元スレみくる「長門さんはお化粧したって無駄ですよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
502 :
今何時だと思ってるんだ
503 = 497 :
朝倉「要するに、植物状態なんじゃないの? っていうことね、ふふ。生きてはいるけど、反応がないの」
キョン「おい、それはお前らにとっては一大事なんじゃないのか?」
朝倉「まあ、そうよね。こんな状態の時に涼宮さんがなにか重大な情報変動を引き起こしでもしたらどうするんだって
いうのはあるかも。せっかくのチャンスなのに」
朝倉「まあ、とにかく! 私たち現場の端末にも、多少以上の動揺が広がったわ。大変だったんだから。涼宮ハルヒに
最も近しい端末に致命的なバグが発生したとみなされ解体処理、でも、消えきってないじゃない! これは涼宮さん
による、情報統合思念体への吸収行為が行われているんじゃないか!? どうしましょう! ってね?」
朝倉「まあ、今のは私たち端末側の状況と事情ね」
朝倉「でもこれは今回に限ってはとても有利な状況」
朝倉「バグがあるとみなされた固体の情報を持ち出すのは、情報統合思念体そのものへのこれ以上ない反逆行為だもの。
そんなこと、しようとしただけで本来なら何の抵抗もできずに消されてしまうわ。何って言ったって本体ですもの」
キョン「そうだったのか……いや、冷静に考えればその通りだ」
朝倉「まあ、今の本体さんの様子を見るに、長門さんにそんなバグが本当に発生したのかというところが私には甚だ疑問
なんだけど。あるいは、情報統合思念体の活動状態が通常だったならその回答ももらえたかもしれないけど、多く
を望みすぎるのは、やっぱりよくないわよね?」
504 = 479 :
やったああああああああああ!
でも眠いから明日読むよ
506 = 497 :
朝倉「つまり、今なら長門さんの情報を私でも掬い出せるかもしれないってことね。消えた長門さんの後釜として、今なら
性能上がってるし」
朝倉「ただし、自立的な情報防壁とかは通常稼動しているわ」
朝倉「私はそれら防衛システムにアタックを受けながら長門さんの情報をなんとか引き出すわ」
朝倉「でも、私にできるのは何度シミュレートしてもそこまで。長門さんの情報をこの付近の座標に放り出したら、その頃には
私の情報は連結を解除され、解体されているはずね」
キョン「そんな……」
朝倉「だめよ。キョン君? こんなところでがっかりしてたら、何も終わらないわ? ここからが本当に大変なんだから」
キョン「まだ問題があるのか」
朝倉「ええ、朝比奈みくるね。彼女はあなたたちSOS団を狙っているみたいだから。さっきね、これは彼女の固体ID
なのかな? みたいな暗号通信で、未来の時間平面から小規模の物質転送が行われたの。彼女、武器を取り寄せたみたい」
キョン「おいおい……」
507 = 497 :
朝倉「もうひとつは、長門さん自身。もし長門さんが無事によみがえることができたとしても、その時のあの子は情報統合思念体
からの情報連結を解除されたままの状態なはずよ。分かる? つまり、ほぼ何の能力も使えない無防備な状態ということよ。
でもその時には私はもういないわ」
キョン「ってことは、俺はあの朝比奈から有希を守らなきゃならないわけか」
朝倉「正確には君自身もね! 長門さんの情報を落とすのには、私も今のこの固体の形を維持する余裕もなくなっているから、
キョン君の側から見れば、私が作業に入った時点で、私の姿はキョン君の前から消えてしまうわ。今の朝比奈さんは
私から見ても化け物よ? ふふ、ご愁傷様♪」
キョン「しかし待ってくれ、そこまでの覚悟をしてもらっておいて悪いんだが、その案はやはり却下だ」
朝倉「ええ、どうして?」
キョン「はっきり言おう、俺が無理だ。お前を犠牲になどはできん」
朝倉「ああ、そっか、さっき言ってたものね?」
朝倉「うーん」
朝倉「確かに私も消えたままっていうのは、すっきりしないのよね。涼宮さんの監視役の現場ひとりとして、今のままじゃ
納得できないもの。一度それで強攻策を取って消された身だけれど、やっぱり上層意識に言いたいことはあるもの」
朝倉「だから、長門さんがよみがえったら、今度は長門さんに私を再生するようにお願いして欲しいかも。それならキョン君
としても問題ないんじゃないかしら」
キョン「できるのか、そんなこと? 有希には力がないんじゃ」
508 = 491 :
お前俺の家の壁に穴開けさせるためにわざとやってるだろう
511 :
あしゃくらあああああああああ
512 = 479 :
>>510
日本語が崩壊してますよ
513 = 491 :
許せるくね←おそろしくゆとり臭漂う言い回し
515 = 495 :
>>512
こまかっ!
