に片っ端から消えていかれる」
ハルヒ「………」
『やめた方がいい』
ハルヒ「!!!」
ハルヒ「違うわ」
始めたら消えるってことよね?」
ハルヒ「だったら……だったらもう、どうしようもないじゃない」
ハルヒ「そんなの最初から防ぎきれっこない」
ハルヒ「みんなあたしだけ置いてさっさと消えて」
ハルヒ「あたしはどんなに頑張っても結局真相にたどりつけない」
ハルヒ「情報探ろうとしたら、逆に片っ端から消えていかれる」
ハルヒ「………」
『やめた方がいい』
ハルヒ「!!!」
ハルヒ「違うわ」
ハルヒ「もしそうだとしたら、有希のあの言い方はおかしい」
ハルヒ「『やめた方がいい』ってのは、そのまんまあたしに対する警告」
ハルヒ「何に対する警告かって、勿論あの質問よね」
ハルヒ「あの質問が有希とみくるちゃんが消えた原因なんだとしたら、有希は
消える事が分かってた」
ハルヒ「それを『やめた方がいい』なんて直接的に言うって行為は、さっきの
古泉くんが自分から消えたのとは全然違う」
ハルヒ「古泉くんは自分が消えるために、自発的にあの話題を」
ハルヒ「有希はあたしが質問しようとしたのを止めようとしてた」
ハルヒ「『やめた方がいい』ってのは、そのまんまあたしに対する警告」
ハルヒ「何に対する警告かって、勿論あの質問よね」
ハルヒ「あの質問が有希とみくるちゃんが消えた原因なんだとしたら、有希は
消える事が分かってた」
ハルヒ「それを『やめた方がいい』なんて直接的に言うって行為は、さっきの
古泉くんが自分から消えたのとは全然違う」
ハルヒ「古泉くんは自分が消えるために、自発的にあの話題を」
ハルヒ「有希はあたしが質問しようとしたのを止めようとしてた」
ハルヒ「結果的にはどっちも消えちゃったけど……」
ハルヒ「ただそう考えると、どうしても考えちゃう事があるわね」
ハルヒ「やばそうなのと、無害そうなのの2つに」
ハルヒ「無害そうなのは取りあえず有希とみくるちゃん」
ハルヒ「この2人に関しては説明はいまさら不要ね」
ハルヒ「で、やばそうなのは……古泉くんと国木田、あと谷口ね」
ハルヒ「ただそう考えると、どうしても考えちゃう事があるわね」
ハルヒ「やばそうなのと、無害そうなのの2つに」
ハルヒ「無害そうなのは取りあえず有希とみくるちゃん」
ハルヒ「この2人に関しては説明はいまさら不要ね」
ハルヒ「で、やばそうなのは……古泉くんと国木田、あと谷口ね」
ハルヒ「こっちのグループは明らかに変。主にキョンについての受け答え
の前後の言動、行動がいつもと少し違う」
ハルヒ「で、ここまでの考えがもし正しいんだとしたら……」
『他の人に当たって下さい』
ハルヒ「この台詞からもまだ居るってことになるわよね。やばそうなのが」
ハルヒ「…………けど、もうキョンと関係ありそうな人居ないと思うんだけど」
ハルヒ「それとも関係ない奴でも?」
ハルヒ「ううん、そもそもこの考え方自体が合ってるのか…」
ハルヒ「あ~~~もう!面倒くさいわね」
の前後の言動、行動がいつもと少し違う」
ハルヒ「で、ここまでの考えがもし正しいんだとしたら……」
『他の人に当たって下さい』
ハルヒ「この台詞からもまだ居るってことになるわよね。やばそうなのが」
ハルヒ「…………けど、もうキョンと関係ありそうな人居ないと思うんだけど」
ハルヒ「それとも関係ない奴でも?」
ハルヒ「ううん、そもそもこの考え方自体が合ってるのか…」
ハルヒ「あ~~~もう!面倒くさいわね」
ヒュー
ハルヒ「!?」ビクッ
ハルヒ「な、なんだ。ただの風か。窓開けっぱなしだったのね」ガラガラガラ
ハルヒ「…………」
ハルヒ「は、はは。なんだか、いかにも夜の学校って感じで不気味ね」
ハルヒ「この部室でも、もう3人も消えてるし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「取りあえず今日はもう帰りましょう」
ハルヒ「!?」ビクッ
ハルヒ「な、なんだ。ただの風か。窓開けっぱなしだったのね」ガラガラガラ
ハルヒ「…………」
ハルヒ「は、はは。なんだか、いかにも夜の学校って感じで不気味ね」
ハルヒ「この部室でも、もう3人も消えてるし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「取りあえず今日はもう帰りましょう」
ハルヒ「帰ってもう一回よく考え直さなくちゃ」
ハルヒ「うん、さっさと帰りましょう」
ガラガラガラ
ハルヒ「それじゃ鍵閉めてっと」ガチャリ
ハルヒ「よし」
ハルヒ「異常ないわね」クルッ
ヒュー ガタガタガタ
ハルヒ「!?」
ハルヒ「え、ウソ?あたしさっきちゃんと窓……」ガチャ
ハルヒ「…………あ」
ハルヒ「あああぁぁ、あ、ああ、あ……」
終
ハルヒ「うん、さっさと帰りましょう」
ガラガラガラ
ハルヒ「それじゃ鍵閉めてっと」ガチャリ
ハルヒ「よし」
ハルヒ「異常ないわね」クルッ
ヒュー ガタガタガタ
ハルヒ「!?」
ハルヒ「え、ウソ?あたしさっきちゃんと窓……」ガチャ
ハルヒ「…………あ」
ハルヒ「あああぁぁ、あ、ああ、あ……」
終
怖ぇー
こういう主人公がわけわかんないまま物語に巻き込まれてる段階って一番わくわくするよね
ぜひちゃんと納得いくネタバレしてオチつけてほしい
ドラゴンヘッドとか20世紀少年とか最終兵器彼女みたいになりませんように
こういう主人公がわけわかんないまま物語に巻き込まれてる段階って一番わくわくするよね
ぜひちゃんと納得いくネタバレしてオチつけてほしい
ドラゴンヘッドとか20世紀少年とか最終兵器彼女みたいになりませんように
朝から冗談キツイぜ
今日一日モヤモヤしたまま過ごすことになりそうだ
今日一日モヤモヤしたまま過ごすことになりそうだ
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