俺は日常的に使ってるぞw
まあ、いいや「許せるくね」は「許せるんじゃない」の意味
516 = 491 :
ネットで「ゆう」とか「くね」とか
そういう言葉を使うその発想がもうだめ
517 = 482 :
見たいけど寝る
518 = 478 :
言葉の話は別にスレたててそっちでやってくれよ
519 = 483 :
話し言葉と書き言葉は違うと思うんだ
520 = 491 :
すまなかった
521 :
きれかった→綺麗だった
ちがかった→違った
許せるくね→許せない?→許せね?
522 = 485 :
世の中にはいろんな人がいる ネットにもいろんな人がいるのさ 寛大な心を持てよ
524 :
ゆとり語ってのかな
とりまみたいなもんか
525 = 497 :
朝倉「うん、だからね? 長門さんもそのままの状態はよくないでしょ? 連結を解除されている状態とはいえ、長門さん
はあくまでも情報統合思念体の端末のひとつなの。イレギュラーな状態なままじゃまた解体されておしまいだから、
長門さんは何とかしてもう一度、情報統合思念体に存在を認めてもらう必要がある……それができれば、彼女の権限で
私の再構築は簡単に行えるわ。だって私は彼女の直属の所有物のようなものだもの」
キョン「それこそ、できるんだろうか……」
朝倉「うーん、恐らくだけど、長門さんが完全には解体されなかったあたりに、解決の糸口があるはずよ。情報統合思念体
の状態も、普通じゃないの。手違いを証明できれば長門さんの権限は間違いなくもとに戻るわ。あとは長門さん本人の
持っている情報と、本人の意思次第ね」
みくる「ふぇぇ、でもそれじゃあ、私が困っちゃいますよぉ」
キョン「!!」
キョン「朝比奈さ……あんた、いつからそこに!」
朝倉「ふふっ朝比奈さん、さっきから思ってたけどその覗き方、まるで心霊写真かホラー映画みたい」
朝倉「廊下は暗いでしょう? 入り口に立っていないで入ってくればいいのに」
朝倉「それとも、そこからでも私たちをひき肉にする自信でもあるのかしら?
526 = 497 :
みくる「ふぇ? だって教室に入った途端に、閉じ込めちゃうんじゃないんですかぁ?」
みくる「でもでも、いいこと聞いちゃったな……そっかぁ、もしよみがえっても、くひゃっ、ユキちゃんはひ、無力なんだぁ。
あしゃふしゃひゃらふへひひひひぇひ、ひ、ひひ」
みくる「それでキョン君の目の前でひゃっユキちゃんをぐちゃぐちゃにしてやるのもひゅひゅへへへへひゃは面白っいははあは
かも! です! うん!」
みくる「でも私ももうたくさん禁則事項破っちゃってて、万が一ユキちゃんたちの勢力に力を取り戻されると、困っちゃうん
ですよぉ。上から処分される前に、できる限り確実に邪魔者を排除して涼宮さんを絶望させてやるには、どぉすれば
いいんでしょうか……ひひっ私……私……ふしゅひっ」
みくる「だから試しにぃ」
みくる「こういうのはだめですかぁ?」
キョン(……銃?――うおっ!?)
――――――――――
キョン「ってここは……廊下? 朝倉?」
朝倉「ごめんね急に引っ張っちゃって。でも、じゃないと間に合わないから」
みくる「ぁあーん、避けられちゃいましたぁ。ずるいですよぉ」
キョン「教室が……ない」
527 = 497 :
キョン「あの妙な光線銃……なんちゅう威力だよ……」
朝倉「うーん、確かに光を媒介にしているから光速度には縛られるし光線銃とは言えるけど、威力っていうのは違うかな?」
朝倉「起爆地点を中心とした時空そのものを巻き取っているから、すごく簡単にいうと、空間を抉っちゃう兵器ね♪ うん、
この言い方、すごく適切だと思わない、キョン君?」」
キョン「どっちにしても無茶苦茶だっ」
朝倉「あれはキチンとガードしないと危ないわね。時空ごと巻き取られちゃうんじゃあ私の情報もろともってことになっちゃうから」
みくる「そうなんですかぁ? ひひゅそれは……またいいこと聞いちゃいましたひひひっ」
みくる「それじゃあこんどはぁ、キチンとガードできないようにぃ、撃ち込んじゃいますねえええええええっ」
朝倉「もっと低く!」
キョン「がっ」
528 = 497 :
朝倉『自形態情報改変・左腕形態・ブレード』
朝倉『身体機能はそのままに稼動速度にディレイキャンセル・1.21/sec』
朝倉『対象空間の該当素粒子に情報干渉、光子の崩壊を交換に置き換え、重力変動に正逆異相重力波を追加』
みくる「ひゃうん!」
キョン「てぇ……いきなり何しやがって、あれ」
朝倉「それくらいの低さで私の側から離れないでね?――あれ、どうしたの、キョン君?」
キョン「あ、ああ、いや、ちょっとトラウマとデジャヴがな。すまん、分かった」
みくる「ユキちゃんと同じくらい早いですぅ……でも、これの効力も無力化できちゃうんですねえ。さすがですぅ、
むかつきますぅむかつきますむかつきますむかつきますむかつくんだよてめえええええええええええええ
えええええええええええええああああああああああああああああああひゃああああああああああ」
みくる「あ、でもぉ」
みくる「キョン君を後ろに下げたってことはぁ、つまりそこまでの余裕はないってことでぇ」
朝倉「試してみたらいいんじゃないかしら?」
みくる「そおしますううううううううううううう」
529 :
みてるよー
遅くても良いから簡潔させてくれ
みくるキチガイなんて久しぶりだし
朝倉は死なさないでね
ハルヒもね
530 :
やばいこのみくる好きすぎるどうしよう
531 :
くそっ乗り遅れた
い、今北産業ッ!
534 = 497 :
朝倉『該当空間に情報干渉、指定規模で斥力フィールド展開』
みくる「ああああああああああああああああああああうざってえええええええええええええおらあああああああ」
みくる「何言ってるかわかんねえんですよおおおおおおおお」
キョン「相変わらず無茶苦茶なやつらだ!!」
朝倉『聞き取れても意味なんかないから気にしなくても大丈夫よ。それより斥力場にいつまでも張り付いてると危ないわよ?
引き離してあげるね? 斥力フィールドに情報追加。指向性を与えて収束』
みくる「がああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ……」
キョン「って」
キョン「おいおい! やりすぎじゃないのか! どこまで吹っ飛んでったんだ!?」
朝倉「見てみるね?」
朝倉「あーあ、校庭の土を真っ二つに抉り取っちゃった。でも驚きだな。コンクリートの壁も突き破ったし、あれだけの
激突をしたら普通は人間って、カタチも残らずに死んじゃうものなんじゃないの、キョン君?」
キョン「いや、見てないから分からんが……って、生きてるのか!?」
朝倉「そうみたい。本当に化け物なのかしら……?」
535 = 497 :
朝倉「それじゃあ今のうちに、私たちも移動するね?」
キョン「え」
朝倉『該当空間と指定空間の情報に干渉、物質の相互転移』
キョン「ぶわっ」
キョン「って、何だ、雨か……外?」
朝倉「ええ、学校は……あっちの方ね。ちょっと遠く目に離れさせてもらったの」
キョン「どうしてそんなことをしたんだ?」
朝倉「正直、朝比奈さんの相手をしている余裕なんてなかったの。私も今は、本体さんがあの状態だから、本体さんからの
いろいろな供給を受けられないのよ」
朝倉「正確にはあらかじめ与えられていた情報操作の総量ね。だから朝比奈さんを無力化するだけの情報操作を行って
しまうと、長門さんの情報を拾いに行くだけの力がなくなってしまう」
朝倉「MPが足りない状態っていうのかな、こういうの?」
キョン「だから聞かれても困るんだよ」
朝倉「そういうわけだから私は彼女のことなんか放っておいて、さっさと作業に入りたかったというわけなのよ。もしも
反逆の意思がばれたら、もうおしまいだもの」
キョン「時間もないわけか」
536 = 478 :
★ここまでのあらすじ。
水面下で行われた朝比奈による陰湿な嫌がらせにより自我を重度に損傷した長門は、
キョンへのメッセージだけを残して自らを消滅した。
長門の消滅と朝比奈の隠された何らかの行為の関連に気づいたキョンは、
長門の気持ちに応えられなかったことへの自己嫌悪と悔悟の情で取り乱してしまう。
その様子からある程度のことを察した古泉は、ハルヒの精神の不安定を恐れ、
推測ながら正確な状況把握と最も合理的な判断により、キョンに密かに説明する。
古泉は、ハルヒの持つ願望を実現する力によって長門が再生されてしまうことが
危険を伴うものであることを理解させたが、キョンはそれが世界の危機であるとまでは
考えておらず、長門への高まる気持ちだけを吐露してしまう。
それによる変化を古泉は恐れたが、ハルヒはキョンの態度を見て内心の涙を飲む。
そしてそれぞれの不安や思惑を胸に抱いたまま、元通りの長門のいるSOS団を
取り戻すべく彼らは奔走することになる。
そして再び彼らの前に現れた朝比奈。動機はハルヒへの復讐だった。
彼女は古泉を超える高い戦闘能力と圧倒的な悪意を曝け出して宣戦布告する。
キョンは最後の望みである朝倉に頼ることにした。
朝倉は、今の自分なら自我を凍結させた状態の長門を蘇らせることができるかも
しれないが、その代償として朝倉自身は消えると事もなげに言う。
問題はそれだけではなく、朝比奈は未来から何らかの武器を転送して戦いに備えて
いるし、もし長門が復活できたとしても能力を失っている可能性が高いという。
キョンは朝倉を犠牲にはできないと悩んだが、彼がすべきことは、情報統合思念体から
切り離された長門に元の権限を戻し、朝倉を含めて狂ってしまったすべてを元に戻すこと。
だがそこに強力な銃を携えて現れた朝比奈により、キョンと朝倉は襲撃されて…
537 :
空鍋みくるキャラ立ちすぎ
538 = 497 :
朝倉「そういうことね。あと距離については、あなたも朝比奈さんを避けながら行動しなければならないはずだから、サービス
しちゃった」
朝倉「それじゃ、私はさっそくだけど作業に入るわ――できる限りこの地域の近くに持ってくるつもりだけど、正確な
指定まではさすがに無理だから、なんとかキョン君が見つけてあげてね?」
キョン「ああ」
朝倉「じゃ、頑張ってね♪」
キョン「――」
キョン(消えた……)
キョン(すまん朝倉。頼んだ)
キョン(このままここにいて朝比奈に見つかるのもよくないか。ここは……あの河川敷の近くあたりか)
キョン「行くか」
――――――――――
みくる(やっと動けるようになりましたぁ……)
みくる(やっぱり木偶インターフェイスは簡単じゃあないのね……)
539 = 497 :
みくる「このままくそどもを出会わせてたまるかっていう話なんですよぉ! ぶっ殺すぞっちゃいますよぉ!?」
みくる「まぁあのインターフェイスは消えるっていうし、あとは他の原始人どもをぶっ消してやるってきひっ手も
いいかもしれないひゃひゃ……ですよねぇ!」
みくる「それで! 涼宮さん以外全部ぶっ殺しちゃって、ユキちゃんがよみがえって絶望しちゃって! また消えちゃって!
それを見た涼宮さんも絶望しちゃって!」
みくる「それで! 私が今までのこと全部教えてあげっあひゃひゃるんですよぉ! みんな本当はあなたが大嫌いですごく
怖がってて、むかついていたんたってえええへぇへえええええ……」
みくる「そしたら涼みゃっ涼宮さん、どんな顔するのかなぁあああああああああああ楽しみいいいいいいいいいいいいい」
みくる「その顔を私が優しく思いっきり踏んであげますからああああああああああああああああはああああんっひょほおお」
古泉「それは困りますね」
みくる「はああああああああああああ!?」
古泉「いやあ、派手に暴れてくださったおかげで簡単に見つけることができましたよ」
古泉「いえね、用事というほどのことでもないんですが、今度は僕とお相手をお願いできないかと思いまして」
みくる「いやぁだ」
古泉「即答でしたね……」
540 = 497 :
古泉「しかしながら今しがたあなたは、涼宮さん以外のSOS団部員を殺す、とおっしゃいました。であるならば当然そこには
この僕自身も含まれている。違いますか」
みくる「お前は自分で死んでくださぁい」
古泉「いやです」
みくる「はあああああああああああああああああ!? なんでええええええええええええ!?」
古泉「いえ、普通の意味で言ったんですが……」
古泉「では、言い方を変えてみましょう。これならどうでしょうか」
古泉「ここから先は通しません。進みたければ、この僕を倒してからになさい」
みくる「あ、分かった! 分かりましたよ? イツキ君はバカなんだ♪」
古泉「それはあなたでしょう」
みくる「はああああああああああああ!? いまなんて言いやがりましたあああああああああ?」
みくる「あ、でもでも」
541 = 497 :
みくる「いいんです」
みくる「私、分かっちゃったんです……イツキ君がバカなんだってことに。だから、許してあげちゃいます」
みくる「だからぁ、くひっ、これでひひゅっ一発でぇひゃっひゃ、楽にしてあげますぅ」
古泉「それは?」
みくる「お前を一発で楽にしてあげる優しさ銃ですう」
古泉「それは助かります、朝比奈さん。感謝です。では早めにお願いします」
みくる「はぁい。それじゃあイツキ君、さびしぐひゃっけど」
みくる「さよぉならぁ」
――――――――――――
544 = 478 :
すげー熱いな
546 = 497 :
みくる「はわわっしまったですぅ」
みくる「水蒸気が発生してイツキ君の姿が見えない……!」
みくる「どこ……どこにいるの!?」
みくる「なああああんてえええええあひゃっひゃ。生きてるわけねえってんですよぉあっひゃひゃ」
古泉「困りましたね」
みくる「はああああああああああああああああ!?」
みくる「どこですかああああああああ!?」
古泉「ここですよ、ここ。一歩も動いてはいません。霧が晴れれば……」
古泉「ほら」
みくる「……他の木偶インターフェイスでも取り込みましたかぁ?」
古泉「まさか。彼らは僕たち勢力の人間には興味を抱きません。基本的にはね」
古泉「もっと簡単なことですよ。こういうことです」
みくる「光学フィールド……? いいえ、それは…………………………てめええええええおまえええええ何でお前が能力を使えて
いやがるんだよおおおおおおおおおおおおおおばかじゃないんですかあああああああ!」
古泉「ですから簡単なことなんですよ」
547 = 497 :
古泉「僕らのこの超能力は、涼宮さんのために、涼宮さんが必要であると無意識に自覚した時に呼び出される力です。最も、
普段の使い道といったら神人を倒すくらいなんですが」
古泉「ですから涼宮さんに必要だと思っていただいて、その上で、許可をいただいたんです」
古泉「まあ通常の百分の一程度の力のようですが……これくらいで今回は充分だ、ということなのでしょう」
古泉「あ、ところで朝比奈さん」
みくる「……」
古泉「あなた先ほど、確かこんなことを言っていましたね」
古泉「僕たち能力者が二、三人束になってかかっても、あなたにはまったく勝てない、と」
古泉「それは嘘です」
みくる「はぁん?」
548 = 497 :
古泉「それは嘘です」
みくる「はぁん?」
古泉「おや、まだおわかりになりませんか」
古泉「ではもう一度」
古泉「普段の僕ひとり分に対して、百分の一」
古泉「これで充分だと……申し上げました」
みくる「……」
古泉「あ、もう一度言いましょうか? 大丈夫ですよ、安心してください。僕はこれでも心の広さが売りでして。自分で言うのも
なんですがね。ですから朝比奈さんがいくらバカでも僕は」
みくる「あー! あー! あー! はい、はい、はいですぅ。分かりましたぁ」
みくる「もう分かりました! イツキ君がどれくらいぉバカなのか、が!」
みくる「だからぁ、教えてやってあげますよぉ、原始人が! どれくらい! ウジ虫で!」
みくる「原始人なのか! ってことをですよおおおおおおおおおおおおおお!」
――――――――――――
549 = 524 :
おまえはこのみくるにとってのモンキーなんだよイツキィィィ!!
みんなの評価 : ★★★
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